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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2022 年 1月 22 日 – パタンナーズライフ
2022 年 1月 22 日 – パタンナーズライフ
簡単縫製!コンシールファスナー静止画動画 ダウンはつくれるか?②
こんにちは
コロナですが、また一気に増えてきましたね・・・
机や、共有部分の消毒など徹底して行い、マスク着用など基本的な事を守りながら開校しております。
見学をご希望の方は必ずマスクの着用をお願いしておりますのでよろしくお願いします!
2/27(日)に東京校のみで、10時~と13時~で体験セミナーを行う予定ですので、ご希望の方は是非ご参加下さい!
お電話でのご予約となりますので、下記東京校までお願いします
ルオペラ東京校 ℡03-54731519
動画も引き続きYouTubeで更新しておりますので是非ご覧ください↓
簡単に縫製できるコンシールファスナーの縫い方の動画です。
切り込みなしで出来るので慣れない方もプロの方も見て頂ければと思います!
個人的には大好きな仕様です
では前回ダウンを解き始めたところでした。
どんでん口がすごく分かりにくいところにありましたね。
ちなみにMA-1というミリタリーのブルゾンは腰のポケットの中がどんでん口になっている事が多いです。どんでん口を探すのも服の楽しみの1つですね (マニアック)
開いてみるとこんな感じでした↓
裏地は2枚で間にダウンがパンパンに詰め込まれております。
中を解くとさすがにダウンが散らばっていました。ステッチを入れた穴から出てきてしまっています。が、そこまでダウンは出ていませんでした。
ダウンの作り方は各ブランドでかなりの違いがあります。
圧着だったりでシームを無くしてダウンの吹き出しを防いだり色々です。
コチラはどんな仕様になっているでしょうか?
↓ダウンが幾分か無くなってしまいましたが 中の構造を解いて調べてみました。
こういう作り方をしていました。↓
生地は裏にコーティングのようなものがありましたが、かなり高密度で、薄い生地です。横にステッチが入っています。
ダウンを入れる際によく間にステッチが横に入っているものを見るものが多いのですが、なぜ横か考えてみた事はあるでしょうか?
そうです。ステッチがなく大きな袋状のものにダウンを入れると全て下に溜まってしまうのです。
それを防ぐために、ステッチで「部屋」を作ってあげて部屋ごとにダウンを詰め込んでいきます。YouTubeでもダウンを入れている工場さんの様子を見ることができますね
こちらのブランドはメッシュ状の生地を間に入れていました。メッシュ状になっていてダウンが引っかかる事でステッチからの吹き出しを防いでいました
さらに厚みが出る事を考慮して幅広のメッシュ生地にしていました。
いやあ、よく考えますね・・・
おそらくもう少し少ないダウンを入れる場合はこの幅も減らすのでしょう。
ばらさねば絶対分からないところですね。
ダウンのお部屋に感動したあとは他の部分も見ていきましょう
ダウンは裾端までパンパンに入っていました。裏地が噴き出てくる(裏地が見えてしまう現象)ので、見返しを付けて、さらに裏コバステッチを入れていました(ダウンの裾や袖口は大体入っています)
袖口のサムズホールは結構簡単な作りでした(この作り方に拘っているブランドもありますね)フリースなので暖かいですが、劣化しやすいのが気になります。
各ドローコードはトンネル布を使っていました。裏地側についていたり、表についていたりと場所によって変えていました。(ウエストのドローコードは表についてるものも多いですね)
腰ポケットのドローコードはポケットを取ると↑の写真のように出ていました。
手を出さなくてもポケット内で完結できる仕様です。これは色んなアウトドアブランドが採用している仕様です。もっと複雑な仕様もあります。
知らなかったのは前立て部分の表裏どちらにも裏地が入っていた事です。
表地・裏地・中綿・裏地・表地の計5枚です 絶対に風は通さないようにという意志を感じます
フード口までダウンが入っていましたが、柔らかく仕上げたかったのか、端がわの仕様になっていました。
裏ポケットは裏地に叩きつけられていて、口部分にはゴムが入っていました。
この服全体に言えますが、極力ボタンの仕様を避けているように思います。
ファスナーのスライダーにも全て引手が通っています。
これは「手袋をする」為、ボタンを留めるなどの複雑な指先の動きが出来ない事を想定したからかなと思います。確かに寒いと手袋外したくないですよね
ちなみに外したポケットはこんな感じです。
あとは↑裏地の各パーツにこんなテープが入っていました。
中綴じ用のテープ以外に多分パーツ認識用のテープかと思います。これだけパーツが多いと間違えそうですもんね・・ロックの糸も色を変えていたりと縫製時の工夫がかなり見られました!さすがのプロダクトです!
次は部分縫いをしてみたいと思います!
ではまた!