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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
遅れましたがリフォームします。
こんにちは k です。
錦繍の時節となり、皆様ご健勝にご活躍のことと拝察いたします。
…て、まだ紅葉も色付く気配すらありませんね…(笑)
朝晩はまあまあ冷え込むようになりましたが、まだ夏の名残がありますね。
さて、私事ではございますが、色々やっておりましたことがようやくひと段落つきまして、多少余裕が出来そうです。
本当はスリーピーススーツ仕立てたいところなんですが、それはまた後日にして寝かせてた企画を先に進めようかと思います。
リフォームします!
他の講師の方々は幾つか作られてたのですが、私自身はその時別の企画してて携われなかったのですが素材はちょこっと手配してました。
そんなに値段がはるものではない安い古着ですが、今回使用しようと思う素材はこれです。
で、作るものはありきたりですがワンピースにしようかと思います。
今回の課題は「①既存の縫製を生かす」ことと、「②ダメージ部分をどう処理するか?」
という二点に注目しようかと思います。
①既存の縫製について、まず自分はシャツのヨーク付近の縫製はデザインとして生かし、尚且つスカートのビーズ刺繍の部分とかも生かせないかなと考えてます。
リフォームの楽しみの一つとして、
既存のものを利用しそれを新しくカッコ良く作り直す。
というものがあると私は考えてます、
センスが問われる課題ですが、世界にひとつだけのものを作れる喜びというものがありますよね。
(…まあ、センスについてはあまり期待せず見守って下さい。笑)
一応イメージのデザイン画はこちらです。
作業工程の組み立て方もそれに合わせるので、作図→トワル→縫製といった決まったスタイルではなく、用尺や既存の縫製、シルエットに合わせて縫いながら変更したりする部分もあると思います。
次に②ダメージ部分の処理ですが、
今回の素材は正直物があまりよくないです、生地のダメージが結構ひどいです。
特に上着ですが、織り生地の糸の部分が切れてしまっています。
こ、こいつぁひどい…
後ろ身頃が全体的にこんなだしなぁ、どうしようかなぁ…と考えておりました。
そこでふとヒラメキ!
ひっくり返せばいいやんか!と、
後ろ側の生地はダメージ少ない上、表情がほとんど変わらないのでこのまま使いましょう。
メンズシャツなので前たての打ち合わせの部分なども逆になってちょうどいい!
といった事を考えながら、おおまかに進む方向を決めてさっそくほどいていきましょう。
では、長くなりましたので続きは次回で!
メンズカジュアルシャツ(半袖)②
暑いなあと思っていたら、全然雨降ってないんですね。
せっかく雨用の靴買ったのにあまり出番がありません。
なんか寂しいですよね。
今作っているこいつも予定では、今年数回着るくらいかな・・・
まあ!来年楽しみが増えるので、良いです。
さて、前回はトワルで確認して、裁断に入ろうかといったところでした。
生地はコチラ
ボタンは厚手の物を使用します。
工業用パターンを引いて、(今回はCADで引いたものをA3用紙で出して切り貼りしたものを使っています)
そこまで裁断に気を付ける事はありませんでしたが、裁ち端がボロボロとこぼれてくるので、あまりノッチ位置の切り込みは入れられませんでした。縫い代数ミリしかないところもあるので・・・
裁断後は早速縫製です。
ちなみに糸は芯糸がポリエステルで周りが綿という糸を使ってみようと思います。糸に色が移り、生地に馴染む事を期待。
ポケットは簡単に・・・後で、カンヌキで口部分を補強しておきます。
袖口は先に縫っておきます。
衿は少し柔らかめに仕上げて、様子を確認してみることにしました。中に芯を使用せず共布を使います。
台衿は硬さと縫製のしやすさから芯を貼っています。(ちょっと硬くなりすぎたかなと・・・芯自体もう気持ち薄いもので良かった感じです・・・洗ってみてから判断ですね。)
後はこんな感じです。
ここにボタンをつけるか考え中・・・
収まりはいい感じの衿になりました!
では次回袖付け、マチ、脇縫いと続きます。
お楽しみに!!
ピヨの服~ドルマンマチ付きワンピース①~
こんにちは
まだまだ暑い日が続きますが、9月に入りもぅどこのショップも秋服が並んでますよね
服も靴もバッグも欲しくてウズウズしてます。
でもこの夏は色々出費がかさんだのでちょっと 自制して…、
って事で服は自分で作りましょう(´∀`*)
この間トレンド講習でドルマンシャツを作りましたが、今回はドルマンスリーブワンピースにしてみました。
参考にしたデザインはこちら
今回のドルマンは袖下~脇線にかけて、カーブになっているのでは無く、マチが付いているタイプです。
早速パターンを引いてトワルチェックしてみました!
が、 なんか取って付けた様な三角マチが気に入らないのと、それ以前に参考画とも何か違う様
な…゚(゚´Д`゚)゚
袖の切り替え位置が下がり過ぎている事から、切り替え~脇にかけての繋がりがおかしい事に気付きました
(ざっくりですが)スタイル画はこんな感じ。
このマチの付く位置や大きさによってどの様な変化があるのかを、実際のパターンを修正する前にサンプルを作って見てみました。
マチを大きめに作った仕様
マチを小さめに作った仕様
2つ並べてみました
(左がマチ大・右がマチ小)
腕を下ろした時にマチ大の方が押される分、身頃にドレープが多く出ます。
なのでもちろん着用時のゆとりも多く、今回のデザインだったらその分がウエストを絞った時に出るシワにする事が出来ます。
そしてカーブではなくマチにする利点は、カーブにした時にどうしても出てしまうつりじわが出ない事です。
(つながりが直線的になるので、ゆるいラインのシルエットが出ない事は欠点になるのかもしれませんが…(´Д`))
今回はここまで。
次回はパターンを完成させて縫製まで入れればいいなぁって思っています。
お楽しみに~ (ノ∀`)
メンズカジュアルシャツ(半袖)①
こんにちは!
あっっついですねー!
そんな中、今月の26日に10月期の募集をし始めたところ・・・
ほぼ満席!!!
ありがとうございます・・・年々生徒数が増えているのですが、募集日にほぼ満席というのは初めてです。嬉しい限りです(*^▽^*)
皆さんが物作りをして楽しんで頂ける様に私も頑張ります!!
8月30日現在では残り座席数がほとんどない状態ですので、入学をお考えの方は必ずお電話で残り座席数を確認されてからお越し下さい。先着順で、早いもの勝ちですので宜しくお願いします。
てなことで、暑ーいので自作のシャツを作成していました。
(また夏が終わりそうですけど・・・(-_-;))
前からすこーしづつ進めていたものです。
完成したら今度は雰囲気を見て、長袖に変えてみようかなと思います。
少しだけ厚手の雰囲気のいいシャンブレーの生地を頂いたので、こいつを使用したいと思います!
いい雰囲気じゃないですか?シャツを作りたくなる素材です!後は、資材屋さんで手に入れた
11.5mm4mm厚ボタン
10mm4mm厚ボタン
を使用しようかなと思います。
ボタンホールはちょっと大きくなりますが。
雰囲気としては、少しワークっぽい雰囲気にして、ペン差し付きのポケットを付けたいと思います。
・・・というわけでトワルを両身で組んでみました。
(運動量など自身で確認がしやすいので)
シルエットは(私にしては)やや細め。タックも無しにしました。
まあ私は猫背ですね。
自身の体型に合わせすぎると服自体のバランスが悪くなるため、既製服の形状からそこまで外さないシルエット作りを目指しました。
ポケットはあまり上に配置せずに少し大きめのものを付けようと思います。(この位置にペン差しがあると使いやすいんです)ちょっとダサめで個人的にはお気に入り・・・。
衿は少し細めのもので、ボタンダウンにしました。後中心の場所にも10mmボタンを付けようと思っています。
では次回は裁断。縫製ですかね。
芯も多用せずに柔らかめに作ろうと思っています。
お楽しみに!!
パターン技術検定試験3級②
こんにちは K です。
さて今回は前回の一型とは別の型の3級PM検定の形を上げていこうと思います。
公式の絵型はこんな形です。
少し変わった形になっておりますね、ではまたデザイン画に起こしてみましょう。
実技を受けるにあたり、気をつけるべきところは前回とさほど変更はありません。
シルエットもそれほど変更がないように思えます。
(ただ、前回とは後ろ身頃の仕様が特に大きく違いますし、タックが入ってない分少し前後のフレア感のバランスが簡単かもしれませんね。)
あとは衿まわりのフラットカラーのバランスですが、公式の絵型のバランスだと少し矛盾が発生するので自分でバランスをみながら整えましょう。(しかし絵型と違いすぎるのは×)
この絵型の場合難しいのはなんといってもギャザー袖ではないでしょうか…
作図のヒントとしてはまずしっかり袖の形を作ってからギャザー分を入れることですね。
ギャザーを入れる範囲は袖山付近だけで、あまりたくさん範囲は取らない方がいいです。
分量に関してはこのトワルで1.4倍前後とってます。
袖口の形に気を付けてくださいね。
さて、試験日が近づいてきて受験する皆さんもラストスパート追い込みをかける時ですね。
アドバイスは…とりあえず完成させることですかね!
でないと減点されてしまいますので
頑張って下さい!!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, K
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ドルマンスリーブ縫製
こんにちは(*´∀`*)
もうすぐお盆休みでウキウキしている今日この頃です
以前行った特別講習のドルマンスリーブシャツですが、縫製手順を載せていなかったので、ここでUPしたいと思います
DVDとテキスト購入された生徒さんも、既にお手元にパターンがあると思うので、縫製がまだな方はぜひ参考に作ってみて下さい!
ではでは…
マーキングです。(W幅で1.5mギリギリでした)
下前立の表側を地縫いします。
身頃の前立付け位置の角をカットします。
下前立で身頃を挟み、こばステッチをかけます。
下前立の下側の縫い代と身頃の角をカットした部分を合わせて地縫いします。
上前立は先に布ループを仮縫いしておきます。
(先は形をきれいに整えてアイロンをかけておきます。)
上前立も下前立同様に、表側地縫い後、挟んでコバステッチをかける。
注①:下前立の角は見えている部分をカットし、上前立で包み込む。
注②:布ループにコバがかからない様に、布ループの中側を縫う。
前立が付いたら後は簡単です!
後身頃のギャザーを寄せてヨークに挟みます。
前身頃もヨークと縫い合わせます。
衿を付けます。
袖にロールアップ様の布をたたき付け、身頃と縫い合わせます。
脇を一気に地縫いします。
(脇地縫い後、カーブのきつい所の縫い代を細めにカットして、逆カーブにしてアイロンをかけると、つらずにきれいな仕上がりになります。)
メンテナンス講習準備
こんにちは!
あっついですねー!
毎年言ってます。こんな暑かったっけ?
皆さん熱中症には十分気を付けて下さいねー!
おしゃれのために重ね着とかしないで!
さて皆さんは洗濯ってちゃんとできてますか?
以外に毎日使うものなのに、何を使用しているかご存知ですか?
最近はエコに気を使ったものもでていますし、赤ちゃんのために、肌に優しい洗剤もでています。
ドラム式をお持ちの方は専用の洗剤を使用しないと、きちんと洗えていないこともあります。
奥の深いものですよー。
綺麗に汚れが取れると、衣類の劣化を防ぐ事ができるので、長く着ることができます。
今月の講習は
メンテナンス講習
洗濯
染み抜き
リペアがメインの講習です。
洗剤で汚れのとれる仕組みや、どんな汚れにどんな洗剤を使用すればいいか、説明していきます。講習後に洗剤サンプルをお配りします。
染み抜きは実際に目の前で実演という形でお伝えします。
百聞は一見にしかずです。
皆さんがお悩みのあんなシミこんなシミをとっちゃいましょう!
最後にリペアです。
メインはミシンでたたく(ジグザグに縫っていく)講習ですが、これも奥の深いものです。
凝ったリペア業者はミシン糸をデニムの色落ちに合わせて、グラデーションで縫っていくところもあるくらいです。
今回はちょっと難度の高い、糸を中に入れた状態のリペア作業です。以外に手間のかかる作業ですが仕上がりが全然違いますから、お試しあれ!!
では、受講される方、お楽しみに!!
パターン技術検定2級②
こんにちは☆彡
PM検定筆記を受けられた方は、既に合否のお知らせが来ている事と思います
合格された方は本格的に実技に向けて勉強スタートですね
今回はパターン技術検定試験、最後の一型をUPします。
2級JKの三面体です。
こちらがデザイン画
とくに凝ったデザインでは無いので、一つ一つのバランスを確実に決めてパターンを引いていきました。
サイズは
着丈61cm
肩幅38cm
バスト94.5cm
ウエスト80cm
けまわし101cm
袖丈60cm
袖幅32cm
袖口24cm
袖山は15cmでイセ配分はB19㎜ F15㎜ 計34㎜ です。
<出し惜しみなく記載しました(笑) 参考にして下さい。>
完成型
必ず類似したデザインが出るので、ダーツの配分や全体のバランスを覚えてしまって試験に備えてもらったら良いと思います。
(三面体と四面体とごちゃまぜにならない様に気を付けて下さい。)
それでは!試験を受けられる方は頑張って下さいね!!
講師一同、皆さんのご健闘をお祈りしています
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, ピヨ
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ピーコート④
そろそろ梅雨も終わり
夏本番!!
で、暑苦しいお話ですが、コートの続きですいません!
さあ今回で終わりです。
前回の続きで、袖付けから。ぐるっと縫っちゃいましょう。
あまり、シャープな袖ではなく。割とゆったりとした雰囲気の袖にしようと思いました。(最近のデザインはシャープすぎるので)
袖は捻りを多めに入れています。メンズの方がレディースに比べると捻りは多いです。
袖山には少しイセを入れて、丸みをもたせました。
身頃高のカジュアルな仕様です。
昔の将校さんが来ていたものは、袖高のドレッシーな雰囲気のものが多く、袖のイセもかなり入ったものを見かけました。
うーん。前袖の山あたりの形状をもう気持ち削っておけばよかったかな。少し丸みを加えすぎたかなといった感じです。このあたりは着倒して着用感をみたいと思います。
(レディースはこれが出来ないのが、いつも歯がゆい・・・)
あとは裏袖を縫って、表地と裏地をぐるりと縫うだけです!
裏袖の雰囲気は結構デザインにマッチしていたので、正解でした。
ただちょっと滑り難いので、もう少しタイトにする場合は、キュプラなど、滑りの良いものを使うべきだと思います。
完成!!!
後ろのシルエットは結構いい感じに絞れたかなと思います。
素材は形が作りやすく柔らかいので、、肩のイセを12ミリ入れましたが、もっといけたかなと。
もっとタイトな形もつくることのできる素材でした。
ボタンは30ミリで用意しました。
Pコート用のイカリボタンにしようかなとも思ったのですが、25ミリで存在感がなかったので、30ミリの通常のボタンを使いました。
ボタンホールは練習も兼ねて、手縫いです。
一番面白かったのは厚みですかね・・・難しいんですが、極限まで縫い代をカットする(もちろん強度はのこしつつ)のは面白かったです。
次回縫製する時は、袖高で全体的にドレスよりの仕様にしてみようかなと思います。
ポケットは別布にし、厚みを減らして、ディテールももう少し増やそうかなと。(またパターン数増えますね・・・)
ではまたクタクタになった頃に紹介しようと思います!!
パターン技術検定試験3級①
こんにちは K です。
前回の2級の内容に引き続き3級の内容で更新していきます。
3級のデザインはこちらです。
公式絵型
公式からデザイン画にしました。
勉強をする上で押さえておくポイントとしては、
●基本シルエットは変更が少ないので、シルエットの出し方を覚える。
●公式発表の2型はどちらもひけるようにする。(組み合わせて出るケースが多い)
●シルエットを形成する上での寸法等は覚えておく、もしくは決める。(着丈、袖山、袖幅、肩幅、等)
●とにかく数をこなしてスピードを付ける。(自分でタイムテーブルを決めてそれを基準に動く)
ですかね、以下の写真はこちらで組んだものになります。
組んでみて思うことは、
まず寸法はだいたい肩幅38cm、B94cmくらいですかね、着丈は50~55cmの間くらいではないでしょうか?
袖口の仕様は今回ダブルの仕様にしました。
襟のディテールに関しては公式の絵型のように襟の返り線を人体に隙間なく沿わせるのは、
製品としておかしい形状だと思いますので、やはり指一本通る隙間は必要でしょう。
脇線の形状は直線?と思いきやほんの気持ちウエストを削り裾でフレア出してます。
直線にするとカマ底から裾にかけて内側に入ったようなラインになってしまいます。
袖山のイセ分量はいつも授業で入れてる配分くらいです。
あとは袖口形状は直線にしております。
直線にすると縫い目で抉れるような角ができるのでは…とお思いかもしれませんが、
逆にこうすることによって、横から袖口を見たとき内側の縫い目が見えないので見た目が綺麗です。
皆さんのご参考になれば幸いです。