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2013 年 10月 7 日 – パタンナーズライフ

カットソー講習

大阪での芯地講習が終わりまして、早速10月期の生徒さんが入って忙しくなってきました(^_^)
ちなみに芯地講習は皆さんに好評のうちに終わりました。ちょっと笑いも交えながら、皆さんに満足してもらえたかなと思います :lol: 大阪のみなさんまた宜しくお願いします!!



ちなみに、
生地の勉強をずっと続けているのですが、ほんとに良く出来ているなと思います。
特に昔から使われている生地は理由があることが多いみたいです。

有名なバーバリーの生地もギャバジンを使っていますが(最近では高密度に織られた長繊維をもちいたギャバジンをバーバリーと言うようですが)アウターの目的に本当に適した素材だと思います。

高密度に織られているので、防風、防水、強度、軽さなど挙げればキリが無いくらい適しています。100年も前に開発されて、今も淘汰されずに生き残っているものには必ずそれなりの意味があると思います。

このまま続けて、いつか生地開発とかしてみたいですね~ :-D

さて、大阪での講習を終えたばかりですが、以前から準備していたカットソー講習を開催しました。
ですので、お話を少し。


なかなかいい生地が手に入りまして、個人的には気に入っています!!

鹿の子ではなく鹿の子風ジャージです。 :-D

ひとまずネイビーグレーで用意しました。


やや光沢があり、しっかりした作りの生地です。
普通鹿の子はあまり硬いものを使わないのですが、これは、横にだけかなり伸びてくれる生地でした。
縦に伸びるとシルエットが崩れるので、あまり好きではありません。
しかもナイロン10%混の綿なので、強度が高く、着ていても着崩れしにくそうです。




縫製はレジロン(ナイロン)で縫い、引っ張りに強くしておきます。


今回は硬い素材だったので必要ありませんでしたが、家庭用や、1本針のミシンで縫う場合はより滑りの良いアタッチメントに変えるべきでしょう。

家庭用の方はジグザグ縫いの幅を狭くして、伸縮性をもたせるなどの工夫が必要です。
(まあ高級なロックをお持ちの方は別ですが・・・ :-o

後は芯ですね。
AM300というニット芯を使用しました。
かっちりした衿作りをしてこの素材の光沢に合う高級感を出したかったので
少し固めの芯です。

こちらも横のみに良く伸びるので、きちんと表地についていくか確認してから選んでいます。




↑の生地を使って↓のポロシャ
ツを作成しました。


では完成は近々「マイドブランド」のほうで!!

お楽しみに!!

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