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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
マスク 子供用、幼児用 フリースベスト➁衿ぐりまわりテープ縫い
体験セミナーも終わり、4月期からの募集が始まりました!
・・例年通りですが、もう既に埋まってしまっている時間もあります
入学をお考えの方はお早目にご連絡をおねがい致します!
ではでは、前回のマスクですが、最後におまけで子供用サイズも乗せておきますね。
ちっちゃ!可愛いですね
子供用仕様、寸法↓
幼児用仕様、寸法↓
皆さんくれぐれもお体お気を付け下さい!
さあ、間があきましたが、フリースベストの続きです。
最近のアウトドアの縫い方は難しいですけど、少し前くらい(90sくらい)のものであれば頑張って家庭用で再現できると思います!
まずはロックミシンの調子を確認します。
ロックには差動送りというものがあります。
当然ですが、伸びる生地は縫っていると伸びてきます。
それを防ぐ為に縮めながら縫うという機能がある(ないものもあります)のでその調子を見なければなりません。
無しで縫うとやはり波打ってしまうので伸びているという事になります。
ただ、スパン(商品名で言うとシャペスパンとか書かれているものです)だと引っ張ると千切れそうでしたし、あまり「戻らない」状態になってしまいました。
なので使う糸を変えて「ウーリーロック糸」で縫ってみました。
差動送りも合わせて使うと、引っ張っても元に戻ってくれます(思いっきり引っ張ったら厳しいですけど(-_-;))
この生地(フリース)に関してはウーリーロックで縫う事にしました。
さて次にどうやってサンプルの縫製に近付けるかですが、、
とりあえず厚みは出したくなかったので、重ねて地縫いしました。乗せて縫うというやり方です。
・・・だめですね、ピラピラとロック端がめくれます・・・
ということでコレ↑使える縫い方「ジグザグ縫い」です。
ほんとに優秀な縫い方です。いろんな所に使える縫い方なので工夫次第では新しい縫い方も発見できるかも?しれません。
重ねてジグザグです。生地は2枚しかないので薄く仕上がり、尚且つジグザグの幅のおかげで縫代のピラピラ問題も解決です。サンプルの縫い方にも近いものがあります。
ただ、ここでも下糸を「レジロン」(ニット用とされるもの)を使ったのですが、「戻り」が悪かったので、下糸を「ウーリーロック」で試してみました。
これは良い あまり普段やらない事ですが、縫っている内に伸びてしまう生地が「ウーリーロック」のおかげでほとんど伸びなくて済みました!
採用ですw
縫い方、糸が決まったら実際少し難易度の高いところで練習してみましょう。
前端、衿の部分縫いです。ファスナーは無しで練習しておきます。一番難しそうだったので・・・
肩を縫います。もちろん乗せて縫ってみましたが仕上がりは良いです。前身頃も本番同様2重で試しています。
衿も2重でワの状態です。
ニットテープで衿ぐりの補強をして、サンプルとほぼ同じ縫い方を試してみます。
ここまでが中縫いがなく、全て乗せ縫いです・・・工場さんには嫌がられそうな縫い方ですね・・・
前端を中縫いしてひっくり返して、衿の上端をジグザグで縫うと・・いいですね!
凄く本格的w見た目にも家庭用で作ったとは思えない出来です。
縫う前にこれくらい慎重になると出来あがりのクオリティを格段にあげることが出来ます。
では次回本番です!
マスク作っちゃいましょう!①
明日体験セミナーです!
後半にかなりの予約がありました!ありがとうございます
服を作る楽しさが少しでも伝わればと思います!
マスクがない!
皆さん困っています。コロナウィルスの影響でマスクがなく、困っている人が生徒さんにもいらっしゃいます・・(花粉症の人も困っていますね・・・)
マスクかあ。。昔ってそういやガーゼ素材だったよなあ。と思い。。作ったらいいんじゃないか?という事でやってみました!
3月に入ったら大丈夫・・のような気もしませんし、無い方は作ってみましょう!
まずパターンです
出来あがりイメージはこんな感じです。一般的に作られているマスクをとりあえず作ってみました。
寸法です。細かく書いていますが、所々変えてしまっても問題ないかと思います。。
縫製がちょこっとフクザツですが、紙で折ってみて確認してみてください。
折れば「ああなるほど」と思ってもらえると思います!
資材はとりあえずサンプル前にトワルで作製しました。
端のテープはグログランテープがあったので使い、ゴムが2本(長さは人によるのと伸びる量によりますので調節して下さい)
あとは「テクノロート」と呼ばれる帽子などの形状記憶に使われるものを使いました。
形が保てるものならなんでもいいと思います。無くてもオッケーですが、あると鼻にフィットします。
最初に上下を3つ折りしてステッチ。その後上の写真のようにセットします。
あとは下からタックを2重の状態で一緒に折っていきます。
紙定規があると便利ですね。
折れた状態です。
テクノロートを表の上端のステッチの間に入れてステッチで止めます。そのあと端にミシンをかけます。
中がポケット状になっている状態です。最後にゴムを付けて・・・
端をテープで挟めば完成です!
何かシートを持っている人はポケット状になっている中に入れて使うことが出来ます。
なかなか入手しにくい状況になっていますが、1枚プラスするだけでも違うかと思いますので是非試してみて下さい
こんな感じで仕上がりました!
次回ガーゼでも作ってみようと思います!子供サイズも必要ですね!
医療用という事もあり意外に奥が深い
フリースベスト①
新型ウイルス早く収束してくれるといいですね・・・新橋でも週末は人がちょっと少ない感じがします、、、手洗い、うがいをしてしっかり予防しかないですね
体験セミナー引き続き募集中です。初心者の方向けではありますが、色んな質問をして頂けるので経験者の方も是非ご参加下さい
お電話での予約制となります!ご連絡お待ちしております
東京校 ℡ 03-5473-1519
さて結構暖かくなってきたところで、カットソー繋がりでちょっと使ってみたかった生地が、、
「フリース」です
なんとなく縫った事ないもの何かないかな?と考えていたところフリースを縫った事ないなあと思い、練習しておくことにしました。
これも「特殊ミシンがないから出来ない」と思われがちなものですが、工夫次第でなんとか出来るんじゃないかな?と思い、やってみました。
縫い方の研究なので、ベストをチョイスしました。アウトドアブランドのもので少しゆったり着ているものがあったので、コイツをチョイスしました。
そこそこ肉厚のフリースで、前裏がメッシュ仕様のかなり簡単な作りのものです。縫い方の参考にしやすそうです。
衿ぐりの裏にはニット系のテープが使用されていました。結構見ますが、市販ではなかなか見かけないので、ここはどうするか要検討かなと思います。同じではないけど何かニットテープがあったと思うのでそれで代用できるかな・・
衿の中には芯があり(ふらしてある感じがしました)、少し伸びるタイプのもののようです。ただ、ガッツリ芯を貼る事が出来ない(生地にアイロンをプレスすると跡が残りそう)のでニット系の裏地を芯替わりにしようかなと思っています。
裾は2つ折りで3本針でロックがかかっています。
コレは出来ないので、ジグザグステッチを予定しています。他にもちょっと試してみます。
アームホールは柔らかい生地の特性を生かして、2つ折りで裾と同じ仕様でした。
ただ、アームホールはかなり伸びるので、伸び止めが必要ですね。
脇のファスナーは作るか迷っていますが、見返しのパーツはナイロンのタフタでした。
流石にファスナー部分が縫い難かったのでしょう。
裏には接着芯を使っています。
ちなみに不織布でほぼ剥がれていました。まあガッツリ接着する必要ないですもんね。
こうなると前端のファスナー部分もなにか必要になりそうです。多分貼らないとかなり縫いズレそうです・・・
パターンはこんな感じでした。かなり柔らかい生地で肩線が前にあるので肩甲骨あたりが柔らかくフィットしてくれました。結構面白いパターンです。
衿は続きのパターンです。パターンは縫ってみてから調整は必要になりそうですが、とりあえずという感じです。
使ってみようと思っている生地が少し薄く、光沢のあるものです。
薄さが形や縫い方にどう影響するか心配ですが・・・これも勉強です。
裏のメッシュ生地はそこそこ近いものが見つかりました。
これですね、かなり珍しいトリコットの裏地で固めのタイプ。昔のミリタリーもののポケットなどに使われていたのを見た事があります。
「固くほんの少しだけ伸びる」という特性があるので、今回は芯替わりに使って様子を見ようかなと思います。
ではまた次回!
LE*OPERAの新たな取り組み
LE・OPERAでは今までも自身の原型を製作しパターンにしていましたが、様々な体型に対応できる応用力の養成を目的とした【体型別カリキュラム】を新たに取り入れます。
自分のサイズだけでなく一般的な体型の変化も学習し、LE・OPERAで学習したパターン原理の理解をより深める為のカリキュラムです。
●個別に様々な体型を吟味した補正パーツを作製する。
●ボディに個別に補正パーツを付けてパーツごとのパターン変化を学習する。
●ボディに複数の補正パーツを付けてオリジナルの体型を作る。
●様々なアイテムを作製してパターンの原理とオーダー作製の手順を確立させる。
授業中に生徒さんからも『私、この工業用ボディみたいに腰回りがスッキリしていないわ・・・笑』等の声も良く聞こえてきていました(+_+)笑
まずは工業用ボディを使ってパターンを勉強し、応用としてより人間に近いリアルな肉付けをして勉強する。
なで肩・いかり肩・前肩、肩だけでも色んな体型があります。
工業用ボディの勉強だけでは気づかなかった事など新たな発見もあると思います!
よりディープな所まで学習し、引き出しをたくさん作って楽しくパターン製作をしていきましょう(^^)/
新たなカリキュラムのご紹介でした。
スウェット衿ぐり➁
体験セミナーご予約受付中です
募集開始したばかりなのでまだ空席もございます。
先着順で定員を超えると立ち見になります。
参加ご希望の方はお早めにご連絡下さいませ。
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
予約制で東京校のみ開催です。直接東京校のアトリエにお電話お願い致します。
東京校 tel 03-5473-1519
新型ウィルスの拡大しないか心配ですね・・・
ひとまず対策としては、アルコールでの手の消毒、うがいなどを行なっていますが、警戒が必要そうです。また東京ではマスクの品切れとかあるんでしょうか・・あまり情報に振り回されないように注意したいと思います。
さて、前回の続きです。
やりたかった事が↓これです。
古着のディティールで見た事があってずっとやってみたいなと思っていて、「なぜこの仕様があるのか?」不思議だったものです。
理由は「伸ばして付ける量を減らす事が出来る」からかなと思っています。
もちろんデザインとしての仕様の意味もあるのでしょうが、作ってみて「浮きを引っ張る事が出来る」という使い方が出来るなと思いました。
例えば衿ぐりのカーブをどうしても丸くしたいなどの場合は伸ばす量がどうしても多くしないと落ち着かない(前回画像のように浮いてしまう)のでこのデザインだとよりフィットさせる事が出来ます。
デザイナーの領分?に入るかと思いますが、「なぜこの仕様があるのか?」と考えるのは凄く大事な事だと思います。
ちなみにパターンは↓のような状態です。
所謂ミリタリーのMA-1のようなリブが付いてるイメージですね。
衿先でダーツが取れるので「浮き」を押さえる事が出来るという仕組みです。
生地でどうしても浮いてしまう場合はお試しあれ
次はどうしても丸く仕上げたくて上の仕様のように特殊デザインはちょっと・・・という時の仕様です。
家庭用のミシンでは難しいかなと思っていたのですが、意外にいけそうなので試してみる事にしました
↓こういう仕様です。
身頃の裁ち端まで挟み込むタイプです。パイピングをイメージしてもらえればいいかなと思います。
ただ、伸びる量が少なくなるので「頭が入らない!」なんて事が無いように「少し大きめの衿ぐりにする」が条件になります。
通常既製品は2本針で裏がロックになってるタイプですが、そのミシンが無い場合は・・・
「伸縮縫い」は家庭用なら付いている縫い方かなと思います。
因みに肩線はあと縫いにしました。
メリットは縫製がしやすい事です。見た目はちょっと綺麗ではないですかね・・
アイロンで折り返したら「ジグザグミシン」で縫います。これも家庭用なら付いてる縫い方です。
裏側を落としやすいのと生地の厚みが結構もっていかれるのでリブの幅は生地によって変更した方がいいと思います。ちなみに1回目失敗して5mmくらい厚みで幅が減りました・・・
パターンは↓こちらです
中縫いをする前にアイロンで形を作っておくとより綺麗になります。
身頃の縫代が端まであるので伸びにくいのでオススメです。多少手間はかかりますが、試してみて下さい
ではまた!
スウェット衿ぐり①
体験セミナーご予約受付中です
毎回埋ってしまうほど人気ですので、ご連絡はお早目にお願い致します!
前回の様子はコチラ↓
http://www.leopera.com/md/?m=201908
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
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東京校 tel 03-5473-1519
さて・・
今年は東京にいると暖かく感じます
毎年このあたりの時期に雪が降ってもの凄く寒かった記憶がありますが、あまり寒くありません。ただ、お店の中が暑過ぎていつも汗をかいてしまうので、最近は「出かけた時脱いでも荷物にならないショート丈の服」「前がすぐに開けられて体温調節しやすい服」を着ています。
着ていくものをそんな風に気を使って見ると少し楽しかったりしますし、そこでちょっとした気遣いがある服を見ると「おお」と面白くなります
「気遣いのある服」はどうやって出来るかと言うと、やっぱり「いかに丁寧に考えてきっちりとした理論に基づいて細かく調整出来たか」かと思います。これはやはり何度も繰り返さないと身に付かないと思っています。
再度作ってみるという事は非常に大事だと思います。何度も同じ様に見える事も繰り返す事で発見する事が沢山ありますし、他の打開策が見つかったりします。
そうですw
また衿ぐりですw
すみません。前回作ったものが凄く気になっていて、もう少し突っ込んでやってみる事にしました。
以前作ったスウェットがこちら↓
前の衿ぐりが微妙に浮いているのが、気になっていました・・・
生地の固さやパターンの伸ばす分量など、いろんな要因がありますがこの時はもう少し伸ばした方が良かったかなと思います。
ただ、条件が異なると全くうまくいかない事があります。それを今回はもうちょっと分かり易い生地で試してみました(次回行うパーカの講習を受ける方にも説明したかったのでw)
①柔らかい生地(伸びて戻り易い)
生地にはある程度の厚みがあり、スウェットの中でも冬用に使用される暖かいタイプのものです。柔らかさが他と違う点です。
➁固い生地(あまり伸びない)
厚みがありどちらかと言うとかなり固い生地です。
伸びはほとんどなく動きにくい布帛に近い生地です。
➂薄く伸びるフライス
どちらかというとちょっと厚めのTシャツに使われるくらいのフライスです。
かなり伸び、戻る力もそこそこあるものです。
④厚く、固さもあり戻り易いフライス
固めのフライスで、目がかなり詰まっています。
厚みも➂よりあり、戻る力が非常に強い生地です。
以上の4種類で比べてみようと思います。
条件は前回と同じパターンでフライスの伸ばす量も同じにしています。
土台の生地①柔らかい生地のフライスを縫う前の状態です。
①柔らかい生地に➂薄いフライスを縫った状態です。
見事にダメですねw
衿が波打っているのが良く分かります。・・・たまに既製品でも「これほんとに?いいの?」っていうので見ますが・・・
①柔らかい生地に④固いフライスを縫った状態です。
ばっちりうまくいきました。特に前回前の衿ぐり側が若干浮いていましたが、それもなくぴったりフィットした状態です。
➁固い生地に④固いフライスを縫った状態です。
➁固い生地に➂薄いフライスを縫ってもうまくいかないのは分かっているので、④固いフライスを縫ってみました。
それでも衿ぐりが浮いて立ってしまっています・・・モックネックみたいな・・・
土台の生地が硬く、④固いフライスが全く動いていないので布帛に縫い付けただけのような状態になっています・・・
もちろん伸ばす量を多くすればある程度はフィットしてくるのでしょうが、縫い難くなるし、限界はあるかと思います。
しかもいろんなミシンを使える既製品ならまだしも、家庭用でとなるとかなり限定されてきます・・・・
じゃあどうしようか・・・と考えたのは次回w
お楽しみに!
インナーダウン➁
あけましておめでとうございます!
本年も生徒の皆さんに満足して頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します!
さて、2020年4月期~の申し込み日が決定致しました!
東京 3月1日15:00~随時受付(当日は17:00迄)お問い合わせ03-5473-1519
大阪 3月1日10:00~随時受付(当日は12:00迄)お問い合わせ06-6765-1550
各アトリエにて、直接申し込みをお伺いしますのでご希望の日時がございましたら、お早めにお越しください。
*申し込みの際には、入学金4万円が必要です。
*CADセミナー、ソーイングセミナー、スペシャルセミナーのみの受講には入学金不要です。
東京校のみ体験セミナー開催です!
3月1日(日)午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:00~15:00
お電話にて予約できますので参加ご希望の方は東京校までお問合わせ下さい!
さて年越してしまいましたが 、、完成です!
裾、袖口、衿グリ、前端に綿のテープでいいのがあったのでパイピングしました。
外周全てに捨てミシンをかけましたが、結構めくれやすくて難しかったです・・裏地端にテープとか貼ったほうが良かったかもしれません。
スリット角が裁ち切りの仕様で、やりたかった家庭用ミシンのジグザグ縫い細かいバージョン。
カンヌキっぽく見えて裁ち端も隠せました。結構おすすめです。
カドの部分はかなり難しくて、アイロンで丁寧にテープの形を曲げましたが、それでも少し反り返りました・・カーブ形状とテープをカーブさせる限界値が合っていなかったんですね・・・カーブを緩くするか、テープ自体をも少し曲がりやすいものにしても良かったかもしれません。
ドットボタンを使うと開け閉めの時最初固く、強度的に生地が裂けそうだったので前端のボタンはスナップにしました。表に手付けの糸が見える状態にしました。
もう1点違うところはアームにステッチを入れたことです。これで硬く仕上がり少し形も出て、縫代がアッチコッチに倒れる事もなくなりました。
裏の生地はド派手 なんとなくオレンジを使いたくなっただけですw
表の生地が元々ナイロンで伸びなかったですが、今回の生地は少し伸びるタイプだったので、少しだけ縫い目にキセをいれました。
出来上がり!
生地がやや硬いです。ほぼ同じくらいの見た目ですね。
横は身幅を出したので少し裾廻りに余裕が生まれました、中にスウェットを着ると丁度良いくらいです。(買ったものは中にスウェット着るときつくて・・・)
後ろもそこまで差はありませんが、余裕が出た分・・・↓
かなり腕が動かしやすくなりました。
後ろもそうですが、肘の部分がかなりラク
袖山の前後に差がなかったせいで腕がかなり突っ張ってしまうパターンになっていました。サイズが少し小さかったこともあるでしょうが、それでも少しくらいは後ろを足してもいいんじゃないかなと思えるパターンでした。一番修正したかった部分です。
点線が元パターンです。
身幅と後ろを縦にほんの少しだけ出して、後ろアームホール緩いラインにしました。各5mmくらいの修正です。
袖は身幅に合わせて袖巾だけ出し、後ろのカーブを緩いラインにしました。ここも5mmくらいの修正です。
身頃も袖も各5mmくらいの修正していませんが、劇的に腕が動かしやすくなっています。(もちろん身幅を出した影響もありますが)
パターンは本当に少しだけの修正で大きく変わります。
デザイン性を壊すことなく、修正することは難しいです。ただ、理論さえしっかり学んでいれば、自分の好きな形且つ運動量もあるというような難易度の高い事も出来るようになります。ちょっと気になるところを原因追究して、的確に修正。
パターンを引く楽しさの1つだと思います。
4月期から始める事を考えている方も、ちょっとだけ興味がある方も是非一度見学にいらして下さい!
今年も服作りを一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします
2019年 12月 中国広州 企業セミナー
みなさま、こんにちは。
本日はLE・OPERAの松村代表の中国企業セミナーのレポートをご紹介します!
場所は中国の広州。
緯度的には沖縄くらいで気温が高く、真冬なのにTシャツの参加者もいたそうです。笑
今回、研修する企業は2006年創業のカジュアル衣料では中国NO.1の会社で世界規模でショップ展開をしている「UR」という会社です。
メンズ・レディース両方合わせて4日間のセミナー開催でした。
使用するボディはヨーロッパの体型を研究して独自に開発された物だったそうで1体30~40万円もするそうです。
ボディには会社ロゴと1台ごとにシリアルナンバーもついていたみたいです(+_+)
かっこいいですね!!!
レディースボディの特徴は厚みがあり胸も大きくバストポイントが低めに設定されており、ヒップのサイズは大きく大臀部の厚みも大きくつくられていたみたいです。
メンズボディも胸の厚みが大きく大胸筋が大きく設定されていて、ヒップサイズは標準ですが幅が狭く後ろの大臀部の厚みが大きく作られ、その分幅が狭く見えています。
メンズ・レディス両ボディに共通して凸凹が大きくよりリアルな体型になっていたそうです!
セミナー1日目。
ボディのテープ貼りとストレート原型作製。
参加者はパタンナー35名、デザイナー5名。
まずはボディに基準となるバスト・ウエスト・ヒップの水平ラインを決めます。
その後はLE・OPERAの普段の授業と同じくラインを参考にしてストレートの身頃原型作製です。
ボディの胸の厚みが大きくバストのダーツがかなりあったみたいです。
なので、日本のボディで作ったジャケットを着せると胸の所で余ります。
O岩もそうですが余ってる箇所を見るとダーツを取りたくなってしまいます(^^)/
日本の紳士服の作図は昔のままのボディに合わせて研究されている物が多く、海外で販売すると胸や肩が当たって着難い服になってしまう恐れがあります。
午後からは身頃の原型からジャケットの身頃までを作製しトワールで確認します。
2日目は各自ボディに合わせて作った身頃の確認と袖の作製です。
トワールです。
ヒップ寸法はゆとりがありますが太腿が発達しているのでその部分が当たっています。
また袖の高さが足りていないので身頃との隙間が大きくなってしまっています。
修正としては前のヒップ寸法を半身で1センチ出し、袖山を5ミリ出せば問題ないレベルでした。今回は時間が限られていたので修正手順の説明をして、トワールの組み直しはできなかったそうです。
3日目はレディスのストレート原型作製とジャケットの作図です。
最初にボディを見せてもらった時から胸の立体感がリアルに表現されているので胸の上部にかなりくぼみがあり、上着の原型を取るには無理があったそうですが、講習前日に補正の方法を思いついて凸凹をうまくコントロールできたそうです!
これのおかげで原型も綺麗に取ることができ、ジャケット身頃の作製にも取り掛かれたみたいです。
急な発想で打開できたのはさすがLE・OPERAの代表だと思いました!
身頃とアームホールのパターン完成後、全体のバランスを見ると違和感を感じてサイズ確認をすると、ゆとり寸法を足していなかったというハプニングもあったそうです(+_+)
しかし、原因と補正方法を伝えて無事に身頃のトワールも完成できました(^^♪
午後からと4日目にかけては袖の作製と2枚袖の表情の出し方を研究した後、トワールを完成させ、ここからは何の問題もなかったようで綺麗なテーラードジャケットが出来あがっています!
メンズとレディースを並べた状態です。
最終日はラグランスリーブの仕組みと作製方法の説明をし、こちらも時間に限りがあったためトワール組みまではできませんでした。
ただ、参加された皆様の必死な様子がこの作業場に表れていますね(*_*)笑
参加した皆様、何かを掴んだようで満足してもらえたようです!!!
最後に完成したチーフのトワルと並べて撮影。
以下、LE・OPERA松村代表の感想です!
中国では以前も他のアパレルでオリジナルボディを使ってジャケットの講習を行いました。
中国ではボディの研究が進んでいて企業の努力が伺えます。
それに反して現在、日本のアパレルでは昔のままの同じボディを使い続けていて、今のユーザーの体型と乖離した商品が作られています。
世界を視野に入れて生産をしていくのであればその辺りの研究が特に必要だと感じました。
インナーダウン①
年末です・・毎年言いますが早いですね・・
年末年始ですが、28日~5日までお休みを頂きます。
生徒さんは間違えていらっしゃらないようご注意下さい
最近は寒さにも慣れてきたところにまた暖かいという良く分からない天気が続きます。
脱ぎ着しやすい服装がオススメ。・・・ということで、中にも着用できるインナーダウンを購入してみたのですが、腕が動かしにくい・・・袖に違和感を感じたのですが、研究にもいいかなと思い、そしてものすごく安かったので買ってみました
まあ腕は上げやすいんですが、
袖山がなんだか前後同じような・・
前に曲げようとすると、少し貼り感を感じます
パターンを調べてみたところ・・前後同じ袖の形 初めて見ました。
そりゃ後ろ足りないわ・・
修正して検証しようと思います。
袖の振りはそのままで、後ろ袖、後ろアームのラインを少し出して見ます。ついでに身幅も半身で+2c変更。また次回検証で元パターンと比較してみます。
素材はコットンライクな微起毛のキルティングにしました。さすがにダウンは出来なかったので・・
裏は派手なオレンジ ミリタリーの裏地っぽい感じにしました。
裏地は薄手のナイロン。薄くても強度は欲しいのでリップストップナイロンにしました。
ポケットは裏を控えて縫いましたが、少し見えるようにしました。着ているとオレンジ色がチラチラ見えます
薄手ナイロンですが、かなり薄いため普通の押さえで縫うと縫いズレが激しかったです
なので、リング押さえに変更しました。ある程度上の押さえが動いてくれるので、縫いズレは防止できます。
ちょっとしたテクニックですが、よくシフォンなどの薄手生地の場合最初の返し縫いでグチャってなります。
それを防ぐ為に返し縫いではなく生地そのものを回転させて縫い戻るとグチャっとなりません。薄手生地で試してみて下さい。
ささーっと縫って、表裏をくっつけた所まで出来ました
糸調子や最初の試し縫いなどセッティングに時間はかかりますが、縫い始めると早いです。
では次回完成で
部分縫い 控え無し比翼
寒暖差激しいですね・・毎日服装困ります・・電車も暑いし・・・
とりあえず最近は脱ぎやすいものを着て出勤するようにしていて、被り物は最近着ていないですね、、
「着脱がし易い」は大事だなと最近よく感じます。
という事で・・・強引ですが、「ボタンの開け閉めがし易い比翼」です。
なんてことない比翼ですが、普通「見返し(裏)はコの字に控えているもの」が多いです。比翼の仕様って生地が硬かったりするとすごくボタンかけにくいんですよね・・・
最近の服はほとんどコの字ですが、こちらの仕様は控えが無く、表裏の前端が揃っています。
昔(90~80年くらい)のものにはよく見かけます。
メリットは
ボタンを使う時、裏の比翼布がヒラヒラして持ちやすい
です。それだけ?と思うかもしれませんが、ほんとにかけやすくなります。
ボタンかけにくいのって結構ストレスなんですよね・・
では↓パターンです。
右は省略して左だけです。続きの比翼なので、生地は薄く仕上がります。
薄い場合は芯を貼ってもいいかなと思います。裾には前端までキセを入れています。
バーバリーのトレンチコートなどに見られる仕様です。ついでにやってみました。
まず比翼布をアイロンで折り、裏にホールをかけます。最初にホールをかけておいた方がやりやすいです。
次は裾下端を地縫いして、キセを入れてから前端を地縫いします。上端も地縫いして角は切り込みを入れておきましょう。
出来たらひっくり返します。
裾は角の縫代が分散しているので、厚みは軽減できすっきりしています。
比翼布同士に中止めステッチをかけます。「ポイントは端まで縫わない」です。
端まで縫わず生地も端まであるのでボタンをかける時布が持ちやすくなり、「アソビ」になってボタンに引っ掛けやすい。という仕組みです。コの字タイプはかけにくいんですよね・・・
続きです。前端にステッチです。
上下かけて、比翼部分は強引にめくってステッチをかけます。ここが最近無くなった理由かと思います。縫い難い・・
最後にL字に比翼布押さえのステッチです。
メリットは先ほどの「ボタンがかけやすい」
あとはコの字の角の縫い代がないので、「スッキリした前端」になります。これはシルエットに影響しそうですね。
デメリットは「返し縫いが見える」「縫い難い」です。
ほんとにちょっとしたことですが、こういった工夫に気遣いを感じた時、「良く出来てるなあ」と感じます。
着る人の事を考えた良い仕様だと思います
ではまた!