パタンナーとは

デザイナーの書いたデザイン画を基に工場に出すための衣服の設計図を作る人で、縫製工場とデザイナーの橋渡しをします。 ファッション業界の中でクリエイターと言えばデザイナーを思いうかべますが、デザイナーの頭の中にあるイメージを具体化するのはパタンナーです。そしてこのパタンナーの良し悪しで商品の完成度が全く変わります。 ヨーロッパではモデリストと呼ばれパターン作成から縫製指示、生産工程の管理など、服造りの総責任者で大変重要な役割をはたします。1から服を作る時はもちろん、いま流行の、リメイクやリフォームにもパターンの知識が不可欠で、仕上がりを左右する重要な要素になります。 古い浴衣の生地で、シャツをつくったり、着なくなった服をアレンジしたり、子供服を作ったり、さまざまな形で、物作りを楽しむことができる技術です。貴方もそんなファッションのクリエイターを目指しませんか?

パタンナーの作業の流れ

パターンイメージ作成(デザイン画を基にパターン イメージを作ります)、マスターパターンの作成、工業用パターン作製、縫製仕様書作製、マーキング&用尺計算、工場とサンプル作製&量産、作製の打ち合わせ

パタンナーになるためには?

  • 衣料関係の学部のある大学を卒業する
  • 3〜4年全日制のファッション専門学校に通う
  • 仕事をしながら夜間に勉強して就職テストを受ける
主にこの3つの方法ですが、社会人の方などは、なかなか時間をとるのは難しいですよね。 そこで、仕事をしながらパターンの勉強をしたい努力家の貴方をル・オペラが応援します。 また、本気でプロのクリエイターを目指す貴方に低料金で、プレタポルテのパターンメイキング、サンプル縫製、CAD操作方法を指導、1.5~2年程度で本物の技術を指導します。

用語集

パターンの識別記号 パターンの中に書き込む記号で、縫い方や、ボタンなどのつけ位置、裁断方法などを表すためにJIS規格で定められた印。
ファーストパターン デザイン画や、サンプルを基にさまざまな手法で初めに作られたパターンのこと、仕上げをする前の段階のパターン。
工業用パターン ファーストパターンを基に、縫製工場で実際に使用できるように工業生産用に加工修正されたパターンのこと。
トワール パターンを立体で確認するために、人台に着せ付ける布地。主に綿素材で平織りの布地のこと。
グレーディング 9号サイズのパターンを基に11号などの大きなサイズや7号などの小さなサイズのパターンを作ること。
マーキング 生地を裁断する際に、残りが出ないように効率的にパターンを並べて、裁断方法と1着あたりの必要生地の長さを求める作業。
アパレルCAD パターンを作るときに使う、紙、定規、ハサミをコンピューターに置き換えて画面上でマスターパターンを作ったり、グレーディングやマーキングを行えるアパレル専用のソフトウエアー。
パターンの方式 パターンを作るために考えられた手順で、さまざまなパターンの作り方がある。
平面パターン あらかじめ決められた手法で平面の紙上でパターンを作製していく方法。
立体裁断 人台に直接布を着せ付けながらパターンを作っていく方法。
袖山 袖パターンの上部でカーブしていて肩と縫われている部分の名称。