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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2017 年 8月 – パタンナーズライフ
2017 年 8月 – パタンナーズライフ
ポロシャツ講習②
みなさま、こんにちは。O岩です。
東京OPERAでは8月・9月とポロシャツの縫製講習を行っております!
ちょうど、9月の講習は前立てからの人が多いのではないでしょうか。
前回の続きになります(^^♪
今回は衿付けと前立て、そして袖付けとスリット。
そうです完成までやりますよー(^^)/
Ⅴ、前立てを縫い付ける
前身頃に入れていた印に合わせて前立てをセットします。
前立ては上から下までではなく、上から縫い止まりまで縫います。
前立てが縫い付けれたら印の通り切り込みを入れます。
※ここで注意
先に全て切り込むと伸びたり裂けてきたりするので切り込むのは途中までにします!
衿が挟み込めるくらいあれば十分です(^◇^)
Ⅵ、衿を付ける
前立てを中表にし、その間に衿を挟み込みます。
ここで表衿と裏衿をよく間違えがちなので注意してくださいね♡
画像ではわかりにくいと思うので断面図も用意してみました(^^)
ソーイングの時にもよく言うのですが1度、出来上がった状態にして確認してください!
そうしたら間違える事はないと思います!
このまま衿ぐりをグルっと縫います。
縫えたらロックミシンをかけます↓
ここまで出来たら切り込み印を全部切ります。
切れたら前立てを表に返してステッチで押さえていきます。
裏側はこんな感じ↓
切り込んだ時の三角形と持ち出しを縫い付けたら前立ては完成です(^_-)-☆
最後に衿の縫い代と身頃を表からステッチでたたいて押さえると衿も完成!!!
Ⅶ、袖をつける
今回は袖下一気縫いになるので先にアームホールと袖山を縫っておきます!
次に脇線を縫います。
裾から袖まで一気に縫いますよー!
※ここで注意
合印を合わせていけば問題ないのですが伸びてしまっている可能性もあるので一度確認!
袖下は縫い代が重なってゴツゴツするので段差を付けてます!
後身頃(B)が下で前身頃(F)が上になるように縫います。
Ⅷ、スリットを作る
事前に前身頃にだけロックをかけます。(スリット開き止まりより2cm程上まで)
袖下から前身頃&後身頃を一緒にロックをかけます。
スリット止まりを越えてすぐくらいに前身頃を避けて、後ろ身頃のみにロックをかけます。
出来上がったら表側から押さえステッチをかけてスリットも完成!!!
いやいや、ポロシャツ完成です!!!!!
ボタンはまだ付けてませんが(-_-;)
120cmの子供サイズなので試着は出来ませんでしたが・・・笑
2着縫うと次からは楽に縫えると思います(^◇^)
是非是非、たくさん作って来年の夏もエンジョイしてください!
そして!! 現在、パターン検定に続き、スカートの動画を作成中です!
どうやったら見やすいか、分かり易いかを色々探りながら撮影しています。
お楽しみに(^^)/
ご清聴、ありがとうございました。
ポロシャツ講習①
みなさま、こんにちは。O岩です。
現在、東京OPERAで『ポロシャツ講習』を行っております。
大阪のクリエイティブホリデーでもお馴染みの講習です !
今回は‘’おさらい‘’としてポロシャツの縫製手順をお届けしたいと思います(^^)b
2着目、3着目、いっぱい作ってください(^^♪
生地は自分用ポロシャツを作った時に余ったデニムニットを使いました。
ではセッティングから↓
①針は地糸切れを防ぐ為、ニット用のボールポイントを使います。
②糸はレジロンを使います。他の糸に比べて糸自体に伸びが有り強度も高いので生地が伸びた時の糸切れも安心です。
③ウーリースピンテープです。ニット用の伸び止めテープみたいな物です。
ロックミシンのセッティングは4本糸の場合、右端2つ(かがりの部分)をウーリー糸にします。
かがりの部分をウーリーにすると生地が伸びた時に戻ってくれます。
全てスパン糸だと生地が伸びた時に切れてしまうので注意しましょう(^^)/
セッティングが終わったら印付けですが合印はもちろん、前身頃の切り込み位置と前立ての縫い止め位置も重要ですので忘れず印しておきましょう↓
Ⅰ、裾を始末します。
前・後身頃ともに、先にロックをかけ2つ折りしてステッチです↓
Ⅱ、肩を縫います。
前・後身頃を中表に合わせ、ウーリースピンテープも一緒に縫います。
スピンテープは後肩にセットします↓
スピンテープは肩の出来上がり線より5mm程短くカットします。
肩線よりも短くなったテープは軽く引っ張り出来あがり寸法に合わせて縫っていきます。
通常はスピンテープをロックミシンに流して一緒に縫っていくのですが少し難しいので今回はこの縫い方にしています↓
肩線の地縫いが出来たらロックをかけて後ろ高に縫い代を倒して後身頃の表側からステッチをかけます↓
ここまで来たら衿や袖などのパーツを先に作っておいてもいいと思います ^^) _旦~~
Ⅲ、衿を作る
表衿・裏衿は大きさが少し違うので『あれ?おかしいな』とならないようにいつも通
り裁ち端を合わせて衿外周りを中縫いします↓
①衿外周りが縫えたら衿先の縫い代をカットします。
②表へ返して衿の形を整えます。この時に襟ぐりの裁ち端が図越だけズレると思いますが、カットせず裁ち端を合わせて下さい。
③ズレた裁ち端を合わせた状態で表側からステッチかけたらとりあえず衿は完成です。
Ⅳ、袖を作る
袖下は身頃の脇から一気縫いになるので袖口のみ先に縫って完成させておきます。
伸ばし縫いになるのでコチラを↓
カフスと袖の長さが違います。
長さが短い方のカフスを伸ばして縫う『伸ばし縫い』をします。
合印を合わせてピンを止めると袖側の生地が余ってくるのでその余りがなくなるようにカフス側を伸ばして距離を合わせ、縫っていきます。
これで袖も完成です。
今回、接着芯を貼ったパーツは右・左前立てと表・裏衿とカフスでした。
このうち伸ばし縫いがあるのが襟ぐりを縫う時と先ほどの袖の部分です。
一度、品番R111の接着芯を使った時にあまり伸びてくれなくて凄く縫いにくかったので今回は品番AM100にしたところ伸ばし縫いも簡単にでき、形も保持できたました!
もちろん、生地との相性もありますので試し貼りは重要ですね(^◇^)
次回は一番ややこしい前立てと衿からお届けいたします。
ご清聴、ありがとうございました。
動画作成過程①
暑くなりましたね!
明日からお盆休みに入りますが、熱中症、水難などに皆さんお気を付け下さいね!
お盆明けは17日です。
体験セミナーも上々の集まりで午前中は全て埋りました!
午後はまだ空いていますが、お盆明けに集中して予約が入る事が予想されます。
体験セミナーを受講されたい方は17日から東京校にお電話よろしくお願いします。
さて久しぶりの投稿ですが、動画で頑張っていました
もうご覧になられました?
結構珍しいかなと思いますし、非常に面白い取り組みだと思っております。
今後も色々考えております!!
繰り返しになりますが、まずは見て頂ければ
いかがでしょうか?もう見て頂いた方もいらっしゃると思いますが、正直学生の頃にこういう動画があれば色々勉強できたなあと思っています
ここからは苦労話です
なにせ動画でパターンを引いている前例がほとんどないためにどうすればいいか最初はかなり右往左往しました、、、
見易く、分かり易く
というのはなかなかに難しいなと思います。ひとまず参考にしたのは料理系の動画ですね。
極力自分視点で、線のゆがみも少なくと考えた結果↓こうなりました
上からの定点カメラです。カメラも動画用のものではなく所謂写真用カメラで撮っています。調べてみると撮る時間は少ないのですが、こちらのほうが線が綺麗に見えるようなので、写真用カメラで動画撮影です。
余談ですが、SNSで最近簡単な動画が多くなってきていますね。臨場感を伝えるためには動画の方が分かり易いですし、情報量も多くなるので今後こういった知識、技術はほとんどの人に必要になりそうですね、、、
動画を撮る際に気を付けたのが、「分かり易い構成か」「線がちゃんと見えるか」です。
これ以外に難しくて、、、光が足りなかったので最初線がまったく見えませんでした、、、 こりゃいかんと思い、こういうものを用意しました↓
レフ版です 手作り感溢れますが、大きさを考えると手作りのほうがかなり大きくできるので都合が良いのです。今後トワルも撮っていこうと思っているので、こいつは活躍してくれそうです。トワルは特に陰影がないと分かりにくいですしね。
実際にパターンを引いてみるとここでもまた問題が、、、線がかなり濃くないと全く見えないのです、、、プラス姿勢によっては上からのカメラに被って線が見えないので、引く姿勢を変えてみたり苦労しました、、、 何度やり直したか、、、
かなり苦心しましたが、おかげで見やすい動画になったかなあと思っております。
ただまだもっと見やすく分かり易くしていきたいので、パターンと同じで研究ですね。よりグレードアップできるよう頑張ります!!
ところで、かなり時間があいてしまいましたが、
ヴィンテージ生地でのシャツ出来ました
さらっと紹介するつもりが、かなり間があいてしまい、見た目暑くてすみません、、、
ゆるーいシャツです。古着を参考にしながらさらっと好みの感じにしました。
前丈がさすがに短くしすぎた あと3c欲しい
あまりパンツに入れて着用するわけではないので、いいのですが。
ボタンダウン裏はフェルトで力芯です。前立ては端だけステッチ入れて前はすっきりさせました。
袖口カフスのタックはギャザーにしてかなりの量にしました。ギャザーを作ってさらに折り込むという古着で見た仕様です。
衿とカフスには接着芯を使っていません。共生地です。
張りがなく柔らかい仕上がりで、カジュアルよりにしたかったので良かったですが、縫製は難かったです
また縫いたいので、生地欲しいな、、、
ではまたおもしろい物を探して仕込んでおきます!