ル・オペラの技術

ル・オペラの技術を紹介いたします。

デザインに沿ったイメージの袖を作る

袖を引く時、皆さんは何を基準にして「袖山の高さ、形状」を決めていますか?明確な基準がなかったり、アイテムごとに違った基準があったりして、引き方がばらばらになっていませんか?

ル・オペラの場合

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まず自分の設定したい「すわり、振り」を自由に決めて、それに沿った作成方法(1つだけ)ですべての袖に対応できます。また「すわり、振り」を角度で表現して厳密に管理することもできるので引くたびに違った角度で付くことがありません。 商品のばらつきをなくすことができるので、スピードと正確さが要求される、企業のパタンナーに非常に適しています。

このように、タック入りの袖や、ギャザー袖も、簡単に展開できます。

袖を展開する場合

  1. ダーツを取りたい位置を決めます。
  2. 上の部分を抜き出し、ダーツを取りたい位置で、切り離します。切り離したパーツに数カ所切り込みを入れます。aの長さを決めて山のパーツをあわせます。この時(1)で、aの長さの約45%開きます。(1)に合うように、(2),(3)を合わせていきます。
  3. ダーツを作り、袖山のラインをつなぎ直します。
  4. 完成!
1度原型を、紙で作って袖を付けてみてください。綺麗にできましたか? 次にサイズを変えて作ってみてください。どうですか?タックなどの展開方法は適当でしょうか原型そのままでも、綺麗に付かない場合もあります。 さらには、サイズを変えて同じ手法ですると歪がなく綺麗にできている物はほとんど皆無です!その上でタック等の展開をしても歪が重なっていくばかりで、綺麗なシルエットにはなりません。実際の生地には風合いがあるので、紙のようには行きませんが、少なくとも考え方として成立していない物が、生地に置き換えたからと言って、うまく行くとは思えません。 それがさまざまなパターン理論の限界です。