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2021 年 10月 23 日 – パタンナーズライフ

2021年PM検定試験3級②

急激に寒くなってしまったので、皆さん衣替えに戸惑っている様子です :lol: 私もまだ半袖シャツが出しっぱなしです・・

ちょっと今年は急過ぎましたね・・

 

では!お待たせしました!

 

今回は12月11日(土)に行われる3級の試験の2型目をお届けします。

 

既に1型目は静止画を張り付けた解説付き動画もYouTubeにてアップしています↓

※今回の2型目も解説付き動画は作成致しますので、是非ご覧ください。

 

出願期間も10月15日(水)で締め切りになりました。

 

あとはひたすら練習して本番に挑むのみです!!!

 

 

実技の練習はもちろんですが、筆記の方も勉強よろしくお願いします ;-)

 

 

そして、こちらは2019年の3級のブラウス作図動画です。

デザイン等は違いますが、実際の作図の様子等もご覧いただけます。

参考までにご覧くださいませ↓

 

 

それでは、パターン検定3級の二つ目のブラウスやって参ります!

 

デザイン画です↓

 

 

1型目同様、フラットカラーの半袖ブラウスです。

前は横に切り替えが入り、タックが2本。

後ろは切り替え無しで肩ダーツのデザインです。

 

衿はフラットカラーは同じですが前下がりの付け方等、少々異なる部分があります。

こちらの型も全体のデザインバランスを決めるのが難しいため、早めにトワルを組んで決めておきましょう。

 

 

 

 

寸法はコチラ↓



着丈 = 57.5cm


肩幅 = 40cm


バスト = 98cm


裾廻り = 111.7cm


袖丈 = 18cm


袖幅 = 35.4cm


袖口 = 33cm


袖山 = 13.1cm


 

以上になります。

ボディはキプリス9ARです。

 

 

 

 

 

パターンです↓

 

 

 

SNPは0.5c削り、FNPは1.3c程下げてます。

全体のバランスを取るために少し下げ気味です。

 

ボタン間隔は9.2cに設定しています。

 

裾は前後脇でそれぞれ2.2cずつだし、ウエストでも少しダーツを取っています。

 

 

9ARの場合、前の部分が当たるので裾で2.5c程、フレア展開しています。

あとで裾起点でタック展開をし、フレアが少なくなる事を見越してやや多めに出しています。

 

 

裾の前下がりは0.5c程付けています。

 

 

前の切り替え位置はバストラインから3c上に決めました。

全体の着丈、ボタンバランス、切り替え位置、衿、すべてのバランスを取るようにしましょう。特にこれ以上切り替えを上にすると、ダーツ先がバストポイントから外れるのでバストダーツ処理がしにくくなります。

絵型的にはもう少し上な気もしますが、シルエット優先でやや下げました。

一番バランスが取りにくいですね :cry:

 

 

後ろの肩ダーツは1.5c取りました。

 

前の切替線上のダーツは1.3c取っています。

 

あくまでも目安の数字になりますので切り替えの位置に限らず、ダーツ量や裾廻り等のバランスは、トワルを組んで調整して下さい :-P

 

早めに自分の数字を持っておきましょう!

 

 

 

 

 

前見頃です↓

 

 

タックの位置はCFから6cの所に1つ目、そこから2.5cの所に2本目を設定しています。

 

タックの分量は下で0、上で片側1cの計2c開いています。

 

タックの位置はバストポイントで取るとタックが開きやすくなってしまうので、ややCF側に寄せて開きました。

この辺も、トワルを組んで確認してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

袖です↓

 

 

 

袖のイセの量は画像の通りです。

合計18mm入れています。

 

袖山は前回よりも低めで13.1cmです。組んでみて吊ったり、余ったりするようでしたら調整して下さい。少し低いほうが難易度は下がります。

 

本番では予期せぬ不具合に対応出来ないといけません。

 

修正する練習もしておきましょう

イセが多くなるとピン打ちも難しくなるので袖山付近のピン打ちは必須です!早く綺麗にを目指してください!

 

 

 

 

 

 

衿です↓

 

 

今回も①の時と同様に何度か修正しました。

 

自分ではこれくらいだろう。と思ったサイズ感でもいざトワルを組んで、全体で見ると切り替えやタックのバランスも相まって思っていたようにはなかなかいきません。

 

早めに取り組むべき箇所の一つです!

 

 

 

 

 

 

完成トワルです↓

 

衿先のプレスが甘いと浮きやすいので、外回りの縫い代はしっかりプレスしましょう。

袖山にシワがなく、きれいにイセも配分できると見た目の印象が格段に良くなります。

全部大事ですが、衿と袖は特に気合をいれて練習しましょう!

 

 

実技試験は3時間半です。

作図1時間半、写してトワル組みまで一時間、提出パターン抜き出して記号記入で30分、これで見直し時間に30分使えます!

 

自分でペース配分してみて、時間内に余裕を持って終えれるよう練習を重ねて下さい ;-)

 

 

 

 

 

 

 

完成パターンです↓

 

 

地の目・わのマーク・CF・CB・見返し線・合印・イセマーク・パーツ名称・ダーツの倒し方向、ステッチ、必要と思われる記号は忘れずに記入して下さい。

 

 

 

 

 

 

試験には出ませんが、工業用パターンです↓

 

 

 

 

提出は縫い代なしのパターンになりますが、参考までに工業用パターンも一応。

 

 

間もなく10月も終わります。本番まで1ヵ月ちょっと。

 

周りの受験者はとにかく見ないでおきましょう :lol:

 

人は人、自分は自分。

試験に合格するだけではなく自分が綺麗だなと思えるトワルを作れるようチャレンジしてください!

 

 

 

ではあと少しがんばりましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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