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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
ミリタリーレインコート⑤
師走です!残す所わずかですね
今年もいつの間にか年が終わります。。。。
早いですね
授業は本日12/25(月)で終了で、
12/26(火)~1/8(月)までお休みを頂きます。
在校生の皆様1/9(火)からまたよろしくお願い致します。
さて、レインコート続きです。年内になんとか終わらせたい!
ナイロン系を縫うのはやはり難しいですね・・・ある程度のパッカリングはしょうがないかと思いますが、まだまだですね。。
今回はピンを刺すと穴が空くので、極力ピンを打たないで縫製しました。
どうしても仮止めしておきたい場所は糊を使って縫製しています。
ベント部分はやや仕様を変更しましたが、吊りますね・・・結構パッカリングおきますが、これ以上細い糸だと千切れたり、針は折れたりしそうです・・・生地がちょっと薄すぎました・・・
今回謎部分だった前身頃の乗せ縫いです。上がバイアスになっているので、縫うと伸びやすく、難易度高かったです。ただ、パターン的には肩先がバイアスになのでフィットしている気がします。要検討ですが。ウールでやると伸び、袖丈長くなるので、ナイロンとか伸びない生地限定です、、、
釜底は切り込みが入るので、正直縫いにくいです、、、ただ、肩回りに縫い目がないので雨の水も侵入はしにくいだろうなあと思います。無理のある縫製をしてまで、仕様に拘るところに当時の人たちの想いが伝わる仕様でした 縫わないと分からない部分ですね。
前立て部分は簡易版の比翼です。
比翼はほんとに色んな種類がありますね。
ボタンホールを入れるタイミングが縫製の途中になるのが、非常に面倒な仕様です。
今回は生地が薄すぎたので、ホールを入れるところの裏だけ共地の当て布をしています。
衿を仮に挟んだ状態まで出来ました
やっとここまで来ました、、、反省点はやはりほつれる事を想定していなかったので、縫製しながら仕様を微妙に変更したことで時間がかかりました・・・
やはり樹脂加工を施したナイロンを探すべきだったかなあと思います・・・
年末までに完成させて年末アップ致します!
ではまた次回!
ヘムレース付の薄手スカートのオーダー
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
いよいよ年の瀬になってきましたね。
本校でもやるべき仕事がたくさんあるのでバタバタしていますが、皆さんも年末は忙しくなさっている事でしょう。
体調に気を付けながら、乗り切っていきましょうね!
さて、今回はスカートを作ってほしいというふうにお願いされたのでそのお話です。
お願いはされたのですが、、、まあ皆必ずしも欲しい物がコレと決まっているわけではないようで、「なんとなくこんな感じがいい」ということを先方から伝えられました。
●シーズンは秋冬もの、でも重い素材はイヤ(軽くサラっとした生地が好み)
●レースが好きなのでそういうものをあしらってほしい
●仕事でも着て行けるシンプルな形
●ウエストはゴムを入れてほしい。
●ポケットがほしい。
ふむぅ、なかなかアバウトで全く形が浮かんでこないです。
パタンナーとしてはせめてシルエットや丈の感じなどを知りたいところです。
そこで、普段はどんな形が好きで、どういうトップスを合わせるのかというお話をします。形は雑誌のスカートを見せて好みを理解し、さらに自分がどういう形のスカートを持っているのかなど聞きます。 そして
●胸が大きいのでふわっとしたトップスが多い
●自分の背が小さいので、長く広がったスカートだとバランスが取り難い。
●落ち着いた上品な感じがいい。
という事が追加で分かったので、デザインはタイトスカート、丈感は膝下くらいに合わせるということにしました。
デザインも近い写真を見せると、「こんな感じでいい!」とおっしゃられたので、これに近づけて作ろうかと思います。
形はすごくシンプルですね、スリットは恥ずかしいから要らないといわれたので、ベンツに変更です。あとコレにポケットが必要なのですが、”使いやすい形”が良いと言われたので、シームポケットはあきらめることにしました。
次に適当な形を作り組んで考えます。
サイズが9ARより大きい方のものなのでボディと合っていませんが…(汗)
ポケット、、、ポケットが悩むところですね。
あまり後ろにゴムを入れたシルエットを入れたくないのですが、横に入れるとポケットが浮くんですよね。
デザインとして許されるのならいいのですが、両身を作って着てもらったら案の定
気に入られず、サイズが大きく丈も長いとのことで修正はいりました。
その後も何度か着用して修正が入りましたが、最終的にはこんな形でまとまりました。
ギャザーは多少抑えめにし、ポケット口の形も少し変更です。
そして同時に生地も決めます。
冬っぽいけど軽くてレースっぽい…と考えて色々みました。
最終的にこの二つのうち、右→の生地が気に入られたのでこちらにしました。
あとはこのレースっぽいものも欲しいとのことなので、裾にケミカルレースをあしらうことにしました。
そうすると…構造をどうするか考え物です。
単純に裾にレースをたたきつけるのでは、裾に動きがなくチープさが目立ちますし、後ろ中心のベンツ部分が重なりますし、それはなんだかダサくて嫌です、、、
そして裏地は薄くて動くのは、透けたり形状の保持が難しそうなので、春夏用ですが
ベンラセーヌという生地を使います。
この生地はキュプラですが質感が薄手の綿ブロードに近いので、しっかり形が保持でき、かつ縫いやすいかなと思います。
色のバリエーションも豊富で合わせやすいです。
今は裏地も沢山できて選べますね。
そして何気に一番悩んだ芯地ですが、薄地用の芯地ダンレーヌのR0095を使う事にしました!
薄地でも表に出ないそうなので安心です。
以上で素材も決まったので工業用パターンにします。
レースの裾を動かしたいので、それ用のパターンを作り三層構造にすることにしました。
一段目が表、二段目がレース用、三段目が裏地
という構造です。
では次回縫っていきましょう。
出張パターン講習
みなさま、こんにちは。
O岩です。
先日、11月23日勤労感謝の日にbabylockさんとミシンプロさんとLE・OPERA東京校の三社協同でパターンの講習会を行いました!
場所はbabylockさんの講習会場です。
全面ガラス張りなので中は丸見えで通行人の方も「何をしてるんだろう?」という感じで不思議そうに見ていました。笑
今回は初心者の方が対象という事でヨークスカートのパターンを作成しました!
フレアの具合について質問が多かったので参加されたみなさん、それぞれに思い思いのフレアを入れてもらい、トワルでチェックしていくことになりました。
前のフレアは少な目、後ろは多め等色々試してもらいフレア展開をしていきます。
ヨークの位置も百聞は一見に如かず!大きく幅を取ったり小さくしたり自由に作ってもらいました!
机が低かったので少しツラかったかもしれませんが、完成を楽しみにみなさん黙々とパターンを引いていました(^_-)-☆
定規の使い方、縫い代の付け方、アイロンのかけ方、トワル組みでのピンの打ち方等一つ一つ説明して完成に近付けていきます!
いよいよトワルチェックです!
実際にボディに着せ付けてデザイン画と照らし合わせ、確認していきます!
ヨークの幅を多くするとこうなりますよね~?
「お~!」
フレアも狙った分量を配分してやるとこうなりますよね~?
「お~!!」
やはり口でゴチャゴチャと説明するよりも、目で見て確認して納得してもらうとよく理解できますね(^^♪
今日のこのパターンで実際にスカート作ってみます!等の声も聞けて嬉しい限りです( ;∀;)
裏地の作り方の説明もするととても喜んで頂けました!
ご参加頂いた方々のリアクションも新鮮で楽しい講習会になりました!
また機会があれば参加したいですね~!!!
今回の講習会の動画も撮りました!
是非、ご覧下さいませ。
(※一部音声が聞き取りにくい部分がございますがご了承下さいませ)
ご清聴、ありがとうございました。
ミリタリーレインコート④
寒くなってきて、風邪が流行っております
寒暖差(特に電車)にお気を付け下さい・・・。
最近は動画の編集をひたすらしております。合間合間に縫製、パターンも引かねば・・・
さて今回からようやく縫製です。
化繊は縫製が難しいので、下準備に時間がかかります。
化繊はピン打ちで穴が開いてしまうのとツルツル滑るので、試しにスティックのりを使ってやってみる事にしました。
↑これです
ピンだとかなり縮んでしまうのと、穴が戻らないので跡が残らないタイプの仮止め用の糊を使うといいかなと思います。
かなり種類が出ていましたが、水でキレイに拭き取れるタイプにしました。
水できちんと落ちるところがポイントですね。
思いがけないメリットは↑こういうカドの縫い代に糊を付けてひっくり返すと綺麗にできた事ですね。
今度シャツの衿先でもやってみようかな。
何でも試してみるもんです
メッシュの部分を縫う時は端にロックをかけるか迷いましたが、裁ち端がこぼれてこないのでロックは無しでやってみようと思います。
さて時間のかかるポケットですが、違いを見てみようと思い、左右で仕様を変えました。
右だけ表から裏まで手が入るタイプです。
↑こいつです。
オーバーコートと呼ばれるジャケットの上に着るコートとかでよく見る仕様ですね。中のジャケットのポケットに入れたものも取り出せるという仕様です。
サンプルのレインコートもこの仕様でした。非常に簡単に縫われている仕様ですが・・・。バーバリーとかのコートはもっと丁寧な仕様でした。
左は普通の縫い方で・・・
①箱布と袋布をたたいて
②向こう布をたたく
③切り込みいれてひっくり返す
④向こう布、袋布周囲ステッチ、表から箱ポケットの端にぶち抜きステッチ
という具合ですが
右は
①は同じ
②でいきなり切り込みを入れて、通常向こう布をたたく位置を折り込んでステッチ
浮いてる状態ですね
③向こう布、袋布周囲ステッチ、表の箱布端ぶち抜きステッチの順番です。
非常に簡単・・・
裏↓は向こう布が開く状態です。
今回はロックで処理しましたが、サンプルは加工をしているのでほつれないですから裁ち切りのまま。
これだけ簡単な仕様ですが、逆にこれ以上シンプルに出来ないんじゃないかと思います・・・良く考えられてるなあ・・・
次回「乗せ縫い」です
ミリタリーレインコート③
こんにちは!
変わった天気が続いて風邪をひきやすくなっています。お気を付け下さい
前回の続きですが、生地を購入しました。
ポリエステルのリップストップという破けるのを防止する素材にしました。
裏はメッシュを部分的に使用します。
今回悩んでいたのが、切りっぱなしにするという事を考えていました。
サンプルの生地は裏にコーティングされていたので切りっぱなしで大丈夫だったのですが、なかなかいい生地が見つからないので、「ヒートカット」でやってみようと思いました。
ヒートカットはその名の通り生地の端を熱で溶かすことでほつれを防止するものです。
本格的なものは出来ないにしても家庭用でできないかな?と探していたところ、、、
こんなものを見つけました
これは出来るんじゃないかと思い、知り合いに相談したところ、「持ってますよ」と、、、
という事で、試しに使ってみました。
ホットスライドカッターです。半田ごての一種みたいです。
これを使ってカットすると、、、
こんな感じになりました、、、
うーん 微妙、、、
確かにカット出来て、少しほつれにくくなっていますが、そこまでは、、、着ている内にボロボロになりそうです、、、
この素材にはあまり向いていない処理方法でした、、、残念ですが、諦めて、ロックにしようかなあと思っております、、、まあ試したことは何かに生きるかなと思います!
あとは押さえ金、針、縫糸ですね。
問題になるのが、パッカリング(縫い縮み)かなと思い、色々試してみる事にしました。
押さえ金。
まずはテフロン押さえ
生地が滑りやすいので薄物に良く使っているものです。今回はさらに2種類あったので比べてみることに
薄物押さえ
これは底の溝がやや深いので糸が当たらず縮み難い。という事らしいのですが、正直そこまで、、、
リング押さえ
これは以前良く使っていたのですが、リング部分が壊れやすいので購入をためらっていたものです。今回はこいつの出番です 非常に使い勝手がいいです。ただ完璧にというほどではないので手の加減が必要になりそうです。
針。
他にもたくさん工業用ならありますが、探すときりがないので、DB(工業用針)の9号で行こうと思います。家庭用でも大丈夫かと。ほんとはもうちょっと細いのが欲しいのですが、、、
縫糸。
今回こういうものがあったので試しに縫ってみる事に。使いどころを調べてみます。
エースクラウンのハイパーです。
縫った後、アイロンをかけると少し縮みを戻せるとあったので、期待
後はポリエステル系を縫う定番のテトロン糸
50番 80番です。
スパン糸(毛羽立っている糸)はまあ選択肢から外しています。しわしわになりますからね、、、
で、試した所、、、
上が80番で下の黒い糸が50番のハイパー。
うーん、アイロンかけてもそこまで戻りません。今回に関しては、生地が薄く、目が詰まり過ぎているため、そもそもの糸が細くないといけませんでしたね。
ちなみに50番のテトロンは、、、
しわしわです
という事で、ハイパーの使いどころはもう少し厚地の生地の飾りステッチなどに使えるんじゃないかという事で今回は保留です。
80番テトロンでいこうと思います。
準備で結構大変でしたが、この準備を怠った方が時間がかかります。
急がば回れ。皆さんも縫う前に色々試してみて下さいね!
ちなみに現在進行中の企画です↓
お楽しみに!
ムームー作って②
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
どんどん気温が下がって寒くなっていきますね。こんなに寒いのに次々に台風がやってくる環境に違和感を感じます。(笑)
前回のブログの内容で、ゴムの部分の説明の図解のところで
”4~5コールゴム”と書いてあったのがどういうものか?という質問をうけたのでココでも解答しておきます。
4コールゴムとは、”ゴム糸を4本繋げてできた平ゴム”のことで、数字=大きさではないです。
ゴムの太さにより、その幅はかわりますので、気を付けてください。
↑上の画像のゴムは10コールということになります。
勘違いしやすいですよね、メーカーによって太さが違う理由はこれです。
(なんだか最近ゴムの話ばかりしていますね(笑))
では、続きです。
裁断からですね。
本体の衿ぐり、袖ぐり、ポケットの所に伸び止めテープを貼るのを忘れないようにしましょう。特にくりは見返しにも必要なら貼りますが、今回は衿はフレアを止めるにステッチを入れるのと、袖ぐりは裏コバを入れる予定なので、大丈夫かなと思います。
衿ぐりも、今回は肩線を縫ってからテープを貼ります。
下のスカートパーツもポケットを付けて筒に縫います。
トップスもスカートも、それぞれ筒にして縫い代はロックをかけます。
見返しもくっつけて、それぞれ完成させておきましょう。
上下をくっつけます、大きめにつけた縫い代の中にゴムを入れながらステッチで止めていきます。(ステッチをかけている時は、手で伸ばしながらかけています。)
衿ぐりに付けるフレアーを作ります。
筒にして両端はどちらも三つ折り端ミシンで仕上げます。
衿ぐりに縫い付けます、今回は直線縫いでしたが、ジグザグ縫いで止めた方が良かったかなーと後になって思いました。その方がギャザーが動いてキレイだったかも…
最後に裾にもフレアをつけます。
裾フレアの裾側は、重みが欲しいので普通の三つ折りにしました。
完成です!
衿のフレアは後ろを気持ち長くしています。
後日、本人に渡すと非常に喜んでいたので、とりあえず物としては成功かなと思います。
ミリタリーレインコート②
こんにちは
お久しぶりです!
大阪に出張講習、動画の編集、新規の生徒さんでほぼ満席状態で忙しい日々を送っております。ありがとうございます
また近々面白い事をお伝えできると思いますのでお楽しみにです!
しかし、今回は10月にしては生徒さんも多く、消費する事に飽きた大人が遊びにきているのかなと
モノをつくることは楽しいですからね。一生かけても発見だらけです。新しい生徒さんも含めて皆さんで遊びましょう(しっかり教えますよ )
では間があきましたが、レインコートの続きからです。
パターンを引いてみましたので、皆さんご参考に。
ミリタリーの特殊なパターンなので結構貴重じゃないかと勝手に思っております。
パターンの中の記号はぐちゃぐちゃになりそうだったので、消していますが、参考までに。
このコートが↓
身頃です。
下端完全に直線でした。ミリタリーならではですが、直線と限定されるとパターンって一気に自由度が下がるので難しいんですよね、、、
!袖!
後でお見せしますが、後中心もわです。かなり特殊ですが、アウトドア製品に多い袖です。実際他の某アウトドア製品も調べてみましたが、ほとんど同じパターンでした。
衿
コートならではの襟の開き具合です。衿ぐり付け側のラインがシャツ衿とか、ジージャンに近いなあと思います。
全部重ねて、肩線(と思われるところ)でカットした状態↓
肩線があいまいなので、はっきりと断定できませんが、後ろの袖の振りが異常にキツイ感じですね。運動量に一役かっています。単純なのですが、このバランス難しいんですよねえ、、、
工業用がこちら
身頃、前見返し、簡易比翼、後ろ切り替え(内側)脇マチです。
衿先の中に芯替わりの生地が入っていたのが、印象的です。
ミリタリーなのに衿先のシルエット気にするんだ というのが、なんともフランスらしいというか、、、
衿は一応展開していますが、様子をみて増やすかもしれないです。が、ナイロンなので、あまり多く展開するとしわしわになるので、本当にすこしだけかと思います。
裏は綾なので接いでますが、平織りなら必要ないかなあと思います。
袖が、、、前身頃とつながって、尚且つ肩線、後ろ中心無しです。
用尺確認したら、4mは超えそうです
いいナイロン結構高いんですよね、、、
あと一応ポケットも、、
ここからは縫製です。
生地と糸選び、針選びなど考えてやらないと、難易度がグンと上がってしまうので、慎重にいきたいと思います。押さえ金も買おうかなあ、、、
では次回お楽しみに!
ムームー作って①
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
いやぁ、10月に入ってめっきり秋らしくなってきましたね。
これから街の紅葉が楽しみです。
そんな中、ふいに身内から「ムームーを作って」という依頼があり、しかもかなり期日が差し迫っているとのことでした。
ムームーは見たことはあるけど作ったことはないなあ…そもそも概念が良く分からないなということで、まずどんなものなのかを調べました。
ムームーとは?
ハワイ諸島の女性が着用する,ウエストのゆったりした華やかなプリント模様のワンピース。ムームーは現地語で〈たち切る〉の意で,その形状からきたものとされる。アメリカ本土で用いられていたガウン風のワンピースが,ハワイにもたらされ,ムームーと呼ばれるようになった。涼しく開放的な衣服で,アロハシャツとならんでハワイの代表的な衣装となった。袖やスカートの形などに流行がみられる。日本でも1960年代初め,夏の家庭着やレジャー着としてとり入れられ,サックドレス風のくつろいだ着心地のよさが好まれている。
とのこと、”断ち切る”の意味のほかに”短く切る”とかもあるみたいです。
素材は木綿と書かれているところが多いですが、アロハと同じ流れなら正しくはシルクなんじゃないかなと思います。(古布を使うはずですし…)
ただ高価格なので、安くてなじみのある綿が最近は多いということなのではないでしょうかと予想してます。
ではササっと作成していきましょう。
希望のデザイン画です。
(・へ・;;)うーむ・・・・
まあ大体わかりました。袖がないので期日内にはできそうですね。
適当に立体で胸のギャザーのところをみながら、どんな仕様にするか考えます。
それで、まず土台となるAラインワンピースを作図します。
着丈は着用して地面から3-5センチ浮くくらいですが、ウエストをゴムで絞る形にしたいので、その分持ってかれる寸法も計算に入れた長さにしないとなーと、考えながら作図です。
ウエスト周りゴムの仕様はこんな感じの仕様にしようかとおもいます。
生地は今回はシルクよりのサラっとした落ち感のある生地を使う予定です。
先ほど記述したとおり、源流はシルクをつかったのではないかとおもうので…。
これは神田にあるアロハ系の専門店で購入しました。
(アロハ生地はすごーく高いです!綿プリントでも良い柄は¥3000/mくらいが平均かとおもいます。今回私は¥1500/mくらいのです)
ちなみにアロハの生地の柄は決まりごとがあり、ハワイアン柄(パンノキ、プルメリア、ハイビスカスやサーフ、フラにかかわる事柄など)に関わるもので構成される柄でないといけないです。私の↑柄はパンノキかな?
今回の生地は柄がハッキリしすぎているので、裏側を使おうかと思います。
←表 裏→
そしてトワル組みです。
ササっと組んだAラインワンピースの上に立体でフレアーギャザーを作り、バランスを見ます。(急いで組んだので雑ですみません、形の雰囲気だけ見たかったので)
丈とフレアの位置が気に入らないので修正、、
こんな感じかなーと、完成パターンを作ります。
今回は全体的にゆったりした形で襟ぐりも広いので、あきなしです。
(ひと手間省けました!)
ポケットもつくりました。(なにかと便利かと思い…)
ではこれで裁断していきましょう!
Creative Holiday ㏌ 大阪
みなさま、こんにちは。O岩です。
半年に一度、大阪で行われているLE・OPERAのイベント『クリエイティブホリデー』に参加してきました!!!
ということで、今回はその様子をレポートしたいと思います。
我々の出番は午後からですので午前中の講習の様子を拝見してきました。
午前の部のひとつは初回ミーティングです。
10月期から通われる生徒さんを対象にオペラでの授業の受け方や、今のアパレル業界の話などをル・オペラの代表とお話します。
もう一つの講習はイラスト講習です。
30名ほどの生徒さんが参加されていて教室は満員でした( ゚Д゚)
ジャケットのハンガーイラストなんかはパターン検定1級試験でも仕様書を書く時に必要なので1級の試験対策にもなりますね
私も絵がヘタクソなので参加したかったです・・・
午後の部の一つは新しいシルエットのジャケット講習です。
サンプルを見ましたがとても綺麗でした!
東京組は同じ時間に講習をしていたので見れませんでした( ;∀;)
これも参加したかったです( ;∀;)
そしてもう一つは私たちが担当した生地講習です。
25名の生徒さんが参加してくださいました!
毎回人気の講習なので今回も大盛況でした!
表地のお話ではどんなアイテムに適しているかなどもあり、みなさまが作りたいアイテムの参考にして頂けたらいいなぁ~っと思います。
私はアシスタントだったのでほとんど裏方作業でしたが(‘_’)
今回は動画撮影も行いながらの講習だったのでいつもとは少し違った緊張感のある感じで始まりましたが、後半からはいつも通り和気あいあいとした雰囲気になっていたのでビデオカメラの存在が薄れてよかった~っと思いながら見ていました(^_-)-☆
最後は気の講習です。
怪しい感じですが怪しくないです!笑
『気』の不思議な力を体験できる楽しい講習です
私も参加したので残念ながら写真はございませんが、身体も心もホクホクしていい気持ちで終わりました!!!
大阪のクリエイティブホリデー、物作りの楽しさを体験できます。
興味のある講習は是非、ご参加下さい!
ご清聴、ありがとうございました。
カテゴリー: クリエイティブホリデー, O岩
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ミリタリーレインコート①
こんにちは
涼しくなってきましたが、雨もよく降るのでちょっと寒いくらいですね・・皆さんも着る服の温度管理気を付けて下さいね
10月期の募集も始まり、動画の作製、9月末には大阪での講習も控えておりバタバタしております。
10月期から入学をお考えの方はお電話にて空き状況を確認をお願い致します。
既に埋まってしまっている時間も多くなってきていますので、お早目にご連絡を
さて雨が多い時にいつも困っていたのですが、いい服を手に入れました
レインコートです。綺麗な内にパターンを作って、調整をしてもう一枚作ろうと思います。袖丈をちょっと調整しようかなと思います。
フランス軍の最近のレインコートのようですが、ビンテージとまではいかないもので値段も手ごろでした。
生地はナイロンツイル(綾織)です。つるつるの生地で縫製が非常に難しそうです。
裁ち端はロックをしなくてもほつれてこない生地で「乗せ縫い」を多用していました。
「乗せ縫い」は私も練習しておきたかったので、やってみたいと思います。
背中は通気性のためのメッシュ生地が使われていて、後ろが開いている状態です。
開いているので、通気性だけでなくて運動量も確保されています。
肩線の接ぎ無しの1枚袖で身頃まで続いている状態です。
袖下にもメッシュ生地が切り替えられています。
衿は立てると首の後ろが当たりますが、柔らかく、軽いのであまり気になりませんでした。
綾織ですので、地衿側は後ろ中心で接ぎを入れて、生地のねじれを防いでいるようです
ポケット口は箱ポケットで中の服のポケットにも手が入る様に穴が開いている仕様です。
ジャケットの上に着るオーバーコートに良く見られる仕様ですね。
補強の裏布です。共生地で三つ折りの補強布です。
カンヌキだとナイロンの生地が裂けてくるのか、長い距離の返し縫いがされていました。
非常に縫う箇所が少ない仕様ですが、古着の中でゴム引きのコートなんかも同じように極力少ない縫製で仕上げているものが多いです。
ちょっと縫製の難易度が高そうですが、ナイロン系はあまり縫わないので練習をしておこうかなと思います!
ではまた次回!!