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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2020 年 1月 – パタンナーズライフ
2020 年 1月 – パタンナーズライフ
スウェット衿ぐり➁
体験セミナーご予約受付中です
募集開始したばかりなのでまだ空席もございます。
先着順で定員を超えると立ち見になります。
参加ご希望の方はお早めにご連絡下さいませ。
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
予約制で東京校のみ開催です。直接東京校のアトリエにお電話お願い致します。
東京校 tel 03-5473-1519
新型ウィルスの拡大しないか心配ですね・・・
ひとまず対策としては、アルコールでの手の消毒、うがいなどを行なっていますが、警戒が必要そうです。また東京ではマスクの品切れとかあるんでしょうか・・あまり情報に振り回されないように注意したいと思います。
さて、前回の続きです。
やりたかった事が↓これです。
古着のディティールで見た事があってずっとやってみたいなと思っていて、「なぜこの仕様があるのか?」不思議だったものです。
理由は「伸ばして付ける量を減らす事が出来る」からかなと思っています。
もちろんデザインとしての仕様の意味もあるのでしょうが、作ってみて「浮きを引っ張る事が出来る」という使い方が出来るなと思いました。
例えば衿ぐりのカーブをどうしても丸くしたいなどの場合は伸ばす量がどうしても多くしないと落ち着かない(前回画像のように浮いてしまう)のでこのデザインだとよりフィットさせる事が出来ます。
デザイナーの領分?に入るかと思いますが、「なぜこの仕様があるのか?」と考えるのは凄く大事な事だと思います。
ちなみにパターンは↓のような状態です。
所謂ミリタリーのMA-1のようなリブが付いてるイメージですね。
衿先でダーツが取れるので「浮き」を押さえる事が出来るという仕組みです。
生地でどうしても浮いてしまう場合はお試しあれ
次はどうしても丸く仕上げたくて上の仕様のように特殊デザインはちょっと・・・という時の仕様です。
家庭用のミシンでは難しいかなと思っていたのですが、意外にいけそうなので試してみる事にしました
↓こういう仕様です。
身頃の裁ち端まで挟み込むタイプです。パイピングをイメージしてもらえればいいかなと思います。
ただ、伸びる量が少なくなるので「頭が入らない!」なんて事が無いように「少し大きめの衿ぐりにする」が条件になります。
通常既製品は2本針で裏がロックになってるタイプですが、そのミシンが無い場合は・・・
「伸縮縫い」は家庭用なら付いている縫い方かなと思います。
因みに肩線はあと縫いにしました。
メリットは縫製がしやすい事です。見た目はちょっと綺麗ではないですかね・・
アイロンで折り返したら「ジグザグミシン」で縫います。これも家庭用なら付いてる縫い方です。
裏側を落としやすいのと生地の厚みが結構もっていかれるのでリブの幅は生地によって変更した方がいいと思います。ちなみに1回目失敗して5mmくらい厚みで幅が減りました・・・
パターンは↓こちらです
中縫いをする前にアイロンで形を作っておくとより綺麗になります。
身頃の縫代が端まであるので伸びにくいのでオススメです。多少手間はかかりますが、試してみて下さい
ではまた!
スウェット衿ぐり①
体験セミナーご予約受付中です
毎回埋ってしまうほど人気ですので、ご連絡はお早目にお願い致します!
前回の様子はコチラ↓
http://www.leopera.com/md/?m=201908
パターンはヨークスカートの作製、縫製はブックカバーを作製しています。
丁寧な授業を体験して頂けるので是非お気軽にご参加下さい!入学を考えている全ての方に大変オススメです
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東京校 tel 03-5473-1519
さて・・
今年は東京にいると暖かく感じます
毎年このあたりの時期に雪が降ってもの凄く寒かった記憶がありますが、あまり寒くありません。ただ、お店の中が暑過ぎていつも汗をかいてしまうので、最近は「出かけた時脱いでも荷物にならないショート丈の服」「前がすぐに開けられて体温調節しやすい服」を着ています。
着ていくものをそんな風に気を使って見ると少し楽しかったりしますし、そこでちょっとした気遣いがある服を見ると「おお」と面白くなります
「気遣いのある服」はどうやって出来るかと言うと、やっぱり「いかに丁寧に考えてきっちりとした理論に基づいて細かく調整出来たか」かと思います。これはやはり何度も繰り返さないと身に付かないと思っています。
再度作ってみるという事は非常に大事だと思います。何度も同じ様に見える事も繰り返す事で発見する事が沢山ありますし、他の打開策が見つかったりします。
そうですw
また衿ぐりですw
すみません。前回作ったものが凄く気になっていて、もう少し突っ込んでやってみる事にしました。
以前作ったスウェットがこちら↓
前の衿ぐりが微妙に浮いているのが、気になっていました・・・
生地の固さやパターンの伸ばす分量など、いろんな要因がありますがこの時はもう少し伸ばした方が良かったかなと思います。
ただ、条件が異なると全くうまくいかない事があります。それを今回はもうちょっと分かり易い生地で試してみました(次回行うパーカの講習を受ける方にも説明したかったのでw)
①柔らかい生地(伸びて戻り易い)
生地にはある程度の厚みがあり、スウェットの中でも冬用に使用される暖かいタイプのものです。柔らかさが他と違う点です。
➁固い生地(あまり伸びない)
厚みがありどちらかと言うとかなり固い生地です。
伸びはほとんどなく動きにくい布帛に近い生地です。
➂薄く伸びるフライス
どちらかというとちょっと厚めのTシャツに使われるくらいのフライスです。
かなり伸び、戻る力もそこそこあるものです。
④厚く、固さもあり戻り易いフライス
固めのフライスで、目がかなり詰まっています。
厚みも➂よりあり、戻る力が非常に強い生地です。
以上の4種類で比べてみようと思います。
条件は前回と同じパターンでフライスの伸ばす量も同じにしています。
土台の生地①柔らかい生地のフライスを縫う前の状態です。
①柔らかい生地に➂薄いフライスを縫った状態です。
見事にダメですねw
衿が波打っているのが良く分かります。・・・たまに既製品でも「これほんとに?いいの?」っていうので見ますが・・・
①柔らかい生地に④固いフライスを縫った状態です。
ばっちりうまくいきました。特に前回前の衿ぐり側が若干浮いていましたが、それもなくぴったりフィットした状態です。
➁固い生地に④固いフライスを縫った状態です。
➁固い生地に➂薄いフライスを縫ってもうまくいかないのは分かっているので、④固いフライスを縫ってみました。
それでも衿ぐりが浮いて立ってしまっています・・・モックネックみたいな・・・
土台の生地が硬く、④固いフライスが全く動いていないので布帛に縫い付けただけのような状態になっています・・・
もちろん伸ばす量を多くすればある程度はフィットしてくるのでしょうが、縫い難くなるし、限界はあるかと思います。
しかもいろんなミシンを使える既製品ならまだしも、家庭用でとなるとかなり限定されてきます・・・・
じゃあどうしようか・・・と考えたのは次回w
お楽しみに!
インナーダウン➁
あけましておめでとうございます!
本年も生徒の皆さんに満足して頂けるよう努めてまいりますので、宜しくお願い致します!
さて、2020年4月期~の申し込み日が決定致しました!
東京 3月1日15:00~随時受付(当日は17:00迄)お問い合わせ03-5473-1519
大阪 3月1日10:00~随時受付(当日は12:00迄)お問い合わせ06-6765-1550
各アトリエにて、直接申し込みをお伺いしますのでご希望の日時がございましたら、お早めにお越しください。
*申し込みの際には、入学金4万円が必要です。
*CADセミナー、ソーイングセミナー、スペシャルセミナーのみの受講には入学金不要です。
東京校のみ体験セミナー開催です!
3月1日(日)午前の部 10:00~12:00 午後の部 13:00~15:00
お電話にて予約できますので参加ご希望の方は東京校までお問合わせ下さい!
さて年越してしまいましたが 、、完成です!
裾、袖口、衿グリ、前端に綿のテープでいいのがあったのでパイピングしました。
外周全てに捨てミシンをかけましたが、結構めくれやすくて難しかったです・・裏地端にテープとか貼ったほうが良かったかもしれません。
スリット角が裁ち切りの仕様で、やりたかった家庭用ミシンのジグザグ縫い細かいバージョン。
カンヌキっぽく見えて裁ち端も隠せました。結構おすすめです。
カドの部分はかなり難しくて、アイロンで丁寧にテープの形を曲げましたが、それでも少し反り返りました・・カーブ形状とテープをカーブさせる限界値が合っていなかったんですね・・・カーブを緩くするか、テープ自体をも少し曲がりやすいものにしても良かったかもしれません。
ドットボタンを使うと開け閉めの時最初固く、強度的に生地が裂けそうだったので前端のボタンはスナップにしました。表に手付けの糸が見える状態にしました。
もう1点違うところはアームにステッチを入れたことです。これで硬く仕上がり少し形も出て、縫代がアッチコッチに倒れる事もなくなりました。
裏の生地はド派手 なんとなくオレンジを使いたくなっただけですw
表の生地が元々ナイロンで伸びなかったですが、今回の生地は少し伸びるタイプだったので、少しだけ縫い目にキセをいれました。
出来上がり!
生地がやや硬いです。ほぼ同じくらいの見た目ですね。
横は身幅を出したので少し裾廻りに余裕が生まれました、中にスウェットを着ると丁度良いくらいです。(買ったものは中にスウェット着るときつくて・・・)
後ろもそこまで差はありませんが、余裕が出た分・・・↓
かなり腕が動かしやすくなりました。
後ろもそうですが、肘の部分がかなりラク
袖山の前後に差がなかったせいで腕がかなり突っ張ってしまうパターンになっていました。サイズが少し小さかったこともあるでしょうが、それでも少しくらいは後ろを足してもいいんじゃないかなと思えるパターンでした。一番修正したかった部分です。
点線が元パターンです。
身幅と後ろを縦にほんの少しだけ出して、後ろアームホール緩いラインにしました。各5mmくらいの修正です。
袖は身幅に合わせて袖巾だけ出し、後ろのカーブを緩いラインにしました。ここも5mmくらいの修正です。
身頃も袖も各5mmくらいの修正していませんが、劇的に腕が動かしやすくなっています。(もちろん身幅を出した影響もありますが)
パターンは本当に少しだけの修正で大きく変わります。
デザイン性を壊すことなく、修正することは難しいです。ただ、理論さえしっかり学んでいれば、自分の好きな形且つ運動量もあるというような難易度の高い事も出来るようになります。ちょっと気になるところを原因追究して、的確に修正。
パターンを引く楽しさの1つだと思います。
4月期から始める事を考えている方も、ちょっとだけ興味がある方も是非一度見学にいらして下さい!
今年も服作りを一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします