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2012 年 10月 – パタンナーズライフ
2012 年 10月 – パタンナーズライフ
ピヨ トレンド語録~ペプラムスカート~
こんにちは( ^∀^)
久しぶりのトレンド語録です
以前このパタンナーズライフでコーナーを勝手に作ってやっていたのですが、随分ご無沙汰になりました
新規の生徒さんも入学されて早くも1ヶ月。
来月は特別講習でトレンド講習初心者編~キュロットスカート~を行うので(詳しくはマイブランドを)、合わせてこのコーナーも復活させました!
今回の題材はペプラムスカート
ではまずペプラムとは?
ドレスやジャケット、ブラウスなどの上着のウエストから、下の短いフレアやひだ飾りの入った部分の事をいいます。
または短いオーバースカートのことです。
(ちなみに、フランス語ではバスク地方の民族衣装のことからバスクと呼ぶらしいです。)
<今日たまたま生徒さんがトップスのペプラムを着ておられたので、写真撮らせてもらいました>
ペプラムスカートはヒップの形を美しく見せ、女性らしいシルエットが洒落ている事で、1940年代にブームを巻き起こしました。
その後は長い間ファッション業界から姿を消していたのですが、去年辺りからカムバックしてきました。
昨年、海外セレブ達のファッションによく取り入れられていて、日本でも今年の春からはトレンドとして多くの雜誌等に載っています。
そんなこんなで、ペプラムスカートのパターンを引いてトワルを組んでみました
一般的にパターンの勉強はまずスカートから始めるのですが、オペラのカリキュラムの最初の3つで実はこのシルエットが作れる様になります。
パターンの勉強を始められたばかりの生徒さん!!オススメですよ
自分の体型に合わせて、細身の人はフレアー量を多めにすると良いと思います
ペプラムのボリュームがウエストのくびれを程よく強調してバランスよくなってくれます。
逆に少しふっくらした人なら、フレアーの量を控えめにして、あまりボリュームを出さない様にすると、スッキリ着る事ができます
最近はこの秋冬流行のレザーで作ったペプラムスカートもよく見ます。
素材によって全然雰囲気も変える事ができ、普段使いもフォーマルでもいけるシルエットなので、お好きな方はぜひぜひ試してみて下さい!!
メンズカジュアルシャツ(半袖)③
こんにちは。めっきり涼しくなってきました。
が、半袖を仕上げました。
来年が楽しみです!
ちなみに春あたりに作ったPコートを今年着るのが楽しみです。
まあもう一回作ろうかなとも思っているのですが。
さて前回は襟を作ったところまでだったので続きを。
衿付け完了した状態です。
衿をめくるとこんな感じです。台衿端はごついので、わざと端のコバをしていません。
なんとかブラザーズのシャツも同じようなステッチです。
台衿はちょっと芯がごつかったかなと思います。薄手を貼るか、ちょっと固めの芯を仕上がりにくりぬいて使えば良かったかなと思います。
次は袖付けです。
ちなみに、トワルで組んだ状態より、袖山は1cmほど削って、修正はかけています。
折伏せ縫いです。強度を上げ、中の縫い代をキレイに仕上げるためにかけていますが、あまりステッチの幅が太いと、身頃に吊りシワが出過ぎてしまうため、少し細い幅にしました。
脇を縫う前に先に裾を三つ折りしますが、三角ガジェットを裾に挟んでおきます。
その後、ガジェットを差し込んで、脇を縫って完成です。
上写真左側にガジェットを差し込むので、三つ折りステッチは中途半端な場所で縫い止まっています。
後はボタンを付けて完成!!
まあ猫背ですいません。。。
既製服ならいつも肩先に引っ張られて動きにくいですが、ややタイトにしては袖が動かしやすく感じます。
あとはガンガン洗って、着てみてどんな変化が出るか、楽しみです!
今度は長袖でも作ろうかな・・・
遅れましたがリフォームします。
こんにちは k です。
錦繍の時節となり、皆様ご健勝にご活躍のことと拝察いたします。
…て、まだ紅葉も色付く気配すらありませんね…(笑)
朝晩はまあまあ冷え込むようになりましたが、まだ夏の名残がありますね。
さて、私事ではございますが、色々やっておりましたことがようやくひと段落つきまして、多少余裕が出来そうです。
本当はスリーピーススーツ仕立てたいところなんですが、それはまた後日にして寝かせてた企画を先に進めようかと思います。
リフォームします!
他の講師の方々は幾つか作られてたのですが、私自身はその時別の企画してて携われなかったのですが素材はちょこっと手配してました。
そんなに値段がはるものではない安い古着ですが、今回使用しようと思う素材はこれです。
で、作るものはありきたりですがワンピースにしようかと思います。
今回の課題は「①既存の縫製を生かす」ことと、「②ダメージ部分をどう処理するか?」
という二点に注目しようかと思います。
①既存の縫製について、まず自分はシャツのヨーク付近の縫製はデザインとして生かし、尚且つスカートのビーズ刺繍の部分とかも生かせないかなと考えてます。
リフォームの楽しみの一つとして、
既存のものを利用しそれを新しくカッコ良く作り直す。
というものがあると私は考えてます、
センスが問われる課題ですが、世界にひとつだけのものを作れる喜びというものがありますよね。
(…まあ、センスについてはあまり期待せず見守って下さい。笑)
一応イメージのデザイン画はこちらです。
作業工程の組み立て方もそれに合わせるので、作図→トワル→縫製といった決まったスタイルではなく、用尺や既存の縫製、シルエットに合わせて縫いながら変更したりする部分もあると思います。
次に②ダメージ部分の処理ですが、
今回の素材は正直物があまりよくないです、生地のダメージが結構ひどいです。
特に上着ですが、織り生地の糸の部分が切れてしまっています。
こ、こいつぁひどい…
後ろ身頃が全体的にこんなだしなぁ、どうしようかなぁ…と考えておりました。
そこでふとヒラメキ!
ひっくり返せばいいやんか!と、
後ろ側の生地はダメージ少ない上、表情がほとんど変わらないのでこのまま使いましょう。
メンズシャツなので前たての打ち合わせの部分なども逆になってちょうどいい!
といった事を考えながら、おおまかに進む方向を決めてさっそくほどいていきましょう。
では、長くなりましたので続きは次回で!