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2018 年 11月 – パタンナーズライフ

スキーパンツ➂

師走前ですね :roll:

1年があっという間・・この前10月入学の方が入られたばっかりだったのですが・・

新規の方も慣れてきて「こんな風に服って作られるんだ」と驚きながらも楽しんでもらえているようです :lol: 驚いたり、感心されると単純なので嬉しいです :roll:

 

さて、スキーパンツですが、なんとか完成しそうです :-P

前回は細かいパーツを先に縫製したりしていましたが、ここから徐々に形になっていきます。ここが一番ワクワクするところですね :lol:

 

後ろパンツです。ポケット1コ増やしてしまったのでまた時間かかりましたが :roll:

手を入れた時あまり引っかからないコイルファスナーにしました。

 

 

裏側は一応ファスナーのスライダーが引っかからない様に三角布付けました。手間はかかりますね・・

 

 

前明きは特に難しい仕様はありませんが厚みが気になるので・・

持ち出し下端の中縫いをずらしました。ジーパンなんかで見られるテクニックですね。

 

前のポケットはマジックファスナーだったのですが、開けにくくてあまり好きではありません。なので、ドットボタンにして、さらに隠しドットという仕様に変更しました。表にキャップが見えないタイプですね。

 

ドットボタンは生地の厚みを確認しないとすぐに外れます。

必要な厚みを確認して生地を足しましょう。

特に生地が薄い場所は2枚重ねています。

 

 

 

表のふくらはぎ内側は2重で、膝の裏はタックにしました。表の伸びにある程度付いていくようにしています。この辺りの縫製の手順結構ややこしかったです :cry:

生地の集まるところはズラしても良かったかなと思います。

 

前明きもドットボタンにしました。

ウエストにゴムを入れましたが、生地が分厚いのであまり戻りません・・ここはステッチの本数を減らして戻りやすくするべきでした。

最後に裾の仕様ですが、2つヒモを通せる金属ハトメはありませんでした :cry: すごい特殊でしたね・・・なのでちょっと簡易版にしました。ハトメ裏ももちろん生地をかましています。

 

全体的には表地が非常に伸びやすく厚みがあったので縫いズレが気になりました。特に表地と裏地の縫い合わせはズレやすかったです :-|

面倒でもヤスリなどかまして縫うべきでした・・・

あとは縫代を多くしたパターンにしましたが、それでも足りなかったようです。10mmの縫代13mmでも良かったかも・・うーん

 

 

・・・では次回完成です :lol: 年内に終わりそうです!パターンもお見せしますねー

 

 

 

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スキーパンツ➁

こんにちは :-P すっかり寒くなりまして、とうとうコートやダウンの出番ですね :-P

そのダウンですが、私は自分で洗っております。

正直不安はありますがどうしても水洗いしたくなるので、お風呂で手洗いしてから洗濯機で30秒ほど脱水し、日陰で平干ししています。

型崩れは若干しましたが、そこまで気にならず満足しております。

ただダメになっても良いもので、試してからにして下さいね :roll:

 

 

 

寒くなってきて冬場に穿くパンツ作製中ですが、年内に仕留めたいところ。

ただ意外に大作になってきてしまったのでどうしようと思っています :cry:

 

 

やはり多い、、、細かいの含めると30パーツ越えました :cry:

気軽に作るものではないですね・・

裁断で一苦労です。

 

 

パターンは・・・

ぐにゃぐにゃです :-|

ふくらはぎ内側は、擦れる事を考えてか二重になっています。ダーツはおそらく取っておらず、ただ補強のために接いでいると思います。

 

 

膝のパーツは4か所からダーツをとっており、膝が飛び出た形になっています。

量はほぼ同じでした。ミリタリーもののパンツだとタックにすることもありますね。

 

 

膝の裏側ではダーツをとっており前の膝の形とあわせて横から見た時、「くの字」になる様に作られています。

 

 

後ろのヨーク部分はほとんどダーツが取られてなかったと思います。

ファスナーをつけるのであまりカーブにすることが出来なかったのかな?

 

前も後ろも足がかなり開いた状態で、脇を大量に削ったのかウエストはフィットした状態になっています。

ウエストの前の下がり方がかなり多くて、以前やったジーパンみたいに下がっています。脚は非常に上げやすくなっていました。

 

 

完全にスキーなど屈伸する事が多いものに見られるパンツの形でした。

ただのアウトドア系の雨除けのパンツはここまでしないですね、、ミリタリーものでパンツの上にさらにパンツを穿くものがあるのですが、そこから派生してこんなカタチになっていったのかなあと歴史を感じます :-)

 

 

 

細かいパターンはまた最後にお見せするとして、

これ、厚手の生地で硬いからうちのミシンで厳しそう・・・と思い、ウールで少し柔らかめのものでやってみる事にしました :roll:

ウールでスキーパンツは見た事ないなあ・・

 

 

でこんな素材です

薄手のメルトンです。薄いと言っても、そこはメルトン。十分な厚みはあります。ちょっと仕様も縫製しながら調整しないと分厚くなりすぎて縫えないですね・・・

 

裏はナイロンかポリエステルでもよかったのですが、綿の素材にしておきました。

表地ウールにポリエステルの裏地だと、仕様的に着ている内表が伸びて裏が吊りそうだったので。

やや目の詰まった丈夫そうな平織の生地です。シャツ生地に近いかな?

 

 

さっそく縫っていくと、結構柔らかくて、そのままの仕様だとかなり伸びそうな事が分かりました :cry:

まあそうですよね・・・

なので、強度が欲しい所には伸び止めをさらに貼ってみることにしました。

ウエストベルト上端です。コバステッチが表に入っていたのですが、それでも伸びそうだったので裏側にもさらに足しました。ウエストベルトは穿いていると思った以上に伸びます。ジーパンでも結構伸びますのでこれくらいガチガチにしておきました。

 

 

逆にベルトループはいつもの4つ折りだと厚みが出過ぎるなと思い、両端2つ折りでステッチで押さえるだけ(端はロックしています)にしました。ほんとは裏振りっていうジーパンのベルトループみたいなのがいいんですが、ミシンないと出来ないので・・

 

 

ほかにもポケットのフラップもかなりの厚みが出そうだったので裏は少し控えています。微妙に元のスキーパンツとは別のものになってきています :roll: 角が鋭角になっていてかなり無理がありました・・・

 

 

ポケット口は丈夫で形も作りやすい綿素材で良かったです。これがウールだと強度が足りないですし、ポリエステルだと口がカーブしているので、吊ってしまいます。

ポケットの中の当て布も、生地の厚みを考えてロックたたき付けにしました。

元は折ってコバステッチだったので生地の薄さを優先しました。

ただ、ロック端ギリギリにかけないと、ポケットに手を入れた時ペラペラめくれて非常に気になります :-|

 

そんなこんなで生地の厚みや柔らかさの事を考えながら縫製していると非常に勉強になります。生地が変わるとパターンも仕様も変わります。同じ生地だけじゃなく、色んな生地で試してみることの大事さを改めて感じました :-|

 

でままた次回!

 

 

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メッシュベルト①

秋らしい気温が続いていますが、そろそろ寒くなりそうです。

電車や出先は暑かったりするので汗をかいて風邪をひかないように十分注意したいです :-|

 

 

さてスキーパンツですが、30パーツ近くになり、鋭意進行中ですがちょっと休憩を :-|

そしてややこしいものばかりやっていたので、今回は軽めの簡単なものを。

 

メッシュベルトです。

 

いつも生地を裁断した時に余裕をもって買って、残る事が多いです。

皆さんもご経験はあるかと思いますが、そんな余り生地を使ったものです。

気軽に作れるものがないか模索していて、実験的に何個か作成してみます :lol:

 

 

さっそく・・・

余った生地(今回は13オンスのデニムです。めっちゃ分厚いです)を使ってやってみます。生地は横30cm×縦120cmです。ややバイアスでカットしました(バイアスにカットすることで、三つ編みした時馴染みやすいかと思い試してみます)

これが最大に厚いかなと思うので、ここから調節していきます。

3.5cm幅に1.2mほどで(自分の好きな長さ)で裁断します。

結果の幅を3.5cmにしたかったのですが、何本必要になるかも分からないので、とりあえず5~6本用意しました。

 

 

 

カット出来たら4つ折りですが、片方幅狭くして・・・

真ん中1本ステッチでテープにします。・・・この段階でやな予感・・・ :cry:

 

 

分厚・・・・とりあえず進みます・・・

そこから三つ編みしていきます。最初3本でやってみたら結果の幅が2.5cmだったので、4本にして結果が3.5cm幅です。生地の厚みでも必要な本数は変わりそうです・・

編み込んだ後にふわふわ浮いていたので、アイロンでプレスをかけるとペタンコになり落ち着きました。バイアスでとっていたので馴染みやすかったです。・・・でもやっぱり結構分厚い・・・

 

 

小さいベルトループも用意しておきます。ベルトとしては頑丈そうで良さそうですが、縫製が非常に心配・・・

 

 

そうです。今回はこれがやってみたかったのです。

そう、後輩がやっているのを見て「楽しそうだなあ」と思いまして・・革です。

ベルトと言えば革を使う事がほとんどです。やってみないと手間が分からないなと思い、やってみました。

ベルト先に使う革のパターンは意味を考えながら、すこしづつ変えていこうと思います。先が尖っている方がベルトに通し易いかな?と、丸だと革の裁断が難しいとアドバイス貰ったのでひとまずこんなカタチにしてみました。

 

やってみると楽しくてちょっとハマりそうです :roll:

 

今回は革でやってみますが、あまり手軽とは言えないので何か別のやり方も模索しながら進めてみようと思います。

もちろんスキーパンツも同時進行で行きます :-P

 

ではまた次回!

 

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