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パタンナーズライフ

ゴムの戻り率➁

こんにちは :-P

雨が続きましたが、間に晴れて洗濯日和。1回の量が物凄くて大仕事になりますね 8-O

因みに、カジュアルシャツは、衿、前立て、カフスだけ干す前にパンっと形を整える派ですw

 

 

学校は新規の方も少し慣れてこられた感じです。

「自粛生活中にミシンを買って作ってみたら面白くて、本格的にやってみようかと思って」という方もいらっしゃいました。ミシンをせっかく買ったのであれば色々出来る事はありますし、型紙を作って自由に服が作れるようになりたい!っていう方は多いです。

 

好きな形が作りたいのであればパターンが引けないといけません。そのためにはやはりしっかりした理論を「理解」するべきだと思います。

そうですw動画の事ですね。「理解」するためには、何度も「考える」事が必要です。考え続けると「ハっ」と急に理解出来たりします。個人的にはこれが一番面白いと思っていますがw

動画システムならいつでも見直して「考える」事が出来るのでとても「理解」出来ると思います。

趣味の方もプロの方も必ず満足してもらえると思いますので是非 :-D

 

 

 

ではでは、前回またマニアックな事をしていましたが、引き続き・・

こういう細かい研究がとっても大事。生地とゴムとパターンの関係をしっかり把握しておくことで出来上がりに差を付ける事が出来るはずです。

 

↑前回はシーチングでステッチを入れるとゴムが伸びて結果の寸法が大きくなってしまう。という事を試してみました。

 

 

今回は生地を変えるとどうなるか見てみましょう。

固く厚い生地でキャンバスと、薄い生地でほぼローンに近いブロードです。

 

 

薄い生地から見てみましょう。

ステッチ無しの方はシーチングに比べるとそこまで難易度が変わらなかったですが、ステッチありの方が凄く難しかったです・・

 

理由が生地が縫っている時にズレてきて最後に余ってシワになってしまう。というものです。これは伸び率が高い(たくさん引っ張らないとダメ)場合に難しくなります。薄い素材の場合は余り引っ張らなくて済むくらいに設定しておかないと難しそうです :cry:

↑最後の端の生地がちょっとかんでしまっています :cry:

 

 

戻りはどうでしょうか?

見た目はシーチングと変わりありません。

ステッチを入れた方と比べてもほぼ寸法的に変わりありませんでした。

一定の固さを超えるとゴムが戻らなくなるのでは。と予想できます。これくらいの生地を固さの差だとほとんど変化はありませんね。

 

 

 

 

では今度は固い生地です。

まずやらないですけどねwキャンバスにゴムです。昔のワークウェアなら入っているのを見た事あります。

まず見た目のギャザーの出方が大きいですね。

ステッチありと比較します。

↑薄手の方と比較しても相当伸びてしまっているのが分かります。

結果は分かってはいましたがwそれでもここまで伸びるとは思っていませんでした。

ステッチを入れないほうは寸法的には同じでしたが、

↑こんな風に波打つ量が違います。

これでウエストとかの仕様にしてしまったらさぞお腹に刺さって痛いでしょうねw

 

どうでしょうか?見た目に結構違いが出てきていますし、縫製の難易度も大きく変わってきます。ゴムの伸び率を一定と考えるのではなく、素材に応じたパターンであるべきと思いませんか?

 

では次回まとめを少しお話して終了です。長くなってスミマセンw

 

 

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