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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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toukyou-opera – パタンナーズライフ
作成者別アーカイブ: toukyou-opera
特殊袋縫い①
梅雨入りしてすぐに晴れの日が続く良くわからない天気になっていますね・・
雨の日にはレインコートを着用したいですが、通気性悪くてなかなか手が伸びないです
皆さんレインコート着て厚くないんでしょうか・・そして着たまま電車に乗ると迷惑・・・
長袖でもまったく暑くない服を誰か開発して下さい・・
新規の方もスカート原型という最難関 も終わりまして、線が綺麗になってきました!正確に出来ると気持ちがいいもんですね!
新規の方も少しずつ慣れてきた頃で質問にお答えするのに忙しいです
動画の方も少しづつ登録者数伸びてきており、お役立ち情報や服の楽しさが伝わっているのかなと思います!ほんとに無料でいいのか分からないレベルのものなので皆さん是非登録してご覧ください!
さてちょっと変わった仕様を見付けまして、やってみたくなったので直ぐ縫って確認してみました 面白い仕様です
特殊な袋縫いです。
そのためには先に普通の袋縫いから・・
↑2枚の生地を外表にして地縫いします(今回は0.5cm幅)
その後アイロンで割ります
毛抜き合わせにして(縫い目が真横にくるようにプレス)ステッチを入れます(今回は0.7cm)
表から見ると片倒しの状態、裏は裁ち端が無く、綺麗な状態です。
良く薄手の生地で綺麗な裏側の見た目にしたい時に使われます。
あとは表にステッチを入れたくない場合なんかにも有効です。
さてそんな袋縫いですが、、ここから変わったポイントです
先程出来た袋縫いの縫代を片倒しします↑の状態です。
その後「コバステッチを入れます!?」
↑こんな感じでもう一度片倒しすると、「割った状態みたい」に見えます
最初見た時は??とかなり混乱しました・・
「なんの意味が・・・?」
分からないので、 とりあえずやって見ながら考える事にしました
見た目は裏側の縫い代の見た目は綺麗ですが、「そもそも袋縫いも綺麗じゃないか?」と思い「?」が膨らみました・・
うーんもう少しやってみないと分からないですね・・・
実はこの生地「Aラインの麻のワンピースの脇の縫い目」に使用されていました
おそらくこうじゃないかなと思う事があるので、次回お伝えしたいと思います!
ちなみに↓こんなのもやってみました!!
ではお楽しみに!
2023PM2級②
皆さん、こんにちは
遂に6月に突入してもう上半期が終わってしまうのが驚きですΣ(・□・;)
ついこの間年を越したような感覚だったのですが(笑)
4月入学の生徒さん達も課題に少しずつ慣れてきて服作りの楽しさを分かってきてもらえたのではないでしょうか
これから夏にかけて体調を崩しやすくなりますのでお体に気をつけて上半期を駆け抜けましょう!
それでは今年行われるパターンメイキング検定2級の2型目の参考作図を紹介したいと思います。
↓デザイン画がコチラです
3面体のダブルのジャケットです
1型目と同様にボタン間隔やポケット位置、持ち出しの幅、着丈、衿の大きさのバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。
↓寸法です
着丈 = 53cm
肩幅 = 40cm
バスト = 94cm
ウエスト = 83.6cm
裾周り = 99.2cm
袖丈 = 58cm
袖幅 = 33.2cm
袖口 = 24cm
袖山 = 16.7cm
ボディはキプリスの9ARです
↓パターンです
ウエストダーツは後ろ中心で10mm、後ろ切替で35mm、前切替で11mm、前身頃で12mmです。
ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください
サイドネックは4mm削り、後肩では6mm開く設定で展開しています。
バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。
ここの寸法は1型目と同じです。
後肩で切り開く分量とバストダーツを畳む量を1型目と同じにすると同じAHと袖が引けますので練習の段階でバランスの良いダーツ処理分量を決めておきましょう
↓袖山です
イセは全体で38mmです
イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう
本番で袖に不具合が生じた時に備えて袖山の修正方法も練習しておきしょう
袖付けのピン打ちは難しく時間がかかる箇所なのでたくさん練習して綺麗なピン打ちを目指しましょう
↓衿です
衿腰25mm、衿幅48mm、衿の開きは25°です。
今回のデザインは衿幅が広いので衿の開く分量は多めに設定しています。
あまり開き過ぎるとSNPあたりで衿が抜けるので要注意です!
ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスが難しく私も何度もトワルを組みました( ;∀;)
衿は本番で修正する時間はないと思いますので沢山練習して対策して下さい!
↓前身頃です
ボタンの大きさは23mmで設定しています。
ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、すべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。
特にボタンの縦と横の間隔を間違えると縦長過ぎるシルエットに見えるので要注意です
本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。
↓提出用パターンです
名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!
↓完成トワルです
袖丈が58cmで、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。
本番でバランスを取るのは難しいのでラペル返り止まりの位置を覚えるなどして寸法のバランスをある程度決めておきましょう
今回はバストラインから15mm上の位置に設定しています。
↓工業用パターンです
提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください。
今回の3面体ジャケットはマニピュレーション展開がありますので複雑な箱ポケットの構造を理解しておいた方が試験本番にも焦らないと思いますので余裕がある方は頭の片隅に入れとく事をオススメします
今年の2級のデザインはどちらもバランスを取るのが非常に難しいので何回もトワルを組んで自分の中でベストなバランスを見つけて試験本番に臨みましょう!
それでは2級を受験される皆さま頑張ってください!
カテゴリー: パターンメーキング検定関連
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着物リメイク 巾着②
皆さん、こんにちは
ラジオを聞いていると新海誠監督のアニメ映画「言の葉の庭」の主題歌が流れていていました
梅雨はジメジメしていてあまり好きではないですがこの曲が1番に合うのはこの時期なので梅雨も悪くないなと感じます(^^♪
さて少々期間が空いてしまいましたが着物でリメイクして作った巾着が完成しましたので紹介いたいと思います(^^)/
今回巾着の口を中表で縫い合わせる所からです
この時どんでん口として4㎝ほど縫い開けておき、表に返して上端をコバステッチで叩きます
あとはループに紐を通して完成です(*^▽^*)
普通の巾着とは違いループに紐が付いている巾着は信玄袋と言い浴衣を着た際に使用する事が多いそうです(^^)/
まず1本通して反対側から同じようにもう1本通し両側から紐を縛って完成です
信玄袋は紐を縛った時に寄るひだが特徴的ですよね
紐の先端はダイヤモンドノットと呼ばれる結び方をしました
通常の結び方とは違いダイヤモンドの様な結び目に見える事からこのように呼ばれています(^^♪
今回私が結んだダイヤモンドノットは1番簡単な結び方でしたが他にも色々あるので試してみたいと思います!
↓黒だと分かりにくかったので違う色で結んだ物がコチラです
ループの位置によって絞った時のひだの寄り方も変わってきますのでアレンジ方法も様々です!
梅雨が明けたら浴衣に手作りの信玄袋で夏祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか(*’▽’)
鞄のちょっとリペア
もう4月から2か月経とうとしております・・・
今年もあと半年ですよ・・・
なんか色々焦ってしまいますね・・
そういえばコロナも少し緩和されてちょっとづつですが、生徒さんの数も増えてきたように思います
今、一部の拘った服は高いので(多分未来はもっと)、服を作る事が出来る事はもしかしたらお得かもしれませんね 出来る人がどんどん減っている印象がありますし、、、
仕事にしなくても非常に面白い趣味だと思うので、皆さん興味がある方は是非見学にお越しください!!
そして動画も充実しておりまして↓
パターン検定一級の試験対策用にこんな動画も用意しております!
超貴重な情報もありますので是非受験される方はご覧ください!!
ほんとに貴重ですよ
さて唐突ですが、最近鞄を買いました
作ればいいじゃないかと思われるかもしれませんが(笑)ここのブランドさんが好きで、ただのファンです(笑)
モノはもちろん良かったのですが、どうしても機能面で気になったので、買ってすぐリメイクしました
↓かなり大きなトートバッグを購入したのですが、私はあまり手提げで使う事が無く、肩に掛けるか、斜め掛けするかしかしないのです・・・
↑変える前の状態です。柄と大きさが素敵な鞄です。
袋縫いにして固くなっているおかげでそこまで型崩れしない優れものです
表のチェックはビニールなので、少し雨が降っても気にならないです。
さあそんな素敵な鞄なんですが、持ち手が短くて「手提げ」の状態でしか使えなかったのです・・
どうしても使いたかったので「アレンジしよう!」と購入を決定。肩掛けと斜め掛けどちらもいける様にしました。
↑外す前です。結構小っちゃいです。カバンのサイズからすると、これ以上長い場合は身長が低めの人は地面に擦ってしまうからかなと思います。カバンのサイズを優先したのかなと思います。
外していきます↑
ここはビニールなので針穴が残っていますから、完全に同じ箇所にステッチを入れようと思います。
新しく生地が必要なので、「かなり近い生地は沢山ある」と思っていたので、案の定ほぼ同じ生地はありました。
「オックスフード」です。
これで鞄を作るのはセンスが良いなあと勝手に思っています(笑)
柔らかい素材でそこまで重さは感じません。
ただ鞄作りの注意点は柔らかすぎると機能面で劣ってしまうので難しい所です。
この鞄は「表のビニール」と「袋縫い」で形をしっかり保っています。
良く出来ています。
褒めちぎるのはこれくらいにして
ついでに中にポケットを足してみました。
持ち手が長くなると、今度は底に手が付かず、ものが取り出し難くなるので付けました。
ちなみにA4サイズがキッチリ入るサイズにしています。
開きやすいので、クリアファイルを常に入れております(笑)
↑持ち手を長くしてこんな感じになりました
地面に当たりそうですが、ギリギリ大丈夫でした。
腕が入って満足です!これなら使い勝手が良くなりました!
持ち手の幅は広いですが、生地が柔らかいので、結構持ちやすいです。
斜め掛けも付けました
上が手を底に当てている状態です。取り出しやすいです。
下はあとで付けてみたポケットの底です。
ここにサイフなどの良く取り出すものを入れています。
使いやすいです
最後に斜め掛けで長すぎると歩いている時に足にバタバタ当たって嫌なので、斜め掛けの時は縛って短くし、中のものを出す時は外して使っています。
こんな感じで色々考えてリメイクしてみましたが、
「身長」「腕の長さ」「使い方」「何を入れるか」「どういう用途なのか」
は鞄の場合は考えておかないと「使わない鞄」になってしまいます。
特に大きなサイズの場合は「身長」「腕の長さ」は意識してリメイクしてみて下さい。
個人的には「各身長毎の鞄のサイズ」があってもいいんじゃないかなと思っているくらい「持ち手」と「鞄のサイズ」は重要かなと思っています
皆さんも鞄を作る場合はこういった所を気にして作製してみて下さいね!!
ではまた次回!
2023PM検定2級①
皆さん、こんにちは
マイブランドの方でも告知しましたが
この度LE・OPOERA東京校では渋谷の老舗生地屋さん『TEXTILE WORLD TOA』さんに生地について協力して頂く事になりました!
生地選びを迷っている生徒さんも多いので生地のプロの方に協力して頂けるのは大変うれしいお話です(^^)/
今後TOAさんの生地を使った作品をブログで紹介していきますので是非チェックして下さい(^^♪
↓『TEXTILE WORLD TOA』さんのHP
今年行われるパターンメイキング検定2級の参考作図を紹介したいと思います。
↓1型目のデザイン画がコチラです
4面体のダブルのジャケットです
ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のバランスを取るのが非常に難しいデザインでした。
↓寸法です
着丈 = 55cm
肩幅 = 40cm
バスト = 94cm
ウエスト = 81.5cm
裾周り = 99.2cm
袖丈 = 58cm
袖幅 = 33.2cm
袖口 = 24cm
袖山 = 16.7cm
ボディはキプリスの9ARです
↓パターンです
ウエストダーツは後中心(背削り)で10mm、後ろの切替35mm、脇18mm、前12mmです。
デザイン画を見ると前身頃の切替線、ラペル外回り、ボタン位置の間隔が広いので切り替え線を少し脇側に設定しています。
ダーツの分量はトワルを組んだ際に多少異なると思いますので参考としてお考えください。
サイドネックは4mm削っています。
後肩で6mm開く設定で展開しています。
バストダーツは衿ぐりで3°開いて、1/4残しで処理しています。
後ろ肩とバストダーツの処理する分量を決めておくと、試験本番でも同じAHが引くことができ袖作図もスムーズに出来ますので、練習の時にバランスの良いダーツ処理分量を見つけておきましょう。
↓袖山です
イセは全体で38mmです
イセの分量は参考値ですがあまり多くし過ぎると、ピン打ちの際にシワになりやすいので注意しましょう
↓衿です
衿腰25mm、衿幅42mm、衿の開きは22°で設定してます。
今回のデザインはラペルが大きいのでバランスを考えて少し衿幅を広めにしました。
ラペルと衿外周りのライン、ゴージラインの位置、開く分量のバランスを取るのが非常に難しかったので何度も練習して対策しておきましょう。
↓前身頃です
ボタンの大きさは23mmで設定しています。
ボタンやポケット位置、ラペルの大きさ、ボタンの間隔、持ち出しの幅、前下がりの分量、前端の角度のすべての位置を考えて設定しないとバランスが崩れるので非常に難しいです。
本番でバランスを考えながら作図する時間はないのでトワルを組んで自分なりのバランスを決めてから試験に臨みましょう。
↓提出用パターンです
名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!
↓完成トワルです
袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取れません。
ここは難易度が高いので、ある程度の寸法バランスを出しておいた方がいいでしょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。
ラペル返り止まりの位置は絶対覚えておいた方がいいです。
今回はバストラインから12.3cmくらい下の位置に設定しています。
↓工業用パターンです
提出は縫代なしパターンになりますが、工業用パターンも参考にご覧ください.
工業用パターンを理解しておくと作図や提出用のパターンへの理解もより深まりますので見ておく事をオススメします!
2級の実技試験までまだ時間はありますので筆記試験とバランス良く勉強して本番に挑みましょう!
カテゴリー: KJ, パターンメーキング検定関連
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ファスナーポケット広幅①
もうすぐゴールデンウィークですね・・・いつの間にこんな時間が進んだんでしょう・・
年開けてから気付いたら5月ですよ・・・
もう半年くらいで年末ですよ・・・
今年のゴールデンウィークは凄い人手になりそうですよね
既に休みの銀座あたりは物凄い人です・・・このまま緩やかに回復していくといいですね
出やすくなってきたので、是非新しい事を始めてみるには服作りなんかいかがでしょうか?最初は難しいですが、分かってくると「なぜこんな仕様になっているか・こんなシルエットにするためにこんな工夫がされている」など色んな事を知る事が出来ます。
個人的には1本の映画をみるくらいなら服を作っていた方が楽しいです
6月からでも入学可能です
「思いついたら即行動」の気持ちで是非一度見学にお越し下さい!!
ゴールデンウィークはは29(土)~7(日)まで休校です。見学をお考えの方はご注意下さい。
動画も、ほんとに「使える」お話をしている事が多いので、是非一度ゴールデンウイーク中にご覧ください!
↑「簡単に原型が作製できる方法」もお伝えしてます!ちょっと変わった「ネックゲージ」を使っています!聞いた事ないと思いますが、これは発明品です 皆さんも是非試して欲しい(パタンナーの方は特に)ので一度ご覧ください!
こんな簡単に原型作る事が出来るの?って驚くと思います
では今回もちょっとマニアックな事を一つ。
↑片玉縁ポケットでファスナー付きです
しかも幅広・・
パタンナーの方は最初にパターンを想像してから見て頂きたいのですが、意外に細かいです・・
ではさっそく見ていきましょう!
↑裁断済です。印を付けておきましょう。
ひとまず、向こう布当て布を叩いておきます。
ファスナー挟み布を先に挟んでおきます。
裏表の布で挟んで下さい。
口布を縫っておきます。
この時ファスナーの位置に注意して下さい。完璧な位置じゃないと、後々ズレてしまうので・・口布の表にはステッチは貫通しません。
袋布を地縫いしておきます。
出来たら、身頃にセットして叩き付けます。
切り込みを入れてひっくり返して・・
口布身頃貫通でコバステッチを入れます。
向こう布をセットして・・
上下三角布、向こう布側を地縫いして、、
表から貫通のコバステッチを入れて完成です
開くと↑こんな感じですね。
この手のタイプのポケットにはもれなく引手が付いてきます。今回雑ですみません
大体グログランのテープとかが多いかと思います。
かなり奥まった所にファスナー引手があるせいかなと思います。
ファスナー横の幅の狭い布がある事で、ファスナーが若干浮かせやすくなっています。
そのおかげで開くときもあまり開けにくさは感じません。
すごい細かい事ですがこういった「思いやり」の仕様をみると試したくなってしまいますよね・・
構造を理解してしまえば(ファスナーの位置)結構簡単な仕様なので、是非ゴールデンウィークにお試しあれ!!
モノを入れても表に響き難いアウトポケット
いよいよ新学期が始まりました!
最初はやはり皆さん「細かい!」っていう反応があります。
そうですね・・最初は特に細かいんですよ・・そこがしっかりしないとどこが間違っているか判断できないですからね・・線が綺麗なのも大事ですね。
線が綺麗だと間違いの判別が非常にし易くなります。大体のやり方だと「大体のもの」しか出来ないですから・・
そんなわけで皆さんには最初の関門「タイトスカート原型」作って貰っています
タイトスカートと侮る事なかれ、たーーくさんの理論が詰まっております!入学された生徒さんはじっくり腰を据えて取り組まれる事をオススメします!
ここが丁寧に出来た方はその後大体伸びる傾向にあるので!
4月からは終わってしまいましたが、5月入学もまだまだ出来ますので、何か新しい事を始めたい方は是非一度見学にお越し下さい!
最近上げました動画が好調です 以前も上げましたがもう一回!
かなり気合の入った(大作にし過ぎて時間かかり過ぎました・・反省です )内容になっております!
内容が良すぎてもったいないので、先日大阪での講習も行ってきました!
東京でも寒くなる頃合いにやりたいと思いますので、その時は東京校の生徒の皆さんよろしくお願いします!
ほんとに無料なのが信じられないくらい濃い内容なので一度ご覧ください!!
さてそんな中でアウトポケットについて1つ変わった仕様を・・
ダッフルコートでもやってみて欲しい仕様です
といってもかなり朧気にしか覚えてないのですが、かなーり昔にみた仕様です。
その名も「モノを入れた時に表に形が響き難いポケット」です
女性の方は全く気にしないでしょう・・
男の人はわりとポケットを使用する事が多く、むしろ「鞄は持ちたくない」のでポケットだけで済ませたいと思っている人多数です・・たぶん・・
そんな方でも「モノをポケットに入れると服の形が崩れて嫌だ」という欲張りさんがいます。
そんな方に向けて作られた仕様なのでしょう・・
さあではさっそく↓
まずパターンです。ざっくり説明すると、
「中の裏ポケットを多めに控えておき、身頃に先に叩きつける」です 分かりにくいですね(笑)
では縫製です。
まず裁断あとポケット口に部分芯を貼っておきます。芯が外れないように押さえステッチを入れておきます。
ポケット口を表と裏地縫いします。裏の方が1.0c~1.2cくらい控えています。
先にアイロンで表の縫代を倒しておきます。。角は綺麗に折って下さい。
めくると少しだけ控えられている状態です。
これが少ないとあとで縫代が折り込めません。
角の部分は縫代を少しカットして捌いておきましょう。
出来たら裏ポケットを身頃に叩きつけます。
この時縫代は折り込まないです。
↑こんな感じで叩きつけます
角はここくらいまででいいです。あとで表からぐるっとステッチを入れるので隠せます。
あとは表の縫代を中に折り込み直して↑のようにステッチを入れます。
結構簡単な仕様かなと思います
では結果を見てみましょう!
↑携帯を入れてみました。表側です。
そこまで響いていません
↑裏です。
写真を分かりやすくなるよう取り直しました(笑)
ほんとにこんな感じになりますのでご安心下さい(笑)
普通のアウトポケットは少しつまらないので変わり種を求めている方は是非!!
ではまた!
ミシンメンテナンス
皆さんこんにちは
朝の過密状態の通勤電車に乗っていると新生活が始まったんだなと感じます(^^♪
新生活と言う事でル・オペラでは4月入学の生徒が入られました
↓パターンやソーイングの授業を受けていると少しづつ技術が身についてきて、このように応用が出来るようになり服作りがより楽しいものになるとおもいます(*^▽^*)
5月入学も受付ていますので興味がある方は是非一度見学にいらしてください!
さて、新学期が始まると言う事でミシンのメンテナンスを行いましたのでその様子を紹介致します(^^♪
裏側がこのように開ける事が出来るので、絡まっている糸くずやホコリを取り除いていきます
ミシン本体の方は中の構造が複雑なので、エアダスターを使うと奥の方のホコリも取れのでオススメです
外した底の部分は潤滑油が固まっている箇所があるのでウェットティッシュなどで使うと綺麗に拭き取れます
↓ゴミを取り除いた状態がコチラです
引き続き側面と上側を開けて掃除します
ミシンの中ってこんな感じになっているんですね~(*’▽’)
個人的に中のメカニックな感じに男心をくすぐられます(笑)
掃除をしているとコントローラージャックが奥に引っ込んでしまっていました(;´Д`)
どうやらパーツが欠損しているのが原因のようでしたので、接着剤で止めて修復しました
最後は油を刺してブーリーを回して馴染ませてメンテナンス完了です
ミシンの中の糸やホコリを取り除いたので針がとてもスムーズに動くようになりました
これからもメンテナンスしながら末永くミシンを使っていきたいと思います(*’▽’)
2023年3月クリエイティブホリデー 大阪
皆さん、こんにちは
本日は3月26日にル・オペラ大阪校で開催されたクリエイティブホリデーの様子を紹介致します!
当日のスケジュールは午前中に『初回セミナー』と『フリルブラウスパターンの作成』
午後からは『グレーディング』と『ダッフルコート講習』の講習でした。
今回、東京校からはダッフルコート講習を持ち込んで行いました
東京校でもまだやった事ない講習だったので、参加する生徒さんがどんな反応をしてくれるか楽しみでした(*^▽^*)
興味のある方は今回の講習内容であるパターンと縫製の動画がございますので、是非ご覧になってください!
講習当日は、まずダッフルコートのデザインの説明をし、分厚いメルトンで縫製されている為パターンを引く際にどんな事に気を付けたらいいか等からお話をしました(^^)/
フードやヨークが付いている物が一般的なので、デザインバランスを考えた作図の考え方や、皆さんあまり馴染みがないフードの作図方法等も縫製した物をお見せしながらの説明だったので参加された生徒さんは自分でアレンジする際のイメージが付きやすかったと思います(^^♪
パターンの解説の次は、今回の講習のメインである縫製のお話です
メルトン生地は分厚くフードや身頃、ヨークの縫代が集中する箇所は職業用ミシンだと縫えないのですが、薄く仕上げる為の縫い方がとても複雑なのでそこを重点的に説明しました
他には、苦手な方も多いと思われるパイピング始末のコツを実際に縫製している姿を皆さんに見て頂きながら説明しました。
今までパイピング始末を避けていた方も今回の縫い方を聞いたらできるのではないでしょうか?是非チャレンジしてみて下さい!
パターンと縫製の説明が終わってからも皆さんから、沢山の質問を頂きました
メルトンは厚さの種類が様々なのでどのように選んだらいいか、メルトン意外だとどんな生地が合うか、また生地を変えた際にパターンを直した方がいい箇所などなど
今回のダッフルコート講習に参加された生徒さんにはパターン、縫製手順テキストとパターンのセットをお渡ししていますので是非アレンジを加えたりして縫製してみてください(^^♪
続いてはグレーディングの講習の様子を紹介します
パターン検定2級の筆記試験でも出題されるグレーディングです
パターンに切開線を入れてをサイズアップ、ダウンすると言う考え方なのですが、どこで切り開くのか理解がなかなか難しいですよね(-_-;)
この講習は普段の授業の様に生徒さんが実際に作業しながら進めていくので、切り開いて展開した後のラインの繋げ方など手を動かしてみないと気が付かない疑問など出てくると思うので非常に為になります!
最後に大阪校の生徒さんの作品を紹介します!
生地やボタンなど資材から拘っていて、縫製もとても丁寧でした(^^♪
ル・オペラでパターンやソーイングセミナーを受講して技術が身について来ると、このように既製品よりも綺麗で着心地の良い服が作る事が出来ます(^^)/
クリエイティブホリデーは毎回生徒さんの服作りに対する
エネルギーを感じて私も大変刺激になった1日でした(^^♪
カテゴリー: クリエイティブホリデー
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生徒さんインタビュー
皆さん、こんにちは
3/5(日)より4月入学を開始しています
開き席が埋まっている時間帯もございますので、入学希望の方はお早目にお願いします!
今月2人目の生徒さんインタビューを紹介したいと思います!
(Sさん オペラ歴1年半)
Q.入学したきっかけはなんですか?
オペラに入学前、元々服作りに興味があり動画やインターネットを見ながらパンツを作ってみました。
コートも作ってみたくなって、デザイン画と仕様書を作り工場に依頼してみたら、思っている通りのパターンが上がって来なかった経験があり、自分でも本格的なパターンが作れるようになりたいと思い入学を決めました。
Q.実際に通ってみていかがですか?
パターンを引く際のカーブ線の質だったり、微妙なタッチなどインターネットで調べられないことを直接教えてもらうことがとても学びになります。
独学で服を作っていた時は、体に合わず着心地が悪い箇所が合っても修正の仕方がわからなっかたのですが、ル・オペラではトワルを組んだ後の理論に基づいた修正方法が学べるので、課題が進んできたら自分の体型に合ったメンズのシャツやウールスラックスを作ってみたいです!
Q.パターンとソーイングを取ってみてどうでしたか?
パターンとソーイングを両方受講する事で工業用パターンを作る際にも、縫製の知識があるので縫代の付け方やどこに芯を貼るかのイメージが付きやすくなりました。
あと、洋服ではないのですが最近革で財布をつくりました!
パターンから自分で作りました!
革小物は手元で作業できるので息抜きになります(笑)
インタビューを受けて頂いてありがとうございました!
元々趣味で服作りをしていた際に感じた疑問を持って入学したので、自分がどの技術を伸ばしたいかが明確だなと感じました(*^▽^*)
パターンとソーイングの両方をうけていると、自分で着やすく、使いやすい様に洋服や小物などを作れるのでとても楽しそうですね(^^♪