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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
赤ちゃんTシャツ①
4月期からの入学受付中です!
あと少しで埋まる曜日も多くなってきておりますので、入学をお考えの方はお早目にお願いします!
3/29から4/3日まで授業はありませんが、講師は授業準備のためおりますので、来られる際はお電話でご確認お願い致します!↓
東京校 TEL :03-5473-1519
それでは、今回も子供服を・・・前回のスウェットは生徒さんに見て貰ったところ好評 作り甲斐がありました。調子にのって第2弾
Tシャツです。
・・・またか・・・と思われる方もいらっしゃるかと思いますが いやいや・・奥深いんですこれが。
ちなみに動機としては保育園の入園準備物の中に「着替え」というのがあったので。だったら作ってみようかなと思いまして、9枚ほど量産しようと思います
子供服はちっちゃいのでそこまでしんどくない・・・はず・・
では。
パターンは前回のスウェットから、形を変えて用意しました。
↑結構かえましたが
生地は「天竺」でいこうと思います(Tシャツで一番一般的です)
ただ、天竺って端がカールして縫い難いのが気になり、ちょっと楽をしようと思って、
「一時硬化剤」というスプレーで硬くしてみました・・・
少しだけ硬くなりましたが、そこまで劇的に変わるかと言うと、そこまでは・・・正直天竺にはそこまで効果はないですね・・・ちなみに白いのは時間が経てば消えます。
袖口と衿ぐりは今回身頃と同じ生地を使って、固めに仕上げてみようと思います。
伸びにくいのでその分前回やらなかった左肩に開きを作ってかぶり易くしようと思います。
右肩を縫ったら、
衿ぐりのテープを伸縮縫い(家庭用ミシンにある縫い方でいってこいいってこいの繰り返しで縫うタイプです)
その後被せて表からジグザグミシン
↑こんな感じです。パイピングに近いですね。2回縫っているので結構しっかりした作りで伸びにくいです。ちょっと伸びるくらい。ただ・・これもしかして伸びなさすぎかな?・・・ちょっと不安に
ひとまず仮縫いなので完成まで行きます。肩に開きを作って。ここは生地に厚みが出ない様に中の生地を結構カットしています。
袖を縫って
裾はロックして2つ折り、そのあと「両面接着テープ」でくっつけてからジグザグ縫いしました。
両面接着をカットソー生地で使うデメリットは「伸びない」ですが、裾はAラインで十分に裾廻りがあり、伸ばす必要性がない為採用しました。
おかげでめちゃくちゃ縫い易く、キレイに仕上がりました。
ひとまず出来上がり!
↑うーん 着てみないとなんとも。肩の開きは中の生地をカットしましたが、それでもここだけ硬すぎるので要らなかったかなあ・・・でも衿ぐりはあんまり伸ばしたくないし、、、うーん・・また開きで迷います・・
裾はキレイで今回の縫い方は採用です!これは凄く良かったです。
ただ裾廻り小さいものだとあまり伸びないので注意が必要です。
袖口も想定より戻らなかったので、袖口がバタバタしそう・・あまり硬くせずにリブでも良かったかも・・・次回ここも仕様検討です。
腕は上げやすくできたのでとりあえず着せて様子をみます!
ではまた次回!!
ピン打ち・着せ付け ブラウス動画 新生児スウェット➂
4月期からの生徒さんを募集中です!
4月は5日からのスタートになりますので入学をご希望の方はお早目にお問合せ、申し込みをお願い致します!
新しい生活に服づくりを取り入れて楽しみましょう!
では、今回も動画を作製しました
縫代倒し・切込み・着せ付け・ピン打ち ブラウス編
パターンを引く方は「見て為になる」かなと思います。
是非一度見て下さい 楽しいですよ!
↓
では、子供服のスウェット編最後で完成まで一気に行きたいと思います。
前と重複するところもありますがお許しを・・
裁断しました。今回パターンは若干衿ぐりが広かったので詰めて、生地は少し固めのものを選びました。
凄く固いというわけではないのですが、スパン糸で縫ってもちぎれないくらいのものです。
前回の反省点は「厚い生地をロックのみで縫うと、家庭用ロックミシンだと厚みで引っ張られて縫い目が見えてしまう」でした・・
やはりロックは融通が利く代わりに少し弱さもありますね・・なかなかカットソーは難しいです・・・
そして前回のもう一つ反省点が「表からのステッチで生地が伸びてしまう」だったので今回は上手く「布帛」の部分と「ニット」の部分を使い分けるようにしました。
ただ厚みは出したくないので、部分的に貼らないようにしています。
↓
衿ぐりと裾はかなり厚みが出るので貼りませんでした。
あとメリットは前端を折る時芯がガイドになってくれるので折りやすかったです。正確にカットされている事が条件ですが・・
という感じでざっと縫っていきます。
地縫い糸は
下糸「テトロン」←これは若干伸びてくれます。
上糸「スパン」←これで生地にひっかかってくれるので、地縫い糸が抜けなくなりました。
プラスロックをかけました。ロックは細幅にして極力肌に当たらないようにしています。(ほんとはフラットに縫いたいところです)
↑こんな状態です。横に結構引っ張ってもちぎれない事を確認した上で縫っています。
カットソーを縫う際は何度も試し縫いをする事をオススメします・・・縫って出来上がってちぎれた とか悲しすぎますからね・・・
衿は今回地縫いを入れています。前開きにしたおかげで「そもそも衿ぐりを伸びるように作らなくて良くなりました」
端は角をギリギリまでカットしています。厚みが均一になるか確認しながらカットしたほうがいいかと思います。
↑こんな感じで結構厚みがある感じで仕上げました。
鎌底は段差を付けて縫い易く。今回地縫いしているので縫い目が表から見えていません。
あとは裾。ここもギリギリまでカットします。
袖口は以前の方法で厚み軽減です。
これ思ったのですが、Tシャツとかの衿ぐりにも使えるし色々使えるかも・・・ちょっと試せそうなところがあればやってみようと思います 縫うのちょっと難しいですが。
↑見事に丸く仕上がってくれました・・・
最後に前端を折り込んでステッチです。
うーん!最後に気になる!
芯はリブ部分にも入れて良かったかも・・・ あとサンプル縫製している人に聞くと、「ステッチは畝の間に落とす」そうです・・・細かい
まあ最後に心残りはありますが、とりあえず完成です!
かわいい!
スナップを付けてあげるとさらに可愛いです いやあ結構満足の出来で、衿ぐりも適度な厚みがあって多少着てもビロビロに伸びないと思います
着せてみたら、「着せやすく、裾が持ち上がらない、適度なゆとりがある服」になってくれました・・・これ何回も作ろうかな・・・フード付けてもいいかも・・・
やってみて思ったのは
大人の仕様とは少し違い、「子供の事を考えた気の利いたディティールがある事」
これが凄く大事だなと思います。皆さんもパターンや縫製をしている時に「やさしい気持ち」で作るときっといい服ができると思います!
ではまた!
ピン打ち・着せ付け スカート動画 新生児スウェット➁
3/7(日)体験セミナー開催予定です。
東京校のみ開催で、参加希望される方は下記までお電話お願い致します↓
東京校 ℡03-5473-1519
午前と午後の2部制です。除菌、換気等コロナ対策をした上での開催になります。
お越しの際はマスクの着用をお願いしていますので宜しくお願い致します。
「今さら聞けないシリーズ」の「ピン打ち・着せ付け スカート動画」を作製しました。
授業ではもっと詳しく疑問点にお答えしますが、「こんな感じで授業が進むんだ」と思って頂ければと思い作製しました。興味がある方、プロの方も一度見て頂きたい内容です。
では今回も新生児のスウェットを。
小さいので縫製がしやすくて助かります
前回やってみて着せ付けたところ
・生地が硬すぎて動きにくそう。
・厚みがあるところの「ぼこ」っと飛び出ているのが気になる
・あとは「開き」が全部開かないので着せにくい←これが一番気になりました
そもそも被りタイプのものはもう少し大きくなってからだと大丈夫でしょうが、生後6か月から1年くらいの子どもにはちょっと難しそうです。
なので、デザインを大幅変更で、「前開き」になる様にしました。←結局これが一番でした
↑出来上がりがこちらです。ちなみにこれも仮縫い用で本番ではないです。
では
前身頃は完全に左右で分けました。
ちょっと凝ったのがここ↑
リブの厚みでどうしても生地が集まっているところが「ぼこ」っとしてしまうので、
リブの接ぎを斜めにして厚み軽減しました。何かのアウトドアウェアでみたテクニックです。
縫うと↑こんな感じで生地の厚いところが分散出来ます。
カットソーは特にこういうテクニックが大事ですね・・・
ざっと縫った状態です。今回は非常に縫い易かったです。
↑こんな感じで縫い目がズレているので、ロックミシンもかけやすく「ぼこ」っとしません。
ついでに↓
脇の接ぎ位置もずらしてみました。ミリタリーものに見られるテクニックですね。
ここも縫い易い。
衿は挟んでみました・・・ここはまだちょっと綺麗とは言えないですし、少し縫うのが難しく感じました。「挟む」というのが、やはり精度を欠くので(生地に厚みがあるとズレやすく縫い難い)ここは次回何かアイデアが必要です。
前開きは接ぎにしてみました。・・・ここもチョット微妙・・
裏側に布帛(織り)芯を貼ったのでステッチが入れやすかったのですが、リブ部分を貼らなかったので(生地が厚くなるかなと思い)ステッチがかなり歪みました・・・
うーんここも要検討です・・↓あと挟んだので端だけ生地の厚みが足りないのが気になります・・・
と、一応できたのでまた着せてみて様子を見たいと思います。
ではまた次回!!
トワール縫代倒し方向&切込み箇所動画 新生児スウェット①
引き続き3/7(日曜日)体験セミナー開催予定ですので、興味がある方は是非東京校にお電話でご予約お願いします
東京校 ℡ 03-5473-1519
動画を使った新しい学習システムを導入しています。
教科書より分かり易く、隙間時間にも勉強出来るので理解度が高まります。
どんな事をしているかというと、参考までに・・↓
今回は縫代倒し方向と切り込む箇所の説明動画を作ってみました。
初心者の方は特に「あれ?どっちだっけ?」となる事が多いので、確認できるように動画を作製しました。
切り込む箇所はどこ?の説明もしていますが、なぜそこに切り込みを入れるかなど説明していますので、デザインが変わっても応用出来ます。
基本中の基本ですが、参考に1度見て下さい 見ている内に気付く事もあるかもしれません。
では・・今回また新生児用のスウェットを作ってみたいと思います。
成長に合わせて、新生児は着脱のし易いロンパース(上下くっついたやつです)から上下分かれているものに変化していきます。
ただ、いきなり大人と同じ仕様でいいか?で言うとそんなことはなく、「着脱のしやすさ」は考えないといけないかなと思います。着せにくいのは本当に大変です・・・
・・で今回はこれ↓
安かったので購入してみました。生地も柔らかくていいのですが、気になる箇所がいくつか・・・
①着脱がしにくい・・・開きがないため、「バンザイ」の状態で着用させるのが難しいです・・
➁腕を上げると運動量がないため、すぐにお腹が見えます。
腕を上げた時の運動量足らずですね。
➂肩幅が広いので、着る子によっては凄く肩幅が広く見える。
です。このあたりが気になるので、デザインを変えたり、パターンを変えたりしてみて解消していこうかなと思います。
さっそく
↑まったくべつもののデザインです ラグラン袖に変更しました。
肩に縫い目が無いので、肩幅が広く見えないかなと思って採用しました。
あと、縫い易い!子供服って小さいから縫い難いんですよね・・・
運動量的にもこれである程度確保していきたいと思います。
肩はちょっとそのまま試しに縫ってみて確認してみたいと思います。
開きがある箇所でステッチが入るので、布帛系の芯を貼ると良いと思います。
ちなみに生地は大人の着るスウェットと同じような生地で。これがあとあと後悔する形に・・・
衿ぐりは挟んで縫っていますが、このミシンはないので、何か代案を考えながら。端は裁ち切りをただ折り返すだけで、中縫いはしていませんでした。厚み軽減かなと思います。
一応要所要所で厚みは軽減しながら進めていきました。
仕様を確認しながら縫っていっています。この時が一番アイデアが出るので、必ず縫って確認するようにしたいですね
縫い目も本当は乗せて縫わないと肌に当たって気になりそうですね。
・・・とりあえず簡易縫製で仮縫いが出来ました・・
いやあ、ここまで目立つとは思いませんでした・・生地が集まっているところが凄く「ボコッ」と飛び出て見えてしまいました・・・ 小さいから余計に目立つんですね・・
これは生地を薄く仕上げる仕様を何か考えねば・・もちろん生地の選定も・・
衿ぐりは本番ジグザグでいこうかと思いましたが、結構難易度高そうなので、もっと簡単に出来る仕様も探しておきます。
・・・で実際に着せてみてどうだったかと言うと・・・
生地が硬い!
そのせいで、着にくそうでした・・ 特に新生児では硬い生地はほとんど見ないのは着心地が何よりも大事だからですね・・
あとやっぱり着脱がしにくい!
かぶりタイプのものはどう考えても着脱がしにくかったです・・
これは前開きとかに変更しようかな・・・あきらかに嫌そうだったので・・・
腕はまあ上げやすくなっていたのでお腹がベロンと見える事は無かったです。肩幅もデカくは見えなかったのでそこはクリアですかね・・
いやあ難しいですが、色々工夫しながら作るのは楽しいのです 少しずつ改良を加えていきますのでお楽しみに!
新生児用ベスト➁
こんにちは
最近花粉症気味で目が痒いですね・・
マスクを常時しているのでまだマシですが、、教室も換気している状態なのでつらい時期です
さて、3月7日に体験セミナー開催予定ですので、ご興味ある方はお電話でのご予約をお待ちしております!
3月7日(日) 1回目10:00~12:00/2回目13:00~15:00
の2部制です。どちらかお選び頂いて、お電話は下記まで
ル*オペラ東京アトリエ TEL 03-5473-1519
どんな雰囲気の教室かは↓の動画で雰囲気が伝わるかと思いますので是非ご覧ください トートバッグの講習の様子です
初心者の方から、「なにもやった事無いんですが・・・」と仰る事が多いのですが、本当に基礎の基礎からお伝えするので一度雰囲気だけでも味わいに来て下さい
ではでは、「新生児用のベスト」のやりたかった生地バージョンです
↑こんな生地で子供らしいものを選んでみました。
結構厚みがありますが、やはりフリースは柔らかいので想定しているよりも厚いかなと思うくらい生地を重ねていいと思います。しっかりシルエットも出るし、何度も洗うと思いますので、型崩れもしにくくなるので厚めがオススメ。
裏の生地も少し緑みがかかった青の発色のよいものにしました。
これをさらにトリコットを重ねて3枚にします。
結構かさ高ですが、前回の「乗せて縫う」という仕様なら厚みも軽減できるので大丈夫です。
テープは前回の2つ折りの物から4つ折りタイプの「ニットパイピングテープ」で市販されているのを使ってみました。既に折られているので縫製はラクですが、好みの色や生地感のものが少ないので、手間はかかりますが作ってもいいかなと思います。
あとは前回と同じです。外周ロックをかけて
肩を乗せ縫い
アームをパイピング。
ちなみに乗せ縫いの時に生地が分厚過ぎてミシンが進みませんでした・・・ そういう時は裏技「押さえ金の先をほんの少し浮かせて縫う」です。写真では目打ちで少し浮かせながら縫っています。
テクニックは結構必要ですが、これで縫いズレと生地が厚いときにも進むようになりますので練習してみて下さい。
片脇を縫ったあとにぐるーりとパイピングして、最後に残しておいた脇を縫って完成です
なかなか、子供らしい配色で気に入っています!
釦もスナップの黄色いタイプを使って可愛さ優先です
最近の子ども用のスナップは打ち具とか特別なものを使わなくてもワンタッチで付けられてちょっとびっくりしました。
ちなみにフリースにスナップを付ける時は丸く穴を開けると破けやすくなるので、目打ちとかの小さな穴でスナップをつけた方がいいですよ
ではまた次回!
誰にも聞けない!地直し動画 共生地スウェット
こんにちは
いつのまにかもうすぐ2月でもう今年1ヵ月が過ぎようとしています・・・
あっという間に4月期の入学を考える時期ですね・・・
入学をお考えの方は見学もそうですが、動画を見て頂いて、どんな授業かイメージして頂ければと思います。
今回は「今さら聞けないシリーズ」の「地直し」です。
「地直し」は服作りに必須です。
正確に地直ししておかないと後で崩れてしまって「なぜ間違ったのか?」が分からなくなります。
また、縫製時にも「地の目」を確認しながら縫わないと、衿ぐりなどが伸びてしまったりしても気付かなかったり、服を作る上で基本ですが必要です。
慣れてくるとなんとなく、「縦糸がこう通っているな」とか見えるようになります。
技術職特有の「目」ですね。何十年やってもほんとにこの基礎は今になっても非常に必要だと感じます。
最初はホントに難しいと思います。最初の頃を思い出すと「頭ではわかってるつもりでも手が動かない」というもどかしい感じになったのを覚えています
ハンカチとかでも練習は出来るので、興味のある方は思いっきりハンカチを引っ張ってみてからアイロンをかけてみてください。
地の目が分かると普段のアイロンがけで、買った当初の形に近い状態まで戻す事も出来ます。
是非お試しを
では、前回新生児用のベストを作っていて、「あ、この縫い方してみたい」というのを思い付いたのでやってみる事にしました。あとついでに気に入っていたスウェットを作り直そうと思います。
背中がいつものように跳ねてますね 大体そうなります・・
サイズだけは上に重ねて着る事が出来るので頻繁に着ています。。
ここくらいは修正して作りたいと思います。
ちなみにパターンはこんな感じ↑でした。
超量産のパターンに比べると、比較的前後差をつけて立体で作っています。
まあ私には合わないですが、、、サイズは気に入っているので、、
縫製は家庭用でも縫えるような簡単な縫い方が多いです。
ではやってみたかった仕様です。
ジグザグ縫いの応用です。
テープを4つ折りしないで、端にロックをかけて↑のように折ります。
挟み込んでそのままジグザグステッチです。
単純なようですが、メリットが
「伸びすぎないで戻る」ことです。
普通にTシャツのようにフライスで縫ってしまうとどうしても着ていくうちに生地が薄いので伸びやすいです。
この方法だと端まで生地があるので強度がかなり増します。
デメリットはある程度衿ぐりを大きくしておかないと伸びないので頭が入らないところです。あまり首の詰まったデザインの時は出来ない仕様です。
こんな感じ↓の仕上がりになりました。
少しだけバランスを変えただけであとは同じ仕様です。
袖口と裾も伸び率が少ない仕様で共生地です(共生地でやる場合は戻り率が少ないので倍率は少ない方がいいです)
Tシャツはみ出てしまっていますが 強度的には満足の出来上がりです。
こんな風に家庭用でもちょっと考えて縫うだけでクオリティが上がります。
ただその分その縫い方に合ったパターンを引かないといけません。
ではまた次回子供服に戻ります
新生児用ベスト①
こんにちは
今年は去年よりは暖かい気がしますが、電車が寒いので、より重ね着必須になりましたね
以前作製したトレーニングジャケットとコートを毎日のように着ています。
皆さんコロナもそうですが、風邪にも気を付けましょう
では、今回も赤ちゃん用のものを。
以前某メーカーのベストを買いました。非常に使い勝手が良かったので、2枚目が欲しいなと思い買いにいったらもう売り切れていました。
多分お子さんのいらっしゃる方は結構そういった事が多い気がします。
大人と違って洗濯をよくするので2、3枚は同じものがあるといいですね。
という事でないなら作っちゃいましょう。
↓これです。
すごく使いやすいです
基本赤ちゃんだと重ね着をして、袖が3枚とかになると動かしにくいのか、結構嫌がると思います。
なので、家の中だとベストくらいがちょうどいいです。
だから人気なのかなと。
あとリバーシブルも多いですが、これは汚れの問題かなと思います。
脇などの接ぎ目は薄く仕上げるため、フラットシーマで縫われているのかな?
これなら薄く出来ますし。
ただ家庭用ではちょっと工夫が必要そうです。
端はニットテープが使われていましたが、肌のことを考えてかコットンでした。
スナップはもちろんプラスチックです。
結構海外のブランドの子供服は金属系のものも多いのですが、国産のものはアレルギーなどのことも考えてか、ほとんどプラスチック製でした。プラスチックの方が、使いやすい気がします。
ではでさっそく
お試しで肌触りと強度を考えて、フリース、トリコット芯、フリースの3枚重ねでやってみる事にしました。
3枚重ねてまわりに先にロックをかけます。ロック幅は太めにしておいたほうが3枚仮止めできます。
肩と脇は片側のロックを隠すように乗せて、ジグザグミシンです。
前にフリースベストでやってみた仕様ですね
これである程度薄く仕上げる事ができました。
幅を少し広めにしておくと裏側もペラペラめくれてこないです
既製品でしか使えないようなロックの代用です。
試しに今回はニットの2つ折りのテープを使ってみることにしました。
薄く仕上げられるのがメリットですね。
ただ、売られている種類は少なかったです。色があまりないので、けっこう限定されますね。
先にアームや衿ぐりなどカーブの形にアイロンをかけておきます。
これもジグザグミシンで縫いましたが、かなり難しかったですね
ニットのテープが結構ズレてきてしまって安定しなかったです。
←はうまくいったのですが、→はアームが少し伸びてしまいました・・なにか対策が必要そうです。
脇を片側縫ったら、あとは裾~前端~衿ぐり~前端~裾と一気にテープで挟みます。
で、ひとまず仮のベストの出来上がりです。
右のアームが吊ってますね・・・ 次はちょっとここを解消するためになにか考えてみます!
裾のカーブとかはうまくいったのですが、加減が難しい・・・
ではまた次回!
赤ちゃん用マット
あけましておめでとうございます
年明けすぐに緊急事態宣言が出ましたが前回とは内容が異なり、学校には要請が出ていないため開校しております。
換気、教室内の除菌は徹底して行っております。
4月から入学ご希望の方はご見学して頂けますので、マスク着用でお越し下さい。
では、今回から少し子供用の服や、雑貨なども間に挟んでいきたいと思います
子供のいる方は共感して頂けると思うのですが、子供用のものってファンシーな柄のものがあまりに多いため、男の私は結構抵抗あります。もちろん子供用なのでそれでもいいと思いますが、たまにはそうじゃないものも欲しくなります
今回は「マット」です。
子供用のものって「少しの期間しか使わないのでもったいない 」と皆さん思っているはずです。
なので、「布製品」に関してはある程度縫えると思うので、やってみる事にしました。
生地もあまり新しく買い足すというより、使っていない余った生地で作製できたらと思います。
今回は余った生地や貰って使わない生地で作っています。
マットなのでかなりの厚みが出てくるのでこれをいかに薄くして縫製できるかを考えて縫ってみることにしました。
キルティング、ニット芯、中綿、ニット芯、フリース、ニット芯、キルティングの7枚重ねです。凄く多いですが、これくらいしないとクッション性がないので。
表のキルティングはナイロン系で汚れ防止、裏はスベリ止めも兼ねて、起毛したキルティングを使いました。
パターンは長方形なので、必要な生地を重ねて、欲しい枠の少し内側にしつけしていきます。(重ねて裁断したほうが、1枚1枚の差が少ないのと、地縫いする時の縫いズレ防止になります。)
滅茶苦茶固かったです
ざっくり縫ってカットした状態です。
それでも生地端は多少ズレるかと思います。
端のパイピングテープです。これも強度を考えてデニムで
接ぎはバイアスに縫って少しでも薄くしています。
縫う時にかなりズレやすいので、リング押さえを使用して縫いました。
このままだと縫えないので・・(ミシンの針が入りません・・・)
上下2枚を残して、中の生地は捌いていきます。
↑こんな感じです。
あとはパイピング布を挟んでいくだけです。
因みにカーブ部分はアイロンで先に形を作ってから挟みました
角も反り返らないでいい感じです
これで完成な簡単なものですが、ちょっと工夫するだけでこういう雑貨もつくる事ができます。残布のみで作製したのでほぼタダでした もっと細かい残布しかない方もパッチワーク状にしてつくるといいかと思います!
ではこんな感じで、赤ちゃん、子供用のものをちょこちょこ作製していきたいと思います!
ではまた次回!
パンツポケット切り込み、チェックシャツ
今年も残すところわずかです・・
いろいろありましたね・・・
ですが、楽しんでもらえる様にがんばるしかないですね
↓また動画をあげました!今度はハット講習の様子です!教室の雰囲気が伝わるかと思いますので、入学を考えている方は是非見てみて下さい
さて今回は少しサラっとした内容です(作ったのは2着なので結構しんどかったですが )
前回作ったコートですが、生地が余ったのでパンツを作ることにしました。
そこで、チノパンの脇の斜めポケットについて1つだけお伝えしようと思います。
厚手の時に有効なので試してみて下さい。
ポケットのココですね↑
そうです。↑の感じで切り込みを入れましょうというお話です。
今まで、切り込みを入れると切り込み端が見えそうでいやだったのですが、サンプル縫製する人にすすめられてやってみました。
ここの̚角がほつれそうなのですが、よくかんがえれば、少しだけ控えて縫えばほつれも気にならなかったですね・・なぜか良くないと思い込んでましたね・・
うん薄く仕上がります。この後後ろパンツと地縫いするだけです。
結構「どうなんだろう」と思う仕様ややり方も、使い方を自分なりのやり方をしたり、使いどころで格段に良くなったりします。あと結局は縫わないと本当の所は分からない事が多いです。生徒さんに伝えるためにも極力縫うようにして伝えるようにしています。
なんでも試してみるのが大事ですね・・
出来たパンツはこんな感じです・・・実はちょっと痩せてしまった事を忘れていました
ウエストが結構余ってしまいました・・
寒いのでちょっと長めにして、気に入らなければ後で丈詰めしようと思います。
裾幅は、何故か靴に必ず引っかかってくれる巾です。私は24cmでうまく引っかかってくれます。(多分足の甲が高いせいだと思います。)
ついでにシャツも作りました 年末の生地整理です。
柄はさすがにきっちり合わせると時間がかかりそうだったので・・左右前が段違いになっていますが、結構気に入っています。
衿は以前作製した1枚衿の台衿付き風です。縫製が凄く簡単なので、慣れれば1日で出来るので気軽に作れます。
さて連続で2着作りましたが、体型が変化してパンツはちょっと合わなかったです
シャツはかなり早いスピードでさっと出来ました。
個人で作製するから仕様面は拘りたい場合は時間をかければいいですし、サッと作ってしまいたいという時は簡単な仕様に変更してしまってもいいと思います。
皆さんも休みの間に服を1着作製してみて楽しみましょう
それでは良いお年を!!
コート修正➂
師走ですね!ただ今年は忘年会がないせいか、新橋の夜はすごく静かです。ちょっと不思議な師走です。
本格的に寒くなってきて丁度よい時期にコートが完成しました。
いつも時期が終わって完成するので、1年待って着用していたのですが、今年はこれで乗り切れそうです
では完成です!
気になっていた吊りジワは消えてくれました。新品だからそうなりますが、これを洗ったり、着ていくうちにどんな変化が出るか研究したいと思います。
パターンは肩幅を出したり調整をしたので少しだけ着やすくなりましたし、衿の形は直線的で気に入ってます。
以前のサンプル↓
こうやって比べると良く分かりますね・・・
あと袖丈短い
で今回やりたかったのが、「中に何か着こんだ状態の変化を見る」でした。
以前作ったコレ↑の上に着用できるものを作りたかったのです。
ちょっと着ぶくれしましたね ただ、サンプルほど小さくはないので着てもそこまで窮屈には感じません。あと、きつすぎた肩傾斜を緩めたりしたので肩先が非常にラクになりました。首回りも少しゆとりを入れたので中に着用してもラクです。
衿まわりはかなり変えました。元のサンプルは衿のカーブがきつすぎて正直縫い難過ぎたので、完全別物です 衿の立体感は欲しかったのでかなり難しかったですね。
腕の運動量も少しだけ出して、袖裏もキュプラに変更。「袖裏はスベリが良い生地が良い」を実感しています。
身頃の裏はキュプラだとふらし始末で、生地が柔らかくダレて吹き出す恐れがあったので、スレキで作製しました。表地と同じ綾織のスレキなので恐らく表地に馴染んでくれると思います。
裾にもテープを流し込んだり、三つ折りの端を薄く仕上げるために斜めに折り込んだりと細かな事をしました。
もしこれを工場さんに指示したらややこしい指示になってしまうので、それだけ工賃が上がって売値もその分上がってしまいます。売値は結構な金額になりそうです。手の込んだ服はそれだけお金がかかってしまいますが、自分で作るなら安い
簡単に習得できる技術でもありませんが、出来た時には本当に「楽しい」と思えますし、服を作る事が日常化すると本当に服を見る目が変わって、それも楽しく感じます
もう今年は終わりですが、来年4月からの入学を今頃から考えてみてはいかがでしょうか?
ではまた次回。残りの生地でパンツを作製してみました