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パタンナーズライフ

ミリタリーレインコート④

寒くなってきて、風邪が流行っております :-|

寒暖差(特に電車)にお気を付け下さい・・・。

 

 

最近は動画の編集をひたすらしております。合間合間に縫製、パターンも引かねば・・・

 

 

 

さて今回からようやく縫製です。

化繊は縫製が難しいので、下準備に時間がかかります。

 

化繊はピン打ちで穴が開いてしまうのとツルツル滑るので、試しにスティックのりを使ってやってみる事にしました。

↑これです

ピンだとかなり縮んでしまうのと、穴が戻らないので跡が残らないタイプの仮止め用の糊を使うといいかなと思います。

かなり種類が出ていましたが、水でキレイに拭き取れるタイプにしました。

水できちんと落ちるところがポイントですね。

 

思いがけないメリットは↑こういうカドの縫い代に糊を付けてひっくり返すと綺麗にできた事ですね。

今度シャツの衿先でもやってみようかな。

ポケットの箱布も結構簡単に角が綺麗にいきました。

何でも試してみるもんです :roll:

 

メッシュの部分を縫う時は端にロックをかけるか迷いましたが、裁ち端がこぼれてこないのでロックは無しでやってみようと思います。

 

 

 

さて時間のかかるポケットですが、違いを見てみようと思い、左右で仕様を変えました

右だけ表から裏まで手が入るタイプです。

↑こいつです。

オーバーコートと呼ばれるジャケットの上に着るコートとかでよく見る仕様ですね。中のジャケットのポケットに入れたものも取り出せるという仕様です。

サンプルのレインコートもこの仕様でした。非常に簡単に縫われている仕様ですが・・・。バーバリーとかのコートはもっと丁寧な仕様でした。

 

左は普通の縫い方で・・・

①箱布と袋布をたたいて

 

②向こう布をたたく

 

③切り込みいれてひっくり返す

 

④向こう布、袋布周囲ステッチ、表から箱ポケットの端にぶち抜きステッチ

 

という具合ですが

 

 

右は

①は同じ

 

②でいきなり切り込みを入れて、通常向こう布をたたく位置を折り込んでステッチ

浮いてる状態ですね

 

③向こう布、袋布周囲ステッチ、表の箱布端ぶち抜きステッチの順番です。

非常に簡単・・・

裏↓は向こう布が開く状態です。

 

今回はロックで処理しましたが、サンプルは加工をしているのでほつれないですから裁ち切りのまま。

これだけ簡単な仕様ですが、逆にこれ以上シンプルに出来ないんじゃないかと思います・・・良く考えられてるなあ・・・ :cry:

次回「乗せ縫い」です ;-)

 

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