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ピヨ – パタンナーズライフ
>カテゴリー別アーカイブ: ピヨ
ピヨのショートキュロットパンツ
こんにちわ
めっきり寒くなってきましたね。
この寒さにやられて少々風邪を引いてしまいました
みなさんも気を付けてくださいね!
さてさて、先日トレンド講習のキュロットも無事に終わりほっとしている私ですが、この間にちゃっかり自分用のキュロットも作成していました。
講習で作ったキュロットは膝下丈のものなのですが、自分用はお決まりのショート丈です
参考にしたデザインはこちら。
キュロットというか、ほぼショートパンツですよね(笑)
ラッキーな事に、私の体型がほぼ9ARのパンツボディと変わらないので、そのまま9ARのスカート原型を使用しました。(サイズの微調整はトワルを組んでからしています。)
両身組んだものを実際に着用して着丈やフレアー感も自分の好みに合う様に修正をかけていきます。
使用した生地はこちら
これはオランダのヴィンテージ生地です。
(おしゃくれさんからもらっちゃいました)
オランダといえばレトロな花柄が多かったりしますが、こんなシンプルな柄も残ってるんですねぇ☆
ヴィンテージ物なので1mも無い長さだったんですけど、ショート丈のものを作るには全然余裕でした
あとポイントは、裏地に付けたパイピング布です。
縫製上は特に付けなくても大丈夫なのですが、アクセントとして赤のパイピング布を使用しました。
でわでわ パターンが仕上がった所で早速裁断に入ります。
次回は縫製です。
早く履ける様にちゃちゃっと縫いあげますので、完成をお楽しみに~
ピヨ トレンド語録~ペプラムスカート~
こんにちは( ^∀^)
久しぶりのトレンド語録です
以前このパタンナーズライフでコーナーを勝手に作ってやっていたのですが、随分ご無沙汰になりました
新規の生徒さんも入学されて早くも1ヶ月。
来月は特別講習でトレンド講習初心者編~キュロットスカート~を行うので(詳しくはマイブランドを)、合わせてこのコーナーも復活させました!
今回の題材はペプラムスカート
ではまずペプラムとは?
ドレスやジャケット、ブラウスなどの上着のウエストから、下の短いフレアやひだ飾りの入った部分の事をいいます。
または短いオーバースカートのことです。
(ちなみに、フランス語ではバスク地方の民族衣装のことからバスクと呼ぶらしいです。)
<今日たまたま生徒さんがトップスのペプラムを着ておられたので、写真撮らせてもらいました>
ペプラムスカートはヒップの形を美しく見せ、女性らしいシルエットが洒落ている事で、1940年代にブームを巻き起こしました。
その後は長い間ファッション業界から姿を消していたのですが、去年辺りからカムバックしてきました。
昨年、海外セレブ達のファッションによく取り入れられていて、日本でも今年の春からはトレンドとして多くの雜誌等に載っています。
そんなこんなで、ペプラムスカートのパターンを引いてトワルを組んでみました
一般的にパターンの勉強はまずスカートから始めるのですが、オペラのカリキュラムの最初の3つで実はこのシルエットが作れる様になります。
パターンの勉強を始められたばかりの生徒さん!!オススメですよ
自分の体型に合わせて、細身の人はフレアー量を多めにすると良いと思います
ペプラムのボリュームがウエストのくびれを程よく強調してバランスよくなってくれます。
逆に少しふっくらした人なら、フレアーの量を控えめにして、あまりボリュームを出さない様にすると、スッキリ着る事ができます
最近はこの秋冬流行のレザーで作ったペプラムスカートもよく見ます。
素材によって全然雰囲気も変える事ができ、普段使いもフォーマルでもいけるシルエットなので、お好きな方はぜひぜひ試してみて下さい!!
ピヨの服~ドルマンマチ付きワンピース①~
こんにちは
まだまだ暑い日が続きますが、9月に入りもぅどこのショップも秋服が並んでますよね
服も靴もバッグも欲しくてウズウズしてます。
でもこの夏は色々出費がかさんだのでちょっと 自制して…、
って事で服は自分で作りましょう(´∀`*)
この間トレンド講習でドルマンシャツを作りましたが、今回はドルマンスリーブワンピースにしてみました。
参考にしたデザインはこちら
今回のドルマンは袖下~脇線にかけて、カーブになっているのでは無く、マチが付いているタイプです。
早速パターンを引いてトワルチェックしてみました!
が、 なんか取って付けた様な三角マチが気に入らないのと、それ以前に参考画とも何か違う様
な…゚(゚´Д`゚)゚
袖の切り替え位置が下がり過ぎている事から、切り替え~脇にかけての繋がりがおかしい事に気付きました
(ざっくりですが)スタイル画はこんな感じ。
このマチの付く位置や大きさによってどの様な変化があるのかを、実際のパターンを修正する前にサンプルを作って見てみました。
マチを大きめに作った仕様
マチを小さめに作った仕様
2つ並べてみました
(左がマチ大・右がマチ小)
腕を下ろした時にマチ大の方が押される分、身頃にドレープが多く出ます。
なのでもちろん着用時のゆとりも多く、今回のデザインだったらその分がウエストを絞った時に出るシワにする事が出来ます。
そしてカーブではなくマチにする利点は、カーブにした時にどうしても出てしまうつりじわが出ない事です。
(つながりが直線的になるので、ゆるいラインのシルエットが出ない事は欠点になるのかもしれませんが…(´Д`))
今回はここまで。
次回はパターンを完成させて縫製まで入れればいいなぁって思っています。
お楽しみに~ (ノ∀`)
ドルマンスリーブ縫製
こんにちは(*´∀`*)
もうすぐお盆休みでウキウキしている今日この頃です
以前行った特別講習のドルマンスリーブシャツですが、縫製手順を載せていなかったので、ここでUPしたいと思います
DVDとテキスト購入された生徒さんも、既にお手元にパターンがあると思うので、縫製がまだな方はぜひ参考に作ってみて下さい!
ではでは…
マーキングです。(W幅で1.5mギリギリでした)
下前立の表側を地縫いします。
身頃の前立付け位置の角をカットします。
下前立で身頃を挟み、こばステッチをかけます。
下前立の下側の縫い代と身頃の角をカットした部分を合わせて地縫いします。
上前立は先に布ループを仮縫いしておきます。
(先は形をきれいに整えてアイロンをかけておきます。)
上前立も下前立同様に、表側地縫い後、挟んでコバステッチをかける。
注①:下前立の角は見えている部分をカットし、上前立で包み込む。
注②:布ループにコバがかからない様に、布ループの中側を縫う。
前立が付いたら後は簡単です!
後身頃のギャザーを寄せてヨークに挟みます。
前身頃もヨークと縫い合わせます。
衿を付けます。
袖にロールアップ様の布をたたき付け、身頃と縫い合わせます。
脇を一気に地縫いします。
(脇地縫い後、カーブのきつい所の縫い代を細めにカットして、逆カーブにしてアイロンをかけると、つらずにきれいな仕上がりになります。)
パターン技術検定2級②
こんにちは☆彡
PM検定筆記を受けられた方は、既に合否のお知らせが来ている事と思います
合格された方は本格的に実技に向けて勉強スタートですね
今回はパターン技術検定試験、最後の一型をUPします。
2級JKの三面体です。
こちらがデザイン画
とくに凝ったデザインでは無いので、一つ一つのバランスを確実に決めてパターンを引いていきました。
サイズは
着丈61cm
肩幅38cm
バスト94.5cm
ウエスト80cm
けまわし101cm
袖丈60cm
袖幅32cm
袖口24cm
袖山は15cmでイセ配分はB19㎜ F15㎜ 計34㎜ です。
<出し惜しみなく記載しました(笑) 参考にして下さい。>
完成型
必ず類似したデザインが出るので、ダーツの配分や全体のバランスを覚えてしまって試験に備えてもらったら良いと思います。
(三面体と四面体とごちゃまぜにならない様に気を付けて下さい。)
それでは!試験を受けられる方は頑張って下さいね!!
講師一同、皆さんのご健闘をお祈りしています
カテゴリー: パターンメーキング検定関連, ピヨ
コメントをどうぞ
リフォーム こだわりある服づくり ⑦
こんにちわピヨです
前回の続きをUPしていきますね
早速ですが、パターンが完成したので、縫製していきます。
と言っても、まずはワンピースを解体する所から…
これが結構大変な作業です
次にマーキング。
汚れやキズのある所を除いてパターンを並べます。
そして裁断して縫っていきます。
パンツの切替を縫い、ポケットを付けて…と詳しく見てもらいたいのですが
細かく手順を載せると大変長くなるので、今回はポイントとなる所をUPしていきます
そのポイントとは
このデザインは明きの仕様が少々複雑です。
たま~に見かける仕様ですので、作る事があればぜひ参考にして下さい
…なかなか無いかな(笑)
パターンです
① 前ヨークと前リボンを接ぐ。
② ①と前リボン見返しを中表に合わせて周りを地縫いする。
※表側から縫い目が見えないようにリボン見返しの縫代を少し控えています。
※ここで注意するのは、前リボン見返しの裁端まで縫わない事です。
③ リボンを表に返して、前ヨークに切込みを入れます。
④ 前ヨークと前パンツを中表に合わせて地縫いします。
⑤ 前ヨークにコバSTをかける。
※表から見えるSTなので返し縫いはせずに、裏側で結びます。
⑥ リボン周りにコバSTをかける。
⑦ ヨークとリボンの境目にSTをかける。(パンツに貫通)
(裏側)
⑧ ヨーク×パンツと見返しを中表に合わせて地縫いし、ウエスト上部にコバSTをかける。
これで明きの仕様は完成です
こんな感じ
ではでは完成品をお見せします―っ
ヨークとリボンのパーツは生地の裏側を使用しました。
薄手の生地だったので裏地も付いています。
元は古着ですが、これからの季節に着るのにピッタリ!な感じに仕上がって我ながら満足です(笑)
今回はとても長くなりました
次作もこうご期待!!です(^-^)
リフォーム こだわりのある服作り ⑤
こんにちわ ピヨです
もうすぐGWですね~
(私は特に用事無いですけど…
でもこの機会にリメイクやトレンド講習、パターン検定1級の勉強をしていこうと思います!)
さてさて、おしゃくれさんに引き続き今回もリメイク作品を紹介します。
まずデザイン画はこちら
(以前にもお見せしましたが…)
春夏なんで軽めにショートパンツです
ポイントはウエストリボンがそのままベルトになっているところ。
そのために、パンツの明き位置も前中心ではなくて、左脇に持ってきました。
使用した生地はこちら
シャンブレーにプリントが施されています。
大分劣化しているので、実際はもっとはきりとした白のプリントだったと思います。
と、言うのもこの生地も勿論古着
もとはこんなワンピースでした。
この古着はタグがキレイに残っていたので、ブランド名をネットで調べてみました。
ブランドの詳細は分かりませんでしたが、古いモノだと1950年代のモノが古着を扱うサイトで販売されていました。
予想ですが、1950年~1980年代頃のアメリカにあったブランドで、現在はもう無くなっている様です。
今回使用したワンピースは品質表示のタグから、おそらく1980年代のモノだと思われます。
同ブランドのモノです
60年代 70年代
(おそらく)50年代のタグ
TONI TODD(トニ トッド)
婦人服のみで、シンプルで清楚な感じのものから、インパクトのある総柄のもの等色々あった様です。
今回のワンピースは肩に簡単な補正がされていました。(簡単過ぎますが 笑)
そんな所からも、どんな女性がこのワンピースを着ていたんだろぅ??等、想像が膨らみますよね
ではでは長くなりそうなので、このワンピースがどう生まれ変わったかは、また次回お伝えしたいと思います
リフォーム こだわりのある服作り ②
こんにちわ、ピヨです
3月も後半にさしかかり、やっと暖かくなってきましたね
前回のオシャクレさんからの続きです。
東京校では今、古着を解体して新たな洋服に作り変えるという「リフォーム衣料作成」をしています
デザイン担当は主に私がやらせてもらっているのですが…、
普段とは違い古着を使用するということで、最初にデザインを起こしてもイメージ通りの材料が揃わない事も多くあります。
そこで、デザインを決めるにあたって3通りのパターンができました。
① デザインを先に決めてから、素材調達をする
② 古着屋に買い付けに行って、その場でデザインを決める(決まる)
③ めずらしいプリントや刺繍・素材等の物は購入しておき、後からゆっくりデザインを起こす。
現時点で数型デザインが上がっているのですが、それらの中から少し分類してみました。
①
リボン付きショートパンツです。
派手目な色使いの花柄で予定していましたが、今回はこのシャンブレー×刺繍のOPを使う予定です
良い点:デザインを考えるにあたって、制限がない。
悪い点:イメージ通りの素材を探すのに時間がかかる。
②
デザイン画はウェストがリブ使いのワンピースです。
この古着の刺繍OPを見つけた時に、同店舗にあったカットソーと組み合わせて新たにワンピースorサロペットを作りたいと瞬時に思いました(完成品はまた後日)
良い点:デザインや素材の事を時間をかけて考えなくても済む。
悪い点:インスピレーションなので意識的に出来ない。
③
現代、そして日本には無い様な大胆な絵画調プリントに一目惚れでした
(今を逃したら次に無いかも っていうのも古着の醍醐味ですよね)
で、プリントを生かして考えたのがこのプルオーバーです <完成!!>
良い点:現代には無い、古着ならではの良さをそのまま生かす事が出来る。
悪い点:先に素材(要尺等含めて)が決まっているので、デザインを起こすのに制限がある。
デザインを決める上で一番辛かった事は、やはり素材調達でした
古着屋を巡るにあたっても、慣れない土地(東京生活一年半)の上、最近古着とも縁遠かったので関東の古着屋事情は皆無です(笑)
なので、ネットで調べたり、身近な人に聞いた所を片っ端から行きました。
<情報を沢山頂いた生徒さん達に感謝です>
逆に楽しかった事や新たに発見した事は、
*古着でもそのまま着用する訳では無いので、サイズが大きかったり、イマイチなシルエットだった
り、少々欠損があってもお構いなしに良いと思える品が購入できる事。
*現代では無いようなプリントやボタン等の副資材を見つけられる事。
*2着と作れない本当の1点物の洋服を作れる事。
そして最後に、
*自分でデザインしたものが形になる事でした。
細かいデザイン内容等はまた追ってUPして行きたいと思いますので、今回はこの辺で…
ではでは次回もお楽しみに~
ピヨ ~ボディについて②~
こんにちわ、ピヨです
工業用ボディについて、前回の続きです。
みなさん、ボディってどのようにして作られているか知っていますか?
前回紹介した、当スクールでも一番愛用しているキイヤのキプリス9AR。
こちらのボディーメーカーは昔ながらの製造法で、ほぼ手づくりで作られています。
~ボディが出来るまでの過程~
① 雌型(めがた)と呼ばれる型に厚紙を湿らせて沿わせ、張り子を作ります。
<張り子=布を貼る前の状態のボディ>
② 紙だけだと乾燥した時に縮んでしまうので、上から石膏をふります。
(そうする事で強度も増します。)
③ のりで厚紙を三層に重ねます。
④ ボディの前後を合わせて、首の穴から内側に石膏を塗り、型から外します。
⑤ 出来上がった芯材を乾燥室で一晩寝かします。
⑥ 乾燥したボディの表面をサンドペーパーで削ったり、凹んだ部分を石膏で埋めて表面を綺麗に仕上げます。
⑦ 布張りをします。
(工業用ボディは綿か麻混のしっかりした生地を使いますが、ディスプレイ用ボディは注文客の希
望する生地を使います。)
※1体完成させるのに最短でも3日かかります。
工業用の年間生産量がたったの約1300体。
手作業ならではの台数ですね。
中国では樹脂成型でボディを作っているメーカーもあるそうです。
ただ、それには1型何百万もする高額な金型が必要になる為に、ボディの型数が多いメーカーには膨大な投資となってしまいます。
それよりも、昔からの技術を今に引き継いで、1体1体手作業で作られているのだと知ると、すごく温かみがあり、大事にしようと改めて思いますよね。
そのボディから私たちの手で作られる服も同じですよね。
機械で何でも簡単に作れる現代ですが、だからこそ逆に手作りの良さが伝わると感じます。
最近生徒さんの中にも、普段着やダンス用の衣装等を自ら進んで製作されている方が多いです。
私も負けない様に色々作ってまたブログで紹介させてもらいますね
ではでは今回はこの辺で
ピヨ ~ボディについて①~
今回はボディについてです
以前、パタンナーズライフでもボディについて取り上げた事があるのですが、
今回我がスクールにニューフェイス(?)のボディがやって来たので、新たに取り上げてみたいと思います。
まずは、
ボディとは
ボディには大きく分けて「商業施設等でディスプレイ用や陳列・演出用に使われるもの」と、「服作りに使用するもの」の2種類に分かれています。
演出用ボディ
*DP等用は、着せ付ける衣服や帽子等の雑貨が見栄えする様に作られており、脚部も
ボディの一部としてこだわって作られています。
「服作りに使用するもの」には工業用ボディと、ヌードボディがあり、
工業用ボディ=既製服を作る上で必要なゆとりが入っているボディです。
(ゆとり:・人間が呼吸や動作時に必要とする最小限の寸法
・人が洋服を身にまとった時に、1番美しいバランスで着用できる形を表しています。)
ヌードボディ=人体のサイズに近い形状・寸法で作られており、ゆとりの入っていないボディです。
工業用ボディ ヌードボディ
次は、
スクールで使っているボディについて。
キイヤ
ニューキプリスA体型レギュラー
1981年に発表された初代キプリスから14年後、新たに発表された2代目がこのニューキプリスです。
あらゆる年齢・体型のバリエーションを網羅し、快適な着心地や、より美しいシルエットを追求する事を目的として開発されました。
プロのシェア率も高く、JIS規格の体型区分A体型のサイズにほぼ準拠し、ウエストのサイズは20代の数値を採用してあります。
本校で使用しているのは標準的な9ARです。
その他にも5AR~15ARまで、バスト3cm・ウエスト3cm・ヒップ2cmUPでサイズ展開されたボディが揃っています。
そしてこの中に入っているゆとりはバスト5cm・ウエスト0cm・ヒップ3cmとなっています。
次にアミコのドレスフォームです。
こちらは、Junior(ジュニア)・Miss(ミス)・Tallmiss(トールミス)・Missy(ミッシー)・Mrs.(ミセス)と、年代別で女性の身体の変化を捉えたボディが揃っていました。
しかし現在ではMiss(ミス)のみの生産となっています。
<このMiss(ミス)自体も一時は市場から消えており、昨年9月に再び3rd EDITIONとして、8号・10号のみ販売を再開される事となりました。>
このMiss10(3rd EDITION)が本校に新たに加わったボディです。
並べてみると微妙にシルエットが違うのが分かりますよね
これらのボディをもとに、最初に原型をとりパターンを引いていきます
次回はこのボディが出来るまでの工程等を詳しく調べてUPしたいと思います