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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
ベビー服
こんにちは
一気に寒くなりましたね(>_<)
朝早い通勤の日が億劫になってきました(泣)
さてさて、今回は赤ちゃんの服を作ったので紹介します。
って言っても、作ったのはまだまだ暑い日だったので夏服ですが…(-”-)
ベビー服を作るのは初めてでした。
身近に赤ちゃんがいなかったので、赤ちゃんがどういった体型なのかも正確に把握する事が出来ず困りました。
しかも赤ちゃんの大きさは、同じ年齢でも一人一人全然違います。
そこで、いくつか既製のパターンを抜き出してベビー服の形状を調べてみました。
シルエット的には決まってお腹部分が出ている形状なのが分かりました。
メンズに近い形状の様です。
そして足。まだまともに歩くことが出来ない赤ちゃんは膝が外を向いています。
その為パターンも膝が外を向いた様な、O脚っぽいシルエットになっていました。
この辺りを踏まえて、次回はオリジナルのパターンを引いてみようと思いますが、今回はほぼ既存のパターンを少しだけアレンジして縫製までしてみました。
アレンジしたパターンを工業用におこします
(ちっさいから狭いスペースでも良いので楽チン)
前後身頃を地縫いします。
始末は赤ちゃんの肌に縫い代があたらない様に折り伏せにします。
AHはこの間マスターした裏バイ始末です^m^
裾は2cm幅で三つ折りステッチをかけ、中にゴムを通します。
そして、股の部分はファスナップを叩きつけます。(これが付くとすごくベビー服っぽくなりますよね(*^_^*))
後明きにしました。
くるみボタンと共布ループを作ります。
共布ループはバイヤスに3cm幅で裁断します。
(薄い芯を貼ると作り易くなりますよ)
半分に折り…、
端だけ少し太めにしますが、ワから4ミリ幅で地縫いします。
糸で輪っかを作り、生地の端を巻き込み…、
表にひっくり返してきます。
あとはアイロンで形を整えて見頃に縫い付けます。
衿ぐりはパイピング始末からの後ろリボン(^^♪
こちらが完成品
服に合わせて同じ柄のウサギの人形も作りました。
(名前はピョンタロウって言います^m^)
赤ちゃんが触るのでとても柔らかいパイル地を使って作りました。
プレゼントには持って来い!な感じで出来上がりました。
ベビー服はお母さんが赤ちゃんに着せるので、着用させやすさというのも重要です。
そして、赤ちゃんに負担がかからない様な仕様や生地を選ばなければいけません。
お母さんになったら当たり前に分かる事も、身近に赤ちゃんがいない人はあまり考えた事ないですよね。
今回はお子さんのいる生徒さん方にたくさん話を聞かせてもらい勉強になりました。
(今回作った服は少しデザイン重視で、あまり着用させやすい感じでは無いですが…)
今後もベビー服や子供服も作ってまたブログをUPしたいと思いますのでお楽しみに(^u^)
ディティール研究②
さてさて今回は一部のマニアックな方々に喜んでもらえるかなという企画、ディティール研究です。
(主に男子)
今回は皆さん大好きリ○バイス501xxです。
特にヴィンテージは皆さん大好物かと思います。
お店やネットでも見る機会は少なくなってきましたが、ありがたいことに、復刻(レプリカ)を出してくれているのでたまに見つけては、物色しております。(本物は無理です)
というわけで、ちょっとパタンナー目線での研究を・・・オペラの男子生徒向けです 。
調べたものは2種類
リ○バイス501xx 1927年
リ○バイス501xx 1966年
です。
今回は1927を調べて、次回66と比較して、実際縫って、縫いやすさなどを検証してみましょう。
ではでは
一番の特徴はホワイトステッチで1本針2本糸で縫製しているところでしょうか。
現行品やこの後紹介する66なんかは環縫い(いわゆるチェーンステッチ)で縫製されている所が多数あります。個人的には下糸を替えなくて済むので、下糸を替える手間が省けるためかと思います。後は、環縫いをすることでチェーン状に縫われ緩みが出る。諸説ありますが、私の見解としてはこんなところです。
逆に2本糸だと、強度は高くなるかと思いますが、縫製の際に、均一な幅になりにくい(ヴィンテージはこの辺りの雰囲気が好きな人が多いと思いますが)かと思います。このジーンズも実際、5mmのステッチ幅から徐々に3mmになり、ステッチが歪んでいました。
まあ、手間もそれだけかかるかなと思います。
このあたりは1927年で、テーラーメイドの名残と工業用として実験段階っていう雰囲気にまとまっています。
で、ジーンズの一番気になるところです。
開き部分です。
今回はここを重点的に。
裏側や、縫い代をどうやって折りこんでいるかを確認します。
良く確認すると、この部分は中縫いされていません。
角の部分の縫い代の入れ方も縫い代が飛び出ています。
これは正直汚い。と思うのですが、このあたりがカジュアル、工業用の面白いところです。
なにか理由が無ければこんなことはしないだろうと。
じゃあ何が理由でこんな縫い方をしているんだろう?
と考えていきます。
理由はベルトに開き部分を差し込んで縫い、地縫い工程を減らしているんじゃないかと推測できます。実際に地縫いしてひっくり返して、角を作る。という作業はやはり手間です。(そのほうが圧倒的に綺麗ですが)
ここは次回実際に縫ってみて検証してみましょう。
表から見ると、ベルトの周りのコバステッチ(1mmではなく2mm幅)が途中で止まっています。
他には股ぐりも・・・
ステッチの幅がかなり細くなっています。しかも途中から幅をわざわざ変えて縫製しています。
裏側から確認すると、表からは2本の糸しか見えていないのに、裏は3本見えています。
ここも要確認です。
前が重なる分量も現行品や66などでは7mmから10mmですが、5mm程度です。
他にも・・・
裏から確認すると現行品にはないディティールがちらほら。
耳を使った持ち出しなど。
数えればきりがないですが、年代が変わって、ディティールがどう変化して行ったのか確認していきましょう!!
では次回もお楽しみに!!(主に男子)
三つ揃えスーツ
こんにちは K です。
いやぁ…つらい天気が続きますね。
暑くなったり寒くなったり、体がついていきません。
多少若い(?)私でこれだけ辛いので、うちのおじいちゃんとか体調大丈夫なのかなぁと気になったり、
けどわざわざその為に連絡するのも照れくさいなと思うと出来ずじまいでもんもんとしてしまいます。
さて、まあそれはそれで置いておいて…
私の別ブログ(パタンナーの卵)で前に少し触れてたのですが、そろそろ自分のスリーピーススーツが作りたいなと思い、今回から何回かに分けて作る工程をアップしていこうかと思います。
何故?作ろうかと思ったのは、単純な理由で「市場にないから」です。
一度学生のとき、なけなしのお金でポールスミスでスーツを購入したのですか、小さいサイズを選んでもどうもしっくりきませんし、なんというか本当に「スーツ」って感じで普段からカジュアルな服装の自分には本当に数回しか着ませんでした。
けっこういいお値段したんですけど、もったいないと思いました。
なので今回自分が目指すスーツは
●なるべく普段から着用できるような形
●だが作りはそれなりにしっかりしたものを
●長方形っぽい形のシルエット
を満たす仕様にしようとおもいました。(断じて駄洒落ではない)
そして、それを反映したデザイン画がこれです↓
肩パットなどはあまり入れず大きくても5mm程度のナローなライン。
全体のシルエットはメンズっぽいシルエットで、フィットはしているが運動量などはしっかりいれる。
※これは個人的にそのシルエットが好きなので…というか市場にそういうシルエットの三つ揃えってなかなか見ないとおもいませんか?
そして、作図とトワル組を進めたのですが、なかなか進まない、どうやったらメンズっぽくてちょいゆるなシルエットになるだろうかと授業時間の合間も色々やりました。
そうして結局作り直すこと×回くらい、微調整につぐ微調整でした。
色々悩んだポイントは多いのですが今回は自分の肩まわりについてお話しようかと思います。
まず、自分は猫背で、肩が前に出ています。それもなかなか大きく…
しかしこの形態はこういった前かがみで作業される方には多い形態です。
とくにオペラに来ていただいている生徒さんの大体はみんなこの形の肩形状をしていました。(※何人かの方に肩を触らせていただいた結果)↓肩パットで前肩をつくってみました。
その肩形状に合わせて作ろうとすると背幅をもっとだしてAHの形状自体を傾けて修正していくのですが、どんどんメンズ袖っぽくなっていくんですよね。
あまりやりすぎもいけないのでほどほどにしましたが…
右側(袖をつけてるほう)の形でいきます。
AH回りの身頃のゆとりも残して動きやすく意識しました。
また本縫いのときに微調整しながらあわせていきます。
カットソー講習
大阪での芯地講習が終わりまして、早速10月期の生徒さんが入って忙しくなってきました(^_^)
ちなみに芯地講習は皆さんに好評のうちに終わりました。ちょっと笑いも交えながら、皆さんに満足してもらえたかなと思います 大阪のみなさんまた宜しくお願いします!!
ちなみに、
生地の勉強をずっと続けているのですが、ほんとに良く出来ているなと思います。
特に昔から使われている生地は理由があることが多いみたいです。
有名なバーバリーの生地もギャバジンを使っていますが(最近では高密度に織られた長繊維をもちいたギャバジンをバーバリーと言うようですが)アウターの目的に本当に適した素材だと思います。
高密度に織られているので、防風、防水、強度、軽さなど挙げればキリが無いくらい適しています。100年も前に開発されて、今も淘汰されずに生き残っているものには必ずそれなりの意味があると思います。
このまま続けて、いつか生地開発とかしてみたいですね~
さて、大阪での講習を終えたばかりですが、以前から準備していたカットソー講習を開催しました。
ですので、お話を少し。
なかなかいい生地が手に入りまして、個人的には気に入っています!!
鹿の子ではなく鹿の子風ジャージです。
ひとまずネイビーとグレーで用意しました。
やや光沢があり、しっかりした作りの生地です。
普通鹿の子はあまり硬いものを使わないのですが、これは、横にだけかなり伸びてくれる生地でした。
縦に伸びるとシルエットが崩れるので、あまり好きではありません。
しかもナイロン10%混の綿なので、強度が高く、着ていても着崩れしにくそうです。
縫製はレジロン(ナイロン)で縫い、引っ張りに強くしておきます。
今回は硬い素材だったので必要ありませんでしたが、家庭用や、1本針のミシンで縫う場合はより滑りの良いアタッチメントに変えるべきでしょう。
家庭用の方はジグザグ縫いの幅を狭くして、伸縮性をもたせるなどの工夫が必要です。
(まあ高級なロックをお持ちの方は別ですが・・・ )
後は芯ですね。
AM300というニット芯を使用しました。
かっちりした衿作りをしてこの素材の光沢に合う高級感を出したかったので、少し固めの芯です。
こちらも横のみに良く伸びるので、きちんと表地についていくか確認してから選んでいます。
↑の生地を使って↓のポロシャツを作成しました。
では完成は近々「マイドブランド」のほうで!!
お楽しみに!!
夏服②
夏が終わってしまいました…(ーー;)
1ヶ月程間が空きましたが、前回の「夏服」続きです。
パターンが完成した所で、今回は縫製に入っていきます。
まずは裁断
前身頃のプリーツを縫います
前立てのパーツを作り、前身頃に挟み込みます
後身頃のタックを仮縫いし、ヨークに挟み込みます。
前身頃もヨークに挟み、衿を付けます。
脇を地縫いし、袖ぐりをパイピング始末にします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここで、袖ぐりを簡単にきれいに縫えるレクチャーを一つ
①まずパイピング布を二つ折りにします。
②身頃とパイピング布を中表にして地縫いします。
③身頃の裏側へパイピング布を返します。
④5mm幅でステッチをかけます。
この縫い方だとパイピング布の幅も一定で、コバステッチも落としにくくとても縫いやすいです。
ぜひ試してみて下さい(#^.^#)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最後に裾を三つ折りSTをかけて完成です。
母用に作ったブラウスは、最初ポケットを付ける予定ではなかったのですが、やっぱりあった方がかわいいと思い急遽付けました。
自分用は最初から付ける予定だったので前身頃のプリーツを縫った後に叩き付けました。
そして自分用は途中試着をしながら、身幅やAHを小さく修正しました。
母は出かける度にこのブラウスを着てくれていた様でよかったです
また来年も作れたら作りたいと思います(^_^;)
デティール研究①
涼しくなってきましたがゲリラ豪雨的なものに良く遭遇します。
雨男ってわけでもないんですけど・・・
靴とか服とか選ぶのが大変ですよね。
スタッフのKさんが長靴を履いて来たときは大体晴れます。
ところで、今月末29日に大阪で芯地講習をするために大阪へ出張します。
年に1回のことなので、大阪校の方はぜひ参加してみて下さい!!
きっと為になります!!
さて今回はパンツの縫製の練習をした時に、以前から気になっていたのですが
2mm幅の玉縁ポケットってどうしたら綺麗に且つ簡単に縫えるかな?
と考えて、やってみました。
簡単っていうのがすごく大事ですね。
Kさんがパタンナーのたまごで41カーキというチノパンを紹介していますが、細い玉縁ポケットが多く見られます。
まずはセッテイングです。
パンツのヒップ部分ですね。
玉縁布を先に赤線のように仕上がりで折ります
袋布を裏にセットして縫う箇所を仮止めします。
アップです。
裏から見た状態です。(ちなみに向こう布は先に袋布にたたいておいて下さい)
仮止めしたところに返し縫いなしの捨てミシンをかけます。
固定できたら出来上がりに折り直して2mm幅のステッチをかけます。
こんな感じです。ここがポイントなのですが。折目を確認しながら縫うことができるので、ここで綺麗に縫えていたらこれが仕上がりそのままになります。
上も同じ様に縫います。
後はYの字に捨てミシン箇所に切り込みを入れて、ひっくり返して・・・
こんな状態です。アイロンもかける前です。
あとは・・・
赤線のように縫います。
裏からです。下だけステッチが2本入っているのが分かると思います。
最後は袋布を引っ張りだして袋縫いした後、口布上に貫通ミシンをして最後にカンヌキで終了です。
若干口が歪んでしまいましたが・・・(すいません )完成です。
こんな感じで部分縫いもちょくちょく紹介できたらなと思います!!
ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい!!
メンズパーカ
こんにちは K です。
夏も盛りは過ぎて、秋に向かっている今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?
今回私は先日のオシャクレさんのウィメンズパーカに触発され、メンズパーカのパターンに挑戦してみたいと思います。
メンズのパターンもそれほど引いた訳ではないですし、カットソーのパターンなんて尚のこと…というスキル状態でしたが、色々とアドバイスを頂き、実際にカットソーで仮組みを繰り返し、なんとかそれなりの形にするように勤めさせていただきました…。
カットソー素材自体伸びる素材なので何か不都合があっても着用は可能ですが…それに甘えたような形にはしたくないとは思い、実際に着てもらったりして修正を重ね…
向かって右半身に修正
(ある程度大きめに作るつもりではいたのですが、
…大きすぎました!wwセンスないな!とセルフツッコミ)
↓修正後
メンズとレディスとでは気の使う部分が微妙に違いますし
カットソーだからこそ削れる部分というものがあります。その辺のバランスはまた勉強していかないといけないなと思います。実際にニットで形にしないと伸び率とかよくわかりませんでしたし、
↓こんな形になりました。ムム…意外なところが削れたりしました。
そんなカットソーの講習を近々する予定です。(内容はポロになりそうですが)
今回初の講習なので興味ある方はお声かけ下さい。
10miss 原型 2nd 3rd
こんにちは
お盆も明けて、明日25日の日曜日から10月期の入学申込開始です。
ただ・・・残り座席数が少なく、体験セミナーの申込が多いので初日に全部埋まってしまう可能性が非常に高いです・・・。申込に来られる際は2度手間にならないように必ずお電話下さい!
さてさて今回はパターン検定も近づいていますが、
ここで10miss 2nd 3rd のボディの原型を一度比較してみようと思います。
今後 2ndは生産していないので 3rdに移行していく可能性もありますので。
検定試験では10miss 2ndを使用していることが多いですが、実際にはどんなボディなのでしょう?
皆さんもこれを期に、原型について一度考えてみて下さい。
ではストレートスローパーを実際に組み上げて見ました(^_^)
2ndと3rdを並べて確認していきましょう!
2nd(左)/3rd(右)
前
前、後ろはさほど変化してないようにみえますが・・・
後
横
横から見ると、3rdのほうが薄い形になっています。
横アップ
上半身のダーツ量や、肩傾斜にさほどの変化はありませんでした。
横ボディ差
一番変化のあった部分です。
かなり反身に変更しています。そうとう上半身が後ろにある状態です。
写真のAには相当差寸があります。
バストラインに対して直下したラインをみても相当上半身が後ろにあるのが良く分かると思います。
姿勢がいい人!?になっています。そのせいで腰が前に出ている形になっているので、ストレートスローパーではヒップがあたりやすくなります。3rdを使用して普段タイトなものを作る場合は裾で少しだけフレアを出しておくと良いでしょう。
バストトップを上から見た写真
やはり上から確認しても3rdのほうがヒップ辺りで飛び出ています。
肩甲骨付近を上から見た写真
後ろは2ndのお尻部分が出ています。
このような違いが出ました。
生産している会社が変わったというのもあるかもしれませんが、相当な変更です。日本人は所謂「前肩」と呼ばれる体型が多いので、2ndのほうが適しているように思えるのですが、姿勢のいいボディのほうが需要が多いのでしょうか、外国人体型に近いボディ作りになっています。
ブランドごとに理想のシルエットは違いますし、理想の体型も異なりますが、実際には前肩の人は非常に多く感じます。
皆さんならどちらのボディがお好みですか?
ではでは皆さんもお考え下さい
夏服
こんにちは(^_^)
PM検定試験の題材が続いたので、服作りのブログを久しぶりにUPします
以前トレンド講習で使った生地が少し残っていたので、同じ生地を新たに買い足してノースリーブシャツを作る事にしました!!
形は自分で持っていたお気に入りのシャツの寸法を測り、9ARボディに合わせてほぼ同形状で作りました。
こちら↓
このノースリーブSH、なんせ涼しくてゆったりしていて着易いもので
あと、これは6月の事なんですが、その頃母親の誕生日が近かったので生地違いで母の分も作る事にしました 。
母用に用意した生地は、プロヴァンスプリントでお馴染みのソレイアードです
ご存知の方も多いと思いますが、ここで少しソレイアードについて紹介しましょうか(^^)v
ソレイアードは(※)プロヴァンスプリントの中でも最っも古いフランスの生地ブランドです。
(※)=梨の木の版木に模様を彫り、主に植物系の染料を用いて、布地に捺染したプリント生地またはそのプリント技法の事。
その土地からも分かる様に、天然染料の素材となる草木や木の実、ハーブ等が豊富に採れる事から、きれいな空や海、太陽をイメージした色彩を作り出す事が出来ます。
更に、茜、アネモネ、ヒマワリ、ラベンダー、バラ、オリーブと言った植物や昆虫等の個性豊かなデザインがモチーフになった生地が作られました。
<イメージ>
ソレイヤードとは、「雨上がりの雲の間から射し込む陽の光」を意味するプロヴァンス地方の古い言葉
だそうです
最近ではトゥモローランド等のセレクトショップでも扱っているので良く目にしますよね。
私も日傘を愛用中です
こちらを参照しました。
http://souleiado.info/story/index.html
話は戻って、
パターンを引く上で困った事は、前身頃のヨーク切替線位置から大きく入るインバーテッドプリーツのせいで、前身頃の裾が大きく跳ねてしまう事でした。
(サンプルの生地は綿とシルクですごく薄くてフワッとしているのに比べ、実際に縫製する生地は綿ブロードなのでハリがあり、余計に裾が跳ねてしまいます。)
このトワルは脇線も後ろに振ってしまっていて失敗作です(笑)
プリーツの量を変える等して調整しましたが…。
シンプルな形ではあるんですけど、なかなか前後のバランスがうまく取れなくて大変でしたがなんとか完成(^_^;)
縫製はそこまで難しい所も無く、順調にできました。
でもおもしろいなぁと思った仕様や、山田ティーチャにレクチャーしてもらった仕様等もあるので、また次回UPしようと思います。
お楽しみにです^m^
ミシンプロ 田中
こんにちは
今回はちょっとミシン屋さんの紹介を
以前から生徒さんに「ミシンを買いたいのですが、何処がいいですか?」という質問が多くあったのでミシン屋さんとお話をしてきました!
新宿にある「ミシンプロ田中」さんです。
↓
http://www.mishin-pro.com/index.htm
以前、ミシンの事で都内のミシン屋さんを調べていました。
そのときは
「とにかく安い」
「アフターケアがしっかりしている」
「ミシンの事で相談にのってくれる」
の3つを重点的に調べていました。その中でド真ん中だったのが「ミシンプロ田中」さんです。
まあとにかく安い!私もミシンを持っていなかったら絶対コチラで購入してました。え?って疑うくらい安いです。
インターネットで購入すれば安く買うことはできるかもしれませんが、やはり不安ですね・・・ほんとにこれでいいのかな?高い買い物だから失敗したくない・・・ミシン購入の際に一番大事なことは
「目的」
だと思います。将来どんな服が作りたいか?という事です。
だったらやっぱりしっかり接客してもらって自分がどのようなものを作りたいのかを伝えて、それに合ったミシンを信用できるプロにお任せする。とうことを私はお勧めします。
田中さんだったら、相談にのりすぎちゃって縫製指導・・・なんて事もしばしば・・(実際私が伺った時もミシンを購入された方と縫製の相談されていて、ミシンを使って縫製指導されていました(^_^))
あとお勧めミシンがはっきりと決まっているので分かりやすい!!
ミシンの詳しい話はこちらのサイトで見てもらうとして
↓
http://www.mishin-pro.com/osusume/index.htm
縫製の重要性をちょっとお話しておきます。
私もパターンを引いてるだけでなく縫製の練習、確認をしていますが、ミシンを知るということはすごく重要だなと思います。
特にミシンのセッティング
これは必須ですね。
糸の調子が合わなければいくら技術がある人でも縫えません。逆に言えばミシンのセッティングが完璧にできる人は縫製に技術がなくても(ある程度は必要ですよ(^_^))縫えちゃうんです。
そのためにはミシンの構造をちゃんと把握する必要があります。
構造を知るといろんなアタッチメントが使えて非常に縫いやすくなります。
個人的に欲しいのはハスクバーナですね。
ジグザグって意外に使うんですよ。その中で職業用に近い馬力で色んなものが縫えちゃうっていうのは魅力ですね。
ロックも欲しいなと思いますが、何種類かに分けて欲しいですね。最近はTシャツやカットソーを縫う機会も増えてきたので2本針のロックミシンも欲しいところ。
ミシンだけではなく色んなことを試したり企画することが好きな方なので、作業スペースもあり、過去にも色んな講義をされていたようで、外部の方を招いて「下着の講義」もされていたようです。もしかしたら私も講義させてもらうかもしれませんね。
ではこれから意見交換で連携して皆さんの服作りの手助けが出来れば と思います。
ではでは