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東京のアトリエ講師のこだわりや、物作りの様子をお知らせします。ファッションの情報やイベント告知も行います。
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手縫いの基本 メンズフリースブルゾン① – パタンナーズライフ
パタンナーズライフ
手縫いの基本 メンズフリースブルゾン①
緊急事態宣言も解除されて少し落ち着いてきたのと、いよいよ涼しくなってきました。
新規の方も入学されて楽しく受講されています
経験がない方がほとんどです。もちろんパタンナーの方もいらっしゃいますが最近は趣味の方がほんとに増えました。
そんな初心者の方に向けて・・
↓最初のソーイングの授業でお伝えする内容を動画で作成しました
入学を考えている方はイメージしやすいかなと思いますので是非参考にしてください
簡単と侮ることなかれ。手縫いは手縫いで奥が深いものですし、もしかしたら習ってきたやり方と違うかも?経験者の方も一度見てください!
ではでは、また近々検定3級2型目を掲載する予定ですが、今回はメンズのフリースブルゾンで休憩しましょう
といっても失敗例ですが
もともとあるアウトドアメーカーのものが着にくくて修正しようとしたのが始まりですが、ほぼ元の形がありません
ちょっと面白い失敗をしてみましたので、参考になるかなと思い説明していきます!
では↓こちら
今回はクイズ形式でどんな形になるか想像してみてください。
さっそく修正したものを縫ってみました
かなり肉厚なフリース生地です。通常の2本糸直線ミシンで縫えるか心配ですがちょっと試してみようと思います。
芯替わりに以前使用したトリコットの生地を今回も使いたいと思います。
本格的なフリースでかなりあったかいです。
芯が必要な個所は先にトリコットを据えておきました。芯なしでもよかったですが、衿と見返しは固いほうがシルエットがしっかりするので好みで、どうしても入れてみようと思いました。
ステッチでかなりずれてしまうので縫う際に生地の引っ張り加減が難しかったです。
押さえ金もテフロン押さえに変えたり、糸はテトロン糸にしたり、色々試して上手くいきました。
接着芯より柔らかく仕上がりそうです。
ポケットはカーブしているタイプのシームポケットにしました。少し手が入れやすくなります。伸び止めは貼っておかないと着ているうちにビロビロになります
さらにステッチも入れてかなり固めに仕上げました。
裏↑向こう布はフリースにしています。温かさとシルエット保持を兼ねています。
そこからは縫うところが少ないのでここまで特に言うことはなかったです。
なんとなく形は見えてきました?
そうですね。変形のラグランです。
以前に作成したレインコートの切り替えを採用してブルゾンを作成してみようと思いました。
前はファスナーでスタンドカラータイプのものです。
縫製の時衿を地縫いするときだけはかなり気を使いました。かなり伸びやすい生地で縫製している間に衿ぐりは伸びてしまうことが多いので、地縫い前に衿ぐりを少しいせ込んでから縫製しています。
あと拘ったところはファスナー横の衿ぐりの縫い代を割りにした事です。かなり厚い生地なのでこれは必須でした。ただ縫製手順はかなりややこしくなってしまいましたが・・・
縫い代の始末1つで縫製手順が大きく変化する事はよくあります。
結果「縫えない」ということもしばしば。
なので必ず工程はパターンを引いてる段階でよく確認しておきましょう。
オープンカラーでよく見る縫い方ですね。この縫い代を普通は身頃で挟んだりしますが、時と場合によっては割ってしまうのも手かなと思います。
そして次回お見せしたかったところ。
「袖を後ろに振る」です
さあどんな形になるでしょうか?
お楽しみに!!