TOP » 2012 年 3月 14 日 – パタンナーズライフ

2012 年 3月 14 日 – パタンナーズライフ

リフォーム こだわりのある服作り ①

今回から新企画です!
リフォーム!

普通のリフォームではないですよ!

さてどんな企画かといいますと・・・
「古着」
巷には古着がたくさんあります。古着を「生地」と考えました。

そうすれば、現在では、コストの面や、織り機がなくなってしまったなど、希少性の高い、確かな「オリジナル」の生地を使って、本当にこだわった、1着を作ることができる!

なんというのでしょうか、いわゆる「再構築」です。
 
コストがかかりすぎるので、これは様々なブランドがやりたくても出来ないことです。  
たとえ出来ても、値段が高すぎて手が届きません。色々なブランドが試してはいますが、大変な値段します。量産では出来ないということです
 
じゃあ自分で作ってしまえばいいのです。それができるのはオペラだけだと思います。 
オペラで技術を学べば、好きなシルエット、ディテール、思い通りに出来ますので、 
ヴィンテージ、アンティークの生地を使って本当の1点ものを作って満足してもらえるはずです。
作業をしながら、色々出てくる問題点、もっとこうした方がいいんじゃないかという改善点、服を作る上で注意している事、
古着の仕入れ、生地に関する事 など、このブログを通じて少しでも服を作る事が楽しく、難しく、そして達成感があるものとお伝えできればいいなと思います。


 
ではでは・・・前置きが長くなりましたが、

さあまず何から始めましょう?

デザイン?コンセプト?
みなさんはどこから服作りをされるでしょうか?
生地によって、合うデザイン、合わな いデザインがありますから、まずは実際に生地を見て、作ってみないと分かりません!

私たちはまず、見つけた生地に合わせてデザインし作っていく。という方法にしました。
ですので・・・ まずは生地が無ければ始まりません。
 
この先どんな風に生地を調達するかは、調べながら、方法を模索していきます。
まあ慣れてきて、画像だけで判断できれば、ネットでもいいですし、高い生地などはオークション・・・ということも考えています。
今回は古着屋に足を運びました。
東京で古着屋・・・ 、といってもいろいろありますねえ。
古着屋は高円寺 吉祥寺 原宿 渋谷 中目黒 あたりがメインで、高円寺、吉祥寺は古着のお店が多く点在しています。


で、購入したのがこれ 
ヴィンテージ!!  
というほどのものではありませんが、生地として考えた時、今の生地には無い雰囲気を感じます。
 

 
まずは、素材がどんなものか分析ですね・・・good

(すいません、こうゆうの大好きです・・・)

タグのロゴ、シルエットから判断するとわりと最近のものかと思います。糸はタテ糸にシルク糸を使い、横は綿かと思います。いわゆる柄があるのでジャガードと呼ばれるものですね。   
いや、シルクですね。光沢が面白いです。
現在の既製服は柄合わせ(特に日本製)も完璧に合わせられていますが、お国がらか、やや柄がずれています。実際の縫製はどこでされたかは不明ですが、日本ならもうちょっと縫製がきれいでしょうね・・・


縫製している糸は綿糸のようです。ただ、縫製の際に糸と生地に摩擦が生じて、プツプツと穴が開いたようになっています。生地に対して、糸が合っていないという感じです。あとは、ばらしてみて、芯や縫製がどうなっているか確認ですね。
(すいません、やっぱり楽しいです・・・)


こんな形で、新たにオペラにしか出来ない事を模索し、服作りの楽しさを伝えていきたいと思っています。次回は他にも数点購入したのでそちらをレポートしていきたいと思います! 
 
それではお楽しみに!!!!  

カテゴリー: オシャクレ | コメントをどうぞ