プロフィール
東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
2011年4月までの旧パタンナーズライフは*こちら*
カレンダー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 新学期に向けてミシンのメンテナンス に ぴょこたん より
- ふわっとしたヨーク切替シャツ に toukyou-opera より
- ふわっとしたヨーク切替シャツ に あやこ より
- キャンバストートBAG作りました に toukyou-opera より
- キャンバストートBAG作りました に オオヤ より
カテゴリー
月別アーカイブ
- 2024年11月 (1)
- 2024年10月 (2)
- 2024年9月 (2)
- 2024年8月 (2)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (2)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (2)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (3)
- 2023年12月 (3)
- 2023年11月 (3)
- 2023年10月 (3)
- 2023年9月 (3)
- 2023年8月 (3)
- 2023年7月 (4)
- 2023年6月 (2)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (3)
- 2023年3月 (3)
- 2023年2月 (3)
- 2023年1月 (2)
- 2022年12月 (3)
- 2022年11月 (3)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (3)
- 2022年8月 (3)
- 2022年7月 (3)
- 2022年6月 (3)
- 2022年5月 (3)
- 2022年4月 (3)
- 2022年3月 (3)
- 2022年2月 (3)
- 2022年1月 (3)
- 2021年12月 (3)
- 2021年11月 (3)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (3)
- 2021年7月 (3)
- 2021年6月 (3)
- 2021年5月 (3)
- 2021年4月 (3)
- 2021年3月 (3)
- 2021年2月 (3)
- 2021年1月 (3)
- 2020年12月 (3)
- 2020年11月 (3)
- 2020年10月 (3)
- 2020年9月 (3)
- 2020年8月 (3)
- 2020年7月 (3)
- 2020年6月 (3)
- 2020年5月 (3)
- 2020年4月 (5)
- 2020年3月 (3)
- 2020年2月 (3)
- 2020年1月 (3)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (3)
- 2019年10月 (3)
- 2019年9月 (3)
- 2019年8月 (2)
- 2019年7月 (3)
- 2019年6月 (3)
- 2019年5月 (3)
- 2019年4月 (3)
- 2019年3月 (3)
- 2019年2月 (3)
- 2019年1月 (3)
- 2018年12月 (3)
- 2018年11月 (3)
- 2018年10月 (3)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (3)
- 2018年7月 (3)
- 2018年6月 (4)
- 2018年5月 (3)
- 2018年4月 (3)
- 2018年3月 (4)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (3)
- 2017年12月 (3)
- 2017年11月 (3)
- 2017年10月 (3)
- 2017年9月 (2)
- 2017年8月 (3)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (4)
- 2017年5月 (2)
- 2017年4月 (3)
- 2017年3月 (4)
- 2017年2月 (2)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (3)
- 2016年11月 (3)
- 2016年10月 (3)
- 2016年9月 (3)
- 2016年8月 (3)
- 2016年7月 (4)
- 2016年6月 (3)
- 2016年5月 (3)
- 2016年4月 (3)
- 2016年3月 (3)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (3)
- 2015年12月 (3)
- 2015年11月 (3)
- 2015年10月 (3)
- 2015年9月 (3)
- 2015年8月 (4)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (3)
- 2015年5月 (4)
- 2015年4月 (3)
- 2015年3月 (4)
- 2015年2月 (3)
- 2015年1月 (4)
- 2014年12月 (3)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (3)
- 2014年9月 (2)
- 2014年8月 (4)
- 2014年7月 (3)
- 2014年6月 (2)
- 2014年5月 (2)
- 2014年4月 (3)
- 2014年3月 (3)
- 2014年2月 (5)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (2)
- 2013年11月 (2)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (2)
- 2013年8月 (3)
- 2013年7月 (3)
- 2013年6月 (3)
- 2013年5月 (3)
- 2013年4月 (3)
- 2013年3月 (3)
- 2013年2月 (4)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (3)
- 2012年11月 (3)
- 2012年10月 (3)
- 2012年9月 (2)
- 2012年8月 (3)
- 2012年7月 (3)
- 2012年6月 (5)
- 2012年5月 (3)
- 2012年4月 (3)
- 2012年3月 (4)
- 2012年2月 (3)
- 2012年1月 (4)
- 2011年12月 (3)
- 2011年11月 (2)
- 2011年10月 (3)
- 2011年9月 (3)
- 2011年8月 (1)
- 2011年7月 (2)
- 2011年6月 (2)
- 2011年5月 (1)
ブログ内検索
META
TOP »
toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
部分縫い モッズコートポケット②
こんにちは
本格的に寒くなってきたので、服装にご注意下さい。(毎回言ってますね 気温10度差は風邪ひきますよね・・・)
早速ツイードのコート着ていますが、結構派手なので目立ちますw
いつの間にか師走なので、大掃除になりすぎないよう今の時期からちょこちょこ掃除をしています。毎年1日でやると大変なので今ぐらいからやっておくと楽になるのでおすすめです
では前回の続きです。
フラップを地縫いして縫い代をカットします。
角は生地が重ならないように、カーブはシワにならないようにカットしました。カジュアルならそこまで気にしなくていいかもしれません。
ひっくり返して端にステッチをかけます。今回は途中で止めています。
ややこしい口布です。見返し端にロックをかけておいて、写真のように縫います。
わざわざこんな縫い方をしているのは、少しでも縫い代の厚みを軽減したいためです。
パターンが鋭角になると縫い代が集まってしまうため、微妙に角を落としていました。パターン的にはややこしいので、ちょっとしたテクニックだと思って貰ったらいいかなと思います。
生地が厚すぎる場合は、切り込みから下は中縫い無しの切りっぱなしでもいいと思います。
ひっくり返します。
写真撮るの忘れてしまったんですが この後口布上端にステッチをかけておきます。
できたらフラップ口布、裏には袋布をセットし、上下縫います。
出来たらYの字に土台布、袋布を一緒に切り込みを入れて一度ひっくり返します。口布端の縫代が飛び出ないように。
表からコの字に口布側にコバステッチをかけ、見返しおさえのステッチもかけます。
一度袋布を出して、向こう布と袋布を地縫いします。
もう一度戻して、外周ステッチをかけます。
今度は表から向こう布貫通でコの字のステッチをフラップ側にかけます。
最後口布端とフラップに止めステッチをかけて・・・
完成です。
口布の角の縫い方が少し変わっているだけですが、生地が薄く仕上がるための工夫は必要です。
メルトンなどの生地の場合はこういった細かい縫製のテクニックでかなりクオリティが変わりますので是非試してみてください。
このブログを見て縫ってもらえたらなと思って、今回写真が多くて長くなってしまいました。以前に作った部分縫いもまとめていこうと思いますので迷ったら参考にして下さい。
ではまた次回!
部分縫い モッズコートポケット①
雨が続きます。
昨日は息が白くなるくらい寒かったですが、月曜は暖かく10℃くらい違うようです
暖かいからといって油断しない様に気を付けます・・・
そういえば現役の学生さんがスカートの説明に非常に感動してくれました 学校では聞いた事ない知識なんかも交えて話したりするので、凄く喜んでくれました。こちらもなんだか嬉しくなります。お互いに楽しく出来るのは大事ですね
ではちょっと部分縫いを。いいのありましたw
所謂モッズコートのポケットです。
ただ、ほんのちょっとだけ仕様変更していました。本家はもう少し縫い難かったと思います。
↑こいつです。口布が長く折り返して使うやつですね。ドットボタンではなくバネホックタイプで開け閉めは本家より非常に楽です。
このあたりの角の処理の仕方が良かったです。縫い代が極端に薄くというわけではないですが、ちょっとだけ工夫されていて、面白い仕様です。
裏側は袋縫いされていて
パンツのバックポケットと同じようにめくっても縫い代が見えない綺麗仕上げです
早速パターンです↓
土台布
口布端がややナナメになっているのがモッズコートのポケット口の特徴ですね。
口布とフラップ
口布が続いていて複雑化していますが、そこまで難しくはありません。さすがに縫わないとちょっと分からないかな?表、裏と表記しているので良く確認してください。フラップ両サイドに口布貫通のステッチが入ります。
袋布・向う布
袋布はスレキです。生地がごつくなければどちらも表地でもいいかなと思います。角を丸くカットしているのは、縫代の厚み軽減とポケットの底にゴミが溜まらないようにかなと思います。
裁断です。
これに+土台布を用意しておいてください。
今回隠しでバネホック付くので、フラップ裏に力芯プラスで貼っておきます。
で、生地が薄いのでプラスでパッキンを余った革で作りました。薄手の生地の場合は入れておいた方が無難です。破けてしまうので。
裏フラップに先に付けておきます。パーツ間違えないでね
では次回縫製手順です。
お楽しみに!
ベンチコート➁
こんにちは。
かなり寒くなってきました 秋服が着る期間が極端に減っている気がします・・
1枚仕立てのコート着る期間いつ?w
10月期も始まり、少し落ち着いてきましたがそういっている内にもう年末近づいています。早くないですか?
では、前回の続きで、少し修正かけたベンチコートです。
生地が大幅に違うので、雰囲気は変わります。
少し仕様に工夫をしてみました。
ツイードのコートなのでこれからちょうどいいです 久々に季節感ありますw
パターンは後ろのネックまわりだけ少し修正してほとんどそのままいきました。
後ろのハネは抑えられています。(もう少し少なくても良かったかも )
後ろはドレープもう少しあっても良かったかもしれません。・・猫背だなあ・・
袖は裏がしっかりしているのでかっちり形が出ました。
前を開けるとこんな感じです。
裏は今まで使用してきた生地の余っているものをパッチワークのように使いました。(もったいなくてw)ついでに胸にポケットも足しています。
オリジナルは裾を表貫通で叩きつけていましたが、ツイード生地の柔らかさを生かしたかったので、ふらしています。
今回やってみて一番面白かったのが袖のパイピングです。
ツイードと裏地縫い代をパイピングで挟んで、それから身頃高でステッチ。生地が10枚くらい重なっていますwゴツゴツ音をたてながら縫いましたw
そのおかげでアーム周りが硬く仕上がりアームホールが丸く仕上がったので(柔らかいと下にダレます)脇のダレを防ぐことが出来ました。
ここまで硬い生地でやったことはなかったのですが、アームホールのステッチで全体のシルエットが変わるいい例になりました。
ポケット裏も余っていたテープを使いました。
ファスナーの下端は2cmほどふらしてファスナーをひっかけやすくしています。
裾と後ろ中心の縫代は割って、その上にニットテープをたたき付けています。これが一番薄く仕上がるかなと思います。
あとはツイードの生地と同じくらいの柔らかさなので、一緒に少し伸びてくれます。吊らなくて良いですが、製品だと丈が変わってダメでしょうねw
前見返しの端もやってみました。ここもある程度伸びてくれるので表地を吊り上げなくて良かったです。芯を貼ったり、固いパイピングだと吊りやすくなってしまうので。
最後にポケットを2重にして少し硬く仕上げました。口の位置にボタンでもつけようかと思いましたが、生地が硬くなれば、口は開きにくくなるなと思い、こちらを採用しました。
機能的にもハンドウォーマーと実際に携帯などを入れるしきりになって結構よかったです。
さてほとんど同じパターンでも生地や仕様を変更するだけでここまで形が変わるので、「同じパターンを生地変えで作る時は全て変更しなければ完成度の高い服は出来ない」と思います。
いろんな生地で試してみる事をオススメします。
それではまた!
ベンチコート①
雨が続きます。
以前作ったレインコートばかり着ていますが、通気性も良くなかなかの仕上がりです
自分で作ったものを着ていると少しだけテンションが上がります。
気軽に作れるものから難易度が高く、すごく技術が必要なものまで様々ですが、どれも出来た時の気分はなにものにも代えがたいものです。
私だけでなく、生徒さんの声も伝えていきたいので、またインタビューして「マイブランド」のほうで紹介したいと思います。
さてそんなわけで、つくったものから先に (あとのやつをつくったと思われると困るw)
「ベンチコート」というアイテムです。
流行っているのかは分かりませんが、カンタンに作る事ができるカジュアルなコートを探していてこれにしました。生地がいいのもありますが結構気に入りました。
さてベースはなにかというと・・・↓これです
ぐしゃぐしゃ・・ ネットでちょっと安かったので仕様とか見たいなと思って購入。
見事に失敗です うまいこと平置きで写真撮られてましたね。。みなさんも平置きの写真には気を付けて下さい。
後ろ背中思いっきりハネてるなあー
フードも生地が柔らかすぎるので前が見えませんw
柔らかい生地に対して何にも工夫していないので思いっきり口が開いています・・。
前のフード端も生地があまりにも集まりすぎて、職業用ではまず縫う事はできなさそうです。フードのコードストッパーいいんですけどね・・
アームホールの裏がパイピングで無理やり縫っています。ただ、これを見て思いついたことがあるので、採用してやってみようと思います。
問題の後ろ中心です。あまりにも跳ね上がっているため、歩くとしっぽみたいにゆらゆら揺れますw
パイピングしてさらに表からステッチをかけてカチカチです ここだけ伸びない状態なんだからそりゃそうなりますよね・・
謎のながーいカンヌキ。やる意味があまり見当たらない・・・
うーん全体的にこれは別の生地で作っていたものを同じ仕様、同じパターンを使って作られた感じがすごくします。
実際メーカーの人に聞くと、「生地を変えた時にパターン、仕様は変えない」という声がほとんど。速度ばかり求められる弊害かなと思います。
このコート古着なのでしょうがないところもあるかもしれないですけど、着ていくうちに良くなるように作って欲しいものです・・・生地が変わるなら、パターン、仕様も変えた方が絶対いいと思います。。
ちなみにパターンはコチラ↓
フード、袖ともとくに特徴がありません。袖の振りが足りないから、前の袖がすごく余ったシワでますね・・
ここですかね、肩の傾斜が緩すぎるため、首の後ろの1点のみにすごく重さを感じます、、体型もあるでしょうが、結構重たく感じるし、後ろハネてる原因かと思います。
ではでは、次回でさらっと終わらして、今冬に着るぞ!
ミリタリーパンツ生地変え④
こんにちは
いつの間にか涼しくなっています。むしろ寒すぎてコート出さないといけないかなと思った矢先暑くなり、最近天候におちょくられているんじゃないかと思っています
はやくハッキリ寒くなって下さい
見学に来られた方にあるご質問で、年齢について心配されていた方がいらっしゃいました。
本校はほんとに生徒さんの幅が広いです。全く違う職種の方や、主婦の方、パタンナー、デザイナー、学生の方、年齢も10代から70代の方までいらっしゃいます。
ご心配な方も一度見学に来られると納得して頂けると思いますので、お気軽にお越しください:lol:
さてパンツはシツコイので今回で最後に。作ってみるまではどうなるかは分からないので、出来上がり前が一番ワクワクします 本番生地を自分で縫う楽しみです。
かなり気に入ってます。やっぱり生地が良いです・・・形も作り易いし、暖かいし、これからの季節にもってこいです。寒くなる前に出来て良かった
前回の生地で作るのとシルエットが全然違いますね。丈は長くしましたが、それ以外はほぼ一緒です。
ドレープはあまり出ないで、ある程度形を保っています。穿いていくとかなり形が変わりそうですが。
寒いときには裾をタブで絞って穿こうと思います。(右のみ絞っています)ワイド系のパンツは裾から風入ってくるから寒いんですよね・・・
ベルトループは頑張って薄くしましたが、分厚すぎて限界ですwもう少しフラットにするためカンヌキで抑えたいですね。
ファスナーはちょっとビンテージっぽいのを使いました。UNIVERSALっていうYKKのファスナーですね。
ボタンは以前から使いたかった、ドットボタンを使いました。ツイードで破けやすいので、↓芯を貼った上にさらに革のパッキン(市販でもありますし、自分で革をくり抜いて作ってもいいかと思います)をかましています。
ごそっと抜けてしまうので、ツイードなどの紡毛系には絶対使用した方がいいです。
裾は分厚くなるので、何かないかなーと探していたところ、ニットテープというのがあったので、試してみました。ツイードになじみ易く、厚み軽減にも役立つ優れものです。通常のテープだと固すぎて、ツイードのような柔らかい生地に馴染みにくいです。
2つ折りにするとパイピングにも使用できます。
股グリはロックではなくパイピングにしました。
逆に、脇、股下はパイピングにしようと思っていましたが、一度試して、あまりにも分厚くなりすぎて、股グリ部分が縫えなかったので、ロックにしました。
よくなんでもかんでも綺麗だからとパイピングにしようとする人(特に男子)を見ますが、そんなにロックが嫌いなんですかね?ロックだからこそできることもありますし、無理してパイピングして分厚すぎて縫えないよりはいいかなと思います。
使いどころですね。ちなみに前裏パンツ裾端は耳を使用しました。(ここも薄くしたいため)
最後に失敗したところです。
赤丸したところがかなり分厚くなってしまったので、持ち出しのみもう少し下げてもよかったかなと思います。あとはせっかくなので、パイピングを続きでウエストまで挟んでもよかったかなあと思いました。手順がややこしくなりそうですがw
以上でパンツを終わりますが、思った以上に生地の雰囲気がいいです。
このいいツイード10mくらい買っちゃったのでも少し使いたいなと思います。目指せツイードマスター。
ちょうどダメダメなコート買って気になっていたので修正して作ろうと思いますw
他にも企画が進行中です
ではまた次回!
ミリタリーパンツ生地変え➂
<生徒の皆様、見学予定の方へお知らせ>
東京校のみ10月12日(土)の授業は台風の接近により、安全確保の為終日休校と致します。
なお11月23日(祝)の土曜日は本来授業はございませんが、その日を開校し、振替日とします。
生徒の皆様、台風には十分にお気を付けください。
では台風が近づく中、前回から続いている生地替えのパンツを
前回の続きで高級ツイード生地を使ったパンツです。暖かそうですけど、派手になりそうw
作り方は前回からほとんど同じですが、生地がものすごく厚い分縫い代をカットしたりの作業がプラスされるので少し時間がかかります。
厚すぎる所は、スレキや裏地に変更していいと思います。
脇ポケットの見返しは生地が厚くなるので、無くしました。代わりに伸び止めは貼る様にして調整しています。
後ろのバックポケットもポケット口には伸び止めを貼り、三つ折りではなく見返し始末にしています。
細かいですが、こういった気付きは縫製しながらだったり、縫ったことがあったりじゃないと分かりません。パターンを引く段階で気づくと仕様も変更できて縫い易くなるのでやってみましょう。
あと厚い場合は生地の厚み違いで同寸のものを縫うとフラットにならず反り返ったりします。
別生地(裏地やスレキ)と縫う時は、返り分を考慮しておきましょう。
ただ、これも縫ってみると意外に足りなかったり多すぎたりするので、実際扱う生地でどれくらい必要か考えてパターンを引きましょう。
ベルトループに結構悩まされました。生地が分厚すぎるので裏は付けられないし、かと言ってなにも無しだと、柔らかすぎて伸びてしまいます。
少しイレギュラーですが、伸び止めを出来上がりにはりました。正直見たことない仕様ですが、厚みや伸びには対応できたかなと思います。
伸び止めの役割も考えて表から3本ステッチを入れました。
ウエストも思った以上に伸びそうだったので、伸び止め+裏コバステッチもプラスしました。縫い代は極力カットしています。
角の部分が物凄いことに・・・分厚すぎる・・・可能な限りカットしましたが、それでもステッチが飛びそうで怖い・・ゆっくり縫ってなんとかなりました。
あとファスナーですが、見返しに付ける際、上端の方で少しカーブで付けると、ファスナーを締めた時にファスナーが見えるのを防ぎます。
量産や、サンプルで縫製している方に聞いたテクニックです。
今回特に生地が分厚いのでやってみる事にしました。
次回完成ですが、どうなるでしょうか・・・あと生地を10mくらい買ってしまったwのでコートも考えています。
では!
2019年 9月 大阪クリエイティブホリデー
みなさま、こんにちは。O岩です。
今回は9月29日(日)に行われたLE・OPERA大阪校で行われているクリエイティブホリデーのレポートをお届け致します。
2019年9月のクリエイティブホリデーで我々東京組はポロシャツ講習を行いました!
また、後ほど・・・!(^^)!
午前中の講習一つ目は初回セミナーです!
4月期、10月期と必ず行われております。
LE・OPERAでの授業の取り組み方、現在のアパレル業界の話などをLE・OPERAの代表とお話します。
初回セミナーは東京校でも行われます。
堅苦しい感じではなく、気軽にお越し頂けますので10月期から通われる生徒さんもぜひご参加下さいませ。
東京校・初回セミナー日時 → 10月20日(日)13:30~14:45
午前中のもう一つの講習は犬服のパターン講習です。
計測方法等も載った作成テキストとサンプルパターンも付いているお得なセットです!
到着した時には、ちょうど講習が終わっていました。
修正前のパターンと修正後のパターンも紙で作成されていたのでわかりやすい内容だったはずです。
犬の服を作りたいという方も多いので面白い企画ですね(^^)
前回のショルダーバッグ同様、パターンも小さいので洋服を作った時の残布なんかでも気軽に作成できます!
アレンジしても可愛いと思いますのでみなさま、是非チャレンジして下さい(*^_^*)
午後からの一つ目はメンズ・パンツ講習です。
LE・OPERAの松村代表が説明しながら生徒さんの前でパターンを引いていきます。
メンズパンツのパターン作成過程を見学してもらう講習です!
こちらの講習も満員状態です!
完成トワルも用意されていて、引いたパターンが立体になった状態も目で確認できるのでパンツを引いた事がない人でも理解しやすかったはずです!
私は下の教室で講習中だったので見れませんでしたが・・・(*_*)
今回も犬服とメンズパンツの講習は作図の様子を動画で撮り、そのまま生で配信していたので都合が悪く参加できなかった生徒さんもいつでも見れるようなシステムでした。
動画は本当に便利ですね。
そして午後の二つ目は私達、東京組のポロシャツ講習です!
こちらは、縫製手順書、鹿の子生地、芯、スピンテープ、パターンと全て揃ったスペシャルセットです!笑
左半分が出来上がった状態のポロシャツの右半分をテキストと同じ手順で説明しながら作成していくのを見学して頂きました。
20名程入ったでしょうか?
東京でも人気の講習ですので、教室はほぼ満員でした!!
今回は講習をミシン用カメラ、アイロン台カメラと2台設置して動画撮影しました!
私も2台のカメラと手元の撮影用カメラで3台を扱っていたので大変でしたが、講習も無事終わり、安心しました(^_-)-☆
縫製の手順だけじゃなく、縫う時の手の使い方や、糸と針の話等も有り色々勉強になったかと思います。
最後に氣の講習です!
こちらはクリエイティブホリデーでレギュラー化しました氣の講習です(*^_^*)
氣の不思議な力を使って介護に役立てたり、自分自身の身を守ったり、参加された方はわかると思いますが本当に信じられない事が次々に起こります!笑
手の平のボールなんかは初めて参加された方は感動しますよね!!!
この人何言ってんの?と思った方は次回ご参加下さい(^_^)笑
そして最後に氣のマッサージです。
これが本当に気持ち良くて気持ちよくて・・・
私も父親にしてあげると寝ていました。笑
施術が終わるとフワ~っとした気持ちになります。
不思議体験氣の講習でした(゜゜)
パターンや物作りは当然、氣の不思議な力まで体験できる大阪のクリエイティブホリデー。
次回も是非、ご参加下さい。
ご清聴、ありがとうございました。
カテゴリー: クリエイティブホリデー, O岩
コメントをどうぞ
ミリタリーパンツ生地変え②
10月期の生徒さん募集中です
例年のとおりまた席が埋まってしまっているところが出て来ました。
10月からの入学をお考えの方はお早目にご連絡をお願い致します
ようやく気温が落ち着いてきて30度切って過ごしやすくなってきました。世間では秋冬ものがたくさん出始めていますね
最近8年くらい通っていた方が遊びにいらして、「既製品を買って着てみるんだけど、着心地悪くて、、やっぱり作った方がいいですねえ・・」と言っていただきました。
また、「既製品がどれも合わないので、何年も前から縫製の教室に行っているんだけど、やっぱりパターンがやりたい」と入学された方もいらっしゃいました。
なんというか、ちょっと嬉しくなりました。既製品では満足出来ない方はやはり多くいらっしゃるように感じます。
最近の既製品は特に着心地が悪く感じることも多いので、そういった方が反動で増えてきてるんじゃないかなと。
本当にその方に合った服が出来た時はやっぱり感動しますし、服を作る工程を知るのも楽しいですから、是非趣味の方にこそ体験してほしいと思います
では、、生地を変えたらどれだけ雰囲気が変わるかと、仕様的にはどう工夫するか研究をしております。めっちゃ楽しいです 続きです。
スーツ生地ですw(綾織のストライプ)
どうしてもスーツ地のカジュアル仕様でやりたかったので、ちょっとデザイン的には合いませんが、練習という事で
バックポケットはスーツ地なので生地が弱くポケット口があまりにも不安(裂けそう)だったのでポケット口付近にテープ状に当て布しました。
デザイン的にはワークウェアで良く見られるタイプのものです。
ついでにダーツ先を隠して一石二鳥です
前脇のポケットの上端は生地がごつくなるので、生地を減らしています。
あとウール地なので、前裏がないと腿に引っかかってものすごく着難そうだったので裏地プラスしました。
前回にはない仕様です。
前回説明分かりにくかったところ(すみません )
見返しのステッチが直線な上に途中までという仕様です。
すごくラク 全部これでいいくらいw
あとは特にですが、前回はループをただ叩き付けただけですが、
2回縫うタコ縫いという縫い方にしてほんの少し丁寧に仕上げました。
裸足は気にしない出くださいw
前は前回よりよりすっきりした印象です。ちょっと吊っていますが、カジュアルパンツの縫い方なので、ご容赦を
予定外だったのが、
ポケットの補強布が硬さを作って、シルエットを保持してくれた事
前裏のおかげである程度のシルエットをキープしてくれた事です。
何もなかったらおそらくダレすぎているパンツになっていたかなと思います。
ポケット裏の補強布は正直縫製している最中に「こうしたらいいんじゃないかな?」とアイデアがでました。縫製までやると実際に生地を触りながらなのでアイデアが出やすく感じます。もちろんパターンを引いてる時も、生地のことは考えながら引いていますが、やはり縫製中に出るアイデアの方が圧倒的に良いものが多いです。
最近は3DCADで出来るようにと騒がれていますが、、私はやはりトワルを組んだり、縫っている時にしか出ないアイデアが大事なんじゃないかあと強く思います。
すみません生地替えが楽しくて、、いろいろ縫ってしまっています。
次回は↓高級ツイードです シルク入っていてお高い生地です
このほかにもコートで気になっていることがあるのでそちらも進めていこうかなと思います!
ではまた次回!
ミリタリーパンツ生地変え①
引き続き10月期入学受付中です。埋まっている席も出てきていますので、まずはお気軽にお電話下さい 服作るのはホント楽しいですよ!
台風で随分混乱しましたね・・・
台風が過ぎ去った後も、結構な雨が続きますね。洗濯物2、3回は洗い直しました・・
涼しくなるまであと少しがんばりましょう
そしてパターン検定の2級の実技試験が今日。受験される方のスピードが気になっていましたが、最後はぐっと速度が上がりました!
一時はどうなる事かと思いましたが・・受験される方頑張って下さい!
さて・・最近パタンナーの方はほとんど実生地で縫わないと聞きました。
シーチングで普段形をみていますが、実際の生地で縫ってみないとどうにもどんな形になるかわからないし、生地特性を生かしたパターンを引くことができないなあとものすごく思います。(カットソー生地なのにシーチングで見るというのも聞きました )
私はブログ用で縫製する機会があるので、ありがたいです。縫えば縫うほど縫った方がいいなあと思います。
では
そんな生地変えたいなあと思ったのが・・最近リサイクルショップによく行くのですが、結構いいパンツを手に入れました。某ブランド物で、2000円という破格でしたw
ただ、色がほぼ白なので、、、あんまり穿く機会がないんです・・・染めるには手間だし・・・
ヒップの寸法がもう少し欲しいし、前の微妙なタックもいらないなあ・・・という事で生地を変えて作ってみました。
ちなみにパターンは↑こんな感じでした。でっかくてワタリが広くズドンとしたパターンです。
↑こんな感じに修正。前のタックは無くして、ヒップにゆとりを入れました。膝から裾あたりは変更せずにワタリから↑を1サイズ大きくしたイメージです。
実際穿くとめちゃくちゃラクで、休みの日はほとんどコレですw
生地は軽く薄く丈夫な綿のリップストップです(格子上に強度の高い糸を使用した生地です)前の生地はツイルですが、硬さはややあるもののそこまでシルエットに大きな変化はなさそうです。
パターンは↑こんな感じにしました。下は元のパターンとの比較です。少しだけ動きやすくしました。
少し穿いた後なのですが、デニムだともっと膝が出てくるのですが、まだそこまで出ていません。
続いて穿いてみて検証してますが、リップストップの生地の特性上あまり膝の位置は伸びないので、薄く丈夫な夏物の生地としてはものすごく良かったです。カーキだとそのままミリタリーっぽくなってしまうので次はネイビーかなあ。
前見返しのステッチは少し凝ってみて最後まで縫わない、という縫い方にしました。
見た目ではステッチ下から出るシワが少し減ります。
縫製はものすごくラクです。パンツ縫った方なら分かると思いますが、角まで縫わなくて済むので
ハイブランドのスラックスで見た仕様でいつか使いたいなと思っていました。
次回は生地をさらに変更してどうなるか見てみます。薄手ウールを考えています。
ではまた次回!
2019年パターンメーキング検定3級②
みなさま、こんにちは。O岩です。
今回は3級の試験の2型目も出来ましたので、お届け致します。
1型目同様、早いに越した事はないと思いますので、余裕を持って事前準備をし、本番に挑んで下さい!
ちなみに、出願期間は 2019年9月20日(金) ~ 10月24日(木) です。
前回もお伝えしましたが、3級の試験は今年から筆記も実技も同日に行われます。
縮尺の製図がないので筆記に関しては今までより少し楽になったのではないでしょうか(( *´艸`)
出願期間は忘れないように注意して下さい(^_-)
では、パターン検定3級の二つ目のブラウスです!
今回も動画を作製しましたので合わせてご覧下さいませ↓
デザイン画です↓
スタンドカラーの半袖ブラウスです。
1型目同様、胸ポケットや切替等も無くシンプルなデザインです。
袖山は今回も高めです。
後ろはヨークではなく、肩にダーツがあるシンプルなデザインになってます。
シルエット等は1型目とほとんど変わりないので、同じ寸法で練習するとそこまでの失敗はないし、覚えやすいと思います(^_-)-☆
寸法はコチラ↓
着丈 = 56.5cm
肩幅 = 40cm
バスト = 97cm
裾廻り = 102.8cm
袖丈 = 19cm
袖幅 = 32cm
袖口 = 30cm
袖山 = 14.1cm
以上になります。
ボディはキプリス9ARです。
パターンです↓
SNPは4mm削り、FNPは1cm程下げました。
ウエスト位置は原型より6cm上げた所に設定しています。脇のダーツ量は1.7cm取っています。
肩甲骨で取っているダーツは肩に移動します。
あくまでも目安の数字になりますのでダーツ量等は、トワルを組んで調整して下さい(^^)/
前見頃です↓
前身頃は裾で2.4cm程開いています。
前下がりは3mm付けて裾を繋げました。
釦は11.5cmでFNPから1cm程下がった位置に第一釦を決め、そこから9cm間隔で設定しています。
持ち出しは1.5cmで付けてます。
こちらは1型目と全く同じです!
しかし、あくまで目安になりますのでトワルを組んで、最終的には自分で確認してから決めるようにして下さい(^^)/
袖です↓
袖のイセの量は画像の通りです。
袖山は14.1cmですが組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。
こちらも1型目と同じ袖山、イセの分量にしています。
袖山のピン打ちだけは練習が必要だと思うので頑張って下さい!笑
衿です↓
衿はほぼ台衿を作る時と同じです。幅は2.7cmにしました。
ボディの首からの離れ方、後ろ衿の抜け、前衿が外に向かって倒れすぎている等、今回かなり微調をした所でもありますので早めに練習に取りかかり、たくさん練習して下さいね(゜゜)
完成トワルです↓
実技試験は3時間半です。
作図1時間半、写してトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!
急いでやれば良いってもんでもないので、スピードもそうですが精度も上げれるようにたくさんトワルも組んで下さい。
完成パターンです↓
地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向、ステッチ、必要と思われる記号は忘れずに記入して下さい。
工業用パターンです↓
提出は縫い代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも一応。
毎年言っていますが、周りは展開方法が違ったり、先に完成パターンを抜き出したり、自分と違う事をされていると思いますが気にせず!
自分のペースで受験して下さい。
私は影ながら応援しています(^^♪笑
それでは、みなさんの健闘を祈って・・・
ご清聴、ありがとうございました。
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, 動画, O岩
コメントをどうぞ