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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
さまざまなお直し③ー2
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
立春も過ぎてもまだまだ寒いですが、近所の公園の梅のつぼみが綻びそうになっているのを見ると、春は確実にやってきているのだと感じます。
さて前回のお直しの続きですね。
この違和感がある形から色々微調整していきます。
脇でしかつまんでないから、やはり限界値がありますね
特に一番削りたい背中のカーブ線の所は浮いた感じになって、ウエストに向かってシワが発生してます。
なのでこれを解消するために、背中の浮き上がってるところをパターンでたたむことにしました、メンズの後ろ身頃の操作でもよくやりますね。
左が修正前、右が修正後です。
前身頃は謎の切り替えのフレアを削るくらいしか手が打てませんでした。
もう片方にも切り替えがあれば、ウエストを削ることもできたのですが…
ということで、シルエットはこんな感じになりました。
ではこの形で縫製していきましょう。
裁断です。
左が前身頃、右が後ろです。後ろはそこまで削ってませんね、背削りも入れたんですけど、このへんが限界でした。
見返し、脇と縫ってポケットも付けます。
ポケットやバイヤスの布は、再利用が難しかったのでカラーシーチングを買って新しく作り直しました。
肩線を縫ってアームホールをバイヤス布でくるみます。
ファスナーを縫って襟ぐりもバイヤス布でくるみます。
そしてボタンとループをつけてフィニッシュです!
縫製そのものはそんなに苦労はありませんでしたね。
完成です!比較しましょう。
修正後 修正前
横はないんです…すみません。
大分スッキリしましたね~
依頼者の方は背が小さめの方で、車によく乗るとのことなので、フレアを削った分足の開きにくくなったかなと思い、脇にスリットを入れました。
この行為は後日おおいに喜ばれました。スリットは偉大です。
それと削った布がけっこうあったのであまり布でシュシュも作っておきました。
この布に思い入れがあったようなので…せっかくですしね。
後日仕上がりに非常に満足されたようで、とても感謝されました。
服もまた着れるようになり、その思い出と共に大事にされていくのかと思うと直した側も嬉しいですね。
ではまた次回です!
ドレスシャツ研究⑥
先日は暖かい日もありましたが、また寒くなり体調を崩される方が生徒さんでも非常に多いです。
皆様手洗いうがいを致しましょう
さて早いもので4月期からの入学受付がじわじわと迫ってまいりました。
2月26日から受付開始です
その日に体験セミナーを行っているのですが、もうすでに多く予約のお電話頂いております。
入学をお考えの方は是非ご予約下さい!お電話お待ちしております!
では、ドレスシャツの続きです。
縫製的に気になっていたところのみをピックアップしていきます。
気になっていたところである袖口のあきから。
こんな感じの仕様でしたね。
ごくごく細い三巻(0.3c)で土台に切り込みを入れて強引に縫っています。
パターンはこんな感じになるかと思います↓
もう一つの特徴は剣ボロと呼ばれるパーツに切り込みが入らないところです。
通常は切り込みをどうしてもいれるのですが、これは入れていない仕様です。
特に薄い生地の場合は切り込むと透けて見えるので気になりますし、強度的に問題にもなります。
個人的に好きな仕様ですね。前中心明きにも使えそう・・・
縫製の手順は・・・(また白で見えにくくてすみません )
折った剣ボロのパーツを土台に裏から地縫いし・・・(上端の縫い代は折り込んでおきます。通常ならすでにここで切り込みが入ります)
切り込みを入れます。
細く折ります。この時切り込み先は少しカーブするので、縫い代のみすこし伸ばしながらアイロンをかけます。
そして、てまつり。少し細かめ(0.2c位の間隔)にしてあまり伸びないように意識しました。
吊ったりしないよう注意しながら流しまつり(螺旋状に縫います)。
その後表に剣ボロをひっくり返して
私はしつけで仮止めします。
理由は吊るからです。
ピン打ちではどうしても少しつまんでしまいますので、生地が湾曲します。
なのでドレス系の繊細なものを縫う時は、ざっくりでもいいので細い糸でしつけをするようにしています。
↑少し生地は引っ張られています。
あとはぐるっと縫って完成。
裏側は切り込み先より下にステッチがあるのでほつれません。
生地は薄く仕上がるので少し柔らかい印象になりました。
次は衿ですが、
↑こんな仕様でした。
変わっていたのがここで何か難しいところがあるんじゃないかと期待していましたが、実際に縫製してみて特に注意することはありませんでした
個人的には薄くて透けるので、切り込みがちょっと気になるなあくらいでしょうか。
今回接着芯でつくりました。ですが硬くなりすぎたと思います。接着無しで次回は挑戦したいです まあパリっとしていてこれはこれでいいんですが・・・
後は通常のドレスシャツと同じ感じですが、袖下で折り伏せ縫いをするとき、袖が細いせいで非常にやり難かったです。
あと生地自体小さなシワが非常に消えにくいです。(安い生地はこういったところが・・・ )
前ヨークはてまつりです。作業中時間間隔がなくなるので、最近手作業が好きですね
さてボタンホールで完成です。ボタンホールはちょっと練習してからにしようと思います。普段やっていないので、期待はしないでください
ではま次回完成!
様々なお直し③-1
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
明けましておめでとうございます。(遅)
マイブランドの方ではご挨拶をしましたが、こちらではまだなので…
今年も本校、本ブログをよろしくお願いいたします。
いやぁ、ようやく冬本番といった気温なので参ります(;´・ω・)
カイロで武装しなければ、手がかじかんで震えてしまいます。
ああ、はやく春になればいのに…
さてさて、前回お話してましたシルエットのお直しについてです。
この形をもう少し身体にフィットした感じの形にしてくれといわれました。
サイズは13号くらいの方の物で、今の形はズドンとしたシルエット、前の切り替えに謎のフレアが入っています。バストは変えないでくれとのことで引き受けました。
まず着用してもらってどのぐらいタイトにしたいか、フィッティングしながらつまんでいきます
(着用した方から許可がおりませんでしたので、着用画像はありません、すみません)
左半身をつまみました、…かなり大きな工事になりそうです。
コチラを着用した方がバストが大きめで前アームホールがあまっていたので、そこも閉じる必要があるかなぁと思うけど生地が足りないので、バストも少し削ることになるかも…と考えてました。
とりあえず寸法を書き出します。
メモ書きですみません。
とりあえず最も削ってる位置からウエストを割り出し、あとはポイントを決めて削る寸法を決めます。
とりあえずこんなぐらい…と書いておきますが、形によってはそこまで変化できないとは思います。
生地に限りがあるので、できないこともあります、それでどこまでなら出来るかなぁと考えます。
ダーツがそのまま取れれば、さほど苦労はないのですが…
この生地の柄が気に入っているので、できるだけダーツは取りたくないとのことでした。
まあそういう商品じゃなきゃ、直そうと思わないですよね、思い入れがあるものなのです。
しかし、となると操作できるのは脇と前の謎切り替えのところだけです。
このままではどうしようもないので…
ばらします!
バッ!!
あ、ポケットもついてるので、ポケット縫い直しですね。
そして、パターンに形をうつします。
寸法だけでも形はそれなりに取れますが、どうせ全て縫い直ししないといけないぐらいなので、いさぎよく!!
あ、バラすときに必ず仕様を細かくメモを取っておくことは忘れないようにしないといけませんね。
最近は携帯で画像がとれますので便利です!
細かい仕様はしっかり画像で残し、縫い代も控えておきましょう。
うっかり控え忘れたら、生地の折り目を測るか、ミシン穴の縫い目からおおよその数字を出すようにすれば良いです。
さて、では一度写し取った作図をメモ書きのサイズ分削って組み立ててみます。
ん…ん??っていうバランスですよね。
ここから、修正をかけて自然な感じに仕立てていこうと思いますので、次回は修正と縫製までです!
ドレスシャツ研究⑤パタパタモードくん
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします!
2017年になりましたね
初詣やセールなど人が多すぎるせいでなかなか外出しておりません。正月感が一切ない今年・・・
中頃になったらちょっと出ようかと思いますが、(まあたぶん服を見にいくのですが買わないで、ちらちら見るくらいですかね・・・販売員の方ごめんなさい )
さて去年の仕事を引き続きを
前回ちらっとお話していましたが、
こちら↓
以前から生徒さんにお伝えしていますが、
なんとアパレルCADが無料!!
実際ダウンロードしてやっていますが、無料!
なにかあるんじゃないかと思いましたが、やっぱり無料!
いや、そんな時代になったんですねえ・・・
アパレルCADはプロのパタンナー向けという考えがほとんどでしたが、これで趣味の方にも広がりより気軽にパターンが引く事ができます。
(まあパターン引き始めは確実に手で引いて、線を見て手で覚えるというのは必要ですが)
これでいろんな事ができるのではと模索中です。
詳しくは↓コチラ
http://www.jcs-web.com/jcs/modekun
さてそんなわけで慣れるためにあいてる時間を見つけては少しずつ練習しております。
今回は
手で引いたパターンを
写真にとり
CADソフト上でトレース
までを練習で使用しました。
こんな感じで専用のシート(これも自身で作成可能です。透明なシートにマジックでマス目の線を引けばいいので)に挟んで写真をとります。
ここで適当に撮ってしまうと後々苦労することに・・・なにかいい方法がないか模索しながら使っております・・・
データをトレースするとこんな感じになります。
データを出力して元のパターンと重ねるとズレが発生しました。
おそらく設定の問題かと思います・・・
ここももう少しズレない方法を模索しております。が、今回は出力→照らし合わせ→データ修正で形にしました。
ここから先はクレアコンポ(東レのCAD)方との互換性確認のためデータ移動してから工業用にしました。
パターンはここから前回の修正点を踏まえて手直ししました。
縫製してみた結果を見て、またパターンを載せようと思います
・・どんな生地で作ろうかと思いましたが、シンプルに100双のブロードにしました。
ドレスシャツに使う薄めの生地です。
もっと薄いの探しましたが、扱い難さや作る人の少なさのせいか生地がなかなか見つかりません。ネットで購入してもいいですが、時間がかかってしまいますし、やはり実際に触って確認したいところです。
縫製に入る前に・・・
針は細いものを
押さえ金はテフロン押さえで滑りやすく。
糸は珍しいものを。個人にはあまり販売していないもので80番のテトロンで縫い縮みを防ぎます。
参考の古着も同じくらいの細い糸を使用していました。
年末には↓ここまで進んでいましたが、なかなか手縫いもあって進みにくい・・・
でも「作っている」感じは手縫いのほうがありますし、既製品にはない雰囲気が出せるので面白いです!!
次回は縫製を進めていきます!
様々なお直し②
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
もう年末かあと思うと本当に一年一年早いなあと思います。
今年は本当に色々ありましたよね…そのせいで早く感じるのでしょうか?
さてさて、今回は前回終わりに言ってましたパンツのウエスト寸法出しです。
今回のパンツは後ろ中心で寸法だしをしたいと思います。
事例②パンツのウェスト寸出し
パンツのウエストがきつくなったから大きくしてくれーというのはよく聞く話です。
ただ脇で足したりするとシルエットが大きく変わったりするのでそこに拘りがある方は慎重にならざるおえないですね。
ただ、良いパンツはそういう事を想定して、後ろ中心の縫い代を多めにとっているところがあります。値段のはってるものはけっこう多いです。
今回はこのチノパンです。
二本ありますが、右ははすでに一度お直しされてるので、やるとしたらギリギリでした、本来は左くらいの縫い代がついています。
ここで構造の説明。
こういう見返し(裏ベルト)の背中心にも縫い目が入ってる場合、解くのは
見返しを止めている一部と背中心だけでいいです。なぜなら…
つながっているからです!
変にベルトを外して寸法を合わせる必要はないです。
本当にスグできますし、素人の方でもやりやすいように最初から配慮して縫ってあります。
あとは大きくしたい寸法分縫い代を伸ばして縫うだけですが、自然と元のまたグリ線とつながるように気を付けてぬいましょう。
慣れてない方は先にチャコでガイドラインのように線を引いた方が綺麗に縫えると思います。
少し長めに地縫い線を重ねておかないと強度的に心配でしたので私は10センチくらい重ねました。
縫えたらしっかり割って、ベルトのステッチなどを入れ直します。
はい、完成ですね。短時間でできました。
長年使ってきたパンツですとこのように前の地縫い線のスレがやはり目立ちます。
使っていく分にはさほど気にならないとおもいますが、どうしても気になる方は染色で染め直しなどを行うくらいしか対応できないのかなと思います。
染色ペンなどで合う色があればそれを使うのもいいかもしれません。
※発色を試すときは、あまり布や見えない縫い代などに縫って確認したほうがいいとおもいます。
自分で混色できるやつもあるので是非探してみてください。
今回は以上になります。
次回は同じ直しでもシルエットなど根本的に直す場合は、というケースでやっていきたいとおもいます。お楽しみに
今年も本校、本ブログ共にお世話になりました!
また来年もよろしくお願いいたします。
ドレスシャツ研究④
師走で気づいたら今年もあと10日あまり・・・
やり残したことを終わらせたいですね
1月に入るともう4月からの入学準備などで忙しくなるので・・・
ということで、やり残しのシャツです。
年内に終わるか・・・
ひとまずトワルで検証
!!・・・衿回りの寸法見間違えていた・・・むむむ
衿が開いて肩先が外に逃げてしまった・・・
しかし、生地でかなり変わりますねえ。
袖の後ろのイセは大量に入れましたが、生地がシーチングなため落ちてしわにはならないですね。ジャケットみたい・・・このあたりは実際の生地で確認してみます。
袖山はジャケットみたいです。イセの量が多いので、縫製が非常にし難いかったです。工場さんは絶対やりたくないだろうなあ。やはり手縫いならではのパターンですね。
運動量はもう少しあってもいいですがあまり入れるとあまりじわになります。
ここが・・・むむむ、衿まわり寸法見ると半身で0.5cm見間違えていました、、どちらにしても首回りが苦しすぎ過ぎるのでもう少しゆとりを入れようと思います。前天幅足りてないですね・・・
あと衿やっぱりでかすぎ・・・
肩線は実際ハンドでやってみました。地縫いのステッチの糸をからめるように手縫いをしていたので見た目は綺麗でしたし、動きが出て丈夫に思います。
実際この部分の糸は全く傷んでいませんでした。
アーム周りのステッチもハンドでやりましたが、しわがない状態です。
本番はもう少し緩めにしてもっと柔らかいアームにしようと思います。
後ろの衿が2、3mm離れていますね・・もっとピッタリ沿わせないと。
この部分は相当伸ばし縫いされているのもあって不安要素があったところです。
サイドネックが2、3mm狭く、後ろ下がりも多すぎたせいで、台衿の後ろが下がっています。
台衿の形はカチカチでそこまで大きく外していないはずですから全て衿ぐりが原因です。
衿ぐりをかなり伸ばしたので衿自体が首にフィットしています。ただ窮屈さの原因でもあります・・・
衿ぐり寸法も0.5~1cm位大きくして衿ももう少しコンパクトにしようと思うのでここは時間をかけたいところです。衿を何度も引くのは大変ですが、ここでCADにラインを取り込みます・・・
「パタパタモードくん」の出番ですね
次回はお勧めソフト、「パタパタモードくん」とパターン修正です
様々なお直し①
こんにちは K です。( ´_ゝ`)
12月…年の瀬が近づいてきましたねぇ…
忙しさのあまり弟子だけでなく、師匠も走らすという師走です。
先月の特別講習でリフォームやお直しの事を生徒さんとお話しましたが、やはり皆さんこういう場所に通っていると、家族や知人に色々なお直しを頼まれるそうです。
やったことなくて困っている…というお話もきくので、ちょくちょくこちらのパタンナーズライフで身の周りから頼まれるお直しの事例を参考に、皆さんのお直しライフに役立ててもらえればと思います。
事例①袖丈と着丈のお直し
記念すべき最初は、メンズのネルシャツのお直しです。
最近のブランドは、特に袖丈が長く感じるとのこと、依頼者は昔ながらの日本人体型というか…まあ足も手もちょい短いそうで、服も決まったところで毎回買ってるそうです。今回は頂き物でサイズが合わないとのこと…サイズ感は大事ですよね。
まあ私も最近のブランドは長めやと思います。最近の若い子はスラッとしてる子が多いですけど、おっちゃん層からしたら、キツイ、長いという声をよく聞きます。その辺基準がブレてきてるんちゃうかなーと、まあそんな話はおいといて、モノはこれです。
まあ、普通のネルシャツですね。
(申し訳ない事に、直す前の全体画像がないのでこれは完成したものです。)
こちらのシャツの袖丈8センチ、着丈を6センチほど詰めてほしいとのことでした。
けっこう切るなあと思って、どう直すのか決めます。
着丈はそのまま平行だと脇の食い込みが上に来てしまいがちですので、裾線の形状を変更し、縫い直すことにしました、
袖ですが、これは…本来袖の丈詰めといえばアームホール側で削るのが常ですが、そうすると縫代の不足、また今回脇と袖下一気縫いでタコステッチがかかっており、このミシンステッチでは一目ほどくと連続してほどけていってしまうやつなので、あまり変に触りたくありませんでした。
まあ重ねて縫えばほどけませんが、見栄えが大分変るので、今回は袖口側で短くすることにしました。
幸い、あきの仕様は簡単なイッテコイ始末
増えるであろうカフスとの差寸は、タックを増やすことで解決をはかります!
まず、裾の線をチャコで直接引きなおします。無地だと何か型をつくって載せてひくほうが左右対称にしやすいでしょうが、今回はチェック柄なので、それをマス目代わりにひきます。
こういう時は柄物が助かります。縫い代を付けて裁断です。
前立ての縫い代が重なるところは、内側の分だけ切って、厚みを調節です。
布がしっかりしてるので縫いやすいです。きっちりアイロンで折って形を調節しながら縫いましょう。(裾は目立つので丁寧に!)
袖はまずカフスを外し、パイピングを外します。
出来上がり線と縫い代を付け、その削りと同寸法止まりを位置を上げます。
袖の明き止まり位置は腕の構造上、平行に上げないと逆に明きが狭すぎるので上げときましょう。
裁断をし、先ほど解いたパイピング布をつけ、タックを増やして寸法をカフスと同寸になるように調節してからカフスをつけます。
最後に閂止めです、ステッチを4回ほど重ねて代用です。
お直し完成です!同じ日本人体型の後輩に来てもらってチェックです。
後日、依頼者に渡すと、直したとわからないくらいだと喜んでおりました!
あまり布は一応依頼者に渡して、いらないようならもらってます。貯まってくるとパッチワークの布にしたり、ミシンの調節用に使ったり、掃除布にして無駄にならないようにしております。
と、いうわけで、今回は裾側のお直しでした、アームホールでの丈詰めも入ってきたら上げようかなと思います。次回はよくあるズボンのウエスト出しがあったのでそれを上げるつもりです。
大竹学園文化祭③
本格的に冬到来して、スプリングコートはもう出番ないですね・・・
いつ着たらいいんだろう?
明日から師走ですが、まあ早い・・・
3年も早い・・・
さて高校の大仕事です。
下がなかなか決まらず、ぎりぎりまで迷っていましたが、ワイドパンツの上に手でギャザーにしたスカートを乗せています。
コルセット、バッスル共にパターンから・・・かなりの作業量。
トップスの形がきっちり出来ています。
動き早くて撮り切れなかったですが、たくし上げたスカートが紐を外すと赤いロングスカートになるという凝った仕様 止まってポージング欲しかった・・・
実は着物ばらして作り変えています。そこから、デザインし直しです
裾プリーツ全部手で1本ずつ折ってます・・・ 8-Oちょっと見えにくいですが後ろ裾の引きずっているのは鳥の羽です
上の白い方は2回目でやり直しを自主的にしていました・・根性です 2体とも非常に完成度が高かったです。
甘いドレスですが、作業自体は甘さの欠片もありません 個人的には最もデコレーションに時間をかけた大作かと思っております。がんばりました
みんな頑張りました。ぎりぎりまでクオリティ上げようとする子もいました。
もちろん手伝ってもらう子もいましたが、最後の最後で追い込み みんなでやり遂げた文化祭です。
私たち講師陣の手伝いはほぼ無く、(ヤキモキしましたが・・・)自信を持って欲しいと思います。
モノを作る大変さと達成感を体験してもらえたことが何より嬉しいです。
「泣かない、泣かない」と言っていた私ですが、泣いてしまいました・・・
大竹学園文化祭2016②
寒くなって秋がありませんでした。
せっかく作ったコート着用出来ません
さて文化祭続きですが、画像が多い多い
せっかくなので出来るだけご紹介を!
3年生のメインを前に、1、2年生を先にご紹介。
撮り切れなかった子もいますが、カメラがんばりました
次回3年生の画像を・・・引っ張ります
大竹学園文化祭2016①
いやはや、学園祭無事終了でございます
今回から何度かに分けて、文化祭の様子を!
関西弁で言うところのなんやかやありながらも終わりました
ほっと一安心です。
一番良かったことは講師が作業自体はあまり手伝わなかった事です。教える事だけで実際の作業はさほど手伝っていません。作業していく中でどんどん出来るようになっていくのが目に見えてわかりました。生徒たちでやり切りましたので「見て、考え、やってみる」という事を実践出来ました。(一部友達に感謝しなければならない子がいますが )
忍耐力も付いたと思います。200時間くらい1つの服をつくり続けるわけですから、、、 場合によっては1日で「失敗して2、3か所しか縫えなかった」ということもあります・・・
それを最後までやり遂げたので将来「あの時頑張った」という自信を得ることが出来たはずです。
「考える力、忍耐力、自信」は将来服づくりの道に進む子だけでなく、別の道に進む場合も仕事全般に必要な事かと思います。
↑というのは大竹の生徒のみんなに読んでほしいですね みんな頑張った
とまあちょっとお堅いお話は置いておいて、実際のがんばりを紹介していきたいと思います!
細かい所は次回で、まずは3年間の集大成を
3年間の集大成です。まずは全体を!
次回ディテールや苦労どころ 、ショーの様子などをご紹介します!
お楽しみに!!