スクール概要

ル・オペラでは、
など、それぞれに最適なカリキュラムを組み合わせてプロの技術を指導しています。パターンの経験がない人でも、一から丁寧に指導いたしますので、ご安心ください。実際に未経験の方も多く入学されています。

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ル・オペラでは個人カルテを導入しています!

ル・オペラでは、一人一人が個人のペースで進められるように、個人カルテを活用しています。講師が毎回チェックいたしますので、わからないままどんどん進むことはありません。

ル・オペラ代表モデリスト松村哲明よりメッセージ

私は、もともと自動車を作るための設計(自動車工学)を勉強していました。そのおかげで国家鑑定2級の整備士免許を持っています。整備士の資格を持っているパタンナーも少ないと思います。しかし自動車の場合、一人で車を作るのではなく、チームプレーで1つの車を設計していきますが個人的には、「自分の作品として何か一つの物を作りたい」と思っていました。

そんなときアパレルで働く「パタンナー」の存在を知りました。その仕事の内容を調べて見ると、「自分で設計して、自分で作ることができる」私にはすごく魅力的な仕事に感じました! 悩んだ末、大学からの就職先を辞退し、アパレルの専門学校に入学しました。

デザイン画なんか書いたこともなく、針も持ったことがない私は毎日が悪戦苦闘の連続でしたが、新しい発見も一杯でした。しかしパターンの授業に関しては疑問ばかりでした。それは物を作るための設計図であるはずのパターンの「あいまいさ」です。
一般的なパターンの考え方の中には、数学的な図形として見た時に、矛盾が無数に含まれていて、アイテムごとの理論が一貫していないのです。そのために、完成してからの修正が非常に多く出るのと、アイテムごとに引き方を個別に覚える必要があり、これには閉口しました、また、細かい線の引き方を指導するのに30名くらいを一人の先生が同時に教える方法についても不満を感じていました。
専門学校を卒業してからは、大手のプレタメーカーにパタンナーとして就職し、海外ブランドのパターン作製と、CADの運用研究に携わることになります。そこでは、独自に図形的に矛盾がなく、すべてのアイテムに共通する本当の理論を見つけ出し、パタンナーの業務に応用するための研究の日々が過ぎていきました。その結果、袖、身頃、衿などの作図において正確なパターンが作れる独自の理論を見つけて行くことになります。

その後その研究が認められCADメーカーに転職し、CADの開発を行いながら、さまざまなパターンの理論を見つけて行く過程で、布の特性のために、数学的には表現できないことにもぶつかりました。そんな時、不思議なめぐり合わせで、さまざまな紳士服業界の賞を受章し、国から勲章も受章した73歳のテーラーと知り合い、そこで生地のもつ可能性、物作りの面白さ、常識にとらわれず工夫することの意義、を教えていただきました。
その後CADメーカーを退社し、それまでに研究した知識を元に、パターン作成の会社と、パターンを個別指導するアトリエ、「ル・オペラ」を立ち上げ、そのテーラーにも弟子入りしました。
それからも研究は進み、今まで私の持っていた幾何学的な図形の理論と、アパレルメーカーでの経験、そして、テーラーに伝わる技術が融合して、今のル・オペラのパターン技法ができてきました。いうなれば幾何学と匠の技術の集大成です。そしてこれからも研究を重ね、日々進化し続けます。
「誰でも簡単に!」というほど簡単ではなく、努力の必要なところもたくさんあります。しかし、しっかりと基本を理解して手順を間違えなければ、どんなアイテムにも応用のできる正しい技術が身につきます。あなたもル・オペラで、「本物の服作りの奥深さと楽しさ」に触れてみませんか。