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2017 年 8月 21 日 – パタンナーズライフ

ポロシャツ講習①

 

みなさま、こんにちは。O岩です。

 

 

現在、東京OPERAで『ポロシャツ講習』行っております。

 

大阪のクリエイティブホリデーでもお馴染みの講習です !

 

今回は‘’おさらい‘’としてポロシャツの縫製手順をお届けしたいと思います(^^)b

2着目、3着目、いっぱい作ってください(^^♪

 

 

生地は自分用ポロシャツを作った時に余ったデニムニットを使いました。

 

 

 

 

ではセッティングから↓

 

 

①針は地糸切れを防ぐ為、ニット用のボールポイントを使います。

 

②糸はレジロンを使います。他の糸に比べて糸自体に伸びが有り強度も高いので生地が伸びた時の糸切れも安心です。

 

③ウーリースピンテープです。ニット用の伸び止めテープみたいな物です。

 

 

ロックミシンのセッティングは4本糸の場合、右端2つ(かがりの部分)をウーリー糸にします。

 

かがりの部分をウーリーにすると生地が伸びた時に戻ってくれます。

全てスパン糸だと生地が伸びた時に切れてしまうので注意しましょう(^^)/

 

 

 

 

 

セッティングが終わったら印付けですが合印はもちろん、前身頃の切り込み位置前立ての縫い止め位置も重要ですので忘れず印しておきましょう↓

 

 

 

 

 

 

Ⅰ、裾を始末します。

 

前・後身頃ともに、先にロックをかけ2つ折りしてステッチです↓

 

 

 

 

 

 

Ⅱ、肩を縫います。

 

前・後身頃を中表に合わせ、ウーリースピンテープも一緒に縫います。

スピンテープは後肩にセットします↓

 

 

 

 

 

 

スピンテープは肩の出来上がり線より5mm程短くカットします。

肩線よりも短くなったテープは軽く引っ張り出来あがり寸法に合わせて縫っていきます。

 

通常はスピンテープをロックミシンに流して一緒に縫っていくのですが少し難しいので今回はこの縫い方にしています↓

 

 

 

 

 

 

肩線の地縫いが出来たらロックをかけて後ろ高に縫い代を倒して後身頃の表側からステッチをかけます↓

 

 

 

 

 

 

ここまで来たら衿や袖などのパーツを先に作っておいてもいいと思います ^^) _旦~~

 

 

 

 

 

Ⅲ、衿を作る

 

表衿・裏衿は大きさが少し違うので『あれ?おかしいな』とならないようにいつも通

り裁ち端を合わせて衿外周りを中縫いします↓

 

 

①衿外周りが縫えたら衿先の縫い代をカットします。

 

②表へ返して衿の形を整えます。この時に襟ぐりの裁ち端が図越だけズレると思いますが、カットせず裁ち端を合わせて下さい。

 

③ズレた裁ち端を合わせた状態で表側からステッチかけたらとりあえず衿は完成です。

 

 

 

 

 

Ⅳ、袖を作る

 

袖下は身頃の脇から一気縫いになるので袖口のみ先に縫って完成させておきます。

伸ばし縫いになるのでコチラを↓

 

カフスと袖の長さが違います。

長さが短い方のカフスを伸ばして縫う『伸ばし縫い』をします。

 

 

 

合印を合わせてピンを止めると袖側の生地が余ってくるのでその余りがなくなるようにカフス側を伸ばして距離を合わせ、縫っていきます。

 

 

 

 

 

これで袖も完成です。

 

 

 

今回、接着芯を貼ったパーツは右・左前立て表・裏衿カフスでした。

このうち伸ばし縫いがあるのが襟ぐりを縫う時と先ほどの袖の部分です。

 

一度、品番R111の接着芯を使った時にあまり伸びてくれなくて凄く縫いにくかったので今回は品番AM100にしたところ伸ばし縫いも簡単にでき、形も保持できたました!

 

もちろん、生地との相性もありますので試し貼りは重要ですね(^◇^)

 

 

次回は一番ややこしい前立てと衿からお届けいたします。

 

 

ご清聴、ありがとうございました。


 


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