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2023 年 5月 9 日 – パタンナーズライフ

2023PM検定2級①

皆さん、こんにちは

マイブランドの方でも告知しましたが


この度LE・OPOERA東京校では渋谷の老舗生地屋さん『TEXTILE WORLD TOA』さんに生地について協力して頂く事になりました!


生地選びを迷っている生徒さんも多いので生地のプロの方に協力して頂けるのは大変うれしいお話です(^^)/

今後TOAさんの生地を使った作品をブログで紹介していきますので是非チェックして下さい(^^♪

↓『TEXTILE WORLD TOA』さんのHP

https://www.toa-ltd.com/

 

 

今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います。

↓1型目のデザイン画がコチラです

4面体のダブルのジャケットです

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。

 

 

↓寸法です

着丈 = 55cm


肩幅 = 40cm


バスト = 94cm


ウエスト = 81.5cm


裾周り = 99.2cm


袖丈 = 58cm


袖幅 = 33.2cm


袖口 = 24cm


袖山 = 16.7cm

 

ボディはキプリスの9ARです

 

↓パターンです

ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替35mm、脇18mm、前12mmです。

デザイン画を見ると前身頃の切替線、ラペル外回り、ボタン位置の間隔が広いので切り替え線を少し脇側に設定しています。

ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。

サイドネックは4mm削っています。

後肩で6mm開く設定で展開しています。

バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。

後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。

 

↓袖山です

イセは全体で38mmです

イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう

 

↓衿です

衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは22°で設定してます。

今回のデザインはラペルが大きいのでバランスを考えて少し衿幅を広めにしました。

ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取るのが非常に難しかったので何度も練習して対策しておきましょう。

 

↓前身頃です

ボタンの大きさは23mmで設定しています。

ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のすべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。

本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。

 

↓提出用パターンです

名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!

 

↓完成トワルです

袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。

ここは難易度が高いので、ある程度の寸法バランスを出しておいた方がいいでしょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。

ラペル返り止まりの位置は絶対覚えておいた方がいいです。

今回はバストラインから12.3cmくらい下の位置に設定しています。

 

↓工業用パターンです

提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.

工業用パターンを理解しておくと作図や提出用のパターンへの理解もより深まりますので見ておく事をオススメします!

2級の実技試験までまだ時間はありますので筆記試験とバランス良く勉強して本番に挑みましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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