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2019 年 1月 – パタンナーズライフ

ワークベスト(作り直し)②

寒くなってきました :-|

風邪も流行っているので、手洗いうがいを忘れないようにしています。

特に手のアルコール消毒をするようになってから風邪をひいていない気がします。皆さんもお試しを :lol:

 

引き続き体験セミナー募集中です!いつも2月に入ると急に予約が入りますので、午前中を受講をお考えの方はお早目にお電話お願い致します!

 

 

では、ベストの続きですが、さらりと終わります :roll:

 

縫製で苦労したのは、脇と肩の当て布が叩き付けだったのですが、キレイに見せようと思い縫い代に流し込んでしまったせいで、あとで後悔します。 :cry:

脇は問題なかったです。その分キレイにはなりました。

 

アーム周りも意外とややこしく、肩周りのアームホールは裏と中縫いで、途中から三つ折りに変わるというなんとも手間な(中に切込入ります)

 

 

ここです。裏地の肩先が縫えなくなってしまいました :cry: (ちょうどピンをうっているところです・・・)

肩当て布を衿ぐりに流し込むだけでここまで縫製手順が変わるとは思いませんでしたので、やっぱり縫わないと分からないですね・・想像だけでいけるだろうはダメですね・・ :cry: ちょっと強引な縫い方になってしまったので、あとで叩き付けるが正解だったかもしれません。

 

 

このあたりはそこまで手順は難しくないですが、段差を付けるなり、生地の厚みを考慮したパターンにしても良かったかもしれないです。ここも縫っているうちに気づきました。

 

 

ポケット口は厚み軽減でスレキに変えて縫いました。ついでに角も生地を減らしています。大量なロット数ならパターン的に難しくなるのでここまで丁寧にやらない方がいいかもしれませんが :-| 1着だけ縫うメリットですね。

 

 

ポケットが珍しく、裏地端を叩いてから、表のポケットをL字で縫うので右側の写真のように中途半端なところまでステッチが裏地にかかっています。カジュアルものならではな感じです。

 

 

ステッチ多めで細かいシワ感を気にせずざっくり縫いました。後ろのハネがなくなったので満足です :lol:

 

 

↓パターンはこんな感じに修正しました。

 

点線が元のパターンで、後ろが思いっきりハネていたので、肩線前進と後ろ中心のウエストを絞らない感じにしたくらいですね。あんまりいじってないです。

 

後ろ中心接ぎのみで、生地があまり必要ないので結構余った生地で作りやすいです。

脇で接いで前後2枚にして、生地変えても良さそう。ネックでダーツにして後ろ中心接ぎも無くすとか :roll:

 

またぼろぼろになるまで着たいと思います!

 

ではまた次回!

 

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ワークベスト(作り直し)①

こんにちは!

 

引き続き体験セミナー募集中です!入る人数に限りがございますので、気になる方はお早目にお電話下さい!

実際にスカートのパターンを引いて頂きながら説明をしていく講習です!

初心者の方でも出来るようになると、実感して頂けると思いますので是非ご参加下さい!お待ちしております!

東京校 03-5473-1519

セミナーの様子はコチラ↓

http://www.leopera.com/md/?p=5051

 

さて・・・暖冬ですね :-P

生活はしやすいですが、服飾業界的には厳しいようです・・・

ダウンとかは正直今着ると電車の中だと暑いですね(私だけじゃないと思いますが :-| )気候に左右されるものは売れないんだろうなあと思います。町の人をみたとき結構薄着で自分だけ厚着だとちょっと恥ずかしいですしね :roll:

1枚でものすごく暖かいものよりも何枚も重ねて着るほうが、都会の生活では合っている気がします。

最近は何枚も重ねて暑ければ脱ぐという着方をしています。(アイロンかけてる時とか暑くて・・・)

 

そんな中ベストってその体温調節にすごく便利なんです。スーツ用のベストはなかなか着用出来ませんが、カジュアルなものならモノが一杯はいるので、男としてはカバンにモノを入れなくて済むので便利。

ただ愛用していたベストがボロボロになってしまいました・・・ :cry: なので愛用しているベストを作り直してみる事にしました。

+どうせなら気になっているところも修正しちゃいましょう ;-)

 

この子です。随分お世話になりました・・・もう7、8年は着ているものです。

ウールの生地ですが、くたくたになってきて(雰囲気は好きですが)これ以上ぼろぼろになる前にもう一着作っておきます。

残念ながら、自分の体型には合っておらず、背中に当たって裾跳ねているんですよね。。

 

 

前の裾が表地が柔らかく伸びてしまっていて、対して裏はスレキなので裏に入り込む状態になってしまっています。アイロンである程度戻してみましたが、それでも出てくるので、パターン的にも調整が必要そうです。

 

 

ここは是非ともやりたい部分。昔のハンティング用のポケットでゲームポケットと言われているポケットです。

中全体がポケットになっているという優れもの(正直使った事ないです :-| 何を入れていたんでしょうか)

 

 

裏側脇にはコーデュロイのスレ防止の当て布と、肩にはズレ防止のコーデュロイが当ててあります。肩の当て布はホントにズレにくいのでかなり便利です :lol: いいディティールです。

 

 

脇は2個に分けたポケットが付いています。正直後ろのほうのポケットはほとんど使わないです。

ハンティングとか、釣りとか、小物を沢山もつ用途のポケットですね。パターン引く時にハサミ入れとくとか?うん重いですね :-|

 

このベストをちょっと修正して作り直してみたいと思います!

 

 

 

・・・と作業をしていたらこんなものが届きました :roll:

そうです。忘れていたwゾゾのスーツです :roll:

4か月くらい前に注文したので随分かかりましたね・・・さっそくあけてみると真空パックに入った状態で届きました!

え!しわしわ!と思ったのですが、ハンガーに1日ほどかけていると元に戻るとの事。

なんか色んな事をしてくれますね :-P

こちらの方もレポートしていきますのでお楽しみに!

 

 

 

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フランスコックジャケット➁

あけましておめでとうございます :-P

 

2019年今年もよろしくお願い致します!!

 

さっそくですが、2/24(日)の体験セミナーの募集が始まりました!

年明けすぐに予約がかなり入りました!ありがとうございます!

この分だと1月中に埋まってしまうかも・・ :lol: お考えの方はお早目にご連絡下さい!

東京校のみ開催  電話番号 03-5473-1519

 

 

では・・・

コックジャケットの続きです。さらっと終わらせようと思い、縫製までやってみました ;-)

 

 

 

左がウールで縫製してみたものです。

 

 

全体的に少し柔らかい印象になりました。

綿と違い、ステッチで縫い縮みがあまり起きていないので、すっきりした感じです。

 

 

身幅はさすがに大きいですね :-) 少し削りたくなります。綿の時の方が生地が固いのでシルエットに厚みがあった様に思います。横に広い立体感のないものになってしまいました・・


綿のほうもそうでしたが、ポケットが固くドレープの出る位置が広いので胸幅も広く見えます。

 

衿回りは首にジャストで付いている感じで抜けるようには感じません。これが見てみたかったところです。良く見ると写真右側の肩線が湾曲しています。

古着、特に40年から60年くらいのものに多く見るのですが、後ろの肩線が曲がっています。

 

パターンは↑こちら。

後ろの衿ぐりの位置が相当上がっているのが分かります。あと肩の傾斜がきついですね。

 

後ろ首周りです。今じゃあまり見ないラインです :-o

 

着心地を確認すると、

肩先に服の重みを感じ、衿ぐり周りは浮いている感覚がします。

現代の服の場合は、先に襟ぐりの後ろ辺りに圧迫感を感じ、肩先にも張った感覚があります。(体型にもよります。企業が使っているボディのように姿勢の良いひとならこの感覚はないと思います。)

ただ、この服は肩先に乗ってしまっているため、上の写真の様に身頃全体が吊り上がった状態になってしまっています。

私の体型的には今の服の動き難さを考えると、こちらの方が衿も抜けないのでやや好みではあります。吊り上がっているのはイヤですが・・ :-|

昔の服のパターンのカッティングの方法も色々あったんだという事と、量産のために無くなってしまった形もあるんだろうなと思います。

 

袖も今ほど前後差がありませんでした。袖を振ればいいというわけではないですね。

身頃に十分運動量があるため、袖山はすっきりしています。

ちなみに昔のハンティングジャケットで袖が後ろにふっているの見た事あります :-o

多分銃を構えるためなんじゃかなと思っています・・

 

 

すべてそうですが、特に衿回り、肩周りの関係は難しく感じます。今後も良く研究していくつもりです。

 

今回良かったのは異常に肩傾斜が強い服だとどうなるのか?というものが見れて非常に良かったです :-P やってみるもんですね!

 

ではまた!

 

 

 

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