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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
2015PM検定実技試験 二級 ①
こんにちは K です。
久々のこちらの更新…とはいってもマイブランドのほうで毎週更新させていただいてましたが、パタンナーズライフには最近手をつけられておりませんでしたので、懐かしい感じです。
もっとこちらにも参加したいところですが、現状不定期で申し訳ないです。
では、今月の初めに筆記試験も終わりまして、まだ結果は届いておりませんが実技に向けて勉強をなさってる方もいらっしゃると思います。
その皆さんの勉強の助けとなれば幸いです。
と、いうことでまずは二級の一型目の四面体(プリンセスライン)から、
二級試験にプリンセスラインとか、今まで担当してきてはじめてかもしれません。
着丈が長そうなシルエットしてる割に袖丈とこれだけ差があるとは…だまされますね。
これはショート丈のジャケットなんです!
使用ボディは10MISSです。以下はサイズです。
着丈=55cm
肩幅=38cm
バスト=92cm
ウエスト=79.3cm
裾周り=99.1cm
袖丈=59cm
袖巾=31.1cm
袖口=24cm
袖山=14.8cm
去年の4面体もそうとうウエストラインが上でしたけど、これはその更に上を行く感じですね…
デザイン画のようなシルエットになるように何度かトワルを組みなおしてウエスト削り位置を調節しました。
後ろ肩線は5mm展開、前は襟ぐりに6mmほど展開、その後バストダーツを2°ほど残しあとはプリンセスラインに展開してます。ボタンとポケットの位置も早く決めてしまって全体のバランスを見たほうがよいと思います。
袖のイセ分量は3.5cm高めの袖で引いています。最初30°で引くと高さが不足してしまったので、25°かそれより気持ち低めの数値の設定で引くと良いでしょう。
それ以外は授業でお教えしている通りですが袖山の形がとがらないように注意し、袖底がアームホールのカマ底から離れすぎないように注意しましょう。
ポケットはこのくらいです。
以下工業用です。
提出パターンの参考になさってください。
以上です。皆さん頑張って練習しましょう!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連
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講習の準備中に思う事
梅雨にはいり、家に帰ると水浸しになってました
最近は忙しくばたばたしています。
トレンド講習の準備やら検定の準備やらで大変ですが、おかげさまで日曜の講習はなかなか面白くなりそうです。
今回は準備をしている時の講師の考え事をちょっと・・・
カットソーの講習の準備をするたびにかなり調べないといけないので、勉強になります。
今回はステッチやミシンの種類、縫い方の工夫を色々調べました。
やはり長く続けているブランドはよく考えた仕様になっている事が多かったです。
ただ量産のために簡単すぎる仕様になっていました。
確かにより多く、より安くは分かるのですが、
「個人で縫うならこの縫い方はキレイにできる。」
というのもあるなと常々思います。
既製品ではその縫製は無理だろうな。
この縫い方はやりにくいから製品安定しないな。などどうしても「簡単」 にしてしまいますが、そこは個人ならいくら難度を上げてもテクニックがあれば、時間があればキレイにできるのです。
ファストファッションがメインで買い手も安いものを求めていますが、(最近はその値段に見合った価値のあるものが売れるかと思いますが)
ゆっくりした時間(納期)でものがつくられることがあってもいいんじゃないかなと準備をしてて思いました。(その流れになってきている予感はありますがもっとあってもいいように思います。)
とくにカットソーはシンプルなパターンほど差が出しやすいものだと思います。
生徒さんにはそんな隙間を狙ったブランドや個人の服を生み出して欲しいと思います。
そんな思いでなにか生徒さんにはヒントになればなあ・・・と日曜日はがんばります!!
ご清聴ありがとうございました。
デザイナーごっこ⑫
梅雨入りして雨でじとじとしますね・・・
パターン用紙もしっとりしているので生徒さんのパターンが破けやすいです。
私も前は何回も引きなおして破けていたものです。筆圧高すぎて・・・
さ
前回の続きでディティールの縫製手順を研究しています。
実際に縫うことで「これなら裁ち端を見ながら縫える」とか、「押さえ金がファスナーに当たるなあ」とか縫製する人の目線でパターンを引けるようになります。
実際に縫うことが凄く大事な理由はそのあたりですね。
収納フードは最後コバでたたくところです。
これが以外に難しく、縫い代に段差があるせいで生地が捩れて上手くいきません。
最終、厚紙を差込ながら縫ったので、うまくいきましたが、修正が必要そうです。
問題は厚みですが、フードの下の三つ折は必要なさそうなので、挟み込む場所だけ三つ折しないで本番は臨もうと思います。
あとシーチングよりも実際の生地は薄く、形状は安定するのでもうすこしやりやすいかなと思います。
このあたりは極薄手の生地じゃないと縫いにくいので、他の生地では出来ない仕様ですね
ここまできたらあとは簡単なので本番で・・・
ポケット
ポケットも同じような仕様でしたが、結構複雑だったのでやってみることにしました。
まず前回と同じように口布を縫い・・・
ファスナー端を返し縫いで用意して
袋布とファスナーを中縫いするのですが、
んー 形状が安定しない上に前回と同じ用に捩れるので縫いにくい・・・
だったらもっと簡単なものはないかなと思い、先に切り込みを入れて縫うをやってみました。
あれ?きれいで簡単・・・
ファスナーの裏地角縫いの様に針先を落として切り込みを入れて回転
ではなく、ナイロンやポリエステルであれば先に切り込みを入れていても避けにくい特性を生かしてこのやり方でもいいかもと考えました。
本番の生地でやりやすいか要確認ですね
あとは前回と同じように口j布(身頃)をたたきます。
ファスナーの中心を合わせながらたたくのでやりやすいです。
片方出来たら先に向こう布です。
上端だけ袋縫いです。
袋縫いが出来たら・・・
表からもう片方貫通でコバステッチをし・・・
向こう布の端を折り込んで・・・
ステッチ・・・
ファスナー上をめくった状態
うーんすごい手間・・・
これができたら次は・・・
ファスナーの端で(練習なので裁ち切りですがオープンファスナーの端だと思って下さい )
前中心ファスナーの口布をこんな風に折り込んで・・・
ファスナー・口布を身頃と地縫い
ファスナー端と縫い代をパイピングテープで挟み込み・・・
後裾を折り込んで中縫いし、三つ折ステッチ。
出来上がり・・・
結構複雑な縫製手順でしたが、これも生地がかなり重なります。
薄地独特の仕様です。
裁ち端はほとんど出ないとても丁寧な仕様でなかなか手順を考えるのは面白かったです。
選ぶ生地によっては出来ない仕様なので、かなり注意しつつそろそろ生地買いにいってきます
デザイナーごっこ⑪
天候がしっちゃかめっちゃかですね・・・
もうほとんどの方が半袖です
ポロシャツを今度こそはつくってやろうと思います
出来ても、もうちょっと暑くてつらいウィンドブレーカーですが、前回の続きから。
工業用パターンをひいてる時に
あれ?
これってどうやって縫うんだろうと思い、いてもたってもいれなくなりちょっと部分縫いをすることにしました。
過去の古着ではあまり工夫という工夫はなかったのですが、そこはさすがのアウトドアウェアです。
よく出来ていました。
ただかなり難しい縫製だったので、特に縫う手順を確認するためにやってみました。
収納型フードの作り方です。
とりあえずフードから
本番はナイロンかポリなので縫製のしやすさや薄さなどを考えながら縫います。
カーブがけっこうきつめなのでちょっとしんどそうですが、まあ縫えない事はなさそうなカーブ具合でした。
折り伏せですが、家庭用として考えて縫うと、ロックにしたいところです。
生地も厚み出るので、かなり薄ければ折り伏せと考えておきます。
とりあえずフードは完成。
パターンで折り返しの処理をしていなかったので少しだけ飛び出ました・・・気をつけないと。
次にファスナー縫い付けです。
ファスナー端が開かないように先に返し縫いをしておきます。
これはついでに開きどまりの位置も分かるようになります。
このファスナーは中縫いだったのでかなり曲者でした・・・
ファスナーを中縫いしていき・・・(この時ファスナーが9mm9mmの幅で見えるように太く縫っておきます。)
角で切り込みを入れながら進むと・・・
こんなことになります
捩れているのでぐるり一周中縫いは一気にできないので分けて縫いました。
ふう と思っていたら・・・
あ
フード・・・
挟み込みを忘れていました・・・
本番ならぼろぼろになるので裁断しなおしですね・・・ここも注意!!
気を取り直して・・・
下端は開いておき・・・
フードを仮縫いして
挟み込みます。
その際全部挟むとコードが通らないので、最後は中縫い無しです。
お次は上に乗せる両玉縁です。
このやり方は口布端がキレイに仕上がるのでお勧めです。
ただ生地が厚い場合はあまり向かない縫い方です(カジュアルものに向いていますね)
まず口布を上下続き裁ちで用意します。
今回は口布が、ファスナーの幅に合わせているので
7mm×2 縫い代7mm×2 でそれが上下で合計56mm幅です。
真ん中に線を引いておき、
縫い代を折って出来上がりにおき、一度縫い代をめくって口布端を縫います。
(このとき2枚のみです)
めくっていた口布を戻し、出来上がり上下を縫います。
※ここが一番のポイントで、少しでも太かったり、細かったりすると最後に口布が重なります。
生地の厚みを計算しながら気合を入れて正確に縫いましょう
あとは切り込みをYの字に入れて・・・
ひっくり返すと
こんな感じです
最大のメリットは後でYの字にカットした三角布を縫わずに済むので、口布と本体の捩れが無い事です。
強度的にもかなり高いかと思います。
デメリットは口布の縫い代が割れないので、凹んで見え、本体側の縫い代が厚くなってしまうことです。
ジャケットなどドレス系には向かないですね。
出来上がり!いやーアウトドアの縫製は面白いですねー
次回はファスナー・フードがついたパーツにこの口布を乗せてコバステッチしていくところです。
お楽しみに!!
デザイナーごっこ⑩
生徒さんのパターン検定模擬試験も終わり、いい結果だった方もそうでない方も、残り2週間ラストスパート頑張ってくださいね!!
特に製図だけでなくて、マークシートも難しくなってきているようなので何度も確認するようにしてくださいね
さて、ウインドブレーカーですが、もう暑くなってきましたね
梅雨前には縫い上げて、着ていたいです。
前回はパターンを紹介していなかったので・・・
コチラです↓
これはオリジナルそのままのパターンですね。
裾のカーブが微妙で三つ折りステッチをしてシワができないか心配なカーブです。
猫背で屈伸体の私には多少着難いです。
やはり肩傾斜はややゆるめでした。
肩周りにゆとりがあるので、ここは着易いかと思います。
袖はメンズにしては後ろの袖がやや上げ難そうですが、後ろのアームホールが大きいので、その分身頃で十分な運動量は確保できているかと思います。
気になったのは前でフレアがでていないので、お腹があたりやすいくらいでしょうか。
修正版はこちら↓
まあ分かり難いのでパターンを重ねてみます。
身頃
点線がオリジナルで実線が修正です。
身幅がそもそも足りていないので、まず身幅を足しています。猫背のせいで後ろ身頃の肩甲骨にすこし引っ張られる感じだったので、後ろの肩先でも少しゆとりを出しました。
前身頃のおなかのつっかえを縦に畳みつつ脇でフレアを出して解消。
全体的にグレーディングをかけてからおなかのつっかえをとる感じですね
裾のカーブも抑えています。
フードは縦にほんの少し出しています。
袖は後ろ袖幅をだしてやや前振りになっています。
とても微妙で各々の寸法は1cいかないくらいなのですが、着心地は全然違うように感じます。
1箇所だけで何センチも修正するのではなく、修正したら立体でどんな動きをするのか考えることが大事だと私は思います。
デザインバランスを守りつつ、不必要なゆとりを消し、ねらった箇所にゆとりを入れていきます。
けっこう難しいですが
でもパターンはそこがパズル的で面白いなと思いますし、うまくいった時はちょくちょくガッツポーズします
では次回裁断→縫製にはいっていきますのでお楽しみに
あ
あとトレンド講習をカットソー版で準備中です。
サンプルは何度も縫っていますが、かなりいい感じ
代表にとっておきのテクニック教えてもらいましたので受講される方は楽しみにしていてくださいね!!
デザイナーごっこ⑨
ゴールデンウィークも終わり、暑くなってきました。
花粉症です 。これからキツイですね・・・
特別講習や高校の準備に追われ忙しいですが、6月にはトレンド講習でカットソーをやろうと思っているので、合間合間に作業をしております。
スウェットを作成中です 。
端がカールするのでちょっと面倒ですね
さて、前回の続きでウィンドブレーカーですね。
型抜きを終えて、ちょっと調整してトワルを組んでみました。
ちょっとサイズが小さかったので大きくしております。
修正箇所は
チェスト寸法
後ろ身頃を縦横で展開
裾前フレア出す
です。
それに合わせて、袖、襟ぐりも修正していますが、そこまでデザインバランスは変更していません。
肩周りはかなりシワが多いので消したくなりますが、動きにくくなるので、これは生かしたまま進もうと思います 。
猫背ですねえ
袖はあまり前振りにせずに前も上げやすくしています。
けっこうドレープ多めにしています。
運動量を最重要と考えたアウトドアならではですね。
フードはオリジナルがかなり小さくて、正直まず使用できないレベルでした 。
コンパクトにして衿に入れないといけないのは分かりますが、さすがに小さすぎたので、大きくしました。
下、横の動きを少しだけ加えた時に身頃が引っ張られない程度に縦に展開しました。
ひとまずこれ位の修正で縫ってみたいと思います。
生地を買ってこようと思うのですが、なかなかいいナイロンがありませんので、 探し中です。
あまり光沢のきついものは好きではないので、 マットな雰囲気でうすーい素材でやろうかなと思っています。縫うの大変
頑張ります!!
あ
パターンは次回紹介しまーす
デザイナーごっこ⑧
暑くてスプリングコートの出番がやはりありませんでした 。
今度貰ったヴィンテージのコートも調べてもうちょい薄手で作ってみようかな 。
さて今回はデザイナーごっこを再開して・・・
この季節にけっこう重宝するナイロン系の軽いやつ。
かばんに入れておいて寒かったら取り出して着るやつですね。
ウィンドブレーカーです。
あまり着なくなったものをサイズを上げて、着易くしようと思います 。
アウトドア系ブランドのものです。もともと何を思ったのかSサイズ買ってしまったんですよね 。
後ろに何もないシンプルなものです。
パターン的に何かされているか気になります。
衿周りに(フードに続いています)ドローコードと裾にもドローコードで調整可能です。
腕周りは皺が多いですが、その分腕は非常に上げやすいです。
このあたりはパターン的な工夫をしていそうですね。
フードは正直あまり使わないですが、ぎりぎり着用できるレベルです。
収納したときにあまり大きすぎると入らないですからね。
袖口が変わった仕様です。
昔の(50年頃)の古着で見たことのある仕様ですね。
簡単ですが、縫製的にかなり合理的です。
ファスナーのテープは綺麗に共地で包まれています。
素材が薄いのでこの仕様でもオッケーですが、ちょっとでも分厚いときつそうですね。
台衿部分は挟んでいます。
ファスナーはムシを玉縁布で隠しています。
これ綺麗にするのが難しいんですよね 挑戦です。
裏もなんとまあ綺麗に処理されていますね。
脇のポケットも両玉縁です。(ファスナーの企画で玉縁の幅は片方7mmでした。)
裾はややラウンドしていました。ただ、ナイロンということもありあまりカーブがきついと三つ折りの時に皺になってしまいますから、ほんとに少しだけです。これ以上ラウンドしていたら切り替えないと難しいですね たぶん作り手以外には直線にしか見えないレベルです。
以上今回のサンプルですが、
グレーディング→体型に少し合わせる→丈や気になる部分の仕様変更(縫製のしやすさなど)をやってみようと思います。
ただ、ファスナーなど、手に入らないものもあるので、そのあたりをどこで買うかを模索中です。
お楽しみに
大竹学園ブラウス②
こんにちは。
ちょっと汗ばんでくる季節になってきました 。
昔はベストは何のためにしているんだろうと思っていましたが、最近ベストって便利って思うようになりました 。今度作ろうかなと思っとります。
さて、高校のブラウスの続きですね
高い衿、大きめの衿が多いですね。
レースを裾に。
短冊も丁寧に縫っています。
前立てに挑戦したり、、、
丈を前後で変えたり
前回お見せしたビジュー。
丁寧です。
コバステッチ上手いですね。
ディズニーが好きでボタンがかわいいです
サマーコーデュロイに挑戦した子も。
デザインはみんなかわいい感じが多く。ドレスよりカジュアルで、より着易いデザインのものが多かったです。
モードっぽいものに挑戦する子もいて好みははっきり分かれる感じです。
みんな1年前に比べると少しずつ基礎が出来てきたので、縫製がキレイに。パターンも縫っているから気にするようになってきました。
本当に基礎って大事
今年も基礎をやりながら、色々工夫して 楽しんでもらえる様がんばるので、コレを読んでる大竹の生徒さん。よろしくね 。
大竹学園ブラウス①
やっと春めいた気温になってきましたが、天気はグズグズですね
ゴム靴を買わないと。
ムーンスターがちょっと良さそうです。
さあ春です。高校2年生です。大竹学園はどうなっているでしょうか。
先日初回の授業を行ってきましたが、まあ~~~~みんな元気でした
毎度目の回る仕事ですが、
最近やってて良かったと思える事がありましたので、ご報告を
学年末にパターンから縫製まで自分たちで作ったブラウスです。
これです。コバステッチがキレイに縫えるようになってきたので、正直大分嬉しかったですね
袖もちゃんと前振りです
衿周りもきちんと縫えています
縫い代幅もかなり意識するようになってきました
デザインものに挑戦した子もいます。
前立てキッチリ折れています。
衿はなぜかみんな大きめのデザインばっかり(なにかのはやり?)だったのですが、みんな頑張りました。
縫っている時にパターンの精度が低いと大変なこと(やり直し)
を痛感していたようなので、少しずつですが、細かい事を気にするようになってきました
それをおもしろいと思ってくれている事が一番嬉しかったですね
細かい事を気にするようになるのは大歓迎!
大いに気にしてもらってプロもびっくりな服を作らしてあげたいと思います
次回もデザインものに挑戦した生徒の作品をお見せしたいと思います!!
ではお楽しみに
肩周り⑥(ヨークの高さ)
春の気温ではないですね・・・
皆様風邪をひかれないようご注意を
では
前の続きでヨークのお話を
前回は位置が高いものと普通のものを組んでみましたが、ちょっと分かりにくいので低いものを準備しました。結果は・・・
うーんこれでも分かりにくいですかね。
ちょっと説明を・・・
赤マルの部分が袖を付けると押されます。(矢印方向に押されるわけです。)
結果ドレープになっている事が分かるでしょうか?
ヨークが上だとドレープが出る位置がかなり上ですね。
ではヨークが下の場合は?
結構下の方でドレープ出てますね。勿論縫い目があるので邪魔されてこの位置からドレープが出ているというのもありますが・・・
気になるのはこの浮きです。
ヨークが上の場合はヨークから上に出ていません。(当然ですが、)
これは上のほうでダーツ処理されて、それ以外はドレープになってくれているからですね。
浮きを直接つまんでいるので当然といえば当然ですが・・・
なので寸法的には何も変わっていないですが、コレだけ見た目が変わるわけです。
コレは前肩をつくる時に参考になりそうですね。
ダーツの位置を上でとるのか下でとるのか。
アームの形を操作するのに役立ちそうですね )
ちなみにもっと大げさにやってみました。
上が浮いてますね。
後ろのアームに当たって、結果後ろに相当引っ張られてますねえ。
上が余っていますが上は正直浮きはいらないですね。腕を斜め前に上げた時運動量が必要なのは、今ダーツをとってしまっている箇所ですね。いわゆる「ダキ」を処理してしまっています。
キレイなドレープも出そうにありません。
タイトやゆったりしたもの、タックをとっているものでヨークの高さが違う理由はこのあたりでしょうか
これで気になっていたヨーク位置ですが、どんなシルエットにしたいかで、適正な位置が存在しそうです。
ついでに前身頃にも影響しそうですし、イセをどこで入れるかなど応用できそうです。
ダーツの位置でアーム形状を調整するというのは前肩作りにはとても重要そうです。
次は「肩線の場所は肩線じゃないとだめなの?」です。どういう事でしょう?
いやあ色々出てきますね。お楽しみに!!