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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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2022 年 5月 – パタンナーズライフ
2022 年 5月 – パタンナーズライフ
「生地特性の動画ブロード#3」 着物生地 リメイク①
いよいよ梅雨入りしそうですね・・
足が蒸れるいやな季節です・・・洗濯ものが乾きにくいいやな季節です・・
ネガティブな事ばかり言っても気持ちもジメジメしてしまうので、雨は雨でレイングッズで色々楽しんだりしましょう!蒸れないレインシューズ望む!
↓ブロード編完結です!
中々苦労しましたが、「デザイン、パターン、縫製」と色んな角度から見ることが出来るいい動画になったんじゃないかなと思います!
最初から見るともっと気づきがあると思いますので、ちょっとした時間が出来たら是非ご覧ください!10分くらいなので気軽に見て頂けると思います!
ダウンに苦労しておりますが、なかなか終わりませんので飽きてしまう前に、間に進めている事も少し・・・
最近進んでいる楽しい企画がありまして
着物を使ってアロハシャツを作ろう!
という企画です
メルカリやヤフオクなどでかなりいい着物の生地があるので、その生地を使ってシャツを作るという企画です!
作った方もいらっしゃるかもしれませんが、私が実際縫ってみたりした中で気づいた所などをお伝えできればと思います!
やってみたいという方は多いと思いますので是非参考に!
まずは洗濯から、、
全体的にややくすんで見えたり、所々汚れがあるし、古い物なので少し押し入れに仕舞っていたような独特の臭いがします。笑
着物屋さんの方は洗うのはNGだとは思いますが、実際に洗ってみてどうなるかも検証してみたいのでやってみよう!です!
縮んだり生地がごわつき過ぎたり色んな事が起きるかも・・・という事は覚悟の上でやりましょう!
少し大きめのタライに水を張ります。
今回は生地幅は全然ありませんでしたが、10~12M程あったので一気に洗うには少し大きい方が扱い易かったです!
中世洗剤を流し入れて軽くかき混ぜます。
大量に入れると後程、洗浄する際にかなり泡立ってしまうので加減は洗いながら・・・
ゴシゴシと洗うと生地を傷めてしまうので優しく揉み洗いというより、押して汚れを出していく押し洗いのイメージで汚れをかき出していきます。
10M超の押し洗いはちょっとした筋トレですね。笑
10分程、漬け置きします。
ギュッと絞るとまたまた生地を傷めるので流れ落ちる水が出なくなるくらいまで軽く脱水し、日陰干しにして一旦、終了。
結構大変な作業でしたが、後片付けの際にビックリ!!!
こんなに汚れが出てきていました!笑
写真では綺麗に映ってしまい伝わりにくいですが、この二倍は黒かったです!笑
半乾きくらいまで干した後はアイロンをかけてシワを伸ばしたら洗濯完了。
アイロンをかける前に耳はカットしておきます。
アイロンをかけながら、傷や汚れがある箇所をチェックしていきます。
織り傷や柄自体がズレていたりと、よくよく見ると結構使えない箇所が多いです!
これは裁断の配置や柄合わせも大変なことになるでしょう…笑
次回苦労する事になる裁断です!
お楽しみに!
カテゴリー: オシャクレ, リメイク・リフォーム, 動画
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2022年PM検定2級①
東京はここ最近、夏日が続いていますね・・・
雨が続いたり気温が上がったりバタバタと気候にやられています
そしてこの時期と言えば『パターンメーキング技術検定』ですね!
今年もこの季節がやって参りましたので2級のジャケットを作製してみました。
それではまずは2型あるうちの1型目です。
今年は2型とも4面体が掲載されています。
過去の検定2級4面体ジャケットの作図動画がございますので参考までに↓
今年のデザイン画はコチラ↓
プリンセスラインと言われる縦の切替のジャケットです。
ポケットは両玉縁でボタンが4つ。着丈は短め。
毎回思いますが、バランスが取りにくいジャケットでした
まずは寸法です↓
着丈 = 55cm
肩幅 = 39cm
バスト = 94cm
ウエスト = 80cm
裾周り = 100cm
袖丈 = 58cm
袖幅 = 33.4cm
袖口 = 24cm
袖山 = 16.4cm
今回は9ARボディで作製しました。
会場によってはボディが異なることがあります。
10missボディなら肩幅は1cm程小さくしていいかなと思います。
パターンです↓
ウエストダーツは、後中心(背削り)10mm、後ろの切替37mm、脇で24mm、前のダーツで18mmです。
この辺りの細かい数字はボディや個人の好みも反映されるので参考として考えて下さい。
サイドネックは4mm削っています。
肩のダーツでは6mm開いて設定しています。
きっちりとしたダーツ処理量を決めておくと、アームホールの寸法が変わらないので同じ袖を付ける事が出来ます。
いつもこの分量はデザインによって変わるので、あくまで試験用ですが
バストダーツは衿ぐりで3°開いて4分の1残しで処理しています。
袖山の参考の形です。
全体で36mmイセが入っています。
袖山のイセが今回1箇所の最大が12mmです。これを超えるとピン打ちでキレイに付ける事が難しくなるためあまり多くし過ぎないように注意しましょう。
衿腰25mm、衿幅43mmで設定しています。
今回はデザインが少し寝ている衿だったので多めに開いていますが、あまり広げ過ぎるとサイドネックあたりが抜けてしまうので、やり過ぎに注意です。
前身頃です。
ボタンは20mmで間隔は8.3cmで設定しています。ここが少し中途半端な数字になりましたが、バランスを考えるとこれくらいでした。
ポケットの大きさ・位置、丈の長さ等、全体のバランスをみて設定しましょう。
まずはきっちりとしたトワルを組んで自分の数字を早めに準備しておく事をお勧めします!!!
提出用のパターンです↓
前回も言いましたが、名称・地の目・CB・CF・イセマーク・見返し線・ボタン・合印・わのマーク・必要と思われる記号は忘れず記入しましょう!
以前こういった動画も作製しているので、トワルを組む時に参考にして下さい↓
完成トワルです
袖丈が58cm(これ以上短くは出来ない)で、絵型の袖丈からの差で着丈を決めると前身頃の衿、ポケット、ボタンなどの縦横の比率のバランスが取りにくいです。
先程もお伝えしましたが、ある程度の寸法バランスを出して自分の数字を早めに出しておきましょう。本番でバランスをとるのは難しいと思います。
特に第一ボタン位置は絶対覚えておいた方がいいです。
今回はバストラインから6.5cmくらい上の位置に設定しています。
最後におまけの工業用パターンです。
参考ですが、両玉縁ポケットの書き方や前見返し等、理解しないままはいかがなものかと思うので、構造を理解するためにも見ておいて下さいね
合格する事が1つの目標ですが、完成度を上げる事の方が個人的にはレベルアップという意味では必要だと思っています。何度も引いて完成度を上げてみてその会場で一番綺麗!まで目指して下さい 本当に細かいところまで見る事が出来るようになれば、他にも応用が効いてきます!
ベースのジャケットというものの形を覚える上でも非常に大事だと思います!
では皆さんの健闘を祈ります!
カテゴリー: オシャクレ, パターンメーキング検定関連
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「簡単な身頃原型の作成方法+ブラウスの型紙」 ダウンは作れるか?⑧
GWもあけて雨の日が続きますね・・・
新しくレインブーツ的なものを購入してみて試しているのですが、これかなり蒸れますね・・・レインブーツ買ったものの少し苦手かも・・服もそうですが試してみないと分からないですねえ・・
コロナも野外でのマスク着用が見直されてきていますし外出される方も多くなってきたように思います。ようやく皆さん動き出す事が出来る時期にきました。
コロナ禍で趣味で洋裁を始めた方も多いと思います。「もう少しクオリティを上げたい」という方は、他にはない学習システムで分かりやすく学ぶ事が出来ますので、ル・オペラでパターンの勉強をしてみるのはいかがでしょうか?
見学お待ちしております
↓こんな事が出来るようになりますよ!
原型そのものを作製する事が出来るのでその方にピッタリの服を作製できます!
本当の意味で着心地の良い服を試してみませんか?是非一度見てください!
さて、ようやく、ようやくです・・・
↑かなり縫えてきて雰囲気が分かるようになってきました!ここまでくると全体が見えるのでワクワクしてきますよね!ここから袖下脇を縫って着てみたい欲にかられますが、ぐっと我慢です
左のファスナーポケットもしっかりファスナー再利用です!持ち手がそのままなのでこのメーカーの製品みたいに見えちゃいますね 奥までスライダーが入るタイプですが、かなりパターン的にはややこしいことになりました・・・こういう簡単そうに見えるところがかなり複雑になったりするんですよね・・・
右ポケットはかなり厳しかったです 生地が何枚にも重なっているので、下糸がとんでとんで・・・厚い場所はなんとか手で回して乗り切りました・・・
腰ポケットはまだ叩きつけていませんが、すごい心配・・・生地の厚みが・・・はたして叩きつけられるんだろうか・・・
裏の生地は高機能な生地で保温、保湿効果がありつつ触り心地が素晴らしいです!はやくポケットに手を入れたい しっかりDカンも使いまわしておきました!ちなみに金属が少ないのはおそらく極寒の中なので肌に張り付くと危ないからだと思います。
地味に面倒なのが、こういった中のトンネル布でした、、、気を使って端の折込は紐が引っかからないようにしております。
袖の調節タブですね。マジックテープ(ベルクロ、面ファスナーとも言います)端がぴらぴらめくれないように角を少し丸くカットしています。
↑袖口のサムホール(親指入れ)ですね。ニットテープが探してもなかなかなかったので代用品になってしまいました・・・このあたりの副資材は小売りあまりしてない事が多い(ネットで探せば出てくる事もありますが店頭ではあまりない事が多いです)
生地が気持ちがいいので気に入っております
そしてやっと手に入った両面金属ハトメ(4mm)店頭ではまあなかったです。もしかしたら鞄の資材屋さんのほうにはあったかもしれません。ネットで購入してみました。ドイツ製です。・・・・が・・・
あれ?打ってみたら・・・加工(表の黒いの)剥げてない?
何度か試してみたけど剥げる・・・
専用の一緒に入っていた打ち具に合わせてみたら・・・「合わない・・・」
何度やっても変な凹みが出来たり加工が剥がれたりします・・・
打ち具が合わないってどういう事・・・メーカーさんお願いします・・
仕方なくもっと探してみて・・・
↑見つかりました・・・これはしっかり表が凹んだりせずに綺麗にいけました・
ちなみに生地が薄いので間に↑豚革を挟んでいます。これがないとゴソっと抜けてしまうので・・元サンプルは専用のパッキンがあるようです。
あと足りなかったプラスチックスナップですね。これもあまり種類がないので1択です・・
マジックテープもあまり選べないのでこのタイプです。少し硬くて剥がし難いのが気になりますがしょうがない・・・
袖口の中のゴムももう少しソフトなものの方が良かったです・・がこれも無い・・・
アウトドア系を作る時、色んな資材を使う場合は先に「どういう資材があるか?」をしっかり調べて、それから「購入して手に入るか?」も考えた上でその「規格」によってパターンも考えるようにしましょう!
特にゴムは戻る力が強すぎたり、弱すぎたりすると思った寸法に戻らなかったりします。
皆さんもお気を付けください!
また長くなってきましたので次回!
あとボタンホールも定期的に練習しております 少し間があくと忘れて逆に時間がかかるので隙間時間でやった方がいいですね