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動画 – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: 動画
「生地特性の動画ブロード#2」ダウンは作れるか?⑥
体験セミナー開催致しました
皆さん興味深々で楽しんで頂けた感じで何よりでした!
普段服を作っていてもどうしても垢抜けない・・という悩みもありました・・
やっぱりそこはパターンかなと思います
プロの技術あれば、そこは製品のクオリティに(場合によってはそれ以上)なります
皆さんにはその技術をお伝えしてクオリティが上がったり、服をつくる事の楽しさを伝えられたらなと思います!
4月期の募集も開始しましたので興味のある方はお気軽に見学にお越し下さい!
↓今回行った体験セミナーの様子です。動画もありますので是非見て下さいね
http://www.leopera.com/md/?p=6391
そして服をつくる事の楽しさには、クオリティが上がったと実感する事が必要ですが、生地の知識は必要不可欠かと思います!
この動画は頑張りました
いつも頑張ってはいるんですが、なんというかちょっと手ごたえみたいなものを感じています。「パタンナーが作る生地選びからデザイン、縫製までの動画」って無いと思うんですよね・・ たぶん出来ないというか
中でも「パターンにおいて注意するべき点」というのは皆さんに見て頂きたいところです!
ブロードを使ってシャツを作る際は(もちろんそれ以外でも)参考にして下さい!
またチャンネル登録お願いします!
では、前回ダウンのパターンを抜いてみたところでした。
出来たパターンを見てみましょう
身頃と前立てです
前立てはフード端まで続いているもので叩きつけでした。ラインは真っ直ぐですね。
身頃の特徴は
①衿ぐりが広い(中に着込む事とダウンが中に入る事を考えるとこれくらい広くないと窮屈かと思います)
②前の肩傾斜が急(これも衿ぐりに入ってるゆとりを十分にとるためかと思います。これなら中に厚手のタートルネックを着ても大丈夫そうです)
③脇は絞っていた(隙間を埋めると考えてもいいし、腕回りにゆとりを持たせたいとも言えるかと思います)
④アームホールが極端にカーブがキツイ(所謂鎌幅のところです。腕の厚みを考慮せず狭いアームを引いてしまうと、寸法的に短くなるので結果袖幅が狭くなってしまいます。見方を変えると鎌底は上に上げて付け根に近付けるので、運動量が増してるとも言えます。)
このあたりが大きな特徴でしょうか。
特にアームのラインは複数の意味がありそうですね
なんにせよ「中にダウンがたくさん入っている」という事と
「隙間を無くし、運動量を確保する」という完全に機能面に特化しているパターンに思います。
フードのパターンです。フードを被ると完全に覆われた形になりつつ、首を動かしてもフードが変に動かない形でした。パーツ数は少なくしてあります。少しでも裏のダウンを入れるパーツを減らすためでしょうか。そう考えると切り替えが大量に入って立体を作り過ぎているものはダウン製品には向かないかなとも思います。
横が見えないのがちょっと怖いなと思います。ただ防寒を優先するのであればこれでもいいのかな・・
袖は切替たっぷり入っていました
地の目を基準にパターンを抜き出してみるとこんな感じでした。袖下部分にこれでもかというくらい運動量を出しています。これでマチのような役割を果たしています。
地の目を無視してくっつけると意外にダーツ量は少ないものでした。
特に肘の辺りは少し膨らませて、腕の曲げやすさは考えているのかなと思うパターンでした。地の目が少しバイアスになっていたりするので、何か目的があるように感じますが、ここは作ってみて考えてみたいと思います。
というところがとりあえずの考察です。
他にもたくさん気になるところはありますが、全体的に「カーブ」は抑えているように感じました(アーム以外)
ナイロン生地を縫うので、「カーブだと吊りやすい」というのもあると思いますが、単純に「縫いやすくしたい」というところが大きい印象です。
表地のラインは裏にも直結します。変にダーツを取り過ぎたりすると裏が大変な事になるのでやはり「ダウンを入れる事を考えたパターン」なんだなと思います
いやあ楽しいですね
あとは工業用パターンを作りますが、書き込み大変ですね・・・・
そして↓資材どうしようかな・・・
このダウン作製はまだまだ続きます・・ 皆さん長くお付き合いよろしくお願いします!
初心者の難敵!シワシワの原因と対策動画 ダウンは作れるか?⑤型抜き
予定通り体験セミナー開催致します!
いよいよ今週末日曜日ですが、まだ空きはありますので気になる方はお電話でのご予約お願い致します!
東京校 TEL03-5473-1519
寒さもひと段落してきて春が少し見えて来ましたね
あっという間です!4月くらいからはコロナが収まって通常の生活に戻ってほしいですね・・
さて普段から縫製している方にはこんな動画はいかがでしょうか?
「パッカリング」についての動画です
カジュアルな服では良く見かけるシワかと思いますが、高級とされる服を作る際にはタブーです。なぜ起きるのか?などは考えた事はないでしょうか?
縫製を専門にされている方とはまた違う視点で「パターン」で抑える方法をお伝えしています。意外にプロの方も意識しないところかと思いますので是非見て下さい!
チャンネル登録といいねもお願いします
では
ダウンの続きですが、以前から生徒さんに聞かれていた事をお伝えしてみようかと思います。
「型抜き」というやつです。
手持ちの服のパターンを「抜く」事ですね。
そっくりそのままはパクリになっちゃいますが、勉強の為にはとても大事な事だと思います。自分が知らない縫製の方法や、パターンの引き方を知るには持ってる服を調べてみると良いと思います。
ただ「解いて」だとさすがにもったいないので・・・
解かなくて済むやり方をお伝えしておこうかなと思います
色んなやり方がありますので、あくまで参考用にと考えて頂ければと。
では
今回は裏地を外してやりやすくなっていますが、通常は外さないでやります(ダウンがパンパンだとさすがにやり難いですが・・・)
最初にアイロンをかけます。
このアイロンもすごく大事です。目的は「着て伸びたりしてしまった所を元に戻すアイロン」だからです。
ここで大事なのが「地の目」です。地の目を見ながら、縦糸横糸を揃えていくようにアイロンをかけるようにします。「地の目が読める」というのはとても大事だと思っています。
ただ、ミリタリー系などの縫製が割と雑なものに関しては精度があまりないので、完璧からはかなり精度は下がります。(縫製が怪しい所は左右確認する事にしています)
しっかりアイロンをかけても、今度は「縮んでいる」ところが出てきます。
縫い縮みです。今回は脇がWstが入っていてかなりパッカリングが起きていました。引っ張ると1cmくらいは縮んでいます。
この時は「引っ張ってシワが消えるまで」で寸法をとった方がよいと思います。
基準になる箇所(今回は後中心)にピンをさして(何本か私はさしています)
下に型紙を敷いた状態で↑のようにピンで穴を開けていきます。
難しいのはアームホールなどカーブが強い箇所です。
伸びやすい生地の場合だと、縫製時に伸びてしまって元のパターンから大きく崩れてしまうので・・ここも「地の目を見ながら伸びた分を考慮したライン」でとります。(これが結構難しいです・・ )慣れるまでは中々上手くいかないところですねえ
衿ぐりも伸びやすいところの一つです。特にサイドネック部分です。
地の目に気を付けながら伸びた分を戻してとっていきます。ここは縫製時にかなり伸ばしやすい部分なので特に気を付けましょう。
線の入り方(角度)も大事なところです。パターンを抜いてみて確認するところは、この角の線の入り方を参考にする事が多いです。この入り方が間違っていたら正確には抜けていないという事になるのでもう一度とり直しです。
実寸計測も参考にします。手の加減や、生地を引っ張ってズレてしまう事が多いので、パターンを確認する際に「実寸はどうなっているか」は良く見る部分です。
単純なパーツは幅と長さのみ計測してピンで抜き出さない事もあります。ある程度の形のセオリーはあるので(もちろん違う事もあります)寸法を参考にしながらパターンを直に引きます↓
片側だけパターンを引いてあとで左右対称にします。
置いても長すぎるパーツの場合は置いた状態での端にピンを打っておき、そこから続きは生地をめくって続きから・・・という風にとっていきます。(生地に厚みがある場合はミスしやすいので、厚み分を考慮します)
↑こんな感じでパターンを抜き出していきます。私は後でCADに入れるので、重ねて書いています。
あとは、、寸法を拾ってCADでラインを引く→プリンターで出力してズレを修正→プリンターで出力の繰り返し
これで形をとっていきます。慣れたら早い作業ですが、慣れるまで一番困るのが
「寸法が合わない」です。
所謂整合性がとれないので何度も確認して取り直す事になります。
なので、上記の「地の目を読む」という事が非常に重要になります。
最初にもお伝えしましたが、色んなやり方があると思いますし、その服それぞれでやりやすいやり方は異なると思います。
服の構造を知るにもすごく勉強になりますので是非お試しを
では次回抜いたパターンです!
新連載シリーズ「生地動画ブロード#1」動画 ダウンは作れるか?④
雪も降って冬もこれで終わり!ってなればいいんですけど、来週も怪しい雲行きですね・・体調管理が大変ですが気を付けたいと思います
引き続き体験セミナー募集中です!
2/27(日)10時~と13時~の2部制でまだ席は空いております!
お電話でのご予約のみですので、東京校に直接お電話下さい!
TEL03-5473-1519
↓こういった新しい取り組みも始めています 結構企画段階で迷い、色々苦労した分良い出来かと思います!
以前から、「トワル組みではイメージがしにくい」と初心者の生徒さんから相談がありました。どうにかイメージしてもらいやすくできないかなあーと考えていたので「デザイナーさんが服を作る時の流れを一連で見せたら面白いんじゃないか?」と思い、こんな動画になりました
実際に生地を見に行った時
デザインを考える時
シルエットを考える時
単に生地の特性や特徴を知りたい時に見て参考になる動画が出来たと思います!
見どころは「生地をボディに当ててドレープを見せたりしている」所です!他には無い動画が出来たと思います!是非プロの方から初心者の方まで見て下さい
さて、寒い時期にはダウンの企画ですが、このままだと暖かい状況で完成になりそうです・・ 難易度高すぎて中々進みませんがご容赦を
↓見ても分からないポケットのパターンです(笑)
本来は断面図などを用意するともっと分かりやすくなりますが、それでも「分かったつもり」が怖かったので、縫製手順や細かい所を知りたく一度縫ってみてみました!
↑前回中ポケットと裏フラップを縫ったところです。
次は表の外側にくるメインのポケットです綿入りで4層になっているので縫うのが大変でした
まず一番外側にくる表地に裏地・綿を仮縫いします。この時、綿と裏地がかなりズレやすいので、押さえの圧力を下げたり、押さえを変えたり、糸もテトロンなど滑りのいいものに変更しておいたほうがいいです。(それでもズレやすかったので手の加減で引っ張りながら注意しながら縫いました)
一番奥側の裏地だけ単体で別にしておきます。
出来たら角を中縫いします。
表のみにつまみコバstをかけます。これがなかなか難易度が高くて、2mmくらいのコバステッチをかけてしまい、若干角がかんでしまっています(ここは本番1mmくらいの細いステッチのほうがよさそうです)
角が縫えたらその2枚を仮止めします(仮止めだらけです)
ポケット口を三つ折りしてステッチをかけ、外周にロックをかけておきます(無くてもいいかもしれませんが、かけておいた方がほつれ防止になります)
↑角がちょっとかんでいます
次に中の裏ポケットです。(一番身頃に近い方です)
まずファスナーを脇側の布に縫います。ここでもファスナーの幅に注意しながらセットするようにしましょう。一応分かりやすくするためにカット線と地縫い線を引いておきました。
一気にコの字で縫ってもいいですが、私は分けて縫っています。
コの字に縫えたら、ひっくり返して見返し・中裏ポケット(フリース)で挟みます。
出来たらコバステッチで、脇側の布端にロックをかけておきます。
このあたりがかなりややこしい部分なので、よく確認してください。先に脇側の端を出来上がりに折り込んでおきます。そのまま上側を表フラップと地縫いします。
↑こういう状態です。・・ややこしいです・・・
あとは「中ポケットと中裏ポケットでメインになる表ポケットを挟みます」
ここ難しいです
どんでん口を残してフラップまで一気に縫いましょう!
出来たらひっくり返して、フラップにステッチを入れて・・
どんでん口の部分を塞ぐコバステッチを入れましょう。ステッチが最後まで入っていないのは針が厚過ぎて入りませんでした
身頃に叩く前まで完成です!
あー大変(笑)これが4つも付くとか大変すぎます・・・
あとやはり表地は厚みがありすぎました 高密度でもいいですが、せめて生地が薄くないとここより厚い所が出そうなので生地選びは慎重にですね・・・あるかなあ・・・
ではまた続きをやってみたいと思います!
少しの工夫で綺麗に仕上がる!パイピング始末動画 ダウンは作れるか?③
コロナのオミクロン株が広がっていて、在宅の方も増えていますね・・・
教室では、そんなときの為の復習動画があります!
見るだけで理解力がアップする動画です!(おおげさではないですよ )
是非入学してその効力に驚いて下さい
引き続き体験セミナー2/27(日)に募集中です!
東京校のみの開催で、お電話のみでのご予約になります!
お電話お待ちしております!
東京校 03-5473-1519
↑また新しい動画です!今回はちょっとの工夫で綺麗に出来るパイピング始末です!
少しマニアックな部分もありますが、縫った事がある方は疑問に思う部分かと思います!
是非一度ご覧ください!
では、
部分的に縫わないと分からない所が多々あったので、ひとまず腰ポケットです!
まあ大変でした
ディテールもそうですが、生地の枚数が多い多い・・・細かい所で、どこまでステッチが入っているかなど、縫製しながら確認してみました。縫うタイミングによってはステッチの入れ方は変わりますからね!縫製は大事!
ちなみにダウンと思っていたところは中綿でした・・この中綿、薄ーい不織布のようなものでサンドされていたので、3層構造になってました。相当暖かいと思います。
さあ、ではパターンです!
なんのこっちゃ分からないと思います 文字を出来るだけ入れてみましたが、余計分かりにくい!だからといって断面で書いてもゴチャ付く!
という事でパターンのほうはさらっと見といてもらって↓縫製に行きましょう!
裁断した状態です!もう枚数にうんざりしますね笑
特にメインのポケットなんか枚数4枚ですよ笑
外側に近いパーツは裏地を間に1枚入れていました。
表フラップもそうです。外周に捨てミシンで仮止めしてありました。
中綿と裏地は縫いにくい・・・
表ポケットは、上から表地・裏地・中綿で仮止めしておきます。
マチになる角の部分を中縫いします。表は3枚一緒に。裏は1枚で縫います。
その後、つまみのコバステッチを入れます。・・・これが結構難しい・・・1.5mm幅でコバステッチを入れましたが。角がやや噛んでしまって・・・1mmのコバステッチじゃないと角部分は難しいと思います。
裏をセットして外周に捨てミシンです。(捨てミシンだらけですね・・・ )
ポケット口側を三つ折りしてステッチを入れます。綿があるので、プレスがほとんど効かずやりにくいのですが、なんとか潰しながらステッチを入れました。あとはロックをかけてほつれ止めをしておきます。
ここまででの反省点は、捨てミシンをかけるたびにアイロンをかけて縮みを戻さないとかなり縮んでしまう事です。もちろん縫いズレもかなり発生しやすいので、本番では押さえ金や縫い方でズレないように工夫しようと思います。(表がちょっと高密度の生地で、裏地が薄すぎた・・・)
フラップ裏に先にDカン通しのタブを付けておきます。本番ではすでにDカンは通している状態です。
裏フラップと中ポケットを地縫いしてコバステッチをかけておきます。
・・・・長くなってきましたので、次回にしますが、結構苦労しました・・・
では!マニアックですが、お付き合いお願い致します!
簡単縫製!コンシールファスナー静止画動画 ダウンはつくれるか?②
こんにちは
コロナですが、また一気に増えてきましたね・・・
机や、共有部分の消毒など徹底して行い、マスク着用など基本的な事を守りながら開校しております。
見学をご希望の方は必ずマスクの着用をお願いしておりますのでよろしくお願いします!
2/27(日)に東京校のみで、10時~と13時~で体験セミナーを行う予定ですので、ご希望の方は是非ご参加下さい!
お電話でのご予約となりますので、下記東京校までお願いします
ルオペラ東京校 ℡03-54731519
動画も引き続きYouTubeで更新しておりますので是非ご覧ください↓
簡単に縫製できるコンシールファスナーの縫い方の動画です。
切り込みなしで出来るので慣れない方もプロの方も見て頂ければと思います!
個人的には大好きな仕様です
では前回ダウンを解き始めたところでした。
どんでん口がすごく分かりにくいところにありましたね。
ちなみにMA-1というミリタリーのブルゾンは腰のポケットの中がどんでん口になっている事が多いです。どんでん口を探すのも服の楽しみの1つですね (マニアック)
開いてみるとこんな感じでした↓
裏地は2枚で間にダウンがパンパンに詰め込まれております。
中を解くとさすがにダウンが散らばっていました。ステッチを入れた穴から出てきてしまっています。が、そこまでダウンは出ていませんでした。
ダウンの作り方は各ブランドでかなりの違いがあります。
圧着だったりでシームを無くしてダウンの吹き出しを防いだり色々です。
コチラはどんな仕様になっているでしょうか?
↓ダウンが幾分か無くなってしまいましたが 中の構造を解いて調べてみました。
こういう作り方をしていました。↓
生地は裏にコーティングのようなものがありましたが、かなり高密度で、薄い生地です。横にステッチが入っています。
ダウンを入れる際によく間にステッチが横に入っているものを見るものが多いのですが、なぜ横か考えてみた事はあるでしょうか?
そうです。ステッチがなく大きな袋状のものにダウンを入れると全て下に溜まってしまうのです。
それを防ぐために、ステッチで「部屋」を作ってあげて部屋ごとにダウンを詰め込んでいきます。YouTubeでもダウンを入れている工場さんの様子を見ることができますね
こちらのブランドはメッシュ状の生地を間に入れていました。メッシュ状になっていてダウンが引っかかる事でステッチからの吹き出しを防いでいました
さらに厚みが出る事を考慮して幅広のメッシュ生地にしていました。
いやあ、よく考えますね・・・
おそらくもう少し少ないダウンを入れる場合はこの幅も減らすのでしょう。
ばらさねば絶対分からないところですね。
ダウンのお部屋に感動したあとは他の部分も見ていきましょう
ダウンは裾端までパンパンに入っていました。裏地が噴き出てくる(裏地が見えてしまう現象)ので、見返しを付けて、さらに裏コバステッチを入れていました(ダウンの裾や袖口は大体入っています)
袖口のサムズホールは結構簡単な作りでした(この作り方に拘っているブランドもありますね)フリースなので暖かいですが、劣化しやすいのが気になります。
各ドローコードはトンネル布を使っていました。裏地側についていたり、表についていたりと場所によって変えていました。(ウエストのドローコードは表についてるものも多いですね)
腰ポケットのドローコードはポケットを取ると↑の写真のように出ていました。
手を出さなくてもポケット内で完結できる仕様です。これは色んなアウトドアブランドが採用している仕様です。もっと複雑な仕様もあります。
知らなかったのは前立て部分の表裏どちらにも裏地が入っていた事です。
表地・裏地・中綿・裏地・表地の計5枚です 絶対に風は通さないようにという意志を感じます
フード口までダウンが入っていましたが、柔らかく仕上げたかったのか、端がわの仕様になっていました。
裏ポケットは裏地に叩きつけられていて、口部分にはゴムが入っていました。
この服全体に言えますが、極力ボタンの仕様を避けているように思います。
ファスナーのスライダーにも全て引手が通っています。
これは「手袋をする」為、ボタンを留めるなどの複雑な指先の動きが出来ない事を想定したからかなと思います。確かに寒いと手袋外したくないですよね
ちなみに外したポケットはこんな感じです。
あとは↑裏地の各パーツにこんなテープが入っていました。
中綴じ用のテープ以外に多分パーツ認識用のテープかと思います。これだけパーツが多いと間違えそうですもんね・・ロックの糸も色を変えていたりと縫製時の工夫がかなり見られました!さすがのプロダクトです!
次は部分縫いをしてみたいと思います!
ではまた!
ミシンによる裏地付のファスナー縫い解説動画 ダウンは作れるか?①
あけましておめでとうございます!
今年も楽しく服を作る事が出来るよう頑張りますので、よろしくお願い致します!
年も明けて、2/27から4月期の受付開始もあります!
見学に是非お越し頂いて雰囲気を味わって下さい!お待ちしています!
今回の動画は「裏付きファスナー」の作り方です!かなり内容濃いめです!(ちょっと濃くし過ぎた )パターンの引き方や、縫い方を忘れた方にオススメです!是非チャンネル登録もお願いします!
やりたかった事が年を越してしまいましたが、始めたいと思います!
↓
「ダウン」です
ダウンを自分で縫ってみたかったので、やってみようと思います すごく大変そうですけど・・
でも自分では出来ないと思わずにチャレンジする事が大事ですよね。失敗したらしたで、いい経験になるので頑張ってみようと思います!
せっかくなら自分が着用してどうなるか確認したく、本気仕様のものをやってみます!極寒地用で日本では完全にオーバースペックです
ほぼ布団と同じくらいの厚みですね!
着心地は基本ダウンが入っていると身体の隙間を埋めてくれるので重さは分散されて軽いです。着心地の悪いダウンってあんまりないのはこれが原因かなと思います。
フードは隙間が出来てはいけないので、不快感を感じないぐらいにコンパクトになっています。ファスナーを閉めた状態でフードの着脱が出来るのもポイント高いです!
袖は運動量が絶対に必要なものなので、ほぼ真横まで上げることが出来ます。
鎌底にはマチが付いているのでここからさらに上げる事が出来ます。
リュックなど鞄を持った状態でも上げやすいですね
フードをしてみると↑こんな感じです。首を回しても引っ張られるところはないのです。
ただ横が一切見えないので歩くのは危ないです
ひらくとこんな感じです。開くと結構涼しいので衿ぐりは十分に広くゆとりは入っています。
↑ここまでの環境に身を置くことはまあないでしょう笑
ボディに着せるとこんな感じでした。ディティール満載です!ファスナーポケットもしっかり奥まで閉められるように切替にわざわざ隙間を開けています。
胸や腰ポケットにもダウンが外側に入っています。
ポケット外側にダウンが入っていると手を入れた時に外気を感じないので、かなり温かいです。1枚で出来てるポケットは今の時期よくわかると思いますが、寒いですよね
腰ポケットはサイドからのハンドウォーマー付きです。手の甲側にはフリースが使われているので温かいです
生地はナイロンで薄手のものが使われています。そうするとファスナーの上げ下げの際生地を噛んでしまうので、噛み防止にステッチが縦にたくさん入っています。
手は親指を入れる用の穴もわざわざつくっているので、手の甲まで温かいです。
裾やウエストのドローコードはポケットの中から調節できるようになっているので、手を外に出すことなく使えます。
中のポケットもこれでもかと言うくらいディティール満載です 8-Oマチ付きの裏ポケットはあまり見ないですね!
どこまで再現するかはわかりませんが、ひとまずばらしてどんな作りになっているか確認してみましょう!
どんでん口の位置は・・・
この位置でした!綺麗に縫われ過ぎて探すのが難しかったです!最後にコバステッチで止めている仕様ですね!
では次回ダウンの中身がどうなっているか見ていきましょう!
頑張ります
紳士パンツスラックスパターン動画 ファスナーについて③
今年最後です!
12/28~1/6まではお休みで、問い合わせや見学ができませんのでご注意下さい!
寒さもピークで年末年始らしくなりました。この時期になるともこもこのダウンの出番になりますが、一応ダウンも私は洗うようにしています。アウトドア系だと止水テープというのが縫い目の裏に貼ってあることが多いので、剥離してしまうかもしれないのであまりお勧めしないです 洗うときは洗ったダウンが下に集まらないように平干しにするようにしています。洗う場合はダメになるかもと覚悟の上でお願します
動画は今回「紳士パンツ」です!
これも無料で出してもいいのかという内容(ほとんど無料で出していいのかと思うものばかりですが )メンズのパンツは(トップスもそうですが)特にパターンの引き方が確立されていない分野です。まずその段階で貴重な資料ですし、引き方も全て理にかなっているのでパタンナーの方(もちろん趣味の方も)は必見です!是非見てみて下さい!
では、今年最後はしつこいようですが、「ファスナーポケット」です!
前回のファスナーポケットの改良版で
↑ステッチが0.5cmバージョンでファスナーの位置が縫い目に近いタイプです。
↑最大のデメリットはファスナーの引手がかなり見えてしまいます
あまり良くないかなと思いますが、引手があまり大きくないコンシールファスナーなどであれば良いかもしれません。使いどころは難しいですが、使う際は縫代幅とファスナーの位置をよく確認して上でステッチの幅を決めるようにしましょう!
そして・・プラスで↓このタイプのものもやってみました。
縫製している人からの質問があったのでやってみようと思います。
ファスナーポケットの中でもライダースによく見られる「両玉縁ファスナーポケット」です。
裏地があるタイプに使われるもので、袋縫い等は無しで極力薄く仕上げたい時に有効です。
ほんとはポールチェーンというタイプの引手が付いていますが、今回用意できなかったのでお許しを 最大の特徴は「袋布が向こう布と共通ではなく、控えている」です。
なんだそんな事、と思われるかもしれませんが、パタンナーの方は結構向こう布と袋布を共通でされる事が多いと聞きました。実際は工場さんが調整されているかもしれません。
縫い方を知らないのは良くないと思いますので、やってみようと思います!
では
↑パターンの土台はこんな感じです。ファスナーの位置は分かりやすくするため赤で表記しています。3か4号のテープ幅24mmファスナーを使う事が多いと思います。30mmはあまりないかなと思います。
なので表のステッチがファスナーをちゃんと貫通するように0.7cm×0.7cm幅の両玉縁にしました(0.8cmでもいいと思いますがちょっと狭いかもです)
パターンは袋布が玉縁の下端までで縫代が0.5cmです。口布は上下分けました(×2枚でもいいです)
縫製です。
裁断したら口布を2つ折りにして出来上がりに線を引いておきます(慣れている方は必要ないと思います)
口布を2つ折りの状態で叩きます。
Yの字に土台のみ切り込みを入れて
ひっくり返してアイロンで整えます。
私はこの段階で三角布を押さえています。
出来たらファスナーを裏側にセットします。
ファスナーのムシの中心が完全に口布の中心になるように見ながら口布上側に仮止めします。
下側が開いている状態です。
下側と袋布を0.5cmで地縫いします。
出来たら表から下側にコの字ステッチをいれます。
この時ムシの中心がきっちり合うように見ながら縫うようにします。(口が開かないように)
下側が縫えた状態です。
あとは向こう布を裏にセットして上側にコの字ステッチを入れて
向こう布と袋布に外周ステッチをいれて完成です!
比較的簡単に出来ます!こうする事で、かなり薄く仕上げることが出来ますから、レザーなどの厚みのものには有効かと思います。やり方はほんとに色々あると聞くので自分でやりやすいやり方を探してみて下さい!
口布は中縫い無しでも出来ますし、袋布の地縫いも無しで表からの貫通ステッチで出来ます。
ちなみに縫製の方からの質問では「1.0cm×1.0cmの両玉縁」の場合は2.4cmファスナーで出来るか?でした・・・・出来ないことないかも知れませんが、上下のファスナー端まで0.2cmはちょっと・・・
なんでもデザインとは考えずに「縫うことが出来るか?」を副資材ありきで考えるようにしましょうというお話でした!!
それではよいお年を!!今年も1年ありがとうございました!
年明けにはもう4月期の入学準備が始まります!またいつでも見学に来て下さい!
メンズトレンチコートパターン作製動画 ファスナーについて②
一気に寒くなってマフラーが欠かせなくなりましたね
そういえば最近ダウンのマフラー?よく見るようになりました。
着なくなったダウンを解体してマフラーにするのもいいかもしれませんね
そろそろ解体始めようかと思いますが、その方向もちょっと考えておこうと思います。
そしてホームページのニュースでもお伝えしていますが、2022年4月期の募集が2/27(日)に決定致しました
外出が出来なくなって久しいですが、その分おうちで何か趣味を始める方が多くなったと聞きます。「服を買う」だけでなく、「服をつくる」を将来の趣味に加えてもいいんじゃないかなと思います
やればやるほど発見があったり、達成感があったり、ものをつくる行為を生活の一部にすると毎日が楽しくなりますよ!
是非楽しい服づくりを一緒にしましょう!
また動画をUPしていますが、これは特に皆さん見たほうがいいと思います
メンズトレンチコートのパターンの引き方です!
かなり詳しいパターンの引き方を出しています!これを公開する学校はないんじゃないでしょうか?パターンを引いたことがある方なら永久保存版です!是非何度もみて下さいね!
ではでは、前回の続きでファスナーです!
そういえばまたファスナー問題の話聞きました・・結構縫っていないパタンナーの人が増えてるんですかね・・工場さんとの橋渡し的な役割のはずなんですが、、その話もまた。
今回はファスナーポケットです。↓仕上がりはこんな感じです。
パターンは↓コチラ
シーム利用のファスナーポケットですね。
アウトドア系やスポーツっぽいアイテムによくついているディティールです。
今回のポイントは「ファスナー位置の設定をどこにするか」です。
今回ファスナーの幅は3号の25㎜です。
では縫製してみます。
身頃をポケット口まで上下地縫いします。伸び止めは先に貼っています。
アイロンで割ります。
ファスナーを前身頃の裁ち端に合わせてセットし仮止めします。この時前身頃の縫い代幅は20㎜です。←ここ大事!
袋布を先ほど仮止めした部分に合わせて0.5cmで地縫いします。めくると右の画像のような状態になります。
表から0.5cmでコの字でポケット口を縫います(この時ファスナーと袋布は縫いません)
向こう布を後身頃裁ち端に合わせて0.3cで仮止めします。(ファスナーはまだ縫いません)30㎜幅の5号ファスナーだとここはファスナーも一緒に貫通できます。
表から後身頃側にファスナー貫通でコバステッチをいれます。(この時ファスナーが見えないよう注意します)
地縫いがない状態です。押さえ金を片押さえに変えるなどして地縫いをいれても大丈夫です。
↑こういう状態です。
あとは向こう布、袋布の上を地縫いして
裾の三つ折りに袋布を流し込んで、完成です。
ファスナーの持ち手がかなり厚みがあるので、少し開きますが、ファスナーを奥にしているのでそこまで目立ちません。
ファスナーの位置を奥のほうにしたかったのはこれのせいです。ファスナーの種類によってはこんな持ち手がすごく見えてしまったりするので、ファスナーの選び方には注意したほうがいいと思います!
あとは、このやり方はファスナーの裁ち端と縫代の裁ち端を合わせられるので比較的簡単に縫うことができます!
少々マニアックになってしまいましたが、パタンナーの方も出来ていない事をよく聞きます。ファスナーを使う場合は「縫い代設定とステッチ、ファスナー位置」を意識するようにしたほうがよいでしょう!
もしかしたら知らぬ間に工場さんが直してくれてるかもしれませんよ!
次回もまだファスナー続きます・・ ではまた!
手縫い動画② ファスナーについて①
今年もあと3週間程度ですね・・やり残した事は・・いっぱいありますね・・
なんとか年末までにやってみたいことがあります。一度ダウンをばらしてみたいのですが、なかなか羽毛が飛び散りそうで怖いです・・
出来ればそのダウンを再利用して新しく作ってみたいなと思っているのですが、中々大変そうで。やるときにはこちらでその様子も伝えていきたいなと思っています!
今年もあと少しですが、見学の方随時募集中です!27日の月曜日までは開校していますので(年始は7日から)少しでも興味があればお気軽にいらして下さい!雑談も交えながら、楽しく見学してもらえたらと思います!
休みは皆さんどこかに出かけるのでしょうか?私は今年もあまり出回らないと思いますが、そんな時に動画はいかがでしょうか?結構な数の動画をアップしていますので、時間が出来た時に一気に見てもらえたらなと思います!
今回も手縫いの動画です。
特に糸ループの作り方は他ではあまり見ないやり方をしているかなと思いますので、是非一度目を通してみて下さい!
では、今回はちょっとマニアック?当然といえば当然のお話を。
少し前に知り合いの縫製している人から、「パタンナーの人って縫ってない人が多いから、ファスナーと縫代の設定がちゃんと出来てなくてよく直してる」という事を聞きました。
よくある話ですが、実際ファスナーがからむと結構難しくなる事が多いです。
特に「ファスナーポケット」は各メーカー、ブランドいろんな仕様があるので複雑な所だと思います。
という事で今回から少しファスナーについてのお話を。
まずパターンを引くときに考えるのが
「縫いやすさ」または「縫うことが出来るか」です。
縫うことがそもそも難しい事ももちろんあります。
例えばファスナーのスライダーが押さえ金に当たって縫えないなど、設定をミスすると裁断し直しなんてこともあります 怖い!
あとは「裁ち端を合わせて縫う」が基本になりますが、ファスナーの場合はちょっとずらして縫わないといけない事もあります。ぎりぎり2㎜縫うとかはさすがにしんどいです・・・
なのでファスナーを扱う時は気を付けるようにしています。
まず簡単なところから
前開きがムシ隠しのファスナー明きの時(見返しありでステッチは貫通しない)です
すごい具体的だと思いますが、実際にあった話です。
パターンはこんなパターンだったそうです
まず↑このパターンが来たそうです。
ファスナーは5号でテープ幅は3㎝です。
まあ分かります。表のステッチを1㎝で見せたかったんでしょう。が、、見返しにステッチを入れなくなかったようで・・なんと見返しとファスナー端の距離が「3㎜」しかありません
厳しすぎませんか?
たぶん1㎝のステッチをデザイン的に優先したかったのでしょうが・・・
デザイン優先のせいで、「縫製のしやすさ」は考慮されていません・・
正解は↓
ステッチを0.7㎝でいいと思います・・
こうすれば・・
「裁ち端を合わせて全て縫える」です!これが言いたかった
そうです。ステッチの幅は決して自由に決めていいわけではなくて、ファスナーや生地、裏の仕様など色んな事が重なった結果「0.7㎝ステッチ」になると思います。
場合によって表のステッチの幅を減らしたりする事で問題が全て解決する事があります!
「こんな見た目にしたいから」ももちろん大事ですが、それが縫製のしにくさと天秤にかけた時に傾くのか考えて選ぶといいと思います!
ちなみに
3号ファスナーの場合(テープ幅24㎜程度)は
0.5㎝のステッチで・・
縫代は12㎜にすると裁ち端を合わせて↓簡単に縫えます!
これでファスナーと縫代、ステッチの関係の難しさ(めんどくささ?)は分かって頂けたかと思います・・・
次回
もっと面倒なファスナーポケットです・・・
お楽しみに!
縫代の処理方法動画 タートルネック①
もうそろそろ師走に入りますが、今の内から片付け、掃除をしておかないと年末ずっと掃除という目に何年もあってきました
年末までは休みの日までは掃除三昧ですね 今年はカーテンを丸洗いしてからプレスする予定です
しかし今年は年末はどういう人の流れになるんでしょうか?なんとなく皆さん外出していいんじゃないだろうかという空気が出てきていますが、いつものように戻るといいですねえ・・
さて掃除の合間ににでも見て頂きたい動画です
簡単な縫代の処理方法を説明していますが、ちょっとしたテクニックも入れています。
「知ってるよー」という方も多いと思いますが、縫製の方法やクセは人によって違うものです。慣れてくるとその人のやり方になってきますが、それまではひたすら情報収集をして試してみるのが上達の道かなと思います。ぜひ皆さん参考にしてみて下さい!
では前回フリースを作成したので今度はインナーでちょっと作りたいものを
タートルネックのカットソーです
すいません(笑)ちょっと私が大きいので分かりにくいかもですが。
おなかの部分はベルトに当たってるということで(笑)
かなり小さかったので、さすがに大きくしようかなと思いまして・・
ストレッチがかなり効いてるニットなのでインナーとして着ようかなと思うのですが、生地はもう少し固めのほうが好みで、ちょっと袖がまた動かしにくいのとお腹の部分が引っかかるので(笑)修正して今年は乗り切ろうと思います!
袖はかなり袖山が高く、袖側がすっきりしています。ただ、腕はちょっと上げにくく裾が持ち上がってきます。
袖はほとんど振りがないので余計動かしにくいです。
衿ぐりはかなり綺麗に収まっているのでこのままでいいかなと思います。
横も結構綺麗です。衿ぐりまわりが綺麗なので買って調べてみようと思ったものです。ただ小さかったので買うのに躊躇しましたが・・
後ろも上手くいっています。
↓パターンはこんな感じでした。
肩線がかなり後ろに後退していました。
肩線が結構きつかったですが、ニットなので伸びてそこまで気にならなかったです。
修正しようと思う箇所は・・
・前でフレアを出す
・裾回りを大きく
・袖を前に振りやすく
・肩回りと首回りはそのまま生かす
・ネックの布が少し高すぎるので少し減らす
です!
あとは縫いながら生地によっては仕様面で変更するかもしれませんが今のところの方向性はこんな感じです!
さあお腹が引っかからない様に作れるでしょうか(笑)
ではまた次回!