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2013 年 3月 – パタンナーズライフ

デニムリペア③

早速ですが、前回の続きで、デニムリペアです。

修理を頼んできた人の生活が結構ハードなので、全体的にリペアをかけております・・・

前の膝から腿にかけては、また破けてしまいそうだったので、当て布をすることにしました。

ある程度滑りが良く、表地と同じくらい伸びる生地を選びました。

(脇も外してほとんどバラバラ状態です。)





ポケット口もズタボロだったので、別生地で接いでしまったほうが早いと思ったので、切り替えています。


ポケット口はジグザグ縫いをして補強しました。


こまで来るとついでに後ろポケットも補強しました。(どんどん作業が増えていく・・・(>_<))


あとはトリプルステッチで縫います(この作業もなかなか・・・リーバイス501のレギュラーならダブルなので楽なのですが、ワークウェアはトリプルが多いので大変です。)



最後に色付けとヤスリをかけて完成・・・
実はこれが一番大変です。
ステッチは薄いグレーで縫いましたがそれでも光沢があったりすると、
いかにも「縫いました!」感が出て目立つので、少しヤスリをかけてから色を乗せると馴染んできます。

今回は茶系の色も混ぜて全体的にトーンを落とした仕上がりをイメージしました。

これもリペア部分だけだと目立つので、リペアしていない部分まで色を付けていきます。

最後に定着剤を付けて・・・

完成です!!








なかなか雰囲気良く仕上がったかなと思いますが、後何年持つでしょうか・・・
良くデニムを洗わないと色落ちが良くなると言いますが、できれば生地が腐ってしまわない程度に・・・

皆さんもお持ちのデニムをリペアしてみて下さいね!!

オペラの生徒さんはもっと細かい所までお伝えしますよー(^-^)


 

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K:リフォーム続き③

こんにちは K です。

 

…春がやってきてますね…花粉とともに。

 

さてさて、縫製の手順などをちょくちょく挟んだので、UPし損ねていたリフォームの続きを上げようかと思います。

 

①まずはトップス部分の縫製

全体的な寸法を削り、絵型のようにフィットさせた形にします。

ヨークの部分と前タテはそのままにし、バストダーツをとって少しドロップ気味の袖にします、カフス側は気持ちギャザーを入れます。

ポケットはこの時縫い付けておきます、(生地が足りなかったので地の目をヨコにとりました)

 

薄くて透ける生地なので縫い代は袋縫いで縫おうと思います。

袖口のスリットをつけてから本体に袖を縫い付け、脇下~袖口まで一気に縫います。

 

その後薄手の芯を貼ったカフスを縫い付け、ボタン等つけます。

 

襟の形もスタンドにしてはでかいし、折線が少し劣化していたので、その部分を折り込んで形を整えます。

 

これでトップスは完成です。

 

②スカートを縫い付ける。


スカートはそのもので完成しているのですが、タックスカートでしたので解くとすごく大きな輪になってしまいました。

それを見頃の寸法に合わせながら再度たたみなおします。

 

 

見頃に一度縫い付けてから、折り返してさらにステッチでとめるような縫い方をするので、床上がりなどがズレてしまわないようにこまめにボディに着せつけてチェックします。

見頃に地縫いで止めつけてロックミシンをかけます。

 

これでだいたい完成ですが、リメイクものにしては無難です多少オリジナリティが欲しいものです。

 

③別布ベルトをつける。

別に購入していたスカートをベルトの飾りにしますので、スカートをバイアスでカットしてテープ状に繋げます。

②で解体して再度芯を貼ってつなぎ合わせたヨークベルトの周りを、このテープで包みベルトを完成させます。

ボディに着せつけながらバランスを見てベルトつけ位置を決める。

このときそのまま付けるとストンとしたシルエットになってしまうので少し身頃にギャザーをいれ、腰周りで段差をつけるようにします。

ベルトの寸法不足分はそのままデザインに反映させます。

(デザインのつもりで乱雑気味なハンドステッチなどもいれてみます…)

ベルト本体は上からミシンでたたきます。

 

④完成

丈的には158cmの人が着てフルレングスになるくらいです。絵型くらいですね。

少しエキゾチックな雰囲気のシャツワンピースが完成しました。

裏地等はつけておりません、夏向きの素材ですね。

上のシャツなどは多少作図で調節しましたが、細かい部分などはボディに着せつけながら微調整しました。立体と実物での作業がほとんどでしたね。

 

 

 

 

 

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デニムリペア②

ありがとうございますm(__)m

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さて、前回からの続きで、デニムリペアですね。
ズタボロなデニムのリペアです。
よっし!

ヒップから股下にかけて芯を貼ったところです。

やや固めのものを使用しました。
着用者の生活が結構ハードなので、柔らかくしてしまうと、またリペアしないといけないからです。

後はダーっと縫います。

使用した糸は
90番手の糸
です。
これは細いものを使っています。
太いもので何回も縫製すると、糸と生地の摩擦で、生地を縮めてしまうので、ガチガチになってしまいます。
今回はその分芯は固めのものを用意しているので、強度的には問題ありません。

糸はやや薄めのグレーを使用しています。

色も重要で、縫った糸がはっきり見えすぎると、いかにも「リペアしました」感が出て、目立ってしまうため、生地に馴染みのいい色を選びます。

(※こだわる人はデニムの色落ちに合わせてグラデーションに糸を変える人もいます。)



ちょっと均一になり過ぎました・・・
もうちょっとランダムにかけた方が良かったですね。


次に裾です。

これもボロボロ・・・。とりあえずバラバラにして芯を貼ります。


裾は基本的に、地面に擦って、生地自体が無くなっている事が多いです。
なので、芯を貼ってジグザグにミシンをかけてから三つ折りします。



ポケット口にも裏から芯を貼ってジグザグに縫いました。
ただリベットは外せないので、私は手前で止めています。
(※ここも設備が整っているところはリベットを打ち直す事もあるそうです。)




ちなみに、表からのステッチは全て30番手で縫っています。
(一本針で3回縫うのはなかなか・・・・・(||´Д`)o)




ポケットの中もこんなことに・・・

これは芯を貼っては出来なさそうなので、別生地で接ぐことにしました。


結構いい生地の余りがあるので、コイツを使います。
(古着のハギレとかでもいいかもしれませんね。)


結構手間かかってきました・・・
ただ、このままだと膝あたりがまた破けそうなのでもうひと手間加えることにしました。

今回はこの辺で・・・
では次回完成です!!
お楽しみに!


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