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パタンナーズライフ

スウェット

皆さんこんにちは

 

すっかり寒くなりましたね!

10月期がスタートし、生徒さんは原型作りに苦労されているようですが、原理や立体の構造について説明するときちんと理解してくれて、鋭い質問をされる方もいらっしゃるので、このペースで集中して課題に取り組んでもらえると嬉しいです。

 

 

引き続き11月、12月入学の生徒さんも募集中ですので、ご興味のある方はお気軽に見学にお越しください!

 

 

 

 

パターン検定3級1型目の解説動画になります。

少しひねった問題も出題されるので、受検されない方も参考になると思います

是非ご覧ください!

 

 

 

さて、すっかり秋ということで、スウェットを作っているのですが下調べとして生地や縫い方については「パタンナーのたまご」で紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください

 

 

 

 

仮り縫いしてみて気づいて点としては

 

・衿ぐりが狭すぎる

・リブの倍率が少ないせいで首に沿わず浮いている

・身頃に対して袖幅が狭い

 

というところが気になりました(・・;)

 

 

リブの倍率は生地の相性があるので、縫ってみないとわかりませんが、衿ぐりが狭いのは仮縫いの前に気付けたなと思い、反省です(-_-;)

 

 

また、腕を下した時にSP辺りで尖ってしまったため、袖山を低くし、肩線との角度を浅くしていこうと思います

それに応じて、AHのラインも浅く引き直し、削ったAH寸法を取るために鎌底も少し下げていきます

 

 

修正した写真がこちらです

 

 

 

衿ぐりの広さ、身幅、袖幅共に、最初に比べるとバランスが良くなった気がします

 

また、いかり肩の自分にとっては

・衿ぐりを広げる

・肩先の尖りを抑える

などの修正で肩がごつく見えるのを軽減することが出来ました

 

また、デザインを大幅に変えたくなかったので今回はしませんでしたが、肩をもう少しドロップさせたりラグランにするなどの方法でもいかり肩が視覚的に目立たなく見せることができるかと思います!

 

ここで一つ気になる箇所を見つけました(・・;)

 

 

衿ぐりの倍率を変えたことで前側の浮きは抑えられたのですが、SNP辺りでまだ浮いていました(-_-;)

 

手持ちの既製品を確認したところ、前後で倍率を変えているものが多く、カーブが強い箇所では同じ倍率ではリブが立ちやすいため、縫う際は倍率を考えて試し縫いした上で縫製するのがおすすめです!

ちなみに衿ぐりは簡単にオーバーロックのみにしていますが、やはり衿ぐりの伸びが気になるので、今後作る際は後ろにテープを叩きつけて補強したり、場合によっては一周ステッチで止めようかなと思います

 

ステッチを入れることで伸び止めにもなりますし、リブが浮くの押さえることもできますが、糸が生地の伸びに耐え切れずにちぎれてしまうこともあるので、試し縫いして問題ないか確認してから縫いましょう!

 

カットソーはやはり伸ばし付けを綺麗に縫うのが難しく、何度かロックミシンの針を折ってしまいました。この辺は練習が必要ですね( ;∀;)

 

また、今後『パタンナーのたまご』でも紹介する予定ですが、衿ぐりのリブは生地の伸びやすさに応じて倍率も変えていく必要があるので、試し縫いをいかに丁寧に行うかが綺麗に縫うためのポイントです!

 

市場で売られるカットソーの多くは専用のミシンで縫われているため、手持ちのミシンでは縫えないと思う方が多いのですが、普通のミシンでも縫えるアイテムも多いですし、家庭用ミシンだけで(ジグザグミシンなど)縫えるものもあるので、ぜひ秋冬物を作ってみてもらえたらと思います!

 

ではまた!

 

 

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