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2017 年 1月 – パタンナーズライフ

ドレスシャツ研究⑥

先日は暖かい日もありましたが、また寒くなり体調を崩される方が生徒さんでも非常に多いです。

皆様手洗いうがいを致しましょう ;-)

 

さて早いもので4月期からの入学受付がじわじわと迫ってまいりました。

2月26日から受付開始です :-P

その日に体験セミナーを行っているのですが、もうすでに多く予約のお電話頂いております

入学をお考えの方は是非ご予約下さい!お電話お待ちしております!

 

 

では、ドレスシャツの続きです。

縫製的に気になっていたところのみをピックアップしていきます。

 

気になっていたところである袖口のあきから。

 

 

こんな感じの仕様でしたね。

ごくごく細い三巻(0.3c)で土台に切り込みを入れて強引に縫っています。

パターンはこんな感じになるかと思います↓

 

 

もう一つの特徴は剣ボロと呼ばれるパーツに切り込みが入らないところです。

通常は切り込みをどうしてもいれるのですが、これは入れていない仕様です。

特に薄い生地の場合は切り込むと透けて見えるので気になりますし、強度的に問題にもなります。

個人的に好きな仕様ですね。前中心明きにも使えそう・・・ ;-)

 

縫製の手順は・・・(また白で見えにくくてすみません :cry:

 

 

折った剣ボロのパーツを土台に裏から地縫いし・・・(上端の縫い代は折り込んでおきます。通常ならすでにここで切り込みが入ります)

 

 

切り込みを入れます。

 

 

細く折ります。この時切り込み先は少しカーブするので、縫い代のみすこし伸ばしながらアイロンをかけます。

 

そして、てまつり。少し細かめ(0.2c位の間隔)にしてあまり伸びないように意識しました。

吊ったりしないよう注意しながら流しまつり(螺旋状に縫います)。

 

その後表に剣ボロをひっくり返して

私はしつけで仮止めします。

理由は吊るからです。

ピン打ちではどうしても少しつまんでしまいますので、生地が湾曲します。

なのでドレス系の繊細なものを縫う時は、ざっくりでもいいので細い糸でしつけをするようにしています。

↑少し生地は引っ張られています。

 

あとはぐるっと縫って完成。

 

 

裏側は切り込み先より下にステッチがあるのでほつれません。

生地は薄く仕上がるので少し柔らかい印象になりました。

 

 

次は衿ですが、

↑こんな仕様でした。

 

 

変わっていたのがここで何か難しいところがあるんじゃないかと期待していましたが、実際に縫製してみて特に注意することはありませんでした :cry:

 

個人的には薄くて透けるので、切り込みがちょっと気になるなあくらいでしょうか。

 

 

今回接着芯でつくりました。ですが硬くなりすぎたと思います。接着無しで次回は挑戦したいです :-| まあパリっとしていてこれはこれでいいんですが・・・

 

 

後は通常のドレスシャツと同じ感じですが、袖下で折り伏せ縫いをするとき、袖が細いせいで非常にやり難かったです。

あと生地自体小さなシワが非常に消えにくいです。(安い生地はこういったところが・・・ :-|

 

前ヨークはてまつりです。作業中時間間隔がなくなるので、最近手作業が好きですね :-)

 

さてボタンホールで完成です。ボタンホールはちょっと練習してからにしようと思います。普段やっていないので、期待はしないでください :cry:

 

ではま次回完成!

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様々なお直し③-1

こんにちは K です。( ´_ゝ`)

 

明けましておめでとうございます。(遅)

マイブランドの方ではご挨拶をしましたが、こちらではまだなので…

今年も本校、本ブログをよろしくお願いいたします。

 

いやぁ、ようやく冬本番といった気温なので参ります(;´・ω・)

カイロで武装しなければ、手がかじかんで震えてしまいます。

ああ、はやく春になればいのに…

 

さてさて、前回お話してましたシルエットのお直しについてです。

この形をもう少し身体にフィットした感じの形にしてくれといわれました。

サイズは13号くらいの方の物で、今の形はズドンとしたシルエット、前の切り替えに謎のフレアが入っています。バストは変えないでくれとのことで引き受けました。

 

まず着用してもらってどのぐらいタイトにしたいか、フィッティングしながらつまんでいきます

(着用した方から許可がおりませんでしたので、着用画像はありません、すみません)

左半身をつまみました、…かなり大きな工事になりそうです。

コチラを着用した方がバストが大きめで前アームホールがあまっていたので、そこも閉じる必要があるかなぁと思うけど生地が足りないので、バストも少し削ることになるかも…と考えてました。

とりあえず寸法を書き出します。

メモ書きですみません。

とりあえず最も削ってる位置からウエストを割り出し、あとはポイントを決めて削る寸法を決めます。

とりあえずこんなぐらい…と書いておきますが、形によってはそこまで変化できないとは思います。

生地に限りがあるので、できないこともあります、それでどこまでなら出来るかなぁと考えます。

 

ダーツがそのまま取れれば、さほど苦労はないのですが…

この生地の柄が気に入っているので、できるだけダーツは取りたくないとのことでした。

まあそういう商品じゃなきゃ、直そうと思わないですよね、思い入れがあるものなのです。

 

しかし、となると操作できるのは脇と前の謎切り替えのところだけです。

このままではどうしようもないので…

 

ばらします!

バッ!!

あ、ポケットもついてるので、ポケット縫い直しですね。

 

そして、パターンに形をうつします。

寸法だけでも形はそれなりに取れますが、どうせ全て縫い直ししないといけないぐらいなので、いさぎよく!!

 

あ、バラすときに必ず仕様を細かくメモを取っておくことは忘れないようにしないといけませんね。

最近は携帯で画像がとれますので便利です!

細かい仕様はしっかり画像で残し、縫い代も控えておきましょう。

うっかり控え忘れたら、生地の折り目を測るか、ミシン穴の縫い目からおおよその数字を出すようにすれば良いです。

 

さて、では一度写し取った作図をメモ書きのサイズ分削って組み立ててみます。

 

ん…ん??っていうバランスですよね。

ここから、修正をかけて自然な感じに仕立てていこうと思いますので、次回は修正と縫製までです!

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ドレスシャツ研究⑤パタパタモードくん

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします!

2017年になりましたね :-P

初詣やセールなど人が多すぎるせいでなかなか外出しておりません。正月感が一切ない今年・・・

中頃になったらちょっと出ようかと思いますが、(まあたぶん服を見にいくのですが買わないで、ちらちら見るくらいですかね・・・販売員の方ごめんなさい :-|

 

さて去年の仕事を引き続きを

 

 

前回ちらっとお話していましたが、

こちら↓

 

以前から生徒さんにお伝えしていますが、

なんとアパレルCADが無料!!

実際ダウンロードしてやっていますが、無料!

なにかあるんじゃないかと思いましたが、やっぱり無料!

いや、そんな時代になったんですねえ・・・

 

アパレルCADはプロのパタンナー向けという考えがほとんどでしたが、これで趣味の方にも広がりより気軽にパターンが引く事ができます。

(まあパターン引き始めは確実に手で引いて、線を見て手で覚えるというのは必要ですが)

これでいろんな事ができるのではと模索中です。


詳しくは↓コチラ

http://www.jcs-web.com/jcs/modekun

 

 

さてそんなわけで慣れるためにあいてる時間を見つけては少しずつ練習しております。

 

今回は

手で引いたパターンを

写真にとり

CADソフト上でトレース

までを練習で使用しました。

 

こんな感じで専用のシート(これも自身で作成可能です。透明なシートにマジックでマス目の線を引けばいいので)に挟んで写真をとります。

 

ここで適当に撮ってしまうと後々苦労することに・・・なにかいい方法がないか模索しながら使っております・・・ ;-)

 

 

データをトレースするとこんな感じになります。

データを出力して元のパターンと重ねるとズレが発生しました。

おそらく設定の問題かと思います・・・ :-|

ここももう少しズレない方法を模索しております。が、今回は出力→照らし合わせ→データ修正で形にしました。

 

ここから先はクレアコンポ(東レのCAD)方との互換性確認のためデータ移動してから工業用にしました。

 

パターンはここから前回の修正点を踏まえて手直ししました。

縫製してみた結果を見て、またパターンを載せようと思います :-)

 

 

・・どんな生地で作ろうかと思いましたが、シンプルに100双のブロードにしました。

ドレスシャツに使う薄めの生地です。

もっと薄いの探しましたが、扱い難さや作る人の少なさのせいか生地がなかなか見つかりません。ネットで購入してもいいですが、時間がかかってしまいますし、やはり実際に触って確認したいところです。

 

縫製に入る前に・・・

針は細いものを

押さえ金はテフロン押さえで滑りやすく。

糸は珍しいものを。個人にはあまり販売していないもので80番のテトロンで縫い縮みを防ぎます。

参考の古着も同じくらいの細い糸を使用していました。

 

 

年末には↓ここまで進んでいましたが、なかなか手縫いもあって進みにくい・・・ :-|

でも「作っている」感じは手縫いのほうがありますし、既製品にはない雰囲気が出せるので面白いです!!

 

次回は縫製を進めていきます!

 

 

 

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