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2024 年 3月 – パタンナーズライフ

袋縫いベンツ①

皆さんこんにちわ

 

先日の東京ではあらしのような雨風が明け、遂に春の陽気が訪れましたね(^^)/

夜も暖かくなり新橋駅付近の公園では仕事終わりの方たちで活気に溢れています

春は気持ちが良くて好きな季節なのですが、今年から花粉症が発症してしまった様で少し辛抱が必要になりそうです(-_-;)

 

それでは、自分の持っている古着の一重ジャケットで面白いベンツの仕様があったので紹介致します(^^)/

 

背中心の縫い目が袋縫いになっていて続きでベンツが縫われています

 

 

 

 

今回も縫い目を解いてみて仕様がどのようになっているか調べてみたいと思います(^^)/

 

まずはベンツ押さえSTを解いてみました

ココの部分は背中心からベンツに向かってL字に袋縫いされています

 

 

 

続いては袋縫いのSTを解いてみます(^^)/

背中心からベンツに向かってL字で地縫いし、角に切込みを入れてから縫代を包んでいます

袋縫いは外表に地縫いしてから中表にひっくり返してSTをいれるので、写真の赤丸の部分の様に角に切込みを入れる事で縫代が吊らなくなります( `ー´)ノz

 

 

 

袋縫いの地縫いを解いてみるとこのような感じでした

 

左身頃の持ち出し端は三つ折りで始末されていて、右身頃には持ち出しにベンツが縫われていると言った仕様でした!

 

 

 

↓パターンはこのような感じでした

 

 

それでは次回のブログで縫製の解説をしますのでお楽しみに(^^)/

 

 

 

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剣ボロ風?明き②

皆さん、こんにちわ

 

3月に入りもうすぐ桜が見頃になるのでワクワクしていたのですが、今週は東京で雪が降りましたね( ;∀;)

 

天気予報はしっかり確認したのですが、もう3月だし雪なんて降らないだろう(*’▽’)と思って薄着をして出かけたら予想は的中して雪が降ってしまいました(・・;)

これからはちゃんと天気予報は信じたいと思います(笑)

 

 

3月3日より2024年度4月期の生徒さん募集を開始しています!

既に空き席が埋まっている時間帯もありますので、入学希望の方はお早めに手続きをお願いします!

 

少しでも興味のある方は、是非授業見学にお越しください!

 

今回は剣ボロ風明きの縫製の説明をします(^^)/

先月のブログで縫い目を解いて詳しく仕様を調べてパターン化したところまでの過程を書いていますで、良かったらそちらも一緒にご覧ください!

 

 

 

 

 

それでは縫製手順を見ていきましょう

まずは裁断からです

分かり易く切り込み位置とタック位置を記入しています

一般的な剣ボロ明きは剣ボロと下ボロ、袖の3パーツで縫われていますが、今回紹介する仕様は袖の1パーツのみなのが特徴だと思います(^^)/

 

 

 

 

まずはY字に切込みを入れてから三つ折りをします

ココの三つ折りは剣ボロ明きの下ボロと同じ役割りになります

 

 

その後三角布の表側に折り返し、もう一方の縫代は裏側に折り返します

三角布も裏側に折り返してしまうと、完成した時に表から見えてしまうので折り返す方向注意です!

 

 

 

続いては、パターンの赤丸の指示の様に小さなタックを

折り込んでいきます

参考にした明きを解体した時にタックのなかに小さなタックのような物がありましたが、恐らく無理やり縫って出来た物かと思います

今回のパターンは参考にした袖の仕様と同じ小さなタックの指示しています

 

 

 

 

プレス箇所のアイロンが終わったら、最初に三つ折りした箇所に0.5cmステッチをいれます

 

 

 

最後にパターンに表記されている山折りの部分を

プレスし、剣ボロのようにステッチを入れて完成です( `ー´)ノ

 

 

 

今回は変わり種の仕様の紹介となりましたが、タックに明きを利用している仕様は初めて見たので面白いなと思いました(^^)/

縫製は、ほとんどがプレスでミシンで縫うのは2箇所なのでとても簡単ですので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい(^^♪

 

 

 

 

 

 

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