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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
肩周り5(ヨークの高さ)
春です。明日から新規の生徒さんが来られます。
一緒に楽しく、キレイな服を作りましょう!!よろしくお願いします
このブログも続けて長いですね。
最近は研究ぎみの内容になってますが、生徒さんが気になっている事や為になる内容であげていきたいので、やって欲しい事があったら授業中にでも相談してくださいね
ウエディング系も研究しておこうかと考えています 大変でございますね
さあ、間が空きましたが、「前肩」です
肩まわりを研究している時にいろんな疑問が沸いてきます。
研究なので色んな疑問が出ては解消をさせていきたいので、今回はちょっととんで「ヨーク」を。
今回は「ヨークの場所はどこでもいいの?」をテーマにです。
前肩を作ろうと考えているうちに、肩甲骨にゆとりが欲しい、、、といえばまずヨークのパーツを考えました。
そんなヨークですが、年代でかなり場所(高さ)が違うんです。
肩甲骨を膨らませるのであればいくらでもダーツをとっていいの?位置は?
シャツではかなり利用されているデザインです。
でも年代によってやシルエット、仕様などによってまちまち。
何ででしょう?
てなわけで、前肩を作る上で、肩甲骨のゆとりは外せないと思いました。
ヨークだってソコに接ぎをつくって上手くいった理由がなにかしらあると思うんです。
これは検証を!ということでさっそくパターンを・・・
今回は場所の違いで何が変わるかを考えたいので、ボディも前肩にはせずに原型のトワルで確認してみます。
さっそく原型を。
後ろのダーツ量は少なくしておきます(アームにゆとり)
このアームのゆとりの量が変わるんじゃないか(正確にはドレープの出る位置)と思いますが、とりあえず組んでみましょう。
原型です。後ろの裾はダーツ量が少ないのでちょっとフレアになっています。
特にアームホールの形状の変化に注目です 。
現在ダーツ処理しきれていませんので、ちょっと浮いていますね。この「浮き」がどうなるか?
これを・・・
こんな風に修正してみようかと思います。
結果は・・・
??さあ皆さん違いが分かります??
まだ最後の・・・
こいつが残っているので最後に並べてみて確認してみましょう 。
今回はここまで
焦らします
お楽しみに!!
打ち具買いました。
今週末は体験セミナーです。参加される方は宜しくお願いします
入学者も前期より多くのこり座席数も少なくなりました。気になる方は、空き状況をお伝えしたいので必ずお電話を
暖かくなってきて冬物をしまい、春物を引っ張り出す季節です。
でもそんな中ほぼ1年中、老若男女問わず出しっぱなしのアイテムがございます。
そう「ジーンズ」です。
新聞の広告にもありましたが、リーバイスが新しいタイプのものを出すそうですね。
気になるので今度見に行ってみようと思います。
テーパードした(裾が細い)タイプはここ何年も流行っていてほぼスタンダードになっていますね。
シルエットも気になりますが、今回は前回使用した「打ち具」と「リベット」などの副資材のお話を
興味があるのは男性だけかも知れませんが
というわけで買いました
欲しかったんです。でも気に入ったリベットが無かったので、あってもしょうがないなあと思っていたんです。
でもありました
以前まで使用していたのがこれ
一般の手芸店で購入できるもので比較的雰囲気のいいものです。
ただブロンズの感じがあまり好きではないなあと思っていました。
ネオバーボタンはこれ
ちょっとぴかぴかすぎる感じが、いいデニムがあっても雰囲気ちがうなあと使用に戸惑っていました。
でこんなの欲しいなあと思っていたのですが、卸でしか販売しないだろうと諦めていたんです。
ヴィンテージ(レプリカ)でしかほとんど見ない、銅の打ち抜きリベットですね。
良く見ると、生地がちょろっと出てきています。
ネオバーのほうも1つ1つ雰囲気が違います。均一でない感じがとてもいいなと思います。(好みですね )
で見つけたので前回作成したジーンズに嬉しくて、必要以上に打ち込んだこれです
銅は雰囲気に合わなかったのでこちらを使用しました。これも作りが1こ1こ違います。
経年変化で色がかなり変わります。マットタイプを購入。もうちょっとつやがあるタイプもあります。もう全種類欲しいですね
使わないのに買ってしまいました
打ち抜きの銅リベット
これが前回使用したネオバーボタンです。
黒のラッカーで塗装しているのでどんな風に変わるのか楽しみです。
ちなみに打つときはなんともいえない感触で、これで完成かーとしみじみとした気分になります。
ただ打ちゴマが結構なお値段するし、サイズに合わせて買わないといけないので、少しづつ買い足していくつもりです。スクリューポンチもサイズ3mmを購入しましたが、場合によっては2.5mmなど大きさを変えないといけないので、散財しそうです
同時期にこんなものも買いました。
スコービルのドットボタンです。ミリタリー専門店でリペアパーツとして販売しているものですね。
この雰囲気のものもあまり売られていないので、どんなものかと思い、購入しました。
ほかにもセージグリーンなどがありましたし、MA1の袖口、襟のリブのみ販売されていました。なにか作りたくなる品揃えでした。
と まあ副資材が見つかると俄然やる気が出ますね 副資材は服に付くアクセサリーです。決して手は抜かないように 気になる生徒さんは私に聞いて下さいね!(男ばっかでしょう)
デザイナーごっこ⑧
春はまだですね。
暖かくなったと思ったら逆戻り。
体調管理が大変ですので皆さんもお気を付け下さい
今期は体験セミナーをもう一回行うので(3月22日)興味のある方はご連絡を!!
残り座席数もわずかになってきたので、入学をお考えの方もひとまずお電話下さい!!
さてさて合間をぬって、デザイナーごっこの続きです。
パンツの型抜きの続きですね。
さっそくですが、こちらがパターンでございます。
大きめな私のサイズなので、大分変わった形です。
特徴的なところはやはり後ろ股下ですね。
カーブきっついです
運動量確保のためかなりきついですが、裾は細くしたかったので、結果このような形におちついたのだろうと思います。
LEEの形を参考にしているそうなので古着の形はなかなか面白いですね。
でも最近は面白い古着自体がものすごい高値で売られているのでおいそれと手が出せるものではありません
私が中学や高校の時のリーバイス66モデルなんかは1万いくら位でした(今はとんでもないですね)
デザイナーの人はオリジナルと呼ばれる古着を参考にデザインしている事が多いと思いますが、20年30年後はどうなるんでしょう?
オリジナルを変えてデザインしたものをさらに参考にしてデザインするんでしょうかね?
なんだかなあという気がしないでもないです
話は飛びましたが、まあ縫っちゃいましょう!!
リベット・・・打ち具買っちゃいました。前から欲しかったんです。
また次回紹介しますが、やっぱりリベットかっこいいとなんか盛り上がります
必要以上に打っちゃいました。
ホールはせっかくなので手で開けましたが、修行がいりますねえ・・・
ベルトループは真ん中貫通のステッチで本来の仕様とは異なります。
カンヌキもミシンが壊れそうだったので無理せずにやめておきました 。
今度知り合いの家で工業用ミシン貸してもらって縫おうと思います。(なのでループ端の縫い代は気にしないで下さい ちゃんと縫いますよ)
あ、ちなみにベルトループ増やしたのは、いっつも(ほんとにいっつも)前が落ちてくるので、ここにベルトループ増やしてズレを防止したかっただけです。
(昔有名ブランドがやってました)
そうですスレキじゃないです。ポロの鹿の子です。
ポロシャツの講習の時の残布です。
なんか使えないかなーと思っていたので、今回使用しました。
さすがにニットとデニムだったので難しいかと思いましたが、案外すんなり縫えました。
ただ、この鹿の子自体、固めで縫いやすかったから良かったものの、普通のもっと伸びる生地は向かないかなと思います。縫い糸はここだけナイロンのレジロンで縫っています。
肌触りは最高です。(ひそかな楽しみです )
まあ他は特筆すべき事もないですね。完成を並べて見てみましょう
まだ洗濯をしていない状態でバリバリですが、雰囲気は同じような感じが出せたかと思います。
こんな風にちょこちょこ「変えたいなー」と思っている部分を変更して出来るので、面白いですよ!!
ではではまた
ミシンプロ田中さん 出張スカート講習
春めいてまいりました。
今年は流石に大雪はもう無いですかね
オペラでは4月期の入学される方募集中です!!
のこり座席数も少なくなってきましたので、お早めにご連絡くださいね
入学もあれば、卒業もあります。卒業シーズン真っ只中。
そんな期間中にミシン屋さんで出張の講習を行ってきました。
参加された方は文化服装学院の1年生、趣味の方、卒業直前の就職される方、プレタの方
いろんな方が参加してくれました。
パターンの経験の浅い方でも分かりやすくと思いまして、スカート講習を今回は選びました。
準備しているところで講習内容をチェックしているところを後輩に撮られました。
ちょっと緊張です
始めは皆さんも緊張ぎみ
私も緊張しながらパターンを引き始めましたが、徐々に質問や笑いが出るなど、和やかな雰囲気になってきました。
徐々に皆さん近づいてきています
終りのほうにはこんなことになっています
皆さん近いですw
緊張しながら始めましたが、「ものを作ることは楽しい」
ということと
「仕事であるんだけれども、遊ぶ、面白がる」ということが少しでも伝われば、と思いコチラも鼻歌交じりとはいかずとも、そんな気持ちでやりました。
プロの方はアイロン操作やパターンのちょっとしたテクニックに頷いていらっしゃいました。
コートも持参していたので、仕様の説明や縫製上の注意点など解説。
コチラは趣味でされている方の質問が多かったように思います。
文化の学生さんも普段の授業とは違う内容に興味が尽きない様子でした
縫製の工夫やパターンの理論の基礎を固める事で、いろんな物に応用ができ、アイデアも沸く。
ひらめきは楽しいと思います。
最近ほんとに基礎って大事だなと思っています。
またこんな機会があれば、是非参加される方はお相手宜しくお願いします。
鼻歌まじりにパターンを引きましょう
デザイナーごっこ⑦
体験セミナー終了しました!
体験セミナーでは皆さん笑っている方が多かったです!
来られた方ありがとうございました
ただ、既に埋まってしまっている曜日が出てきました。
受講をお考えの方は来られる前に1度お電話して下さいね 。
さて・
今回はずっとやりたかったパンツです。
お気に入りを再現してみます!!
好みはありますが、けっこう好きな形です 。
なにがいいって凄くラク
ということで今回コレ
メーカーものです。
脇で接ぎなしの(好きですね・・・)コーデュロイのパンツです。
LEEの形をベースにしたものみたいですね。
少しテーパーしていて、お尻のゆとりは多いのでかなりラクチン。
はき潰す前に型抜きしておきました。
コーデュロイなのでやりやすかったです。(地の目が分かりやすいので)
ディティールは所謂5ポケットです。
ただ脇に縫い目がないので、ポケット布を流し込んでいます。
ポケット口は三つ折りです。硬い生地なら吊ってできない仕様です。
前の股の縫い代は厚み軽減のためにロックですね。
持ち出し端その他ロック箇所多めで薄く、簡単にしています。
メンズは中の始末をパイピングで処理することが多いですが、薄さや縫製の難度を考えて作るとよりクオリティは上がるかと思います。
股は中縫い無しで左パンツを乗せて、Wステッチをかけていました。もちろん環縫いなので融通はききます。
デニム好きの人には好きなシワですね。
バックポケットのパターンはカーブさせています。
このカーブがきつすぎると、中の縫い代で沢山シワが出来るので折り返しにくくなります。
これくらいならやりやすそうですね。中に強度を上げる当て布ありです。
バッテンです。
ベルトループは専用のミシンが必要なので、職業用ミシンと家庭用ロックで出来る仕様に変更ですね。
リベットはコインポケットの部分だけ潰していました。
予想ですが、手を入れるときに引っかかるから潰したのではと思います。
中はロックで叩いているだけです。薄く仕上がるし、縫製はし易いですね。
ただ、ちょっとめくれて鬱陶しい気もします。
ファスナーはヴィンテージ風のユニバーサルファスナーを仕様しています。
ファスナーの長さがかなり長いので、すいません、トイレの時は非常にラクチン。
といったところですね。
実際には生地が変わると、仕様、パターンも変更しなければならないですが、調整しながら縫ってみようかと思います。
生地は前回使用して余ったエセヴィンテージです
デザイナーごっこ⑥
今年、雪はそこまで降っていませんが、八王子は寒いです・・・
東京から少し離れるだけなのにあれだけ寒くなるんですね。
東京校は22日の体験セミナーがあるので、予約受付中です
予約制ですのでお電話してくださいね!!
↓こんな事が出来るようになると楽しいですよ!!
さてブルゾンは今回で最後です。
さっそく
こんな感じになりました。
体型悪くてすいません:-(
後ろ身頃を大きくして、身幅は変えずに運動量出ました。
後ろの裾のハネもなくなりました。
袖に出ているシワも後ろの方が大分多くなったので、袖を振りやすくなってます。
身頃の絞りすぎも解消できたので、ズドンとした好みのシルエットです。
前立ては比翼でとても簡単でした。
ただ、裾の縫い代カットなど微妙に調整はしています。
襟はもう少し裏襟を控えればよかったかもと思います。オリジナルよりもやや返りが悪くなってしまいました (まあ縫製は簡単なんですが・・・)
平置きでもちょっと前肩になってます。
袖口は前回のブッシュパンツト同じ仕様デス。
ちょっとごつくなるので、薄手の生地で見返しにしました。
今回一番やりたかったのが、脇縫いずらしですね。結果としてはやってよかったと思います。
まずこの生地でこの厚みを職業用では縫えなかったと思いますし、工業用であろうと、縫いにくいには変わりなかったと思います。
あとは、後ろにマチをつけた状態に(前回のパターン点線部分です)近くなったので、袖は非常に上げやすくなりました。
次回もやってみたいデザインです。オリジナルは偶然の産物ですかね?狙っていたのでしょうか?
という感じでデザインや全体の雰囲気は変えずに修正できました。生地がやや厚いのでステッチや縫い代巾などは1mm単位で修正してますが、今回は前回ほどイレギュラーな生地変更ではなかったので比較的上手くいきました。
んー次回はこの生地が余っているので自分のお気に入りのパンツを今度はずばりで抜いてみようかと思います。
デザイナーごっこ⑤
こんにちは
去年だったらあの大雪の季節ですね。
・・・大変でした。
今年はそんなこと無いようにと思っていたら、明日怪しいですね
しかも高校のある日なので心配です・・・
東京校では2月22日(日)に体験セミナーを実施しますので、予約受付中です!!
興味のある方はお気軽に東京校にお電話して下さい
詳しくはマイブランドの方でお話していますのでそちらも是非見てみてください
さて、前回は旧東ドイツのブルゾンでしたが、その続きです。
型抜きをして(最近はCADと併用することで、もっと速度を上げられないか思案中です。)
トワルを組んで、同じ形を確認できたので、縫製へ!って感じです。
オリジナルの脇下(鎌底)が縫いずれていたので、職業用ミシンで縫製の事を考えると、「これはいい」と思い、わざと縫いずらしの設定にしてみました。
かなり薄くなるので、縫製はしやすくなります。
で・・・パターンです 。
これがそのままドンズバです。
着用したときに感じたのが、ウエストを絞り過ぎじゃないかと思っていましたが、やはりかなり削っていますね。
逆に身幅はかなり多くとり、腕の上げやすさや、中にニットなどを着てもあまり気にならないゆとりをキープしています。
前後の身幅は前のほうが2cmほど大きかったので、ブルゾンよりもコートのようなバランスでした。
一番面白かったのがやはり襟のパターンでしたね。
襟外周りが直線(2つ折り)なので付け側のラインが大きくカーブしています。
これによって襟のヌケを防いでいます。縫い難そうですけどね・・・
アーム、袖山はかなり前振りになるようなラインどりをしていました。ただそれでも自分の体型では袖の振りが足りないと感じました。
以上、踏まえて修正しました
点線が元のオリジナルです。
袖丈は全然足りないので5cm出してます
あとは後ろの裾のハネが気になったので後ろ身頃を結構多くとっています。(身幅は変えていません。ブルゾンらしい比率に)
前肩まわりはチョイテク使っています。(生徒さんは聞いて下さいね~)
襟先はちょっと鋭角過ぎてひっくり返せる自信が無いです
そして生地は・・・
昔購入したデニムです。
ヴィンテージですって言われた記憶があるのですが、ダブルの巾なので怪しいです
色が抜けていますが、そのまま使用します。
変わったところは襟の縫製くらいですかね。
地襟を仮縫いして・・・
表襟で包んでwステッチです。
角の縫い代はすでにカット済みです。
ささ・・次回は完成ですが、どんな感じになるでしょうか・・・
お楽しみに!!
デザイナーごっこ④
すいません続きます 。
なかなかこういうこと書いてる人も少ないかなと思うので、ちょっとの間続けてみようかと思います。
そういや知人に頼んで、古着を借りてやるのも面白いなと企画しております 。
前回はブッシュパンツで今回は・・・
旧東ドイツのワークブルゾンです。が、年代は正直分かりません。
50年前と書いてあるところもありましたが、なんとも。
この辺りの歴史的背景も時間があれば進めていこうかと思います。
すいません随分着てたのでボロボロですが・・・
前肩で猫背なのでかなり後ろが引きあがってますねえ
後ろの襟の抜けが少ないので、けっこう珍しいです。(既製服は大体抜けます )
前の袖のしわが多いですね。ちょっと振りが足りてないです。
袖丈短い
ウエストだけで絞りが強いのでバランスが悪いですね。
まあ現在良しとされている感じからは程遠いのですが、あまり雰囲気は壊さずに、修正したいと思います・・・。
ディティールです。
ステッチが違うのは一回解いて縫い方の確認をしたせいです 。
紙ボタン フードは見たことがありません
袖口は前回と同じです
時代が同じくらいなのでしょうか?確かにホールを開けなくてラクなのですが・・・けっこう外れやすいですね。袖裏の生地が前回と同じ生地です。この年代のものに多く出回っていたんでしょうかね?確かに、強度と軽さはいいかと思います。肌触りは悪いですが・・・
前端は比翼です。随分簡素な作りで縫製のしやすさを考えているみたいです。
この辺りは目的が「量産」「でも比翼にして機能性を持たせたい」というデザインの取捨選択の結果かなと思います。
比翼布の上端はロックで薄くしているようです。
ポケットは微妙に傾斜を変えて物の出し入れをしやすくしたようです。
そのせいでポケット角の縫い代が少し飛び出しています。
なんとか抑えようと、ポケット下端が微妙にカーブしています。
肩は謎のテープ。これがなんなのか分かりませんでしたが、旧東ドイツのものには見られるそうです。無線のコードでも通したんですかね?
襟ですが変わっています。2つ折り1枚仕立てです。
某ブランドのポロシャツがこの使用を採用していましたが、襟先が長すぎて、風が吹く度に「バタバタ」して非常に鬱陶しいです
身頃のカドは三つ折のダブルステッチです。
そう言えば巾がやや狭かったですね。コバ+5mm巾でした。
コバは生地の厚みが変わると、1.5~2mmになります。(ぎりぎりだとすくわない生地もあるので)
ブルゾンで5mm巾だと少しシャツっぽい雰囲気になりますね。
さあでは型抜きをして、修正、縫製って感じでやっていきます !!
お楽しみに!
デザイナーごっこ③
デザイナーごっこは今回で終りですが、やってみると結構勉強になるし、皆さんにもお勧めです。
生地を変えた時の対処方法を考えないといけないし、デザインも場合によっては変えたり、シルエットの修正もありで結構大変です。
デザインの勉強になりますので、ちょっと続けてみようかと思います。出来れば古い服でやってみようかなと思います 。
で・・・出来上がりです。
後ろのお尻の余りはすっきりできたし、少しゆるい雰囲気としてはいいんじゃないかと思います。
作って分かったことはこのポケットの位置と中でマチ付きポケットいいです
サイフとか入れても見た目シルエット変わらないので、物を沢山入れても気になりません。
鞄を持たない人に向いているパンツかなと思います。
縫製には苦労しました。「まだこの程度か・・・」と少し凹みました ずっと縫わないとダメですね。
特にスレキとコーデュロイを縫い合わせるときは、アイロンで潰すのを忘れていて、毛が寝てスレキがナナメに動き、縫いズレが結構起きました。次回コーデュロイを縫うときは、注意しようと思います
このディテール結構好きなんですが、生地が分厚すぎるため、やや巾を太くしています。
ボタンは古着のミリタリーものから再利用しています。
ここも縫って良かったのですが、いつもちょっと浮いてたらはずしやすいと思っていたので、ループに変えています。ちょっと微妙です 。
これは簡単に折られていたのでその通りにしましたが、強度的にやや心配です。オリジナルは2度縫って強引に強度をもたせていました。
股下はロックでしたが、コーデュロイで生地はボロボロにこぼれるのでパイピングで挟んでいます。
生地がごつい
ここはなんだか袖口みたいですね 結構ディテールやシルエットは違う場所に使用しているだけで、意味や縫い方は一緒ですね。ベンツと本切羽とか、剣ボロとプルオーバーの前立てとか。
シルエットもよくみるとアイテムが違っても修正は一緒だったりします。袖と股ぐりとか。
では今後もこの企画は続けて練習していこうと思いますので・・・また次回
デザイナーごっこ②
新年が始まり、今日で生徒の皆さんにはだいたい挨拶が済みました
インフルや風邪が流行っているので皆さん気をつけて下さいね !
ではデザイナーごっこの続きです 。
裁断の画像をお見せしましたが、折角なので、パターンも
点線がただ単純に型抜きした形です。
修正は自分の体型に合わせています。
型抜きした形を見ると、いわゆる「寝かし」と呼ばれる分量が多いですね。特に後ろ。
ウエストはほぼ直線です。
これは裏に直線のテープをつけるので、あえてカーブさせなかったのかなと思います。
オリジナルもすこしカーブしているので、ウエストがちょっと吊っていました。
これと同じ箇所が裾です。
裾のラインが直線に対して、股下が90度のラインではないので、
裾→股下の縫い手順です。
ちょっと汚いですが、筒になっていない状態で縫うので、非常に縫い易いです。ワタリの巾から急激に裾を細くしていますね。
全体的に見ると、直線的なパターンです。カーブはやはり縫いにくいので、ゆるくしていますね。
お尻のところで生地があまりすぎていたので修正してます。ヒップ寸法はプラスしています。
こんな感じにしてみました。
昔のシルエットはそれはそれでかっこいいんですが、今回はそれは無しで少し今っぽい感じにしようかと思います。ディテールは生地の厚みによって多少変更します。
ダーツの巾はポケットがつき切り込むので、縫い代のことを考えるとこれがギリギリですね。
トワルは組んではいてみましたが、そんなに問題なさそうなのでもう縫っちゃいます 。シルエットは出来上がってからのお楽しみに
縫製難度が高い場所はそんなに無いですが、生地の扱い自体が難しいです。
・・・コーデュロイですねー
生地端はぼろぼろこぼれるし、毛足があるせいで、縫いズレがおきやすい生地です。
なので、縫製前は縫い代の毛足をアイロンで潰して縫製しました。
裏地はスレキを使ったのですが、コーデュロイとスレキの生地の時に多く縫いズレがおきやすかったです。毛の方向によってはスレキがかなり動きます。
生地に厚みが加わる場所はデザインが変わりますが、スレキに変更している場所もあります。
ダーツ利用のポケットです。
オリジナルはポケット口に綿テープを使用していましたが、生地が分厚いため、通常のストレートテープに変更しています。縫製手順はややこしいですね
ではでは次回続きをお伝えしまーす。お楽しみに!!