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部分縫い(簡易版コンシールファスナー付け)

寒かったり暖かかったり結構無茶苦茶な天候ですね 8-O

 

24日の体験セミナーは晴れてくれると嬉しいんですが・・・

現在まだ募集中ですが、そろそろ埋りそうですので、体験セミナーをお考えの方はお早目にお電話をお願い致します :-o

 

東京校03-5473-1519

 

 

さて、スーツのレポートに行く前にちょっと間に簡単なものを ;-)

コンシールファスナー簡易版です。

たまたまレディースの結構値段のするワンピースをみたところ変わった付け方で簡単そうだったので試してみました。

 

 

パターンは↑こんな感じで注目するところは「裏地がコの字縫いではない」です。

裏の出来上がりをナナメにして明き止まり下の縫代は1cmです。

ファスナーを0.5cmで縫います。

 

通常裏地はファスナーを付けるときコの字に縫いますが、これが切り込み入れたり、ちょっと噛んじゃったりで難しい・・・

強引さはありますが、この仕様はやり易そうで切り込みがはいらないので良さそうです。なんだそんな事・・・と思うかもしれませんが、意外にこのアイデア出ないです :roll:

 

 

という事でちょっと試しにやっている事に

 

 

ここがカックンになっているのでシワができやすいです・・・

まあとりあえず・・・

 

 

裏地です。

 

 

表は普通に1cmの縫い代を付けるだけです。

 

 

表を1cmで中縫いして割った状態です。まあ普通です。

 

 

ファスナー下を1cmで中縫いします。表より明き止まりを2cm下げています。

 

 

この白く塗った所にキセが入ります。このおかげで縫いやすく、ファスナーに噛みにくくなります。

 

 

人によりますが私はファスナーのムシはアイロンで立たせておく派です :-P ギリギリまで縫いたいので。

 

 

で裏の裁ち端と合わせて0.5cmで地縫いします。これは裁ち端合わせて縫えるのとコの字で縫わなくて済むので本当にラクですね

 

 

裏を表からみるとこんな感じでV上になっています。明き止まり辺りにはキセがはいっています。

 

 

あとは通常つけるようなやり方で大丈夫です。

 

 

明き止まりが2cm下がっていることとキセが入っているおかげでそこまで裏を噛みません

ですが、薄い生地や噛みやすい生地の場合は不可でしょう。

 

実際やってみて思ったのは

裏地を強引に曲げるので細かいシワが出る(裏地がコットンやウール系の融通の利く生地なら気にならないかも)

下の縫い目が割りなのでにキセを入れる事が出来ない(タイトなものには向かないです)

です。結構あるな・・・キレイさを求めるならちょっとどうかなと思います。

かなり条件が合えばやってもいい仕様かなという事でした :-|

 

シンプルなことですが、このアイデアはなかなか出ないアイデアです。海外のブランドにこのような工夫されている仕様が多い気がします。

多分工場さんがやってるんでしょうが。

 

 

使い方によっては誰でも縫いやすいやり方かもしれません。ただ、この仕様にする事でデメリットもあるので、やってみる場合はそのあたりを考えながら挑戦してみて下さいね :roll:

 

ではまた次回!

 

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