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パタンナーズライフ

パターンメイキング検定1級 ①

パターンメーキング検定2級の試験も終わりましたが、受験された方はどうだったでしょうか?

3級はもうすぐですので追い込みがんばって下さい!

時間がタイトな中で、どこまで作りこむ事ができるか。皆さんは作りこむ事ができたでしょうか?

 

2級で自信がついたら次は1級です!

大阪では10月1日に試験です。

1級はかなりの作りこみが必要ですし、スピードが求められます。

 

私は今回の試験を受験し、合格しましたのでその様子をお伝えしようと思います。

 

スペンサージャケットが出ました!デザインもので、かなり苦労しました・・・

 

全体の注意点としては・・・

・細かい時間設定をしておく。完成していなければ審査対象外です。

・衿などデザイン性の高い部分に時間をさけるように、スピードを上げる。

・自分の力量で修正が可能か判断する。(結構重要です!)

 

 

7時間ありますが、結構足りない気がすると思います。

 

参考までに私は下の時間配分で作業しました。

特にパターンでは衿に、トワルでは後身頃のくせ取りに、自分の力量を考えて、少し時間をとる設定にしました。

 

大体昼休憩までに、身頃と衿を組み終えておけば修正を1時間する事ができるので、変わったデザインが出ても対応できます。

ちなみに袖は1回で決めます。オペラの引き方だと1回でいけるでしょう。

 

パターン

身頃 60分

衿  30分

袖  30分

 

トワル組

身頃 衿 60分

袖 40分

 

修正

身頃 衿 60分 (ダーツ量 裾のラインのみ微調整)

袖  0分

 

工業用パターン 2時間 (かなり余裕を見て)

仕様書 20分 (ここは必要最低限しか記入しませんでした)

 

 

これくらいの時間配分でもぎりぎりといったところです。

今回はデザイン物が出たので、実際の試験では作りこむ作業よりも、全体のバランスをとる事を優先しました。(くせ取りなどにあまり時間をかけず、デザインバランスがまとまるように)

 

袖は正直これでいいのかなという感じです。

合格された方の意見だと、袖はほとんど前に振らない形状にしなければいけません。

(写真の袖よりもう少し後ろ振りのほうがいいかもしれません)

おかしくない!?という感じです。

 

くせ取りは少し時間をかけます。

特に後ろ身頃で時間をかけてつくります。10~20ヶ所はくせ取りするのでどうしても時間がかかりますから、かなりの練習量が必要です。

肩のイセ込む量が多いので、はじめは少し時間がかかります。練習あるのみです。

今回のデザインはかなり丈が短いので、ヒップまわりの形を作る必要はありませんでしたが、もう少し丈の長いデザインだと更に時間がかかります。

 

工業用パターンはとにかくスピードを重視しました。完成していないと、いくら綺麗に作りこんでいても審査対象外になるので、可能なかぎり早く仕上げます。

 

 

 

次回はパターンの説明をしたいと思います!

 

お楽しみに!

 

 

 

 

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