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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2022 年 2月 – パタンナーズライフ
2022 年 2月 – パタンナーズライフ
「生地特性の動画ブロード#2」ダウンは作れるか?⑥
体験セミナー開催致しました
皆さん興味深々で楽しんで頂けた感じで何よりでした!
普段服を作っていてもどうしても垢抜けない・・という悩みもありました・・
やっぱりそこはパターンかなと思います
プロの技術あれば、そこは製品のクオリティに(場合によってはそれ以上)なります
皆さんにはその技術をお伝えしてクオリティが上がったり、服をつくる事の楽しさを伝えられたらなと思います!
4月期の募集も開始しましたので興味のある方はお気軽に見学にお越し下さい!
↓今回行った体験セミナーの様子です。動画もありますので是非見て下さいね
http://www.leopera.com/md/?p=6391
そして服をつくる事の楽しさには、クオリティが上がったと実感する事が必要ですが、生地の知識は必要不可欠かと思います!
この動画は頑張りました
いつも頑張ってはいるんですが、なんというかちょっと手ごたえみたいなものを感じています。「パタンナーが作る生地選びからデザイン、縫製までの動画」って無いと思うんですよね・・ たぶん出来ないというか
中でも「パターンにおいて注意するべき点」というのは皆さんに見て頂きたいところです!
ブロードを使ってシャツを作る際は(もちろんそれ以外でも)参考にして下さい!
またチャンネル登録お願いします!
では、前回ダウンのパターンを抜いてみたところでした。
出来たパターンを見てみましょう
身頃と前立てです
前立てはフード端まで続いているもので叩きつけでした。ラインは真っ直ぐですね。
身頃の特徴は
①衿ぐりが広い(中に着込む事とダウンが中に入る事を考えるとこれくらい広くないと窮屈かと思います)
②前の肩傾斜が急(これも衿ぐりに入ってるゆとりを十分にとるためかと思います。これなら中に厚手のタートルネックを着ても大丈夫そうです)
③脇は絞っていた(隙間を埋めると考えてもいいし、腕回りにゆとりを持たせたいとも言えるかと思います)
④アームホールが極端にカーブがキツイ(所謂鎌幅のところです。腕の厚みを考慮せず狭いアームを引いてしまうと、寸法的に短くなるので結果袖幅が狭くなってしまいます。見方を変えると鎌底は上に上げて付け根に近付けるので、運動量が増してるとも言えます。)
このあたりが大きな特徴でしょうか。
特にアームのラインは複数の意味がありそうですね
なんにせよ「中にダウンがたくさん入っている」という事と
「隙間を無くし、運動量を確保する」という完全に機能面に特化しているパターンに思います。
フードのパターンです。フードを被ると完全に覆われた形になりつつ、首を動かしてもフードが変に動かない形でした。パーツ数は少なくしてあります。少しでも裏のダウンを入れるパーツを減らすためでしょうか。そう考えると切り替えが大量に入って立体を作り過ぎているものはダウン製品には向かないかなとも思います。
横が見えないのがちょっと怖いなと思います。ただ防寒を優先するのであればこれでもいいのかな・・
袖は切替たっぷり入っていました
地の目を基準にパターンを抜き出してみるとこんな感じでした。袖下部分にこれでもかというくらい運動量を出しています。これでマチのような役割を果たしています。
地の目を無視してくっつけると意外にダーツ量は少ないものでした。
特に肘の辺りは少し膨らませて、腕の曲げやすさは考えているのかなと思うパターンでした。地の目が少しバイアスになっていたりするので、何か目的があるように感じますが、ここは作ってみて考えてみたいと思います。
というところがとりあえずの考察です。
他にもたくさん気になるところはありますが、全体的に「カーブ」は抑えているように感じました(アーム以外)
ナイロン生地を縫うので、「カーブだと吊りやすい」というのもあると思いますが、単純に「縫いやすくしたい」というところが大きい印象です。
表地のラインは裏にも直結します。変にダーツを取り過ぎたりすると裏が大変な事になるのでやはり「ダウンを入れる事を考えたパターン」なんだなと思います
いやあ楽しいですね
あとは工業用パターンを作りますが、書き込み大変ですね・・・・
そして↓資材どうしようかな・・・
このダウン作製はまだまだ続きます・・ 皆さん長くお付き合いよろしくお願いします!
初心者の難敵!シワシワの原因と対策動画 ダウンは作れるか?⑤型抜き
予定通り体験セミナー開催致します!
いよいよ今週末日曜日ですが、まだ空きはありますので気になる方はお電話でのご予約お願い致します!
東京校 TEL03-5473-1519
寒さもひと段落してきて春が少し見えて来ましたね
あっという間です!4月くらいからはコロナが収まって通常の生活に戻ってほしいですね・・
さて普段から縫製している方にはこんな動画はいかがでしょうか?
「パッカリング」についての動画です
カジュアルな服では良く見かけるシワかと思いますが、高級とされる服を作る際にはタブーです。なぜ起きるのか?などは考えた事はないでしょうか?
縫製を専門にされている方とはまた違う視点で「パターン」で抑える方法をお伝えしています。意外にプロの方も意識しないところかと思いますので是非見て下さい!
チャンネル登録といいねもお願いします
では
ダウンの続きですが、以前から生徒さんに聞かれていた事をお伝えしてみようかと思います。
「型抜き」というやつです。
手持ちの服のパターンを「抜く」事ですね。
そっくりそのままはパクリになっちゃいますが、勉強の為にはとても大事な事だと思います。自分が知らない縫製の方法や、パターンの引き方を知るには持ってる服を調べてみると良いと思います。
ただ「解いて」だとさすがにもったいないので・・・
解かなくて済むやり方をお伝えしておこうかなと思います
色んなやり方がありますので、あくまで参考用にと考えて頂ければと。
では
今回は裏地を外してやりやすくなっていますが、通常は外さないでやります(ダウンがパンパンだとさすがにやり難いですが・・・)
最初にアイロンをかけます。
このアイロンもすごく大事です。目的は「着て伸びたりしてしまった所を元に戻すアイロン」だからです。
ここで大事なのが「地の目」です。地の目を見ながら、縦糸横糸を揃えていくようにアイロンをかけるようにします。「地の目が読める」というのはとても大事だと思っています。
ただ、ミリタリー系などの縫製が割と雑なものに関しては精度があまりないので、完璧からはかなり精度は下がります。(縫製が怪しい所は左右確認する事にしています)
しっかりアイロンをかけても、今度は「縮んでいる」ところが出てきます。
縫い縮みです。今回は脇がWstが入っていてかなりパッカリングが起きていました。引っ張ると1cmくらいは縮んでいます。
この時は「引っ張ってシワが消えるまで」で寸法をとった方がよいと思います。
基準になる箇所(今回は後中心)にピンをさして(何本か私はさしています)
下に型紙を敷いた状態で↑のようにピンで穴を開けていきます。
難しいのはアームホールなどカーブが強い箇所です。
伸びやすい生地の場合だと、縫製時に伸びてしまって元のパターンから大きく崩れてしまうので・・ここも「地の目を見ながら伸びた分を考慮したライン」でとります。(これが結構難しいです・・ )慣れるまでは中々上手くいかないところですねえ
衿ぐりも伸びやすいところの一つです。特にサイドネック部分です。
地の目に気を付けながら伸びた分を戻してとっていきます。ここは縫製時にかなり伸ばしやすい部分なので特に気を付けましょう。
線の入り方(角度)も大事なところです。パターンを抜いてみて確認するところは、この角の線の入り方を参考にする事が多いです。この入り方が間違っていたら正確には抜けていないという事になるのでもう一度とり直しです。
実寸計測も参考にします。手の加減や、生地を引っ張ってズレてしまう事が多いので、パターンを確認する際に「実寸はどうなっているか」は良く見る部分です。
単純なパーツは幅と長さのみ計測してピンで抜き出さない事もあります。ある程度の形のセオリーはあるので(もちろん違う事もあります)寸法を参考にしながらパターンを直に引きます↓
片側だけパターンを引いてあとで左右対称にします。
置いても長すぎるパーツの場合は置いた状態での端にピンを打っておき、そこから続きは生地をめくって続きから・・・という風にとっていきます。(生地に厚みがある場合はミスしやすいので、厚み分を考慮します)
↑こんな感じでパターンを抜き出していきます。私は後でCADに入れるので、重ねて書いています。
あとは、、寸法を拾ってCADでラインを引く→プリンターで出力してズレを修正→プリンターで出力の繰り返し
これで形をとっていきます。慣れたら早い作業ですが、慣れるまで一番困るのが
「寸法が合わない」です。
所謂整合性がとれないので何度も確認して取り直す事になります。
なので、上記の「地の目を読む」という事が非常に重要になります。
最初にもお伝えしましたが、色んなやり方があると思いますし、その服それぞれでやりやすいやり方は異なると思います。
服の構造を知るにもすごく勉強になりますので是非お試しを
では次回抜いたパターンです!
新連載シリーズ「生地動画ブロード#1」動画 ダウンは作れるか?④
雪も降って冬もこれで終わり!ってなればいいんですけど、来週も怪しい雲行きですね・・体調管理が大変ですが気を付けたいと思います
引き続き体験セミナー募集中です!
2/27(日)10時~と13時~の2部制でまだ席は空いております!
お電話でのご予約のみですので、東京校に直接お電話下さい!
TEL03-5473-1519
↓こういった新しい取り組みも始めています 結構企画段階で迷い、色々苦労した分良い出来かと思います!
以前から、「トワル組みではイメージがしにくい」と初心者の生徒さんから相談がありました。どうにかイメージしてもらいやすくできないかなあーと考えていたので「デザイナーさんが服を作る時の流れを一連で見せたら面白いんじゃないか?」と思い、こんな動画になりました
実際に生地を見に行った時
デザインを考える時
シルエットを考える時
単に生地の特性や特徴を知りたい時に見て参考になる動画が出来たと思います!
見どころは「生地をボディに当ててドレープを見せたりしている」所です!他には無い動画が出来たと思います!是非プロの方から初心者の方まで見て下さい
さて、寒い時期にはダウンの企画ですが、このままだと暖かい状況で完成になりそうです・・ 難易度高すぎて中々進みませんがご容赦を
↓見ても分からないポケットのパターンです(笑)
本来は断面図などを用意するともっと分かりやすくなりますが、それでも「分かったつもり」が怖かったので、縫製手順や細かい所を知りたく一度縫ってみてみました!
↑前回中ポケットと裏フラップを縫ったところです。
次は表の外側にくるメインのポケットです綿入りで4層になっているので縫うのが大変でした
まず一番外側にくる表地に裏地・綿を仮縫いします。この時、綿と裏地がかなりズレやすいので、押さえの圧力を下げたり、押さえを変えたり、糸もテトロンなど滑りのいいものに変更しておいたほうがいいです。(それでもズレやすかったので手の加減で引っ張りながら注意しながら縫いました)
一番奥側の裏地だけ単体で別にしておきます。
出来たら角を中縫いします。
表のみにつまみコバstをかけます。これがなかなか難易度が高くて、2mmくらいのコバステッチをかけてしまい、若干角がかんでしまっています(ここは本番1mmくらいの細いステッチのほうがよさそうです)
角が縫えたらその2枚を仮止めします(仮止めだらけです)
ポケット口を三つ折りしてステッチをかけ、外周にロックをかけておきます(無くてもいいかもしれませんが、かけておいた方がほつれ防止になります)
↑角がちょっとかんでいます
次に中の裏ポケットです。(一番身頃に近い方です)
まずファスナーを脇側の布に縫います。ここでもファスナーの幅に注意しながらセットするようにしましょう。一応分かりやすくするためにカット線と地縫い線を引いておきました。
一気にコの字で縫ってもいいですが、私は分けて縫っています。
コの字に縫えたら、ひっくり返して見返し・中裏ポケット(フリース)で挟みます。
出来たらコバステッチで、脇側の布端にロックをかけておきます。
このあたりがかなりややこしい部分なので、よく確認してください。先に脇側の端を出来上がりに折り込んでおきます。そのまま上側を表フラップと地縫いします。
↑こういう状態です。・・ややこしいです・・・
あとは「中ポケットと中裏ポケットでメインになる表ポケットを挟みます」
ここ難しいです
どんでん口を残してフラップまで一気に縫いましょう!
出来たらひっくり返して、フラップにステッチを入れて・・
どんでん口の部分を塞ぐコバステッチを入れましょう。ステッチが最後まで入っていないのは針が厚過ぎて入りませんでした
身頃に叩く前まで完成です!
あー大変(笑)これが4つも付くとか大変すぎます・・・
あとやはり表地は厚みがありすぎました 高密度でもいいですが、せめて生地が薄くないとここより厚い所が出そうなので生地選びは慎重にですね・・・あるかなあ・・・
ではまた続きをやってみたいと思います!