TOP » 2020 年 12月 – パタンナーズライフ

2020 年 12月 – パタンナーズライフ

パンツポケット切り込み、チェックシャツ

今年も残すところわずかです・・

いろいろありましたね・・・

ですが、楽しんでもらえる様にがんばるしかないですね :-P

 

 

 

↓また動画をあげました!今度はハット講習の様子です!教室の雰囲気が伝わるかと思いますので、入学を考えている方は是非見てみて下さい :lol:

 

 

さて今回は少しサラっとした内容です(作ったのは2着なので結構しんどかったですが :cry:

前回作ったコートですが、生地が余ったのでパンツを作ることにしました。

 

そこで、チノパンの脇の斜めポケットについて1つだけお伝えしようと思います。

 

厚手の時に有効なので試してみて下さい。

 

ポケットのココですね↑

 

そうです。↑の感じで切り込みを入れましょうというお話です。

今まで、切り込みを入れると切り込み端が見えそうでいやだったのですが、サンプル縫製する人にすすめられてやってみました。

 

ここの̚角がほつれそうなのですが、よくかんがえれば、少しだけ控えて縫えばほつれも気にならなかったですね・・なぜか良くないと思い込んでましたね・・

うん薄く仕上がります。この後後ろパンツと地縫いするだけです。

結構「どうなんだろう」と思う仕様ややり方も、使い方を自分なりのやり方をしたり、使いどころで格段に良くなったりします。あと結局は縫わないと本当の所は分からない事が多いです。生徒さんに伝えるためにも極力縫うようにして伝えるようにしています。

なんでも試してみるのが大事ですね・・ ;-)

 

 

出来たパンツはこんな感じです・・・実はちょっと痩せてしまった事を忘れていました :roll:

 

ウエストが結構余ってしまいました・・

寒いのでちょっと長めにして、気に入らなければ後で丈詰めしようと思います。

裾幅は、何故か靴に必ず引っかかってくれる巾です。私は24cmでうまく引っかかってくれます。(多分足の甲が高いせいだと思います。)

 

 

 

ついでにシャツも作りました :roll: 年末の生地整理です。

 

柄はさすがにきっちり合わせると時間がかかりそうだったので・・左右前が段違いになっていますが、結構気に入っています。

 

 

衿は以前作製した1枚衿の台衿付き風です。縫製が凄く簡単なので、慣れれば1日で出来るので気軽に作れます。

さて連続で2着作りましたが、体型が変化してパンツはちょっと合わなかったです :cry:

シャツはかなり早いスピードでさっと出来ました。

個人で作製するから仕様面は拘りたい場合は時間をかければいいですし、サッと作ってしまいたいという時は簡単な仕様に変更してしまってもいいと思います。

 

皆さんも休みの間に服を1着作製してみて楽しみましょう :lol:

 

それでは良いお年を!!

 

 

 

カテゴリー: オシャクレ, 未分類 | コメントをどうぞ

コート修正➂

師走ですね!ただ今年は忘年会がないせいか、新橋の夜はすごく静かです。ちょっと不思議な師走です。

 

 

本格的に寒くなってきて丁度よい時期にコートが完成しました。

いつも時期が終わって完成するので、1年待って着用していたのですが、今年はこれで乗り切れそうです :-P

では完成です!

 

 

 

 

気になっていた吊りジワは消えてくれました。新品だからそうなりますが、これを洗ったり、着ていくうちにどんな変化が出るか研究したいと思います。

パターンは肩幅を出したり調整をしたので少しだけ着やすくなりましたし、衿の形は直線的で気に入ってます。

 

以前のサンプル↓

 

こうやって比べると良く分かりますね・・・

 

あと袖丈短い :cry:

 

 

で今回やりたかったのが、「中に何か着こんだ状態の変化を見る」でした。

以前作ったコレ↑の上に着用できるものを作りたかったのです。

 

 

ちょっと着ぶくれしましたね :roll: ただ、サンプルほど小さくはないので着てもそこまで窮屈には感じません。あと、きつすぎた肩傾斜を緩めたりしたので肩先が非常にラクになりました。首回りも少しゆとりを入れたので中に着用してもラクです。

衿まわりはかなり変えました。元のサンプルは衿のカーブがきつすぎて正直縫い難過ぎたので、完全別物です :lol: 衿の立体感は欲しかったのでかなり難しかったですね。

 

 

腕の運動量も少しだけ出して、袖裏もキュプラに変更。「袖裏はスベリが良い生地が良い」を実感しています。

身頃の裏はキュプラだとふらし始末で、生地が柔らかくダレて吹き出す恐れがあったので、スレキで作製しました。表地と同じ綾織のスレキなので恐らく表地に馴染んでくれると思います。

裾にもテープを流し込んだり、三つ折りの端を薄く仕上げるために斜めに折り込んだりと細かな事をしました。

 

もしこれを工場さんに指示したらややこしい指示になってしまうので、それだけ工賃が上がって売値もその分上がってしまいます。売値は結構な金額になりそうです。手の込んだ服はそれだけお金がかかってしまいますが、自分で作るなら安い :lol:

 

 

簡単に習得できる技術でもありませんが、出来た時には本当に「楽しい」と思えますし、服を作る事が日常化すると本当に服を見る目が変わって、それも楽しく感じます :-P

 

もう今年は終わりですが、来年4月からの入学を今頃から考えてみてはいかがでしょうか?

 

ではまた次回。残りの生地でパンツを作製してみました

 

 

 

カテゴリー: オシャクレ | コメントをどうぞ

コート修正➁

今年ももう残すところ3週間ほどです 8-O

大変な1年でしたね・・・早かったような長かったような・・なんとも言えない1年になりました :-|

ただ、私達に出来る事は「服を作る楽しさを伝える」

これに尽きると思います。

来られている生徒さんが「こんなの出来たんですよ!」と見せてくれる事はとても素晴らしい事だとこの1年で改めて思いました。

寝ても覚めても服の事ばかり考えている私が出来ることは「楽しい」を頑張って伝える事だけです。

 

大変な2020年でしたが、来年も少しでも楽しさが伝わる様にこつこつ頑張ります :-o

 

 

 

ちなみにル・オペラの事を広く知ってもらうために、こんな動画↓を作製してみました :-D

生徒の皆さんにはお馴染みかと思いますが、入学をお考えの方は是非見てみて下さい :-D

 

 

 

ではでは、前回の続きです。今回の企画はわりとさらっと報告しますね :lol:

そんなに特徴無かったので笑

これ↑(しかし裾が酷いな・・・)の修正ですね。

 

 

裏(前端と衿)は毛芯が使われていたので、凄く簡易版ですが、やってみる事にしました。もちろん生地がお高いので少し節約してます :lol:

 

 

衿はやはり馴染みが全然違います。衿のカーブしやすい事・・・ジグザグミシンは本当は地の目に通したほうが良いですが、今回はそのままサンプルを真似てみる事にしました。

 

 

失敗したなあと思うのが、生地の厚みが想定よりあり、縫代が硬くなってしまいました・・もうちょっと早く気付いて出来上がりにカットの仕様にすれば良かった・・・

 

 

後ろ中心は綾織で左右捻じれてしまうので接ぎをいれています。

 

 

かるく縫ってみた状態です↑良さそうな感じです。

 

 

縫いながら「厚すぎるので調整しようかなあ」と思い、少しずつ縫代を捌いてカットしています。

 

 

特に衿先は「絶対に衿先が出ない」と判断し、急遽芯をくり抜きました。

ラペル先も少しカットし、伸び止めも少し控えています。

小さなことですが、厚手生地の時すごく衿先がひっくり返し易くなります。

 

 

 

 

なんだかんだ縫製しながら微調整をかけていくので、毎回「縫う時に気付くのはまだまだだなあ」と思いますが、「とりあえずやってみる精神」で挑戦しています。

実際に縫ってみて気付いた事は自分でやったのもありますが、経験として生徒さんに伝える事ができるので、非常に有意義だなと思っています。

 

 

 

さて、最後テープを作って↓次回完成です。

 

 

 

ちなみに生地が余ったのでパンツも作製しています笑

 

今年の冬はずっとこのコートですかね。

 

ではまた次回!!

 

 

カテゴリー: オシャクレ | コメントをどうぞ