プロフィール
東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
2011年4月までの旧パタンナーズライフは*こちら*
カレンダー
-
最近の投稿
最近のコメント
- 新学期に向けてミシンのメンテナンス に ぴょこたん より
- ふわっとしたヨーク切替シャツ に toukyou-opera より
- ふわっとしたヨーク切替シャツ に あやこ より
- キャンバストートBAG作りました に toukyou-opera より
- キャンバストートBAG作りました に オオヤ より
カテゴリー
月別アーカイブ
- 2024年10月 (2)
- 2024年9月 (2)
- 2024年8月 (2)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (2)
- 2024年5月 (2)
- 2024年4月 (2)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (3)
- 2023年12月 (3)
- 2023年11月 (3)
- 2023年10月 (3)
- 2023年9月 (3)
- 2023年8月 (3)
- 2023年7月 (4)
- 2023年6月 (2)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (3)
- 2023年3月 (3)
- 2023年2月 (3)
- 2023年1月 (2)
- 2022年12月 (3)
- 2022年11月 (3)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (3)
- 2022年8月 (3)
- 2022年7月 (3)
- 2022年6月 (3)
- 2022年5月 (3)
- 2022年4月 (3)
- 2022年3月 (3)
- 2022年2月 (3)
- 2022年1月 (3)
- 2021年12月 (3)
- 2021年11月 (3)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (3)
- 2021年7月 (3)
- 2021年6月 (3)
- 2021年5月 (3)
- 2021年4月 (3)
- 2021年3月 (3)
- 2021年2月 (3)
- 2021年1月 (3)
- 2020年12月 (3)
- 2020年11月 (3)
- 2020年10月 (3)
- 2020年9月 (3)
- 2020年8月 (3)
- 2020年7月 (3)
- 2020年6月 (3)
- 2020年5月 (3)
- 2020年4月 (5)
- 2020年3月 (3)
- 2020年2月 (3)
- 2020年1月 (3)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (3)
- 2019年10月 (3)
- 2019年9月 (3)
- 2019年8月 (2)
- 2019年7月 (3)
- 2019年6月 (3)
- 2019年5月 (3)
- 2019年4月 (3)
- 2019年3月 (3)
- 2019年2月 (3)
- 2019年1月 (3)
- 2018年12月 (3)
- 2018年11月 (3)
- 2018年10月 (3)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (3)
- 2018年7月 (3)
- 2018年6月 (4)
- 2018年5月 (3)
- 2018年4月 (3)
- 2018年3月 (4)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (3)
- 2017年12月 (3)
- 2017年11月 (3)
- 2017年10月 (3)
- 2017年9月 (2)
- 2017年8月 (3)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (4)
- 2017年5月 (2)
- 2017年4月 (3)
- 2017年3月 (4)
- 2017年2月 (2)
- 2017年1月 (3)
- 2016年12月 (3)
- 2016年11月 (3)
- 2016年10月 (3)
- 2016年9月 (3)
- 2016年8月 (3)
- 2016年7月 (4)
- 2016年6月 (3)
- 2016年5月 (3)
- 2016年4月 (3)
- 2016年3月 (3)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (3)
- 2015年12月 (3)
- 2015年11月 (3)
- 2015年10月 (3)
- 2015年9月 (3)
- 2015年8月 (4)
- 2015年7月 (3)
- 2015年6月 (3)
- 2015年5月 (4)
- 2015年4月 (3)
- 2015年3月 (4)
- 2015年2月 (3)
- 2015年1月 (4)
- 2014年12月 (3)
- 2014年11月 (3)
- 2014年10月 (3)
- 2014年9月 (2)
- 2014年8月 (4)
- 2014年7月 (3)
- 2014年6月 (2)
- 2014年5月 (2)
- 2014年4月 (3)
- 2014年3月 (3)
- 2014年2月 (5)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (2)
- 2013年11月 (2)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (2)
- 2013年8月 (3)
- 2013年7月 (3)
- 2013年6月 (3)
- 2013年5月 (3)
- 2013年4月 (3)
- 2013年3月 (3)
- 2013年2月 (4)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (3)
- 2012年11月 (3)
- 2012年10月 (3)
- 2012年9月 (2)
- 2012年8月 (3)
- 2012年7月 (3)
- 2012年6月 (5)
- 2012年5月 (3)
- 2012年4月 (3)
- 2012年3月 (4)
- 2012年2月 (3)
- 2012年1月 (4)
- 2011年12月 (3)
- 2011年11月 (2)
- 2011年10月 (3)
- 2011年9月 (3)
- 2011年8月 (1)
- 2011年7月 (2)
- 2011年6月 (2)
- 2011年5月 (1)
ブログ内検索
META
TOP »
2018 年 12月 – パタンナーズライフ
2018 年 12月 – パタンナーズライフ
フランスコックジャケット①
年内ラストです
年始は1/7から始まります。ご見学等お問い合わせは7日からお願い致します。
2月末には4月期の募集も始まりますので、年明けご見学お待ちしております!
では・・
面白い服(決して良い服とは思っておりませんのであしからず )をもっていたので、これを研究したいなと思います。
フランスのコックジャケット(と古着屋の方は言っていました、ちょっと定かではないです・・)で比較的新しいものかと。60年代くらいかなと思います。(ステッチが環縫いのWステッチだったので。)
なぜ買ったのかというと・・・
ここです。後ろ傾斜がキツイ状態のものだからです。
もっと昔の年代のものでもいいのですが、お値段が・・・
あと傾斜がキツイとどうなるか、それ以外のバランスは比較的現代に近く、判断しやすいので、ちょっと調べてみる事にしました。
フランス系はこのあたりの年代ものはほとんどこんな肩傾斜です。
結果はまあ見ての通り肩先が張ります ものすごくボックス型に見えます 衿の返りも悪いです、、落ち着きがないですね・・
袖の角度はそれなりに上がる状態です。まあ身頃がデカいので上げやすいです。
気になっていたのがここです。ちょっとシワがよってしまっていますが、衿が抜けるという事はありません。後ろの衿周りが浮いている状態です。着た時の首の後ろの圧迫感はほとんどありません。ただ、前述どおり肩先に服の重みを感じます。
袖は振りが弱く、前の袖が余っています。体型の差もあるでしょうが、今の既製品でもここまで前だけが余ることはないです。
また次回お見せしますが、袖山の形がかなり丸く前後で差がありませんでした
また、肩線はかなり後ろに後退しています。今のパターンとは考えがそもそも違いそうです。
仕様として面白かったのが、見返しを貫通で縫っているのですが、途中まででした
吊らないようにする為でしょうが、非常に中途半端な感じ アメリカものだったら下まで縫ってると思います。
ファスナーもがんばって隠そうとしているのですが、完全に見えてしまっています・・・
スリットはかなり強引にカーブさせていました。脇の巻き縫いがあるので無理やりやった
感じですね。
袖の開きは切羽で開く仕様ですが、結構適当・・・ 工夫が見られるというよりも、テーラーの名残とアメリカの量産の流れの間でぶれている感じがします。
ここも謎の見返しの折り方・・多分衿を挟みたかったのでしょうが、折りにくいので無理やり折り込んでやっている感じですね。この折り込みは表から結構見えてしまっています。
ボディに着せるとやっぱり肩先に吊り上がってしまっていますね。
首回りの抜けはないのですが、どうしても気になりますね ブレタス自体が肩がちょっといかり肩なのも相まって結構引っ張られていますね・・
袖口もあっちこっちに向いてしまって安定していません。ついでにパッカリングも起きていています。結構吊っていますね。
これは良く出来ているとはなかなか言えないものですが、今のパターンのラインからは結構かけ離れているので、面白みを感じてしまいます(マニアックでしょうかねえ )
昔のパターンを抜いて形を見てみましたが、良い悪いという判断ではなく、こういう現象が起こるんだという事が分かって面白いなと思いました。
また次回パターンを作ってサンプル作成してみます せっかくなのでウールとかに変えてやってみようかなと思っております。
ではまた年明けに!良いお年を!!
メッシュベルト➁+ちょっとリフォーム
今年もあと2週・・本格的に寒くなってきたのでこれでもかっていうくらい着こんでます。室内での温度調節の為、重ね着重ね着です。洗濯が大変ですね・・・
ベルト作成の続きです。
革は難しいですね!初めてやってみましたが、色々考える事がありましたね・・・
出るとは思っていましたが、段差が気になりますね・・・あとステッチの間隔とか糸の引っ張り方とか・・・うーん練習が必要です・・・
メッシュ状のものに革を挟んだのでボコボコ感が気になります。ここは要検討です・・・あと先の金具(ピン付バックル)は種類があまりないので、これが優先ですかね・・・今回のはあまり好きではなかったです・・・ サイズを先に決めて、それに合わせてヒモの幅を微調整しないと・・
一応完成です。非常に簡単なベルトですが、革はやはり時間がかかりました・・・ちょっと気軽に出来るものではないですね・・・次はハギレ集めてやってみようと思いますが、ちょっと試行錯誤してみたいと思います!
もひとつ
先週コート洗っていました
イギリス軍のステンカラーコートです。手で丸洗いして干したままの状態です。古着屋さんは洗濯して出しているみたいですが、独特の匂いが苦手で古着は大抵のもの自分で洗います。お風呂でじゃぶじゃぶやってしまいます
生地がウールのギャバジンでかなり柔らかかったです。前は比翼明きで総裏です。ミリタリーものっぽい雰囲気があまりないです。
ただ、袖山に多くタテにシワが出ていて気になるので、ここだけほんの少し修正してみようかなと思います。
ひとまずアイロンをかけますが、ウールのギャバはかなりテカリが出るので、厚手の当て布をしました。
中を見てみると、綾スレキの胸増し芯がふらされていたのですが、ところどころほつれが・・・気になるところをリペアしておきました。軍ものは中の作りが雑・・・
袖山のみ外して、肩先に当て布を入れました。
右はアイロンかけないでそのままの状態です。
左はアイロンかけて、袖山に当て布をしてアームホールを5mmほど削っただけですが、大分変わりました。
これ以上はここだけ綺麗になっても変かなと思い、そのままにしておきます
ちなみにこのコートは中にふらしの綾スレキが見返し、裏地の前後ウエスト上くらいまで入っていました。中の生地が固いので表の生地が柔らかくてもそこまで形は崩れていないですね。
また形が崩れる前にパターン作っておきます
ではまた次回!!
スキーパンツ④
こんばんわ
とうとう寒くなりましたね。ただ先週の異常に暑い日はなんだったんでしょうか?
ようやく衣替え出来たらあの暑さだったので戸惑いましたね・・・
あっという間に1年も終わり、年が明けたら次の4月入学の準備です・・・ほんとに早い・・・平成最後らしいですが、全く実感が湧かないですね・・
さて出来上がりましたスキーパンツ。結構苦労しました・・ 間に合って良かった・・・
元型とあまり変わりませんが、ウールにしたことで非常に暖かく、柔らかく仕上がりました
特に膝が物凄く曲げやすく、無茶苦茶楽です!作って良かった・・寒くなってきたので頻繁に穿きそうです。
反省点はバックポケットが後ろ中心側によっているので、モノを入れるとお尻のトップに当たって気になります・・・もう少し脇によせて・・あとは脇のファスナーは正直オーバーパンツではないので、要らなかったですね・・次作る時は無くそうと思います。
普段生活する上で、前のポケットもあまり必要性を感じません。スキーをするなら、ここに物が入るのはかなり便利な気がしますが。
かなり気に入った形なのでもう一個くらい作ってもいいかなあ・・・
↓のパターン見てちょっとやる気が無くなりましたが
ウエストベルト、前パンツ、前見返し、持ち出し 前膝、前下パンツ、裾口見返し
前パンツは脚が結構開いた形になっていました。
アウトドア系で思うのが、真横よりもやたらと斜めのカットが多用されますが、縫製して実感した「縫代薄く仕上がる」ためかなと。うまくダーツを取りながら、仕様面でも生地の厚みを減らしているように思います。ただ縫いズレしやすいのと縫い難さはどうかと思いますが・・・
脇ポケット、前ポケット、後ヨーク、後パンツ、パンツ脇、ファスナー隠し布
やはりバックポケットの位置が中心により過ぎてちょっと使い難いですね。
後ポケット、ベルトループ、後膝、後下パンツ、ドローコード通し布
後膝は上下でダーツをとっていて、より一層膝が曲がる様に作られていました。
裏ヨーク、前裏パンツ、後裏パンツ
サンプルはタックではなくダーツでした。今回は表地がウールで伸びやすいのでゆとりとして考えてタックにしています。これは正解だったと思います。
以上です・・・ ・・簡易版で載せましたが、細かく指示出したり、仕様書考えるだけでもつらいですね
スキーパンツが面白かったので、次はバイク系でも行こうかと思いましたが(懲りないw)面白そうな服を結構持っているので、またの機会に研究です。実際に縫うまですると本当に勉強になります。いつか自分の手持ちの服全部縫いたいですねw調べるのが生きがいですw挑戦し甲斐のあるもの結構あるなあ、、、ボア系とか・・・
ではまた!