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オシャクレ – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: オシャクレ
赤ちゃん用マット
あけましておめでとうございます
年明けすぐに緊急事態宣言が出ましたが前回とは内容が異なり、学校には要請が出ていないため開校しております。
換気、教室内の除菌は徹底して行っております。
4月から入学ご希望の方はご見学して頂けますので、マスク着用でお越し下さい。
では、今回から少し子供用の服や、雑貨なども間に挟んでいきたいと思います
子供のいる方は共感して頂けると思うのですが、子供用のものってファンシーな柄のものがあまりに多いため、男の私は結構抵抗あります。もちろん子供用なのでそれでもいいと思いますが、たまにはそうじゃないものも欲しくなります
今回は「マット」です。
子供用のものって「少しの期間しか使わないのでもったいない 」と皆さん思っているはずです。
なので、「布製品」に関してはある程度縫えると思うので、やってみる事にしました。
生地もあまり新しく買い足すというより、使っていない余った生地で作製できたらと思います。
今回は余った生地や貰って使わない生地で作っています。
マットなのでかなりの厚みが出てくるのでこれをいかに薄くして縫製できるかを考えて縫ってみることにしました。
キルティング、ニット芯、中綿、ニット芯、フリース、ニット芯、キルティングの7枚重ねです。凄く多いですが、これくらいしないとクッション性がないので。
表のキルティングはナイロン系で汚れ防止、裏はスベリ止めも兼ねて、起毛したキルティングを使いました。
パターンは長方形なので、必要な生地を重ねて、欲しい枠の少し内側にしつけしていきます。(重ねて裁断したほうが、1枚1枚の差が少ないのと、地縫いする時の縫いズレ防止になります。)
滅茶苦茶固かったです
ざっくり縫ってカットした状態です。
それでも生地端は多少ズレるかと思います。
端のパイピングテープです。これも強度を考えてデニムで
接ぎはバイアスに縫って少しでも薄くしています。
縫う時にかなりズレやすいので、リング押さえを使用して縫いました。
このままだと縫えないので・・(ミシンの針が入りません・・・)
上下2枚を残して、中の生地は捌いていきます。
↑こんな感じです。
あとはパイピング布を挟んでいくだけです。
因みにカーブ部分はアイロンで先に形を作ってから挟みました
角も反り返らないでいい感じです
これで完成な簡単なものですが、ちょっと工夫するだけでこういう雑貨もつくる事ができます。残布のみで作製したのでほぼタダでした もっと細かい残布しかない方もパッチワーク状にしてつくるといいかと思います!
ではこんな感じで、赤ちゃん、子供用のものをちょこちょこ作製していきたいと思います!
ではまた次回!
パンツポケット切り込み、チェックシャツ
今年も残すところわずかです・・
いろいろありましたね・・・
ですが、楽しんでもらえる様にがんばるしかないですね
↓また動画をあげました!今度はハット講習の様子です!教室の雰囲気が伝わるかと思いますので、入学を考えている方は是非見てみて下さい
さて今回は少しサラっとした内容です(作ったのは2着なので結構しんどかったですが )
前回作ったコートですが、生地が余ったのでパンツを作ることにしました。
そこで、チノパンの脇の斜めポケットについて1つだけお伝えしようと思います。
厚手の時に有効なので試してみて下さい。
ポケットのココですね↑
そうです。↑の感じで切り込みを入れましょうというお話です。
今まで、切り込みを入れると切り込み端が見えそうでいやだったのですが、サンプル縫製する人にすすめられてやってみました。
ここの̚角がほつれそうなのですが、よくかんがえれば、少しだけ控えて縫えばほつれも気にならなかったですね・・なぜか良くないと思い込んでましたね・・
うん薄く仕上がります。この後後ろパンツと地縫いするだけです。
結構「どうなんだろう」と思う仕様ややり方も、使い方を自分なりのやり方をしたり、使いどころで格段に良くなったりします。あと結局は縫わないと本当の所は分からない事が多いです。生徒さんに伝えるためにも極力縫うようにして伝えるようにしています。
なんでも試してみるのが大事ですね・・
出来たパンツはこんな感じです・・・実はちょっと痩せてしまった事を忘れていました
ウエストが結構余ってしまいました・・
寒いのでちょっと長めにして、気に入らなければ後で丈詰めしようと思います。
裾幅は、何故か靴に必ず引っかかってくれる巾です。私は24cmでうまく引っかかってくれます。(多分足の甲が高いせいだと思います。)
ついでにシャツも作りました 年末の生地整理です。
柄はさすがにきっちり合わせると時間がかかりそうだったので・・左右前が段違いになっていますが、結構気に入っています。
衿は以前作製した1枚衿の台衿付き風です。縫製が凄く簡単なので、慣れれば1日で出来るので気軽に作れます。
さて連続で2着作りましたが、体型が変化してパンツはちょっと合わなかったです
シャツはかなり早いスピードでさっと出来ました。
個人で作製するから仕様面は拘りたい場合は時間をかければいいですし、サッと作ってしまいたいという時は簡単な仕様に変更してしまってもいいと思います。
皆さんも休みの間に服を1着作製してみて楽しみましょう
それでは良いお年を!!
コート修正➂
師走ですね!ただ今年は忘年会がないせいか、新橋の夜はすごく静かです。ちょっと不思議な師走です。
本格的に寒くなってきて丁度よい時期にコートが完成しました。
いつも時期が終わって完成するので、1年待って着用していたのですが、今年はこれで乗り切れそうです
では完成です!
気になっていた吊りジワは消えてくれました。新品だからそうなりますが、これを洗ったり、着ていくうちにどんな変化が出るか研究したいと思います。
パターンは肩幅を出したり調整をしたので少しだけ着やすくなりましたし、衿の形は直線的で気に入ってます。
以前のサンプル↓
こうやって比べると良く分かりますね・・・
あと袖丈短い
で今回やりたかったのが、「中に何か着こんだ状態の変化を見る」でした。
以前作ったコレ↑の上に着用できるものを作りたかったのです。
ちょっと着ぶくれしましたね ただ、サンプルほど小さくはないので着てもそこまで窮屈には感じません。あと、きつすぎた肩傾斜を緩めたりしたので肩先が非常にラクになりました。首回りも少しゆとりを入れたので中に着用してもラクです。
衿まわりはかなり変えました。元のサンプルは衿のカーブがきつすぎて正直縫い難過ぎたので、完全別物です 衿の立体感は欲しかったのでかなり難しかったですね。
腕の運動量も少しだけ出して、袖裏もキュプラに変更。「袖裏はスベリが良い生地が良い」を実感しています。
身頃の裏はキュプラだとふらし始末で、生地が柔らかくダレて吹き出す恐れがあったので、スレキで作製しました。表地と同じ綾織のスレキなので恐らく表地に馴染んでくれると思います。
裾にもテープを流し込んだり、三つ折りの端を薄く仕上げるために斜めに折り込んだりと細かな事をしました。
もしこれを工場さんに指示したらややこしい指示になってしまうので、それだけ工賃が上がって売値もその分上がってしまいます。売値は結構な金額になりそうです。手の込んだ服はそれだけお金がかかってしまいますが、自分で作るなら安い
簡単に習得できる技術でもありませんが、出来た時には本当に「楽しい」と思えますし、服を作る事が日常化すると本当に服を見る目が変わって、それも楽しく感じます
もう今年は終わりですが、来年4月からの入学を今頃から考えてみてはいかがでしょうか?
ではまた次回。残りの生地でパンツを作製してみました
コート修正➁
今年ももう残すところ3週間ほどです
大変な1年でしたね・・・早かったような長かったような・・なんとも言えない1年になりました
ただ、私達に出来る事は「服を作る楽しさを伝える」
これに尽きると思います。
来られている生徒さんが「こんなの出来たんですよ!」と見せてくれる事はとても素晴らしい事だとこの1年で改めて思いました。
寝ても覚めても服の事ばかり考えている私が出来ることは「楽しい」を頑張って伝える事だけです。
大変な2020年でしたが、来年も少しでも楽しさが伝わる様にこつこつ頑張ります
ちなみにル・オペラの事を広く知ってもらうために、こんな動画↓を作製してみました
生徒の皆さんにはお馴染みかと思いますが、入学をお考えの方は是非見てみて下さい
ではでは、前回の続きです。今回の企画はわりとさらっと報告しますね
そんなに特徴無かったので笑
これ↑(しかし裾が酷いな・・・)の修正ですね。
裏(前端と衿)は毛芯が使われていたので、凄く簡易版ですが、やってみる事にしました。もちろん生地がお高いので少し節約してます
衿はやはり馴染みが全然違います。衿のカーブしやすい事・・・ジグザグミシンは本当は地の目に通したほうが良いですが、今回はそのままサンプルを真似てみる事にしました。
失敗したなあと思うのが、生地の厚みが想定よりあり、縫代が硬くなってしまいました・・もうちょっと早く気付いて出来上がりにカットの仕様にすれば良かった・・・
後ろ中心は綾織で左右捻じれてしまうので接ぎをいれています。
かるく縫ってみた状態です↑良さそうな感じです。
縫いながら「厚すぎるので調整しようかなあ」と思い、少しずつ縫代を捌いてカットしています。
特に衿先は「絶対に衿先が出ない」と判断し、急遽芯をくり抜きました。
ラペル先も少しカットし、伸び止めも少し控えています。
小さなことですが、厚手生地の時すごく衿先がひっくり返し易くなります。
なんだかんだ縫製しながら微調整をかけていくので、毎回「縫う時に気付くのはまだまだだなあ」と思いますが、「とりあえずやってみる精神」で挑戦しています。
実際に縫ってみて気付いた事は自分でやったのもありますが、経験として生徒さんに伝える事ができるので、非常に有意義だなと思っています。
さて、最後テープを作って↓次回完成です。
ちなみに生地が余ったのでパンツも作製しています笑
今年の冬はずっとこのコートですかね。
ではまた次回!!
コート修正①
こんにちは
かなり寒くなってきましたね
コロナウィルスの感染者数も増えてきましたが、風邪も気を付けないといけませんね。
風邪をひかないようにするために体温調節は大事なので、何枚か重ね着する事をオススメします。ちなみに私は上着6着枚ています
では、寒くなってきたのでコートを引っ張り出してきたのですが、かなり着ていて気になっているものがあります・・
昔は気にいっていたのですが、服を作るようになってから気になってしまう服です↓
最初に言っておきますが作った服ではないですよ・・・
・・・気になりますね、やっぱり。
ここです 20年位前に買ったもので、買った当初はこんなに表地が余っていなかったと思うのですが、何度か洗濯して裏地が綿のかなり縮みやすそうな生地だったので引っ張られてしまったのだと思います・・・
それ以外にも
この間を貫通で縫ってしまっているので余計に余って見えます
試しに外してみると
すこしマシになりました。
ということはやはり表の生地がタテに長く、裏が短いせいで、裾に溜まって見える。という現象です。
これはコートに良く見られる不具合で、裏で十分なゆとりが入っていない場合や裏地が縮んだり、表が伸びたりする時に起きる現象です。既製品でもよく見ます
これをメインに修正しようかなと思っております。
それ以外には
ちょっと変わり種のディティールがちらほらあったのでやってみようかと。
メンズでたまにみるテープ綴じです。
衿も少し小さいので大きくしたいのと、少し首の後ろに衿が当たって痛いです これも修正です。ジグザグと5本の横ステッチは入れて、衿を固くしようと思います。
中の見返しと衿には裏のみ毛芯が入っていました 端は断ち切りのふらしでした。
コートなので芯を貼らずふらすと少し柔らかいドレープになります。
着用するとちょっと恥ずかしいですね・・・
腕の運動量はパターン的にはそこまで悪くないのですが、なんと袖裏が綿素材なのでめちゃくちゃ引っかかります・・・やっぱり袖裏だけでもスベリのいいものを使用しないと機能面のバランスはとれないですね・・・
では次回続きやってみます
オランダトレーニングジャケット④
新規で入られた方も少しずつ学校に慣れてきて、服以外の事でも話をするなど打ち解けた雰囲気になってきました。
アパレルではなく違う職種の方も趣味で来られていますが、「仕事とまったく違う事を考えるので、メリハリが出てすごくいい」という方も多いです。
たしかにモノづくりはかなり特殊で、普段されない方には全く違う刺激になるのかなと思います。
私は服をつくらない生活をもう想像出来ませんが、映画を見る、ショッピングをする、美味しいものを食べる、だけでなく「服をつくる」をやってみませんか?今までと違った見え方になって楽しくなると思います
ではでは。
オランダのトレーニングジャケットの仕上がりです。今の時期に丁度いい
素材が少しシャリ感があるので、固い印象はありますが、まあ大体同じ雰囲気です。
「綺麗な服ではない」ですが、トレーニング用やリラックスウェアとして考えるなら個人的には気に入っています。すこし大きいですが・・
ドルマンスリーブですね。
今回やりたかった縫い方がコレです↓
この手のブルゾンはどんでん口は大体ポケットの中を開けといて、そこから引っ張り出してつまんでコバステッチで閉じる。ですが、前端のファスナー部分を裏だけ地縫いしておいて、表のダブルステッチで最後閉じる。という縫い方をしてみました。
MA-1とかでたまに見る縫い方です。
裏の地縫いの糸を隠しながら縫えるので結構綺麗に仕上がります。
お試しあれ。
最後にパターンです。
パターンはやはり切替でダーツは全くとっていなかったです。おそらく用尺のためでしょう。ドルマンはものすごく無駄が多い裁断の仕方になってしまいますからね・・・
ただ、ちょっと分からなかったのが前身頃上だけ地の目が少し傾いていました。これも用尺のためでしょうか?ちょっと謎が残りました。
前後のパターンを重ねてみるとほぼ一緒でした 少し誤差はありますが、私の抜きミスかもしれません。なんともですが、同じパターンではないかなと思います。
前身頃の腕付け根の縦ジワが多いのはそのせいですね。
トレーニング用として考えるのであれば、腕を凄く動かしやすいのでいいのですが、やはり「多すぎるな」と感じます。また身頃が小さい場合はもっと後ろに運動量は必要でしょう。大きいサイズならではのバランスかと思います。
「ファッション」としてこういう服をつくるのであれば、もう少し前を小さくしていいでしょうが、「トレーニングウェアとしての実用性」を優先するとこれでいいのかもしれません。
今回の形は色々考えるきっかけになった気がします。
ではまた次回!!
オランダトレーニングジャケット③
雨が続きますね
洗濯物を干せないので極力ポリエステル系の乾きやすい素材の服を着ています。
ポリエステル系素材のやっかいなところはアイロンがかけにくいところと、暑いときはものすごく蒸れるところですね。
なので体温調節しやすい前開きの服しか着ることができないです 最近セーター、スウェットもだめですね・・快適さを追求すると開きが欲しい・・
さて新規の方も入られて、パターンの細かさに皆さん驚かれているところです
最初に細かく丁寧にやっておかないといい加減なものが出来てしまいますからね。
凄く綺麗な服は絶対に細やかさが必要です。
皆さん一緒に乗り越えましょう
では、そんな細かい(マニアック)なお話を
トレーニングジャケットの続きです。
表生地はコットンナイロンでやってみることにしました。
コットンが入っているので通気性はよくナイロンで非常に丈夫という生地です。
ちまたにはあまり売られていないので、ネットショップで購入してみました。セール品ですが、かなりいい生地です。
裏はまたカットソーの生地でやってみたく、Tシャツと同じ天竺で、「シルク混」でやってみました。少しシワになりやすいですが、肌触りはすごくいいです かなり伸びます・・
縫製前に色々試してみましたが・・布帛とカットソー生地の切替部分の縫い縮み、ズレは絶対出るなと思い、少し工夫してみることにしました。
ちなみにカットソー同士は伸びなければならないので、ウーリーロックで縫製しています。
カットソー同士はいいんですが、、、
表地と縫い合わせる際にものすごくズレました・・・ 5cmくらい縫っただけで0.5cmはズレましたね・・・
なので表と縫う位置に伸び止めを貼って縫いずれ防止しました。少しだけ伸びるタイプの伸び止めです。工場さんでは、ミシンの設備的に必要ないかもしれません(アタッチメントなどで)
家庭用では縫いずれ防止にはまず伸び止めを貼って、様子を見ると良いかなと思います。
端がカールしてしまうのも防止できて一石二鳥でした
・・で今回一番やってみたかった事です。
袖口の仕様がこんな感じでした↓
謎の当て布です
イタリアのブルゾンで見たことありますが、ほとんど無いですね。
さっそくなぜやるのか検証です。
ゴムを袖口カフスの間に挟んで、裁ち端を合わせてゴムおさえステッチを入れます。
ゴムが短いので引っ張られますね。
それを無理やり伸ばした状態で3本ゴムもカフスも貫通ステッチをいれます。
・・・縫いやすい!
まっすぐに引っ張るだけでいいので縫製はしやすいです。この縫製がしやすいというのが、ゴムを扱う上で非常に大事でステッチの綺麗さに影響します。
まっすぐ縫った裁ち端を突き合わせ(重ねない)にして
2c巾の布でくるみます。
凄くラクで綺麗に袖口を縫う事が出来ました。
1パーツ増えてしまいますが縫製は非常にしやすいのですごくオススメです。ゴムは全部これでいきたいぐらいです。
あとは裏地と一緒にぐるり縫うだけです。
↑完成
これが、「あとでゴムを入れて筒状で縫う」となると袖口が小さいので非常に難しいですし、ステッチ巾が安定しません。
簡単且つ厚みも軽減出来てよく出来た仕様だなあと感心です。
他はさほど難しいところはなかったですが、ドルマンスリーブでよくあるのが鎌底が吊って引っ張られてしまう問題です。今回は裏地がついているので普通に切込ました。
↑切り込んだのでかなり軽減出来ています。
あとは裾のゴムです。ここも袖口と似たような縫い方はできますが、距離も長く縫いにくいという事はないので、「あとでゴムを入れて貫通ステッチをいれる」というやり方にしました。
ゴムは本当に縫製工程(順番)で縫いやすさが極端に変わるので縫う前に「縫いやすい仕様か」を考えると、「簡単=綺麗になりやすい」になります。
袖口の仕様は是非お試しあれ
では次回完成です。どんでん口をちょっと変わった箇所にしてみました。
オランダトレーニングジャケット➁
2020年10月期の生徒さんまだまだ募集中です!
10月期は12日(月)から始まります!
空いてる席もありますが入学をお考えの方はお早目に!
このブログではそこそこマニアックなことをしていますが、初心者の方も多く通われているので、お気軽にお電話下さい
ではでは・・少し涼しくなってきましたね!このブルゾンも早めに仕上げたいところです
が・・まずはパターンをしっかりとしておかないと後悔しますので、部分縫いを確認です!
縫製に入る前に紙で構造を確認してからの方がより効率は良いですよ 紙で出来そうな事も実際に縫うと「あれすごく縫い難い・・」ってこともちらほらあるので、実際に縫って確認するのがベストですね!
簡単そうに見える縫い目利用のファスナー付きポケットです。
↓パターンです。
分かりにくいとは思いますが、ちょっと多めに記入しておきました。
ポイントは
「ファスナーの位置と袋布の位置」です。やっぱり縫い方複雑・・
そんな事?と思われるかもしれませんが、これで縫代の付け方が変わりますし、縫い易さも全く変わりますからやっぱり「縫わないと分からない」です。
向こう布はそのまま。袋布はポケット口から少し離れています。
もう一点難しい所はファスナーの幅で縫代の付け方が変わる点です。
ファスナーのテープ幅はムシの幅によって違ったり、種類によってかなり違います。
ファスナー端に合わせて縫うのが一番楽なので、「ファスナーの幅によって縫代設定は変えた方がいい」と思います。
色を変えて表記しています。
水色がファスナー位置で、緑が袋布の位置です。ポケット口からは少し控えられています。
では縫っていきましょう。
脇前身頃のポケット口にファスナーを仮止めします。ファスナー位置に注意しましょう。
前身頃と脇身頃をポケット口まで地縫いします。
このままでは縫い代が前身頃高に出来ないので、縫代に切り込みをいれます。
↑パターン上に入っている「切込」と記入しているところです。
表からwstを入れます。ポケット口と上下は分けて縫います。口のところはファスナーはかまないように。
ステッチが入ってまだ前身頃には縫えてない状態です。
向こう布を脇身頃、ファスナーと地縫いします。
で、ここですね。2cmの縫代があるので、表のwstを入れても袋布とファスナー端は縫えるはずです。2cm縫代内の緑の線です。
wstが入ることで意外に難しくなっていましたが、こういうところはやっぱりやってみないと分からないですね・・・簡単かなと思っても、ちょっと不安を感じたらやってみましょう!
あとは周りを縫って、表からポケット口にカンヌキを入れて完成です。
実際手を入れると少し袋の端が角っぽかったのでここからパターンは丸くしてます。
さて、、ようやく次回から縫製です。
ではまた!
オランダトレーニングジャケット①
引き続き10月期の入学受付中です!
残りの座席数が少なくなってきている曜日もありますので、お早目にお電話お願いします
10月期は10月12(月)から開始になりますのでお間違えの無いようご注意下さい!
やっと涼しくなってきましたね・・ 一番好きな時期です。
運動もしやすい時期で、スポーツをするのにもってこいな時期。
スポーツという事で?(無理やり)今回はちょっと変わり種。「トレーニングジャケット」です。
以前トレーニングパンツを作製しましたが、それのトップス版ですね。
かなり変わった服をみつけたので、オーバーサイズですがちょっと作ってみようと思います。
結構大きいのは気にしないでください ちょっと分かりにくいので、腕を上げると・・・
そうです。ドルマンスリーブです。メンズでは珍しいですね。80年から90年代くらいの古着で割と見ますが、それ以降はレディースのイメージが強いです。見事に鎌底が吊っています 思いっきり吊ってますね
ただ、このドルマンは切替沢山 パターンも見ましたが、ダーツ処理はされていません。おそらく用尺のためと、ポケットのために切り替えたのかなと。昔のリーボッ〇の服で見た事ある懐かしい感じです。
運動量はドルマンなのでものすごい量です。ただ不必要なシワもめちゃくちゃ多いですが・・
衿はかなりぴったり。いえむしろ首に当たっています たしかに生地が柔らかいので気にはなりませんが硬い生地だと凄く痛そうです・・・
裏です 初めて見ました・・裏はラグラン。おそらく切替を入れると縫製の工程が多くて無駄になるのと、ドルマンにすると用尺をとられるのでラグランという選択をしたのかな?ちょっとなんとも言えないですが・・・裏は汗を吸ってくれそうな綿のカットソー生地です。
昔のトレーニングウェアは通気性というよりいかに汗を吸うかで考えられていたのでしょうか・・中にTシャツ着ればいいと思うのですが、ちょっと謎です。
ゴムはソフトゴムを使っているので引っ張り易いです。苦手なゴムなのでちょっと頑張ってみたいと思います。
後ろの見返しはスレ防止、衿の中綴じの為でしょうか。
とここで気付いたのが・・
このポケット。
裏にファスナー付きになってます。
なーんだ簡単・・・と思っていたのですが、あれ?結構縫製複雑?
そういえば切替利用のファスナー付きポケットをやってなかったなと思い、ちょっと部分縫いしてみる事にします
ではではまた次回!!
裏無しベンツ袋縫い
やっと涼しくなってきましたね・・
暑かったので一気に寒くなるこの季節は温度管理に気を付けましょう。
なんか温度の管理って年中言ってる気がしますね・・
そういえばこの前雨が降った日に電車にのっていて、最近窓が開きっぱなしになっているので電車が止まった瞬間窓から雨が大量に入ってきました。危うくびしょびしょになるところでした・・皆さんも雨が降った時の電車は気を付けて下さい・・・
講習の受付も始まりました!まだ空いている座席はございますが、今後どう動くかは予想がつきません
10月期の講習は12日(月)からの開始になりますので、入学をお考えの方はお早目にご連絡ください
さて前回も紹介しましたが、アロハシャツの講習の様子をもう一度↓
パターンから縫製の様子まで解説しているので、ちょっと長いですが見てみて下さい
普段の講習に近いものがあるので、入学を考えている方も是非見て下さいね
最近編集の腕も少しづつ上げてより分かり易く頑張っております
では・・・前回ベンツの部分縫いをやりましたが、パイピング始末ということで「めんどくさい!」っていう人もいるかと思います
今回はこれ↑
すごく簡単なベンツです。
簡単すぎて、ちょっと気になるところは所々ありますが
では
パターンはこれ↑です。
裾の部分で要らない生地はくり抜いているくらいで他は簡単です。
後ろ中心の縫代は袋縫いになるので仕上がりは綺麗ですね。
裏なしの中では一番簡単なベンツかもしれないです。
まずベンツ端に三つ折りステッチをかけます。右の裾角部分は縫代厚み軽減のためカットしています。途中から2つ折りになってます。
後ろ中心を外表にして0.5cで縫います。切り込みをいれてひっくり返して・・・
後ろ中心をベンツ明き止まりまで縫います。とっても簡単です。
↑こんな状態です。
貫通のベンツおさえステッチを入れて・・
裾三つ折りで完成です・・・ めちゃくちゃ簡単!!
なのでちょっと小技を少し。裾の角で三つ折りを2回繰り返す場所が出来てしまうので、こういう時は「斜めに折る」です。
こうすると縫代の厚みが分散されるので、厚物のときなんかは有効な手です。
出来あがり!
すごく簡単なやり方ですが・・・
厚地の生地には三つ折り2回があるのであんまり向いていません。
三つ折りを袋縫いするところもあるので・・・
薄手生地で使うベンツですね でもほんとに簡単なので是非試してみてくださいね!
ではまた!