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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
生徒さんインタビュー
皆さん、こんにちは
明けましておめでとうございます。
2024年が遂にスタートしましたね!
今年も健康第一で服作りを楽しんでいきたいと思いますので
よろしくお願いします!
↓以前ブログでも紹介した良く使う押さえ金動画の第2弾がYouTubeにUPされています!
第1弾に引き続き大好評です(^^♪
今回の内容はファスナーを付ける際に良く使用する押さえや三巻押さえ、番外編でサンドペーパーの使い方を紹介しています
押さえ金は変えるのが面倒でついつい基本押さえのまま縫いたくなりなりますが、苦手な箇所こそ変えた方が1発で縫えるかもしれませんので是非色々試してみて下さい(^^)/
それでは生徒さんインタビューを紹介していきます(^^♪
(Sさん オペラ歴1年半)
現在服飾専門学校とのWスクールで通っています!
Q.入学したきっかけは?
衣装製作に興味があり専門学校の見学をしてみたのですが、パターンとデザインをバランス良く教えてくれる学校があまり無いなと感じました
他にも感覚で服を作っている印象を受けたので服作りの理論をしかっり学べそうなLE・OPERAに通い始めたのがきっかけです
Q.実際に通ってみた感想はいかがですか?
通い始めた頃はさっぱり分からなかったです(笑)
でも今は、数mmの修正で全体に変化が起こることや、感覚ではなく不具合にも意味がある事などが少しづつ理解できるようになりパターンが面白くなってきました(^^♪
LE・OPERAで学んでいる事が専門学校の授業の予習になっているので、より深く内容を理解できます!
友達に授業の内容を聞かれるので度々教えています(笑)
Q.専門学校とのWスクールは大変ですか?
専門学校の企業研修の時期は忙しくなりますが、それ以外の時期はWスクールをしていてもあまり大変ではないで(^^)/
Q.今後の目標はありますか?
衣装は個人個人の体型に合わせて作っていくので課題で使用している9ARボディからどのように変化させるのかをこれから学んでいきたいです!
インタビューにご協力頂きありがとうございました
将来どのような服を作りたくて、何を学びたいいかが明確に決まっていますね!
パターンの線は感覚ではなく1本1本意味があって構成されています
その意味を一つ一つ理解していくことによってさまざまな体型にも応用が出来る力が身に付きます!
洋服を作りたくて少しでも興味がある方は是非一度お気軽に見学にお越し下さい(^^)/
額縁始末 縫代優先?角度優先?
今年最後のブログ更新です。
今年も早かったですね・・年末の新橋は去年よりもかなり人が多い気がします。
コロナを気にしなくなってきたので皆さん呑みに出ているようです。年末はえらい事になりそうですね・・
年末年始は12月26日~1月9日まで休講のため見学や問い合わせが出来ませんのでご注意ください。
年が明けるといよいよ4月入学の準備が始まりますが(早い・・)申し込みをお考えの方は一度見学に来て頂けるとイメージが掴みやすいと思いますので是非ご検討下さい
では年末年始にゆるっと見る事の出来る動画を↓
ダッフルコートを解体してます どんな仕様になっているかはばらしてみるのが一番です(ばらしても分からない事は多いですが、とても勉強になります )
そんなばらしている様子を長めに撮影してみたので、年末年始にゆるっとご覧頂ければと思います!
さあ、今年最後は「額縁始末」についてです
生地が厚い場合角の部分の縫い代が分厚くなり過ぎるので、それを防ぐため斜めに縫うやり方ですね。
本来は左だけが多いですが、左右どちらもやってみました 多く見られるのはベンツや袖口の本切羽と言われる仕様のものです(基本ベンツと同じです)
↓パターンです
裏地付きの方が多いので付けました。
右側持ち出しの表地が2枚になっているタイプです(ここは本来裏地にして薄く仕上げているものが多いです)
裾は30mm控えました。キセは10mmです。
ここで大事な事は「どこを縫うか」を良く理解しておく事です。
持ち出し幅が40mmで縫代10mmで、合計50mmです。
対して裾は控えが30mm、10mmキセ分+縫代10mmで、50mmです。
そうすると、額縁の角度は45°ではなくなります。ここが結構ややこしいところなので、必ず紙を折り畳んで確認するようにしましょう 以外な見落としがあるかもしれません・・
↓別のタイプ(45°を優先して)もやってみました。
45°を優先すると縫代幅や控える量が変わります。
欲しい持ち出し幅や、裾の縫代幅、額縁の角度どうしたいかを決めてからパターンを引くようにしましょう
ちなみに
裾は控えが40mm、10mmキセ分+縫代10mmで、60mmになります
ややこしいですね・・・
ちなみに45°の方が綺麗に縫代を折る事が出来るので収まりが良い気がします。
あとは縫って確認する事をオススメします!かなり角の部分が複雑なので、縫わないと構造を理解するのは難しいかなと思います・・
裁断あと止まり位置、ベンツを縫います。(通常のベンツの縫い方なのでここはサラッと気味に)
裏もキセを入れて縫っておきます。裾も20mmで折っておきます。
裏を持ち出しに縫います。ここも通常の縫い方ですが、裏の裾は先に折っておく事がポイントです。
その後額縁始末します。実はタイミングが大事で
額縁→持ち出し→裾などの手順だと上手く縫う事が出来ません。
実際に手順を変えて縫うと(↑これはうまくいっているやり方です)ここの縫代が・・
最後こんな感じで飛び出してきます。
ベンツ(持ち出し)コの字に裏と縫い合わせて→額縁始末→裾の順番で縫うようにしましょう。
縫い終わってひっくり返すとこんな感じです。裾が最後だと7mm手前くらいまで縫い込む事が出来るので、ほぼ隙間は出来ないです。(ちょっと出来ます、これは私では解決出来ない問題でした 思い付いたらトライしたいと思います)
生地がかなり集まっているので、縫う箇所は要確認です
↑完成です。
「額縁始末」は存在は知っていて「あの斜めに縫うやつね」とイメージはすぐ出来るのですが、「条件が変化した際の額縁の角度と縫代設定」はかなり複雑です。
また、裾の角などが手まつり出来るような場合は良いですが、速度を考えると極力ミシンで全て完結してしまいたいところです。
ベンツの角や見返しの裏地を手まつりしない方法は意外に難しいので(縫ってみるとやり難い事が多いです。)確認をするようにしましょう!
では冬休みに入るので、生徒の皆さんは部分縫いをしてみてください!
あれ?ってなる事が多い仕様です!
では良いお年を
ヨガウェアリメイク
皆さん、こんにちは
↓今回も大変貴重な動画がUPされました!
押さえ金って沢山種類があるからどれを使えば良いかわからない(-_-;)
と言う方も多いんじゃないでしょうか?
ミシンで縫製している際に起こる不具合の原因を解説し、それに適した押さえ金の選び方を紹介しています
いつも同じ所でミスをしてついつい縫製に苦手意識をもってしまうと言う方も原因が分かればそれに対してしっかりと対策が出来ますので、きっと縫製が楽しくなるのではないでしょうか(^^♪
今回はヨガウェアのリメイクのご依頼を頂いたのでご紹介していきます!
背中の細いテープが交差しているデザインを胸元にも付けとほしいと言う内容でした
胸元のデザインは細幅と太幅の2種類のテープにしてほしいとの事でしたので
1cmと2cm幅のテープをストレッチ素材で作りました
テープを2つ折りにしレジロンを使って中表で縫製していきます
裁ち端は始末をしないと丸まってしまうのでウーリーとスパン糸を使ってロックでかがりました
ロックでかがる事で裁ち端が少し硬くなるので、テープが縦に伸びる事で幅が痩せて丸く筒状になりにくくもなります
中表で縫ったテープを表側にひっくり返したら
縫い付ける位置を決めていきます
しっくりくる位置を決めるのに少々苦戦しました(笑)
↓実際に着用してもらいました(^^♪
前後でデザインの統一感が出ましたね(^^)/
今回は元々完成している物にデザインを加えると言ったリメイクだったので、デザインのバランスやテープを付ける際の仕様を考えたりとまた別の難しさもありましたが、リメイクを依頼してくれた方に満足いただけました(^^)/
カテゴリー: リメイク・リフォーム
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着物生地 リメイク 大阪校作品 第4弾
皆さん、こんにちは
年末に向けて大掃除は進んでいるでしょうか
ここ最近外の気温が暖かかったり、寒かったりで未だに12月になった実感が沸かないので私はまだ手を付けれていないです(-_-;)
早いうちの大掃除に取り掛かって穏やかに新年を迎えたいです(*’▽’)
↓縫製の基本的な事から役立つテクニック、不具合とその原因を解説している内容の動画です!
年末年始に何か縫物をやってみようと言う方は是非参考にしてみて下さい(^^)/
過去にも動画やブログで紹介している着物リメイクの最新作です(^^)/
コチラは世界3大織物の1つに数えられる大島紬になります
着物は和柄だから作れるアイテムが限られてくるんじゃないかな~と思ってしまうかもしれませんが、着物生地が持つ重厚感がフレアスカートとマッチしてこんなに上品にリメイクができます!
透け感のあるギャザーのトップスと合わせる事でどちらのアイテムも上品さが際立っていますね(^^)/
思い出に残っているけど長年着ていない服などがありましたら是非リメイクに挑戦してみてはいかがでしょうか
リメイクの洋服作りは近年良く耳にするSDGsの取り組みにも繋がりますし、何より思い出が残っている服をリメイクして再び袖を通すことができ事が何より
素晴らしいと思います!
過去の着物リメイク作品の動画もYouTubeにUPされていますので是非ご覧になってみて下さ(^^)//
カテゴリー: リメイク・リフォーム
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ボディーのお直し
皆さん、こんにちわ
11月も終盤に差し掛かり10月入学の生徒さんはそろそろ2か月が経過しますね
ソーイングを受講している方は段々ミシンの取り扱いに慣れてきた頃でしょうか(^^♪
↓様々な縫製テクニックや不具合の原因とその対処法などとても為になる内容の動画となっています!
是非この動画を参考に様々なアイテムの縫製に挑戦してみて下さい(^^)/
12月も目前に迫っていると言う事で年末に向けて少しずつ備品のメンテナンスをしていこうと思います(^^)/
年季が入ったボディのバストラインのテープが切れてしまいそうなので
コチラからお直ししていきます!
↓水平器を使ってバストラインの位置にシルクピンで印を付け
新しいテープをかがって付けていきます
やっぱり年期が入ってヨレヨレになっている物をお直しするのは気持ちが良いですね(^^♪
ボディーにテープをかがる手順はYouTubeにUPされていますので
是非ご覧ください(^^)/
続いてはボディーの縫い目がパックリ開いてきてしまっているのでこちらも修復していきます!
糸の劣化が原因でこの様に縫い目が開いてしまっているので
強度の高いポリエステルの糸で今回はかがってみました(^^♪
備品のメンテナンスは綺麗になると気持ちが良いのはもちろん
ボディのラインに関しては着せ付けがズレてしまう事もあるので定期的に
メンテナンスが必要です
自宅のボディもこの年末という機会に是非お直ししてみてはいかがでしょうか(^^♪
キセ入り箱ポケット
寒くなってまいりました
ただ、気候が安定せずに寒くなったり、厚くなったりで風邪をひきそうです・・
皆さんもお気を付け下さい・・この時期が一番風邪をひきやすいですよね・・・
今年も残すところあと1月ちょっとです
ほんとに驚きですよね・・・この前入学されたばっかりなんですが・・今年の内に教室内をちょっとずつ掃除をして大掃除を中掃除くらいにはしておきたいですね・・・
↓今回はちょっと変わり種の「アイロンかけ」です。
初心者の方というか、服を作製されない方も見て頂けると「着心地がラクになるアイロンがけ」をしていますので、是非皆さんご覧頂ければと思います!
普段のアイロンかけにひと手間で格段に着心地が良くなりますよ
さて今回は「なんとなくこんな仕様があった気がする」シリーズです(笑)
ちょっと見て完璧には覚えていないので、そのあたりは工夫してます
という事で「キセ入りの箱ポケット」です
見た時は驚きました!「ここまでする?」と・・
前回のステッチを表に出したくない系の仕様ですね・・この手の仕様は沢山ありますが、「わざわざ」というものが多いので値段の高い服に多い印象です。
なので、こういった仕様があったりすると他と差別化出来ますね!
こんな感じです!↓
ぱっと見た所ステッチが表の7mm程のステッチしかありません(実際にカンヌキでした)
ぺらっと捲るとステッチが見えています!
そうですね・・わざわざキセを入れて控えておいて表のステッチを隠した仕様(また )になっていました・・・マニアック過ぎる・・
では縫ってみましょう!
パターンはそこまで難しくありません。
口布の両端を15mmにしておいてキセを入れるだけです。
芯を貼って裁断しておきます。
向こう布あて布は先に叩きつけておきます。出来上がりより2mm程控えています。
ここですね!箱ポケットの両サイドを中縫いする際キセを入れておきます。
ひっくり返してキセが入った状態です。
あとは通常の縫い方をしていきます。
袋布(手前)と口布を↑の写真のように縫い(上から袋布・口布・身頃の順にセット)
切り込みを入れて(口布はカットしない)
ひっくり返してアイロンで整えておきます。
その後一度元に戻し、向こう布と袋布の周囲を袋縫いし
ひっくり返して周囲0.7cでstです。
あとは口布をめくって、向こう布貫通のステッチをいれます。
三角の切り込みはこの時折り込んでおいても良いかもしれません(折り込むと少し厚みが出るので今回はやりませんでした)
あとは先ほどのキセを入れた箇所にステッチを入れて・・・
表からカンヌキ(今回は返し縫いだけです)を入れて完成です!
縫製は特に難しくありませんでしたが、敢えて言うとキセを入れたところにステッチを入れる時狙いにくかったですね・・生地がもっと分厚いと難易度が上がりそうです。
ただ出来ないことはありませんでした。
表にステッチが見えない仕様として研究し甲斐があると思いますので、皆さんも口を表裏で接いでみたり是非アレンジして試して下さい!
ちなみにこの縫い代は前説明した「タック入り」のやり方で綺麗に見せることが出来ると思います!
工夫次第でオリジナルの仕様は出来ると思います!
ではまた!
落としミシン比翼(キセ入り)
やっと寒くなりましたね・・
こんなに暑さが続いたのは記憶にないです・・・
半袖でいい11月とか・・アパレルの売り上げが気になりますね・・
さて10月から1月経ちまして皆さん少し慣れてきたようです。早い方は原型作りが終わり、フレアスカートに入ったりしていますが、「線は丁寧に」引きましょう
本校では手引きでパターンを引いてもらっていますが、大事な事は「手が線を覚える」事だと思います。
専門学校を出て、会社に入るとすぐにCADで引いてしまう事が多いようですが、最初1,2年は手引きの方が良いんじゃないかな?と個人的には思っています。
感覚の問題というよりは、「ラインの質」はとても大事で、それは手で引いてしまった方が覚えが早いと思っています。
本校はプロの方も多く通われています。専門学校を出てすぐ会社で働いてみたものの、「有り型」の修正をするだけで基本が全く分からず困っている。という方が多いです。
確かに色んな会社があって、色んな引き方があると思いますが、「原理」というものは存在します。デザインやシルエットなどには正解は無いでしょうが、「そのデザインにしたいならこういう修正をしなければならない」はあると思います。
1つの会社だけでは「色んな引き方」に触れる事も少なく、「原理」を知るタイミングも無いかなと思いますので、悩んでいる方がいれば強く本校をオススメします。
是非見学だけでもいらして下さい。お悩みを解決できると思います
という事で「原理」です↓
またまた無料なの?という内容です!
バスト寸法が小さく、肩幅が大きい(ドロップしている)デザインのものだと悩ましいAHのお話も入っています
学校のセオリーなどでは、「前後SPの2点間の半分の位置からAHの高さを割り出して・・・」というような考え方でパターンを引いている事が多いようですが、この例では、その考え方だと全く狙った袖になりません。
是非一度見て頂きたい内容です。「一定の引き方のルール」だけでは色んなデザインに対応出来ない事が分かるかなと思います
では今回はかなりマニアック路線で・・・
「落としミシンの比翼前立て(キセ入り)」です。
まあマニアック・・・一部のデザイナーにしか喜ばれない仕様です
↑こんな感じの仕様です。
そうですね、表からステッチが全く見えない仕様となっております。
ステッチがないのでドレスっぽいアイテムに良いんじゃないでしょうか。
ポイントは裏側にステッチが2本見えている所と表の落としミシンが隠れている所です。
↑パターンはこんな感じで、断面図も用意しました。
ちょっと見ても分かり難いですね 早速縫っちゃいましょう!
裁断した状態です。一応分かり易いかなと思ってチャコで線を引いています。
あと表地には芯を貼っています(これは本番では貼らない方がいいと思います。今回は裏と視認しやすいよう貼っています。)
身頃は普通に0.5cst三つ折りです。
と、ここで早速問題が・・
↑赤の丸の部分の縫代が折ってみると生地の厚みで5mmになってしまいました・・
急遽赤の丸部分の縫代を15mmに変更して裁断し直しです。
生地が厚い場合は何度も折るので厚みで「持っていかれ」ます。そこは生地と相談して縫代を調整して下さい。
↑実際折ってみた状態です。
折り方はパターンに山と谷と記載していますので参考にして下さい
身頃は裾にステッチをかけておきます。
身頃と中縫いします。この時キセが2mm入っている状態です。10mmで縫いましょう。
ここが1つポイント。比翼布が開くのを抑えるステッチを入れて・・
↑の写真のように見返しの裏側から比翼布表裏を抑えるステッチを入れておきましょう。
このステッチが入らず表からのステッチだけだと比翼布が出てきてしまう可能性があります。
↑反対側から見た状態と表から見た状態です。縫代は開いておくのがポイントです。(あとでこの縫い代で角の縫代を包む事ができます。)
↑今度は下端を地縫いします。写真のように折って、片側の縫代は縫わない状態にしましょう。
ひっくり返して、この時に先程の縫代で包むと綺麗な角が出来上がり、縫代の飛び出しがありません。
↑最後に表から落としミシンを入れ完成です。
この時キセが入っているので隠れて見えなくなるという仕様です
ただ、キセをよけて縫う際に若干横に生地がズレるのでやり難さを感じました。
生地が柔らかく「沈む」生地であれば、キセを入れなくても見えにくいかと思います。
あとは1mmでもいいかもしれません。
裏からみるとこんな感じで下端も綺麗に収まっています。
こんな感じで「使うタイミング」が分からないような仕様ですが、知っておくと、「あ、こんな仕様あったな」となると思いますので、是非「ステッチ表から見せたくないデザイナーっさん」とのお仕事の際はお使い下さい
ではまた次回!!!
パンツ(趣味)
もうすぐ11月です・・あっと言う間に年末ですね・・・半年が早すぎて・・
10月から入られた生徒さんも学校に慣れてきましたが、最初のタイトスカートの細かさに驚かれています
何度もお伝えしていますが、ここが一番大事ですね!線が綺麗になる事はもちろん、その後の精度に大きく関わってきます!ちょっとでも力を抜くとやっぱり線や精度が低くなってしまいますので、まずは集中する事が大事です!皆さん丁寧に頑張りましょう!
さて、またまた無料でいいのか動画のアップです
皆さん悩まれているこのシワですね!
ほとんどの方が難しいと感じるこの修正ですが、無料でいいのか?というくらい分かり易く、そして実践ですぐに使えるテクニックです!パタンナーの方も必見です!
間違った修正をしないよう全パタンナー必見の内容ですので、是非ご覧ください!!
さて・・
前回もかなり内容が濃かったのでこのあたりでちょっと休憩っぽい内容のものを
自分用にパンツを作りました
↑こんな感じです。
かなり大きめのサイズにしてます(私が大きいのもありますが(笑))
フランスのワークパンツで気に入っているものがあったのでそれをベースにかなりアレンジしました(元の形はほぼムシしてしまっています(笑))
シルエットや縫製で気になるところ(前中心の吊りシワや、脇ポケットが少し開いているところ )はありますが、ざっくり履くものとして、また実験も兼ねて作りました。
気持ちスラックスぽさも欲しかったので、股ぐりの作り方はスラックスっぽい引き方にしています(後ろ股ぐりを多めに削る)
縫製は極力簡単で手間がかからないようにしています(巻き縫いや、折り伏せなんかは無しで・・・)
ステッチもちょっと細めで他とは違う雰囲気にしました。このあたりが自分で自由に作る事の醍醐味ですね!
ベルトループも簡単に叩きつけるだけです。拘るのであれば、裏側の縫代が見えないようにする「タコ縫い」に変えてもいいかなと思いましたが、「簡単」を優先しました。
アウトポケットにしたのも簡単を優先したからです
片玉縁でも良かったですが、時間がかかるののと、シルエット的にアウトポケットの方が生地が硬くなって好みだからです。
裾だけは少しデザインを入れました。タブ付きで裾を調整できるようにしました。
↑こんな感じで絞る事が出来ます。自転車に乗る時なんかに重宝すると思います。
後はそんなにきれいじゃないですね
そんな感じで極力早く縫えるようにと思い、こんな感じの仕様にしましたが、ボタンホールだけは気になったので、ハンドで自分で開けました
パンツはボタンホールが少ないので、ハンドで開けてもそんなしんどくないのでオススメです!
10月にボタンホールの講習を受講された方には頑張って欲しいです!
皆さんも簡単に縫えるアイテムがあるとやる気が出ますよ
ではまた次回です!!
背中のダーツについて 修正版
皆さん、こんにちは
10月入学の生徒さんも1カ月が経ち少しづつ慣れてきた頃でしょうか
11月入学の生徒さんも募集中ですので少しでも興味のある方はお気軽に見学にお越し下さい(^^)/
前回掲載した背中のダーツの失敗例の写真が分かりにくかったので
新たに作成した失敗例のトワルを基に説明していきます!
条件は前回と同じで前後のダーツは1本でウエストでシェイプさせているデザインです
↓前後のウエストダーツが1本ずつとデザインを優先させた状態でウエストを絞ろうをすると、1箇所でダーツを取る分量が多すぎて腕にあたり背中から前ウエストに向かって斜めシワが出ています
それでは、修正方法をみていきましょう!
後身頃、脇で取るダーツの分量を減らし、後身頃で取るダーツを2つに配分します
1箇所で多く取っていたダーツの分量を減らし、適正な位置にダーツを1つ追加することで腕のあたりにゆとりが入り背中から前ウエストにかけての斜めシワは消え綺麗に背中がフィットしています!
後身頃のダーツを1本のデザインと仮定した場合このままでは2本になってしまうので、WLで分けて脇側のダーツを畳み上下のパターンを繋げダーツを消す作業をします
↓修正前 ↓修正後
今回は修正前と修正後でかなり違いが分かると思います(^^♪
1箇所で取るダーツの分量を減らし2本に分散させる事で背中から前ウエストにかけての斜めシワが無くなっています(前回のブログはこれを表現したかったのです(;´Д`))
追加したダーツを展開して消す事によって仮定したデザイン通りの前後1本ずつのダーツでウエストを絞るシルエットが実現できていますね!
(ダーツを畳んで消す展開をする際にAHからダーツ先に展開線を入れています。
今回はゆとりとして残していますが、イセる等の処理の方法がありますのでまたブログで紹介したいと思います)
今回に限らずデザイン画を見た通りにパターンを引くと不具合が発生することがあると思いますが、パターンの基礎が身に付くとこのような応用をすることが出来ます
ル・オペラでは日々パターンの研究をして生徒さんにパターンの楽しさを発信しています(^^♪
背中のダーツについて
皆さん、こんにちは
10月になり新規の生徒さんは初回のパターンの授業を終え、スカート原型の作図がかなり大変だったかと思います(笑)
最初はたかだか数ミリのズレと思うかもしれないですが、その細かなズレに拘れるようになると最終的な仕上がりが格段に変わっていきますので頑張って下さい(^^)/
やっぱり基礎こそ大切ですね!
↓そして基礎を応用させるとこのようにパターンを作る事が出来て、的確に修正する事が可能になります
皆さん、必見の内容です!
この動画の修正方法を前身頃ありの状態で作ってみました!
条件は動画と同じで後身頃のダーツ1本と前身頃でも1本でウエストでシェイプさせていいるデザインと仮定しています
後身頃をシェイプさせようとして1箇所で大きくダーツをつまむと
AHがボディの腕に当たって背中から前ウエストに向かって斜めのシワが少し出来ています(ちょっと分かり難かったですね・・もっと大げさにバランス悪いほうが分かりやすかったですね・・)
ひとまず修正方法を見ていきましょう!
1箇所でとるダーツの分量をを減らし2本に分散させると先程の少し出たシワが消えるのと同時にかなりシェイプさせる事が出来ます(ダーツ1本増やしているので当然そうなりますね )
後は1本のダーツがいい!とデザインを優先した場合だと、このままでは後ろ身頃のダーツが2本になってしまうのでWLで分けて脇側のダーツを畳み上下のパターンを繋げ脇側のダーツを消す作業をします
↓修正前 ↓修正後
修正前と比較してもちょっと分かり難いですかね・・最初の状態がバランス良く出来てしまっていました
本当は1箇所で取るダーツの分量を減らし2本に分散させることで背中から前ウエストにかけてのシワが無くなっている!という事が見せたかったのですが・・(あと脇でダーツを取り過ぎて修正後のトワルも少しウエストに向かって引きシワが入ってしまいました。。。)
ただかなり後ろ身頃がシェイプしていることが分かります
ここまでシェイプさせるのは通常のダーツ量を増やすだけでは難しいと思いますが、この方法ならかなりシェイプさせる事が出来ます!
今回やってみて少し分かり難いので、近日中にもっと分かりやすい失敗例にしてやり直してみます!!